こんにちは。晴田そわかです。
今回の記事では《英検は小学校低学年でも受けられる?レベル別に見る最適な学習プラン》について紹介させて頂きます。
英検(実用英語技能検定)は、英語学習の目標として多くの人に親しまれています。近年では、小学生の受験者も増えてきており、早い段階から英語力を身につける子どもが増加中です。
本記事では、**「小学生は低学年でも英検を受けられるのか?」**という疑問に答えつつ、各級ごとに小学生に最適な学習プランを提案します。英語を学ぶお子さんのために、親御さんができるサポート方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください!
小学生低学年でも英検を受けられるのか?
英検は年齢制限なし!小学生(低学年)も受験OK
英検には受験資格や年齢制限が一切ありません。極端な話、英語力さえあれば幼児でも受けることができます。実際、英検公式サイトによると、5級や4級では小学生の受験者が多数を占めているとのこと。中学英語の内容が中心の英検3級でも、小学生が挑戦して合格するケースは珍しくありません。
小学生受験者の増加傾向
日本英語検定協会のデータによれば、近年の小学生受験者数は全体の約2割を占めており、その割合は年々増加しています。この背景には、2020年の教育改革による小学校での英語教育必修化や、英語力が評価される中学受験制度の変化が挙げられます。
英検の各級の特徴と小学生におすすめのレベル
英検は全7級(1級~5級、準1級、準2級)で構成されており、それぞれ求められる英語力が異なります。以下では、小学生におすすめのレベルについて解説します。
英検5級(初級)
- 対象:小学校低学年~
- 難易度:中学1年生程度の英語力
- 特徴:アルファベット、基本的な単語、簡単な挨拶や質問が中心。リスニングは短い文章が出題されます。
- おすすめの学習法:
- 単語を覚える:小学生向けの英語絵本やアプリを活用。
- リスニングを鍛える:簡単な英会話動画や音声教材で耳を慣らす。
学習例:
「小学生からできる! 1日10分英検合格ドリル 5級」(学研)などを1日10分活用。リスニングは「YouTube英語キッズソング」で楽しく練習。
英検4級(初級~中級)
- 対象:小学校中学年~
- 難易度:中学2年生程度の英語力
- 特徴:簡単な会話だけでなく、基礎的な文法の理解が必要。リスニングでは少し長めの会話が出題されます。
- おすすめの学習法:
- 文法を学ぶ:「現在形」「過去形」など基礎文法を親しみやすく学ぶ。
- リスニング強化:ストーリー仕立ての教材や聞き流しアプリを活用。
英検3級(中級)
- 対象:小学校高学年~中学生
- 難易度:中学3年生程度の英語力
- 特徴:日常会話に加えて、文章理解やライティングの力も求められます。
- おすすめの学習法:
- 模擬試験に挑戦:試験形式に慣れることが大切。
- スピーキング練習:公式サイトの練習問題を使うか、英語教室で会話の機会を作る。
英検準2級以上
- 小学生で挑戦する場合は、帰国子女や英語塾など特別な環境が必要。大学生向けの英語力も問われるため、受験する際は十分な準備を。
おすすめの教材はこちらで紹介しています👇
小学生向けの学習プラン:学年別のポイント
1. 低学年(1~3年生)
目標:英語に親しみ、楽しく学ぶ
- この時期のポイントは、英語に親しむことです。まだ文法や語彙の深い理解がなくても、英語に触れ、英語を「楽しいもの」と感じることが大切です。この段階では、英語が日常生活に自然に組み込まれるような学習方法を取り入れましょう。
おすすめの学習方法
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英語絵本や童話
絵本や物語は、視覚的にも分かりやすく、音の響きが楽しいので、自然に英語に慣れることができます。「The Very Hungry Caterpillar」や「Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?」などの人気絵本は、繰り返し読むことで語彙力が増します。 -
歌や英語のアニメ
子ども向けの英語ソングやアニメを使って、リズムやメロディで英語の発音や語彙を覚えることができます。例えば、「ABCの歌」や「If You’re Happy and You Know It」などは、楽しみながら英語を覚えることができる教材です。 -
英語アプリやオンラインツール
「英語絵本」や「英語の歌」を視覚と聴覚で同時に学べるアプリを活用するのもおすすめです。例えば、ABCmouseやDuolingo Kidsなどのアプリは、子どもがゲーム感覚で学べる内容が豊富で、飽きずに続けやすいです。
おすすめのアプリ等はこちらで紹介しています👇
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親との会話
簡単な英語のフレーズを親が積極的に使って、日常会話の中で英語に触れる機会を増やします。「What’s your name?」や「How old are you?」など、簡単な質問を毎日繰り返し使うことで、実践的な会話力が身に付きます。
