こんにちは(*^-^*)
晴田そわかです。
以前書かせて頂いた≪子どもに自分から進んで読書をさせる方法≫の記事では、
子どもの読書欲を掻き立てるためには、小さいころの読み聞かせが大切であるということを書かせて頂きました。
記事はこちら⇓
今回の記事では、
★読み聞かせの効果を知りたい!
★もっと、お手軽に読み聞かせをしてあげたい!
★どんな本を読み聞かせたらいいのだろう?おすすめの本を知りたい!
という方におすすめの記事となっています(*^-^*)
🔶読み聞かせのメリット
読み聞かせとは、読んでそのままのとおり、
本を子どもに読んで聞かせることです。
現在、小学校では
毎週の朝の日課として、読み聞かせを取り入れている学校がとても多いです。
わたしが以前勤務していたすべて小学校で
保護者や地域のボランティアの方の協力のもと、
毎週あるいは隔週で朝の時間に『読み聞かせ』教育が行われていました。
読み聞かせのメリットは大きく3つあります。
①子どもの読書の世界や幅を広げる
たくさんの読み聞かせをすることによって、子どもたちは、いままで自分が読んだことがなかった本のジャンルにも触れることができます。
『あ、こんな面白さがあるんだ』『意外と面白い!』など、新たに気づくこともあり、読書の幅を広げることができます。読み聞かせをきっかけに、読書に目覚めたという子どもさんも小学校の現場でたくさん見てきました。
②たくさんの表現や言葉に触れることによって、語彙力が増える
とくに、就学前や小学校低学年の子どもさんは、まだ語彙力が豊富ではありません。
読み聞かせで出てきた言葉や表現の意味がわからず
『それってどういう意味?』と聞き返してくる子どもさんはたくさんいます。
読み聞かせの大人たちは『これは〇〇という意味だよ。』と答え、どんどん読み進めていきます。
何気ないやりとりですが、日々のこの繰り返しにより、だんだんと語彙力は増えていきます。
また、質問などをしなくとも、子どもは耳から新しい言葉の情報をどんどん取り入れています。読み聞かせで聞いた表現や言葉がいつの間にか頭に入っているということもたくさんあります。
③コミュニケーションのツールになる
毎日、寝る前など時間を決めて読み聞かせを日課にしていると
それが子どもとの大切なコミュニケーションの時間になります。
仕事の関係などで、忙しくてなかなか子どもとの時間が取れにくい!というおうちの方もたくさんいると思います。
読み聞かせは10~15分あれば十分にできます。
就学前のお子さん、低学年のお子さんであれば、5分あれば十分に読み終える絵本もあります。
短い時間でも、子どもとしっかり毎日向き合う時間をとることで、子どもの小さな変化にも気づくことができるでしょうし、よりよい親子のコミュニケーションが取れることと思います。
🔶読み聞かせに便利なオーディオブック
毎日の読み聞かせの良さは、理解できていても
毎日、読み聞かせをするのは大変!
読むのが得意でなくて、できればほかの人に読んで欲しい!
などで、お悩みのおうちの方はいらっしゃいませんか?
そういう方には、オーディオブックがおすすめです!
おうちの人が無理して読んで聞かせなくとも、
スマホやタブレットに、オーディオブックをインストールして、本を選んでボタンを押せば、アプリが読み聞かせをしてくれます。
こちらはオトバンクさんが提供している
オーディオブックです。
日本最大級のオーディオブックアプリで、15000冊以上の本があります。
大人向けの本が多いですが
子ども用の絵本もあります。
無料体験もできるようですので、
興味のある方は、こちらのホームページからご覧ください👇
🔶なんと読書の習い事アプリもある!
最近は、AIが先生となっておすすめの本を紹介したり、読書のしかたをゲーム形式で教えたりする習い事のアプリもあります!
