こんにちは😃
晴田そわかです。
今回の記事では
★うちの子は忘れ物が多い
★子どもの忘れ物を減らしたい
★なぜ忘れ物が多いのか原因を知りたい
等でお悩みのお子さんやおうちの方へ向けて
《忘れ物が多い子どもの原因と効果的な対処法》について紹介させて頂きます。
🟦低学年のうちは親の責任
子どもが低学年のうちは、自分ひとりで忘れ物がないように持ち物の準備をしっかりすることが難しい子どもさんもいます。
しっかりした子どもさんであれば大丈夫でしょうが、おうちの人の確認や手助けがないと出来ないという子どもさんも多いです。
これは、その子がだらしがないとか、きちんとしていないとか、そういうことではありません。発達の段階で、そういう子どもさんは普通にたくさん居るということです。
ですので、
低学年の子どもさんで、特に忘れ物が多い場合は親の責任です。親の目が足りていません。
おうちの方がしっかりと連絡帳を確認し、子どもの準備物のチェックがきちんとできているご家庭では、子どもの忘れ物が多くなるということはありません。
「うちは子どもの自主性や自立を重視する教育方針だから、子どものことは子ども自身でやらせるようにしています。」
「忘れ物をするのは子ども自身の責任。忘れる子ども自身が悪いのだから、学校で怒られて自分が困ればよい。困る状況になってはじめて、忘れ物をしないようになるので、それが本当の教育だ。」
などという考えの方で、子どもの忘れ物が多いことを放置している親御さんも稀にいらっしゃいます。
子どもが高学年であれば、そのような理屈も通るかもしれませんが、低学年のうちはそのようなわけにはいきません。
子どものことは、子ども自身でやらせるようにすることは決して悪いことではありません。むしろ、自主性、自立心を育むために大切なことです。なんでも、親がやってあげている子どもさんよりも、できることは自分でやっている子どもさんのほうが、物事を自分で考えることができ、行動もしっかりしている場合が多いです。
しかし、それは、親のチェックがあってこそです。
放置ではいけません。
放置では、子どもはいつまでたっても自分のことが自分でできないままです。
子どもの自主性を育むためには
親は「手を離して、目を離さない!」ことが大切です。
手を離すというのは、具体的に言うと、
明日の学校の準備(時間割)は、子ども自身にやらせることです。
目を離さないというのは、
その後、時間割ができているかどうか親がチェックをすることです。
この繰り返しにより、子どもは自分で自分のことができるようになっていきます。
また、
困る状況になってはじめて忘れ物をしないようになる、という考えの親御さんもたまにいらっしゃいますが、
低学年の子どもさんの場合、そのようなケースはほとんどありません。
忘れ物が多く、親に放置されている子どもさんは
いくら叱ってもいくら注意しても、いつまでたっても忘れ物が多いケースがほとんどです。
それは、
家で、時間割をしたり、忘れ物のチェックをするという習慣が全く身についていないからです。
学校でいくら言われても、家に帰ったら習慣がないから忘れてしまう。時間割も適当にすませてしまいます。放置されている子どもさんは、忘れ物をすることに対する意識も薄い場合が多いです。
低学年のうちは、おうちの方も本当に大変だと思いますが、
子どもが習慣づくまでは、しっかり目をかけてあげることが大切です。
それでこそ、子どもの自主性や自立心は育まれていくことと思います。
🟦忙しい親御さんは、積極的に学級担任と連携を!
前章では、低学年の子どもさんで忘れ物が多いのは、親の責任が大きいということを書かせて頂きました。
しかし、
そうは言っても、おうちの方にもいろいろなご事情があることと思います。
子どものことを思い、
子どものために時間を割きたいと思っていても、
出来ないということもあると思います。
病気等で体調のすぐれないことの多い方や、朝から夜遅くまで忙しく働いている方もたくさんいらっしゃるでしょう。父子家庭、母子家庭で、なかなか細かいところまでは目が届きにくいという場合もあると思います。
子どもに目をかけてやりたいけれど
どうしても無理!という場合は、おうちの人は無理にがんばる必要はないと思います。
なぜなら、
おうちの人の心にゆとりがないと、それは子どもの心にも大きく影響するからです。
親が苦しんで子どもと一緒に時間割のチェックをするくらいなら、
ゆっくり休みながら明るく楽しい話を子どもとするほうがずっと良いです。
忘れ物の多い子どもさんの中には、
おうちの人が忙しかったり、大変な状況の中で生活をしているというケースもあります。
そういう場合は、
無理をせず、積極的に学級担任と連携を取るなど、まわりの人に協力を求めることをおすすめします。
私の同僚の先生は、
父子家庭で、お父さんの帰りがいつも遅い子どもさんのために、チェックが必要なものをわかりやすく毎日一つの封筒にまとめて渡したり、締め切りの近い提出物などは、おうちの人の了解を取って代わりに書類の準備などをしたりしていました。
大変な場合は、学級担任が協力できることもあります(*^-^*)
子どもさんの忘れ物が多くて悩んでいる場合は、積極的に協力を求めると良いと思います。
🟦中・高学年以降の場合は、時間割の仕方の再確認と生活習慣の見直しを!
中学年、高学年になっても
忘れ物が多い!という子どもさんは、
次の日の持ち物の準備の仕方がまずかったり、基本的な生活習慣が身についていないことが原因である場合が多いです。
まずは、≪時間割の仕方≫を子どもと一緒に再確認しましょう。
基本の時間割の仕方は
①連絡帳を見る
②筆箱、宿題をランドセルに入れる
②1時間目から順番に要るものをチェックし、ランドセルに入れる
③特別に必要な持ち物があれば、準備してランドセルに入れる
④体育がある日は体操服、月曜日は上靴、給食エプロンなど、
体育がある日や月曜日の持ち物は特にチェックする
⑤もう一度、忘れ物がないか再確認する。
です。
当たり前と思うかもしれませんが、忘れ物が多い子どもさんは、
この基本のやり方が理解できていない場合もあります。
面倒くさくて、1時間目から順番にチェックしていくということをしていない場合もあります。
また、⑤の再チェックは重要です。
この再チェックにより、忘れ物をずっと減らすことができます。
つぎに、
基本的な生活習慣の見直しをしましょう。
そもそも、時間割をするということ自体が毎日の生活の中でしっかりと位置づいていますか?
位置づいているということは、決まった時間に時間割をする習慣があるかどうかということです。
時間割の習慣がなければ、忘れ物が多いのは当たり前です。
夜寝る前の10分間などのざっくりとした時間帯でよいので、
時間割をする時間を決めて、必ず習慣化しましょう。
生活のサイクルのなかに、時間割を溶け込ませてください。
これができていないと、朝起きてバタバタ準備➡忘れ物をするということになってしまいます。
面倒くさいでは、いつまでたっても解決になりません。
🔶忘れ物チェッカーで、持ち物の再確認を!
前記事でも紹介させて頂きましたが、
出がけなどに、再度持ち物の再確認をしたいときに便利なアイテムがあります。
それは忘れ物チェッカーです。
必要な準備物がひとめでわかるようにリストアップされており、
それを簡単にチェックできる仕組みになっています。
子ども用も大人用もあり、
子どもだけでなく、大人も使えてとても便利です。
いろいろなデザインのものが売られています。
忘れ物の多い子どもさんには、有効なアイテムかもしれません(#^^#)
前回の「落とし物、失くし物が多い子どもの原因と対処法」の記事はこちら👇
今回の記事はここまでにします。
最後までお読みいただきありがとうございました(#^^#)