Web Analytics

晴れブロ そわかの子育て・教育応援ブログ

子育てに悩むすべての方へ、元小学校教員:晴田そわかからのメッセージ💌

国語が苦手な子どもの読解力を向上させる五つのポイント

※当ブログではプロモーションを利用しています

f:id:sowakaharuta:20240218190149p:image

 

こんにちは。

晴田そわかです。

 

国語の文章問題が苦手だという子どもさんはいませんか。

漢字や文法問題は得意なのに、文章を読んで登場人物の気持ちを捉えたり、説明文の要旨を捉えたりすることが苦手だという子どもさんはとても多いと思います。

文章問題の正答率を上げるには「読解力を向上」させることが大切です。

 

今回の記事では【国語が苦手な子どもの読解力を向上させる五つのポイント】についてご紹介させて頂きます。

 

 

 

 

 

0、そもそも読解力とは?

f:id:sowakaharuta:20240218190149p:image

 

読解力とは…

文章やテキストを理解し、情報を抽出し、適切に解釈する能力のことです。読解力が高いということは、与えられた文章を効果的に読み取り、その内容を正確に理解し、情報を活用する能力があることを示します。

 

読解力が高いと、

①文章やテキストから情報を迅速かつ正確に取り出すことができます。文章の主題や要点を把握し、重要な情報を見逃さずに取り込むことができます。【要点把握力


②文章の論理構造や関連性を理解しやすくなります。文章の論理的な流れを追うことで、情報を組織化し、論理的に考える力を養うことができます。【論理的思考力

 

③与えられた情報を分析し、評価する能力が向上します。文章やテキストから得られた情報を客観的に評価し、適切な結論を導くことができます。【分析力

 

④ 読解力が高いと、他者とのコミュニケーションがスムーズに行えます。正確に理解した情報を的確に伝えることができるため、コミュニケーション能力の向上にもつながります。【コミュニケーション力

 

 

ポイント①定期的に読書する

f:id:sowakaharuta:20240218190300j:image

 

読解力を向上させるためには、定期的に本や記事などを読む習慣を身につけることが大切です。自分の好きなジャンルに限らず、幅広いジャンルやテーマの文章を読むことで、多様な知識と表現方法を学ぶことができます。

 

本を読むのが苦手な子どもさんであれば、まずは週に1〜2回から時間を決めて読書に取り組むと良いでしょう。最初は興味のあるジャンルから始め、だんだんと幅広いジャンルのものにも挑戦していきましょう。小説に限らず、こども新聞の記事や雑誌の記事などを読むのも良いと思います。

 

ポイント②アクティブリーディングを行う

f:id:sowakaharuta:20240218190311j:image

 

アクティブリーディングとは…

読解力と理解力を高めるための読書方法の一つです。アクティブリーディングを習慣化することで、読解力と理解力が向上し、脳内ライブラリーも充実・活性化しやすくなります。アクティブリーディングは、特定の情報を得るなどの目的を持って読むことです。

 

具体的な例としては、以下のとおりです。

①予習(プレビュー)

文章の見出しやサブタイトル、図表などを確認し、何について書かれているかを把握します。


②質問を立てる

読む前に、自分に質問を立てます。例えば、「この文章の主題は何か?」「どのような情報が含まれているか?」など


③メモを取る

重要なポイントや理解しきれない部分にマーカーやメモを残します。自分の言葉で要約してみることも効果的です。


④アクティブラーニング

読みながら、理解できない部分や疑問に思う箇所を見つけ、積極的に解決するために調べるなど積極的な学習行動を取ります。


⑤振り返り

読了後に、自分が得た理解や気づきを振り返ります。文章の要点や自分の考えを整理し、他の人と議論することで深い理解を深めることができます。


これらの方法を組み合わせることで、アクティブリーディングを効果的に行うことができます。

 

 

文章を読む際には、上記のようなアクティブリーディングを意識しましょう。文章の主題や構造を把握し、重要なポイントや情報を見逃さないように注意深く読むことが大切です。

 


ポイント③要約を作成する

f:id:sowakaharuta:20240218190328j:image

 

 

 

読んだ文章を要約する練習をすることで、文章の内容を理解しやすくなります。要約を作成することで、文章の主要な要素やポイントを整理し、理解を深めることができます。

慣れてきたら、字数を決めたり、時間制限を設けたりすると、より効果的な練習が出来ます。

 

要約のまとめ方は…

①把握

まず、要約する対象の文章全体を把握します。文章全体をよく読み、主題や主要なポイントを把握します。


②要点の選択

主題や主要な情報を含む重要な要点を選択します。マーカーなどで大事なところに線を引きましょう。文中で何度も言及される情報や肝心な事実を優先的に選びましょう。


③要約文の作成

選択した要点を元に、簡潔かつ明確な要約文を作成します。具体例などの細かい詳細部分は省略し、本質的な情報に焦点を当てます。


④原文との比較

要約文が原文の内容を正確に反映しているかを確認します。要約が適切であるかどうかを確認するために、原文と要約文の内容比較して確かめましょう。


⑤簡潔さを保つ

要約文は簡潔でありつつ、重要な情報を含んでいることが求められます。余計な情報を取り除き、要約の目的に合致するようにしましょう。


要約を行う際には、上記のステップを順番に実践することで、効果的な要約文を作成することができます。

また、きちんと要約出来ているかどうか、先生など他の人にみてもらい、添削してもらうこと大切です。


ポイント④推論と解釈を行う

f:id:sowakaharuta:20240218190406j:image

 

読解力を鍛えるためには、文章から情報を推論し、解釈する練習をすることが有効です。文章の意図や著者の立場を考えながら、文章を読むことで、より深い理解が得られます。


ポイント⑤辞書やインターネットを活用する

f:id:sowakaharuta:20240218190419j:image

 

新しい単語や表現に出会った時には、辞書やインターネットを活用して意味を調べることで、語彙力を増やし、文章をより良く理解することができます。


これらの方法を実践しながら、意識的に読解力を向上させることで、文章を深く理解し、情報を効果的に吸収するスキルを身につけることができます。