こちらは株式会社ヨンデミーさんの
「子どもが読書にハマるオンライン習い事ヨンデミー」です
AIヨンデミー先生が、毎日のミニレッスンや一人ひとりの好みとレベルに合った本のおすすめをしてくれます。 ゲームのようなアプリで、読書が苦手なお子さんも楽しめる仕掛けが満載だそうです。
30日間の無料体験もできるようですので
興味のある方はまずは、お試しからが良いと思います!
詳しくはこちらのホームページをご覧ください👇
たのしく習えば、読書はハマる。オンライン習い事「ヨンデミー」
🔶年代別おすすめの絵本20選
読み聞かせの本は、基本的に短いもの(長くとも15分以内に読み終わる)がおすすめです。
長い本では、子どもが飽きてしまいます。
もしも、長文を読み聞かせるのであれば、1日10~15分と読み聞かせの時間を決めて、時間が来たら続きは翌日読むというふうにすれば、良いと思います。
また、子どもが興味がある、楽しそうに読んで聞く本を選ぶと良いと思います。
読み聞かせを嫌がる子もたまにはいます。
そういう子は、ジャンルを変えてみてください。
それでもどうしても、本自体に興味が持てない子どもさんには、無理強いしないほうが良いと思います。強制は、子どもに嫌な感情を抱かせてしまい、さらに読書嫌いになる恐れがあります。そういう子どもさんは、読み聞かせは向いていないのです。
☑就学前(4~5歳)の子どもにおすすめの絵本5選
❶パンダ銭湯
「パンダいがいの入店は固くお断りします」
イラストがコミカルで、わらいたっぷりのお話です。
図書室では、人気本のひとつです。4~5歳から十分読める内容ですが、高学年の児童や大人が読んでも面白い絵本です(*^-^*)
❷にじいろのさかな
詩人の谷川俊太郎さんが翻訳を手がけた絵本「にじいろのさかな」
イラストがとてもきれいで、魚や海の世界が大好きな子どもさんにおすすめです。
「ともだち」がテーマで、ともだちの接し方について教えてくれる絵本。
❸めっきらもっきらどおんどん
すこし、こわあい雰囲気のお話が好き(#^.^#)というお子さんにおすすめの絵本です。
表紙がこわい雰囲気ですが、実際読んでみると、ふしぎふしぎの連続の一風かわったファンタジー絵本であることが分かります。
❹からすのパンやさん
パンが大好きなお子さんが、ぜったい大好きになるであろうと思われる絵本です。
この本には、ほんとうにたくさんの種類のパンが登場します。いろんな形、いろんな大きさ、いろんな名前のパンが登場して夢が広がります。
❺おならをならしたい
教室で読んだら、爆笑まちがいなしの絵本です。
ただおもしろいだけではなく、おならの出るしくみ、音の正体などにもついても書かれています。
ちなみに作者の前作は「おしりをしりたい」で、こちらも併せてオススメしておきます(*^-^*)
☑1~2年生におすすめの絵本5選
❶もったいないばあさん
「もったいない」の意味を、小さな子どもにもわかりやくおもしろく伝えてくれる絵本です。幼稚園の年中さんからでも十分に理解できる内容だと思いますが、小学校の読み聞かせでたびたび読ませていただいた作品ですので、低学年のおすすめとして挙げさせて頂きました。
もったいないばあさんはシリーズ化されています。
ほかにも、以下のような作品がおすすめです。
❷みんな星のかけらから
「あきらめなければ夢はかなう」をテーマに描かれた作品。
満点のお星さまのイラストがとてもきれいです。きれいな絵や、心あたたまるストーリーが好きなお子さんにおすすめです。
❸りんごかもしれない
ある日、学校から帰ってきた男の子がテーブルの上においてあるリンゴを見て思います。
「これは、りんごじゃないのかもしれない」そこから始まるストーリーです。
色んなアイデアたっぷりのイラストに優れた絵本です。お子さんの発想力を鍛えたい方におすすめ。
❹りんごのおじさん
絶対に不可能と完全無農薬のリンゴ栽培に成功した木村秋則さんの実話をもとに描かれた絵本。
とってもためになる本です。努力と勉強を重ねて成功をおさめた木村さんの人生のお話。
❺せんたくかあちゃん
なんでもかんでも洗濯してしまう母ちゃんにびっくりの物語。
びっくりが連続して、つづきがどんどん気になってしまう絵本です。
楽しいお話が好きなお子さんにおすすめ。
続編もあります↓
☑3~4年生におすすめの絵本5選
❶でっこりぼっこり
学びということは抜きにして、とにかく面白いことが好き!という子どもさんにおすすめの絵本です。
低学年のお子さんでも、十分楽しめる本だと思います。迫力あるイラストも素晴らしいです。
❷1つぶのおこめ さんすうのむかしばなし
算数のひらめきで村を救った女の子が主人公のお話です。
物語だけでなく、算数も楽しみながら学習できる絵本です。
年齢に合わせて、いろいろな読み方ができるので、低学年のお子さんでも楽しむことができると思います。
❸地球をほる
地面に穴をほって、地球の裏側にいくことを計画したつよしとけんた。
さあ、いったいどこへたどり着くのか!
