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晴れブロ そわかの子育て・教育応援ブログ

子育てに悩むすべての方へ、元小学校教員:晴田そわかからのメッセージ💌

音読嫌いの子どもにもおすすめ!親子で楽しく取り組む音読の3つの基本のメソッド

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こんにちは(#^.^#)

 

晴田そわかです。

 

今回の記事では

★うちの子は音読が苦手だ

★宿題の音読がいつも苦痛で溜まらない

★もっと楽しく効果的な音読をしたい

★もっと音読が上手になりたい

★毎日音読をしているのにあまり効果が上がらない

等でお悩みのお子さんやおうちの方へ向けて

≪親子で楽しく取り組む音読の3つの基本のメソッド≫について紹介させて頂きます。

 

 

 

❖音読は上達すれば、面白くなる

音読が嫌いだ!とい子どもさんはそれなりに居ます。

なぜ、音読が嫌いなのかというと、大抵は上手に読むことが出来ないからです。

 

上手に読むことが出来ない理由はさまざまありますが、

「音読の練習量が十分でないこと」や「音読の練習の仕方がまずいこと」

が挙げられると思います。

 

音読は、国語力の基礎です。

音読がよく出来ると、文章を読み切る力が付くため、自然と文章の内容を理解する力も付いてきます

そのため、小学校では、毎日の宿題に音読を出すことを日課としているところが多いのではないかと思います。

 

私も教員時代は、

毎日の宿題で音読を日課としていました。

 

しかし、

音読の宿題というものは、ほかの漢字や計算の宿題と違って、形に残るものではありません。

もちろん、音読カードなるもので、おうちの方に毎日サインは求めていましたが、本当に読んだか読んでいないかを確かめる術はありません。

 

子どもが適当に読んで、

「お母さん、読んだよ~、サインしてえ!」

と言って、親がサインだけしているというケースもあるのではないかと思います。

 

しかし、これでは音読の力はつきません。

 

宿題で毎日しっかり、音読に取り組み、

親がしっかりと子どもの音読を聞いていると子どもの音読の力は伸びてきます。

もちろん、個人差はあります。上達するのに時間がかかるお子さんもいますが、

やった分だけは必ず力になると思うのです。

 

しかし、

音読が苦手な子どもさんは、文章を読むのに時間がかかったり、なかなか思うように上手に読めないので、音読は面倒くさい、全然面白くない、と思いがちです。

 

また、毎日の同じ場面の同じ文章を声に出して読んでいく宿題の音読はマンネリ化してつまらないということもあるでしょう。

そして、音読嫌いになっていくのです。

 

しかし、そういう子どもさんでも

音読が上手にできるようになれば、音読が好きになっていくケースはたくさんあります。

 

私が以前受け持っていた

小学校2年生の男の子で、音読がすごく苦手で嫌いな子どもさんがいました。しかし、毎日の音読の練習の中で、音読の力がつき、上手に音読が出来るようになるにつれて、だんだん音読が好きになっていったのです。

 

音読は、上達すればするほど、面白くなります。

上手に読めると、読むのが楽しくなり、だんだん上手に読んで人に聞かせたい!と思うようになるものです。

 

子どもが音読嫌いであっても、

諦めずに、まずは楽しく音読に取り組む努力をしてみると良い効果が表れることと思います(#^.^#)

 

以下の章では

おうちでも簡単に楽しんで取り組める、音読のメソッドを紹介したいと思います。

 

❖音読のメソッド①上手に読めない子どもは、まず追い読みから

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自分ではなかなかスムーズに文章を読めない子どもさんには

まずは「追い読み」からスタートすることをおすすめします。

 

追い読みとは…

最初に教師(または親)が読み、その後に、続けて子どもが同じ文章を読むという音読の方法です。
 
たとえば
 親 ;がまくんは
子ども;がまくんは
 親 ;げんかんの前にすわっていました
子ども;げんかんの前にすわっていました
 親 ;かえるくんが
子ども;かえるくんが
 親 ;やってきて言いました
子ども;やってきて言いました
 親 ;どうしたんだい、がまがえるくん。
子ども;どうしたんだい、がまがえるくん。
 親 ;きみ、かなしそうだね。
子ども;きみ、かなしそうだね。
 
