こんにちは。
晴田そわかです。
今回の記事では【子どもをやる気にさせる上手な子どもの叱り方〜7つのポイント〜】について紹介させて頂きます。
ポイント①子どもの気持ちを受け止める。
子どもがどんなに悪くても、まずは子どもの気持ちを受け止めてあげましょう。
子どものする行動には子どもなりの理由が必ずあります。
理由を聞き、一旦はその気持ちを受け止めることが大切です。
頭ごなしに叱っても子どもの心には「叱られた」という事実だけが残り、逆効果です。
但し、受け止めすぎるのも問題です。
気持ちは受け止めても、やはり「良いものは良い」「悪いものは悪い」と、はっきりと子どもに伝えることはとても大切です。
子どもの気持ちを受け止めたうえで、良くないことは良くないと毅然と伝えましょう。
ポイント②理由を伝える。
特に低学年の子どもさんなどは、自分で自分のした行為の良くなかったところが理解できない場合もあります。なぜ、その行為が悪いのか、理由をはっきりと伝えることが大切です。
どうして叱られたのか、子ども自身に考えさせ、答えられないようであれば、親がしっかりと理由を伝えてください。
時々「なぜ叱られたのか自分で考えなさい!」と言って、そのまま放置する親御さんがいます。これではいつまでたっても子どもは理由がわからないままです。
そう言えば、子どもは反省し、自分で自分の行動を顧みてくれるだろうと思うのかもしれませんが、残念ながらそんな子どもさんはあまり居ないでしょう。
子どもは反省するどころか、なぜそんなことでいちいち怒るのか?と懐疑と反抗心を増すばかりかもしれません。
ポイント③叱るときはその場で短く。
子どもを叱るときは「その場で短く」が大鉄則です。
過去のことを持ち出して愚痴愚痴と怒り出したり、いつまでも長々とお説教をされるのは大人であっても嫌なものです。しかも、あまり効果もありません。
子どもは自分が悪いと分かっていても、そのような叱り方をされるとやる気が無くなってしまいます。
何度も同じ失敗をしてしまう子どもさんもいます。その度に、「その場で短く」叱ることです。
その叱り方がどんなに激しくても,数分後には、からっとまた楽しい雰囲気に戻る、このくらいの切り替えがあると、子どももあまり根に持ちません。
そのうち、叱られなくてもだんだん、失敗しないようになります。
ポイント④目線を合わせる。
叱る時に子どもとしっかりと目線を合わせることはとても大切です。
子どもの背の高さまでしゃがむなどし、目と目の高さを合わせます。
特に大事なことを伝えたいときには、そのようにして言葉を伝えると良いでしょう。
強く叱られると下を向いてしまう子どもさんもいると思います。
必ず顔をあげるように伝えましょう。
「目は口ほどに物を言う」というたとえのように「目」が伝える力は大きいものです。
親の真剣な気持ちや、子どものことを想って叱っているんだということが、「目」を見れば伝わります。
また、上から見下ろすような形で叱れば、子どもは萎縮してしまい、ただ単に「怖い」ということだけが伝わって大切なことが伝わらない可能性があります。
見下ろすのではなく、必ずしゃがんで、子どもの目の高さと同程度の位置に自分の目をもっていくこと(子どもより下でも良い)がポイントです。
ポイント⑤人格を否定する言葉は避ける。
子どもの人格を否定する言葉は絶対にいけません。
子どもの人格を否定する言葉とは、「子どもの性格や本来の性質を否定する言葉」です。
たとえば、「頭が悪い」「性格が悪い」「運動神経が悪い」などの言葉です。
身体的特徴を揶揄する言葉「太っている」「チビ」「足が短い」などの言葉もいけません。
感情的になってしまい、上記のような言葉を口走ってしまってはいませんか。
子どもの心を傷つける言葉は、逆効果です。
このような言葉を使わずとも、叱ることは出来ます。
感情に流されず、理路整然と良くないことは良くないとはっきり伝えることが上手な叱り方です。
ポイント⑥再発防止策を考える。
子どもが失敗したら、子どもがどうやったら失敗しないようになるか再発防止策を考えることはとても大切です。
いつも忘れ物が多い子どもさんであれば、どうしたら忘れ物が減るのかを考えて実行することが大切です。
忘れ物をするたびに、ただ叱る、だけではなんの解決にもなりません。寝る前に必ず忘れ物がないか確認する時間を取る等、具体的な防止策を講じましょう。子どもがどうしたら良いかわからないときは、このようにしたら良い、と親のほうから提案しましょう。
親が考えても防止策が思いつかず、難しい場合もあるかもしれません。
そのような時は、学校の先生やスクールカウンセラー、その度各種専門家等へアドバイスを求めてみることも大切だと思います。
ポイント⑦誤っている行動と子ども自身を明確に区別する。
「罪を憎んで人を憎まず」という言葉があるように、誤っている行動と子ども自身を明確に区別することが大切です。
悪いのは誤っている行為であって、子ども自身ではないということです。
もちろん、誤っている行為は正さなければなりません。誤っている行為をしてしまったのも子ども自身であるのも、その通りでしょう。
しかし、そうであっても子ども自身を否定しないという姿勢が大切です。
「お母さん(或いはお父さん)はあなたが憎くて言っているんじゃない」ということが子どもに伝わることが大切です。