学習例
- 毎日15分程度の英語絵本を読み、絵本に出てくる単語やフレーズを一緒に声に出して練習します。
- 音楽に合わせて歌ったり、アニメで英語のフレーズを耳で覚えることで、無理なく英語の音に慣れます。
2. 中学年(4~5年生)
目標:基礎文法を学び、語彙を増やす
- この時期は、基本的な文法や語彙力を固める段階です。英検4級を目指す場合、基礎的な文法の理解が必要となります。簡単な文を組み立てる力を養うために、文法の基本を学ぶとともに、語彙を増やしていきましょう。
おすすめの学習方法
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文法の基本を学ぶ
現在形や過去形、基本的な動詞(eat, play, goなど)や名詞(apple, schoolなど)の使い方を学びます。英検4級では、短い文章の作成が求められるため、この時期に基礎を固めることが大切です。 -
語彙力を増やす
単語帳やフラッシュカードを使って、日常的な単語を覚えましょう。例えば、色、動物、食べ物、時間など、身近でよく使う語彙を中心に学習します。語彙を増やすことで、リスニング力や会話力が高まります。 -
英検4級対策本を使う
英検4級の問題集や参考書を使って、実際の問題に触れることで試験に慣れます。「英検4級予想問題ドリル」などを使用し、問題形式に親しむことが重要です。 -
リスニング強化
リスニングは4級以上で重要な要素となるため、リスニング練習を毎日行うことが大切です。公式の過去問題集や、英語のリスニングアプリ(例えば、NHKラジオ英会話やBBC Learning English)を活用して、リスニング力を鍛えましょう。 -
簡単な会話練習
英検4級では、会話の内容が重要です。日常的な会話を練習し、自己紹介や簡単な質問・答えをスムーズに言えるようにします。英語教室やオンライン英会話を使って、実際の会話に慣れることも有効です。
学習例
- 1日15~30分、英検4級用の問題集を解き、毎週1回は模擬試験を受けてみます。
- 毎日、単語帳を使って新しい単語を覚え、リスニング教材で毎日英語を聞くようにします。
3. 高学年(6年生)
目標:実践的な試験対策を行い、模擬試験で試験形式に慣れる
- 6年生になると、いよいよ本格的な英検対策が必要となります。英検3級以上を目指す場合、この時期から実践的な問題演習と模擬試験を行い、試験形式に慣れておくことが求められます。
おすすめの学習方法
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過去問題に挑戦
英検の過去問題を解くことで、出題傾向や試験時間の配分を理解します。特にリスニングとライティングの対策に力を入れることが重要です。 -
英作文やライティング練習
英検3級ではライティングの問題が出題されます。簡単な英作文を練習し、「I like ~」「I went to ~」など、自己紹介や日常的な出来事を英語で表現する練習を行います。 -
会話練習を強化
英検3級では面接試験もあります。簡単な英会話のやり取りをスムーズに行えるよう、会話の練習を積み重ねます。オンライン英会話や英語教室で、実際に試験形式で練習するのも効果的です。 -
模擬試験を定期的に実施
実際の試験と同じ時間帯で模擬試験を実施し、時間内に問題を解けるように練習します。タイムプレッシャーの中で問題を解くことで、本番の試験に備えることができます。
学習例
- 英検3級の過去問題集を使い、毎日1~2問ずつ解き、週に1回模擬試験を受けます。
- 英語のオンライン会話レッスンを週に2~3回受け、実践的な会話力を強化します。
おすすめの英会話教室はこちら👇
小学生が英検に挑戦するメリット
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学習モチベーションの向上
英検という具体的な目標があると、子どもが英語を「学ぶ理由」を理解しやすくなります。 -
英語の基礎力アップ
リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングをバランスよく鍛えることができます。 -
将来の中学・高校受験に有利
一部の学校では、英検3級以上を取得していると内申点が加算されることもあります。
親ができるサポート方法
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スケジュール管理
毎日の学習時間を短く設定し、子どもが無理なく続けられるようにする。 -
受験準備の手伝い
申し込み手続きや試験当日の持ち物準備をサポート。 -
モチベーション維持
「頑張ったね」と声をかけたり、小さな成功を褒めてあげる。
まとめ
小学生でも英検は十分に受けられる試験です。学年やレベルに応じた適切な学習プランを立て、無理なく楽しく学ぶことが成功の鍵です。また、親御さんのサポートがあれば、子どもの自信や学びへの意欲はさらに高まるでしょう。
「英語を学ぶ楽しさ」を大切にしながら、ぜひ親子でチャレンジしてみてください!
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