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晴れブロ そわかの子育て・教育応援ブログ

子育てに悩むすべての方へ、元小学校教員:晴田そわかからのメッセージ💌

小学校低学年から出来る!五色百人一首の魅力と遊び方

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こんにちは😃

 

晴田そわかです。

 

 

今回の記事では

《小学校低学年から出来る!五色百人一首の魅力と遊び方》について書かせて頂きます。

 

★五色百人一首について知りたい

百人一首の魅力やメリットを知りたい

★子どもと一緒に百人一首に初挑戦しようと思っている

★低学年でも出来る楽しい百人一首の遊び方を知りたい

等の方には、特におすすめの記事となっています。

 

 

 

🔷古典への導入としてもおすすめ!「百人一首」の3つの効果

わたしが、小学校で学級担任をさせて頂いていたときに、子どもたちが大好きだった学習があります。

 

それは百人一首です。

 

わたしは、毎年三学期になると、余った国語の授業の時間を使っていつも「百人一首」を子どもたちとしていました。

 

この百人一首にはさまざまな教育効果があります。

 

①聞く力が付き、集中力も高められる

百人一首は、読み上げられた札を取るというゲームで、いわゆるカルタの一種です。

しっかり聞いていないと、札が取れませんのです。

まず、聞き取る力を訓練することができます。

しっかり、聞き取るためには、集中力が要ります。そのため、集中力も鍛えられます

 

百人一首のときの子どもたちの集中力は、ものすごいです。

ふだんの授業でもこのように集中力を発揮してくれればいいのにと、よく思ったものです(;^ω^)

ゲームと勉強とはやはり違うということですね。

 

②古典への導入としても最適

百人一首の札は、古語で書かれた和歌です。

 

小学校では、古典の勉強は触れる程度で詳しくはしませんが、中学校に入ると古典や古文の勉強が本格的に始まります。

 

百人一首では、

読み札を読む人が、その和歌を読み

取る人がそれを聞いたて、札を取ります。

耳から自然な形で和歌が入ってきます。何度もゲームを繰り返しているうちに、自然と古語のリズムや語感に触れることができます。

 

また、和歌を暗記するほど有利なルールですので、

興味のある子どもたちは、古語をどんどん覚えていきます。

 

小学校のときに百人一首に触れていると

中学校の古文の授業も、抵抗なく受け入れられる子どもたちも増えることと思います。

 

③姿勢も良くなる

さらに、百人一首では、姿勢も鍛えられます(*^-^*)

 

本式の百人一首は座敷に正座だと思いますが、

小学校の教室では、椅子に座って試合をすることが多いです。(床に座る場合もある)

 

〇〇さんが、手を構えていた、

身を乗り出していた

札に近づきすぎていた

「ずるい!!」

 

と、ならないためにも、わたしは百人一首の時の姿勢を指定していました。

指定と言っても、読み札を読む前は、手は膝、背筋はまっすぐに、ということだけです。

 

しかし、これがよい訓練になります。

都度、読み札を読むたびに姿勢を正すので、姿勢が鍛えられます。

 

 

🔷「五色百人一首」は、小学校低学年からでも出来る!

さて、

百人一首といっても、低学年の子どもには難しいんじゃないの?

と、思う人もいるかもしれません。

 

そんなことはありません。

わたしが百人一首に一番熱心に取り組んだ学年は2年生です。

 

2年生なら十分できます。

 

お勉強の得意苦手、それほど関係がありません。

興味があるかないかだと思います。

お勉強は苦手だけれども、百人一首が大好きで、休み時間に必死に和歌を覚え、難しい和歌を10種も暗記した2年生の女の子もいました。

 

ちなみに、1年生でもできます。

 

低学年の場合のおすすめは「五色百人一首です。

 

◆五色百人一首とは…◆ 取り札100枚が五色(各それぞれ20枚ずつ)に色分けされた百人一首です。

 

1色20枚のため、通常の百人一首よりも早く勝負がつくため、低学年におすすめです。

 

 

🔷五色百人一首の基本の遊び方

ここでは、五色百人一首の基本的の遊び方について紹介させて頂きます。

基本的には、普通の百人一首とほとんど同じです。

おうちでも簡単にでき、家族みんなが楽しめる分かりやすいルールですので、

時間があるときにでもお子さんと一緒にぜひ遊んでみてください(*^-^*)

 

五色百人一首

読み札を読む人(1人)

取り札を取る人(2人)➡この2人が1対1で対決をします。

合計3人いれば始めることができます。

 

◆ゲームを始めるまでの準備◆

⓵読み札を読む人をひとり決める(家族の場合は最初は親がいい)

 

②読み札を読む人が、1色、色を決める。

※五色百人一首は通常ピンク・青・緑・黄色・オレンジの五色に分かれていますので、そのうちの一色を選びます。

『1回戦目は、ピンクで対戦するよ~』などと声をかけます。

 

③決めた色の札1色(20枚)を、取り札を取る人は出す。

 取り札を適当に混ぜ、10枚ずつに分ける。

 

④向かい合った机、あるいは床に座り、もらった札10枚を並べる。

 札は、以下の図のように等間隔2段に並べる。

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⑤読み札を読む人が札を読み、ゲームがスタート。

取る人は、読む人が札を読み始めたタイミングで、いつでも札を取ってよい。

どの札をとってもよい。

札をより多く取った人の勝ち。

 

さて、

上記は、簡単な五色百人一首のゲームの流れですが、

百人一首は、普通のカルタと違って、取り札には、読み札の途中の部分(下の句)しか書かれていません。また、絵はなく文字ばかりです。

 

 

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上の写真では

取り札「みかさのやまにいてしつきかも」と書いてあります。

 

しかし、この句の読み札には

『あまのはら ふりさけみれば かすがなる みかさのやまに いてしつきかも』

と書いてあります。

 

和歌を覚えてない人は、

最後まで全部聞かないと取れませんが、

覚えている人は

読む人が『あまのはら~』と言った時点で、あ、『みかさのやま』だなと思って

取ることができます。

 

🔷高学年以降は、暗記するとどんどん面白くなる

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前述のように、百人一首は、和歌を覚えている数が多ければ多いほど有利になるゲームです。

 

高学年以降の子どもたちは、ゲームに慣れてきたら、和歌を覚えるとどんどんゲームが楽しくなります。

(※低学年の子どもさんでも、和歌を覚えることは可能です。私の受け持ちの小学校2年生の女の子で、2ヵ月で50首も暗記した強者もいました。)

 

そうなってくると、五色百人一首よりも普通の百人一首のほうがずっと面白くなります。

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カセット付きの百人一首を使用すれば、

読む人もいらず、またもう少し多い人数で百人一首を楽しむことができます。

 

もうすぐ冬休みにも入ります(*^-^*)

子どもと一緒に楽しく百人一首に取り組んでみてはいかがでしょうか?