絵本の構成がちょっと変わっていて、回転させながら読み進めていきます。
わくわく楽しいことが大好きなお子さんにおすすめです。
❹ぶたばあちゃん
死を予感したぶたばあちゃんと孫むすめの心あたたまるストーリー。
「命」「死」という重いテーマですが、前向きに描かれています。
しみじみと心に感じる名作です。
❺としょかんライオン
突然図書館に表れたライオンと子どもたちのお話。
本が好きなお子さんにおすすめの絵本です。
「きまりをまもること」と「いのち」をテーマに描かれたストーリーで、読み終わったあとに、心が優しい気持ちになれること間違いなしです。
☑5~6年生におすすめの絵本5選
❶ウェン王子とトラ
絵本童話としては、名作中の名作であり、ぜひとも子どもたちに読んでほしい感動の一冊です。
子どもを猟師に殺されたトラが村をおそうところから物語がスタートします。トラの怒りを収めるために差し出されたのがウェン王子。王子とトラのあいだに生まれた絆がみどころの作品です。
❷ランドセルは海を越えて
内戦の続くアフガニスタンに通い、取材を続けているカメラマン・内堀タケシさんによる写真絵本。日本から送られてきた使い古されたランドセルや文房具。アフガニスタンの子どもたちの現状を伝えるノンフィクション作品。
異文化、アフガニスタンの紛争問題について深く考えさせられる作品です。
高学年のお子さんといっしょに、平和について深く語り合ってみてはいかがでしょうか。
❸おとうさんのちず
作者ユリ・シュルヴィッツが自身の画家としての原点を描いた作品。
戦争のため、貧しく過酷な暮らしを強いられていた親子3人。
ある日、お父さんはパンじゃなくて世界地図を買ってきた。
その世界地図が、作者である少年に希望と生きる力を与える、というストーリー。
大人も一緒に楽しめる絵本です。
❹ちきゅう
ちきゅうの自転や公転、地軸、引力など地球のしくみについてわかりやすく描いた絵本。小学校低学年からでも十分に理解できる内容だと思いますが、理科で地球の仕組みについてしっかり学んだあとの高学年の児童こそより理解の深まる一冊だと思います。
❺わすれられないおくりもの
登場人物のアナグマの死を軸にしたストーリーで、「命」について考えさせられるロングサラーの名作絵本。
死にゆくものの感情と、死をみおくるものの感情を巧みに描き出しています。
大人も感動のできる絵本だと思います。
気になる絵本は見つかったでしょうか(*^-^*)
お子さんと一緒に読書の世界が豊かに広がっていくことを願っています。
今日も最後までお読み頂きありがとうございました。
ほかの絵本に興味のある方は、
こちらのサイトで、たくさんの絵本の情報が取り扱われいますので、ご覧になってみてください。