こんにちは(*^-^*)
晴田そわかです。
今回の記事では、
★時計が読めない
★時間の計算が苦手
★小学校2年生の算数「時こくと時間」が難しすぎる
★子どもに時間の計算の仕方をどのように教えたらよいかわからない
等でお悩みの子どもさんやおうちの方へ向けて
≪時こくと時間の計算の教え方≫について紹介させて頂きます(^^♪
- ❖小学校2年生の時点で時計が読めなくてもそこまで心配は要らない
- ❖まずは時こくを正確に読む練習から
- ❖算数セットの学習時計を使おう
- ❖時計型タイマーで、時間の感覚を養おう
- ❖ドリルで、たのしく時計の学習を!
❖小学校2年生の時点で時計が読めなくてもそこまで心配は要らない
小学校2年生の算数で、子どもたちがもっともつまづき、もっとも苦手とする学習が
「時こくと時間」です。
この学習は、2年生の1学期に学習する単元として位置づけている学校が多く、
2年生になったばかりの4月や5月に学習をするという場合が多いと思います。
わたしは、
教員時代に、2年生の担任を一番多くさせて頂きましたが、
2年生になりたての子どもが「時こくと時間」の学習内容を完璧に理解することはとても難しいです。
とくに、複雑な時間の計算を2年生の子どもに理解させるためには、相応の時間と練習が必要になってきます。
単元テストなどで子どもたちの結果を見ても、この「時こくと時間」の単元は、平均点が低くなる場合が多かったです。2年生にとって難しい単元のひとつであると思って良いと思います。
ですので、
今迄算数は得意で、100点ばかり取っていたのに「時こくと時間」の単元になったら、急に点数が悪くなった、うちの子は勉強についていけてないのではないのだろうか?
などといった心配をされる親御さんがとても多いのです。
大丈夫です!
1年生の足し算、引き算、繰り上がり、繰り下がりの計算が理解できていないと確かに心配です。また、2年生の算数の山場であるかけ算が覚えられないもの心配です。
ですが、この「時こくと時間」の学習に限っていえば、2年生の時点でそんなにできていなくてもそこまで心配する必要はありません。
時計は、ほとんどの子どもさんがいずれ必ず読めるようになります。
時間の計算もできるようになります。
6年生で時計を読めない子どもさんはほとんどいません。逆に、高学年になっても時計が読めないようであれば心配だと思います。
足し算、引き算、かけ算が苦手だという子どもさんは、時計の学習に時間を割くよりも、そちらの学習の習得のほうに時間を割いたほうがよいと思います。
ですが、
そうは言っても、苦手な時こくの学習を克服したい、
少しでもわかりやすく子どもに時間の計算を教えたいという方もたくさんいると思いますので、以下で紹介させて頂きます(^^♪
❖まずは時こくを正確に読む練習から
「時こく」と「時間」の違いはわかりますか?
「時こく」とは…
〇時〇分
〇時
の時計の針がさしているその瞬間のこと、です。
今何時か?と言われて答える 〇時や〇時〇分 というのが時こくであると思ってください。
「時間」とは…
時こくと時こくと間のこと、です。
たとえば時こく2時から時こく2時20分までの間は、20分間です。
この20分間というのが、時間です。
時間は、〇時〇分ということはありません。それは時こくです。
時間はかならず、〇〇分間、〇〇時間といった表現になります。
子どもたちは、この時こくと時間をよくごっちゃにしてしまいます。
まずは、この違いをしっかりと覚えることが大切です。
そのうえで、
時こくを正確に読む練習から始めましょう。
これが、時計の学習の第一歩です。
今、何時何分か!
これが理解できてこそ、時計の学習が始まります。
毎日の生活の中で、時こくを子どもに意識させることが大切です。
ことあるごとに、子どもに「今、何時何分かな?」と尋ねると良いと思います。
時計を読む練習を繰り返すことで、知識の定着を図ることができます。
❖算数セットの学習時計を使おう
算数セットには、小さな学習時計が必ず入っています。
時計の学習のときは、この学習時計がとても役にたちます。
上記のようなものが、学習時計です。
学校で使っているものや、おうちにある時計を使っても良いと思います。
この時計でする練習は主に4つです。
❶〇時〇分を時計であらわしましょう、という問題を出す。【時こく】
❷適当な時こくをセットし、子どもに〇時〇分を読ませる。【時こく】
❸今、〇時〇分だけど、今から45分後の時こくを答えましょうという、計算問題を出す。【時こくと時間】
❹〇時〇分から、〇時〇分までの時間はどのくらいですか、という問題を出す。【時間】
❶❷は、時こくを問う問題です。
時計が読めない子どもさんは、まずはこちらの練習だけをしましょう。
❸❹は、時間に関する問題です。
時こくを完璧に読めるようになってから取り組みましょう。
この学習時計は、時こくよりも時間の計算をするときにとても役に立ちます。
時間の計算は、時計がない場合、子どもたちは頭のなかで時計を思い浮かべて、頭の中で針を動かしていくという作業が必要であり、低学年の子どもにはこれがとても難しいのです。
ですが、
学習時計を使い、実際に針を動かしてみることで、時間の計算の理解が格段にしやすくなります。
❖時計型タイマーで、時間の感覚を養おう
時計型タイマーというものがあります。
これが、時間の感覚を子どもたちがつかむのにとても効果的です。
これらのタイマーは、時計と同じ目盛りになっており、のこり時間が色で示されるという優れものです。
このタイマーを使えば、子どもたちは視覚的に時間を捉えることができます。
日常的にこのタイマーを使うことで、自然と時間に対する感覚が養われていきます。
20分間というと、時計でいえば、ここからここまでの間なんだということが、視覚的、感覚的に分かるというわけです。
ですので、低学年の子どもさんには特におすすめです。
学習障がい、あるいは発達障がいの子どもさんにも効果的である場合もあります。
タイマーですので、いろいろな場面で使うことができます。
あと20分間は、お勉強しなさい。
ゲームの時間は30分間です。
などという場合にも使えると思います。
もちろん、子どもが使わないときは、おうちの人がお料理のときに使っても良いです。
おうちにひとつ置いておくととても便利だと思います。
❖ドリルで、たのしく時計の学習を!
入学前の子どもさんでも、たのしく学習できるのがう◯こドリルです。
こちらは、特に時計の学習が苦手な子どもさんにおすすめです。
ある程度得意な子どもさんには簡単すぎると思いますので、あまりおすすめできません。
時計の文字盤が大きく読みやすく、時計の学習の基本をしっかりとおさえてくれているドリルです。
う◯こドリルのプラスのほうは、少し難しい問題も取りあつかわれています。
時計の学習の基礎をしっかりさせたい子どもさんにはおすすめです。
今回の記事はここまでにします(*^-^*)
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
親子で楽しく
時計の学習ができると良いですね。
小学校2年生算数:かけ算九九のおすすめの覚え方はこちら⇓