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晴れブロ そわかの子育て・教育応援ブログ

子育てに悩むすべての方へ、元小学校教員:晴田そわかからのメッセージ💌

低学年の子どもの不登校の主な原因と対策法 

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こんにちは(*^-^*)

 

晴田そわかです。

 

お子さんが、ある日突然「学校に行きたくない」と言い出したらおうちの方はとても不安な気持ちになると思います。不登校でお悩みのお子さんやおうちの方は、年々多くなってきているように思います。

 

今回の記事では、そのようなことでお悩みのおうちの方へ向けて≪低学年の子どもの不登校の主な原因と対策法≫について紹介させて頂きます。

 

★子どもがある日突然学校へ行きたくないと言い出した

★低学年の子どもの不登校の主な原因を知りたい

★子どもの不登校にどのように対処したらよいかよく分からない

不登校の原因がわからずに悩んでいる

等の方へおすすめの記事となっています。

 

 

 

不登校の傾向が見られたら早急に学校へ相談を!

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最近は、さまざまな理由で学校へ行くことができなくなる子どもたちも増えてきています。

 

はっきりと原因が分からない場合などは、おうちの方も困惑することでしょう。

子どもの甘えからくるものなのか、それとも本当になにか深刻な悩みがあるのだろうかと、親も子どもの気持ちが分からずに悩んでしまうこともあると思います。特に、自分の気持ちを上手に話すことがまだ難しい低学年の子どもさんの場合など、尚更です。

 

子どもに不登校の傾向が見られた場合は、早急に学級担任へ相談をされることをおすすめします。場合によっては、学校を通してスクールカウンセラーなどの専門的な知識を持った方と繋いて頂き、解決策を模索していったほうが良いケースもあります。

 

わたしも不登校の子どもさんを受け持った経験があります。

カウンセリングを受けてすぐに学校に来れるようになった子もいれば、1年かけて学校に徐々に来れるようになった子もいます。

 

不登校の原因も様々なケース考えられます。原因にあった対策をとることで学校に復帰しやすくなる場合も多いです。

 

以下の章では、低学年の不登校の主な4つの原因とその対策について紹介させて頂きます。

 

❖低学年の不登校の原因⓵母子分離不安

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入学したての1年生に特に多い不登校の原因が「母子分離不安」です。

 

文字通り、お母さんと離れることへの不安であり、低学年の特徴とも言えると思います。

急にお母さんが働きに出るなど、いままでとは違った変化が家庭で起こったりした場合などもこのような不安が強くなる場合もあります。

 

わたしの受け持ちの子どもさんの中にも、母子分離不安で、毎日午後の授業が始まるころになると「お母さんに会いたい」と言って泣き出す子もいました。

しかし多くの場合、数か月もすれば新しい環境に慣れてそのようなこともなくなります。その子も、数か月もたつと、そのようなことは全くなくなりました。

 

ですので、母子分離不安が原因の場合は、しばらく様子を見るということも大切です。

 

それでもどうしても学校に行きたがらない場合は、

 お母さんと一緒に登校してもらう

  ・校門や靴箱、あるいは教室の前まで

  ・場合によっては、1時間ほど教室にいてもらう

等の対策が考えられます。

 

最初は泣き叫んでお母さんから離れたがらない場合もあります。しかし、日がたつにつれて、落ち着き、やがてひとりで登校できるようになっていくケースがほとんどです。

 

❖低学年の不登校の原因②学校に対する不安

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学校生活に対する不安が原因で学校に行けなくなってしまうケースもあります。

 

たとえば、

計算が苦手だ、授業についていけない、体育が苦手だ、水泳が嫌、マラソンも嫌などの授業に対する不安や給食や掃除が嫌いなどといった生活に対する不安に耐えきれなくなるという場合です。

 

このような場合は

・できなくても大丈夫だよという安心感を与えてあげること           おうちの人が安心を与えるような声掛けをつねにしてあげるとともに、学校の先生にも教室でそのような雰囲気を作って頂くようにお願いをする         ・子どものわずかな進歩もとにかく褒めて自信を持たせること

等の対策が効果的な場合が多いです。

 

教室に入れないような場合は、仲の良い友だちなどにお願いをして迎えに来てもらったり、担任の先生が迎えにいくとスムーズに教室に入れるというケースもあります。

自分に自信がないことが不安の原因でもあるので、家庭でもおうちの人がたくさん良いところを褒めてあげ、自信をつけさせるようにすると良い方向へ向かうと思います。

 

❖低学年の不登校の原因③先生に対する不安

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学校の先生が怖い、担任の先生によく𠮟られる、または、友だちが叱られている声を聞くのが怖い、先生に大きな声で注意をされた、または、注意や説教が毎日続くなど、担任の先生に対するストレスや不安が大きく、学校に行けなくなってしまうケースもあります。

 

おうちの方にとっては、先生に相談しにくいケースだと思います。

しかし、相談してください。もしも相談をしても、担任の先生の態度に疑問があるようであれば、学年長の先生等ほかの先生に相談をすることも大切だと思います。

 

このような場合は

・先生とよく相談し、子どもが恐怖を感じている指導などを改めてもらうこと

・場合によっては、ほかの先生に相談をすること

等が対策として考えられます。

 

子どもが我慢をする必要はないです。安心して学校に通えるように、子どもが恐怖を感じているところをしっかりと伝えられて大丈夫だと思います。

 

❖低学年の不登校の原因④友だちに対する不安・いじめ

お友だちとうまく関係が築けず、いつもひとりぼっちだったり、いつもケンカをしてしまったりお友だちとの関係が原因で学校に行けなくなるケースもあります。

 

これはいろいろなケースが考えられますが、

もしも「いじめ」を疑われるようなケースであれば大問題です。

 

その場合は、即学校に相談し、即対応をしてもらってください。担任の先生の対応が思わしくない場合は、学年長の先生、校長、教頭先生への相談などを考えても良いと思います。

子どもは無理に登校する必要はありません。そのような場合は、逃げてもよいのです。

 

いじめではなく、友だちの輪の中にうまく溶け込めない場合(おとなしくて孤立しがち、すぐに手が出てしまいけんかっ早い等)などは、担任の先生への相談に加えて、スクールカウンセラーへの相談の申し込みもおすすめです。

 

現在全国の小中学校では、スクールカウンセラーの設置が義務付けられています。

子どもの様子で気になることがあれば、担任の先生に申し出れば、必ずカウンセラーへつないでもらうことができます。

カウンセラーの専門的な知識をもった方からアドバイスを頂くことにより、友人関係がうまくいき、学校に通えるようになったケースもあります。

悩みをかかえこまず、相談していくことが大切だと思います。

 

 

今回の記事はここまでにします。

少しでもお役に立てましたら幸いです。