という具合に、親子で追いかけっこしながら、読みあいます。
文章は親が切りたいタイミングで切って読みます。
最初は子どもの様子を見ながら
短い文節で区切って読むようにすると良いと思います。
 
ある程度読めるようになってきたら、文章で区切るなど、少し長めに区切って読むようにすると良いです。
 
追い読みでは、文章を短く切って読むことができるので、
長い文章を読むのが苦手な子どもさんも、すらすらと発語しやすいです。
この追い読みの繰り返しにより、だんだん長い文章もすらすらと発語できるようになります。
 
また、子どもがある程度追い読みに慣れてきたら
読むスピードを速くしたり、声の高さを変えたりするなど
さまざまな変化をつけて音読の練習をすると、レベルアップできます。
 
 

❖音読のメソッド②交代読みで、聞く・読むを繰り返す

交代読みとは…

一文ずつ交代しながら読むという音読の方法です。
 
交代読みは、
教師と子ども、男子と女子、机の列ごとなどいろいろなパターンの考えられる音読方法ですが、
 
おうちでは、
親と子どもが交互に文章を読んでいく形で大丈夫です(*^-^*)
 
たとえば
 親 ;がまくんは、げんかんの前にすわっていました。
子ども;かえるくんがやってきて言いました。
 親 ;どうしたんだい、がまがえるくん。
子ども;きみ、かなしそうだね。
 親 ;うん、そうなんだ。
子ども;がまくんが、言いました。
 
という風に、文末の。がくるごとに、交代して読みます。
この交代読みは、読むことと聞くことが交代でやってきますので、読む力と合わせて聞く力も鍛えることができます。
次は、どこを読むのかと考えることで集中力も鍛えられます。
 
読む量は1文ずつと短いため、
音読が苦手な子どもさんでも取り組みやすい音読方法です。
 
また、マンネリしやすい宿題の音読でも、おうちの人と楽しみながら一緒に取り組むことのできるので良いと思います、
 

❖音読のメソッド③とにかく楽しい、間違い読み

間違い読みとは…
追い読みの一種で、ところどころ教師(親)があえて間違えて読む。子どもは、間違いに騙されずに正しく読むという音読方法。
間違い読みは、とても楽しい音読方法です。
音読の苦手な子どもたちだけでなく、音読が得意な子どもたちも楽しく取り組むことのできる音読方法です。
 
たとえば、
 親 ;がまくんはげんかんの前にたっていました。
子ども;がまくんはげんかんの前にすわっていました。
 親 ;かえるくんがやってきて言いました。
子ども;かえるくんがやってきて言いました。
 親 ;どうしたんだい、かぶとむしくん。
子ども;どうしたんだい、がまがえるくん。
 親 ;きみ、かなしそうだね。
子ども;きみ、かなしそうだね。
 親 ;うん、そうなんだ。
子ども;うん、そうなんだ。
 親 ;がまくんが話しました。
子ども;がまくんが言いました。
 
という風に、親があえて間違えて読みます。
間違えるタイミングは親の好きなタイミングですが、あまり、間違いが多いと大変ですので、時々間違えるように読むと良いと面白いと思います。
 
この
間違い読みは、
子どもが興味を持って音読に取り組むのに良い音読方法で、毎日の音読の宿題がマンネリ化してきてつまらないなと思っているような子どもさんには効果があると思います。
 

❖3つの基本のメソッドを組み合わせて、毎日の音読に取り入れると効果的

上記で紹介した
追い読み
交代読み
間違い読み
基本の音読の方法です。
 
音読の方法はほかにもさまざまな方法がありますが、おうちでお子さんと音読に取り組む際は、まずはこの3つで十分だと思います。
 
3つの中でも最も重要な読み方が
追い読みです。
苦手な子どもさんは、これがしっかりできるようにおうちの人と訓練すると良いと思います。
 
だんだん慣れてきたら、
3つの方法を組み合わせて取り組むと、毎日の音読の宿題もマンネリ化せずに楽しく取り組めると思います。
 
親子で楽しく、音読に取り組めると良いですね(#^.^#)
 
今回の記事はここまでにします。
 
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
 
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