Web Analytics

晴れブロ そわかの子育て・教育応援ブログ

子育てに悩むすべての方へ、元小学校教員:晴田そわかからのメッセージ💌

国語の要旨を掴むのが苦手な小学生への効果的な指導法とサポート術

※当ブログではプロモーションを利用しています

こんにちは。晴田そわかです。

今回の記事では《国語の要旨を掴むのが苦手な小学生への効果的な指導法とサポート術》について紹介させて頂きます。

 

 

 

1. はじめに:国語の要旨をつかむことの重要性

「うちの子、国語のテストで長文読解が苦手みたい…」
「文章を読んでも、結局何が大事なのか分かっていない気がする…」

このように感じる保護者の方や指導者の方は多いのではないでしょうか。

小学生の国語において、「要旨をつかむ力」はとても大切です。要旨とは、その文章の「いちばん伝えたいこと」や「話の骨組み」となる部分のこと。この力がつくと、長い文章を読んでも大事なポイントを素早く理解できるようになります。

しかし、多くの小学生にとって要旨をつかむことは簡単ではありません。特に、物語や説明文をそのまま読んでいるだけでは、どこが大事なのか分からず、結局「なんとなく読んだだけ」になってしまうことも…。

では、なぜ要旨をつかむのが難しいのでしょうか?次の章では、子どもたちがつまずきやすいポイントについて解説していきます。


2. 小学生が要旨を苦手とする原因

要旨をつかむのが苦手な子には、共通する特徴があります。

① 文章のどこを読めばいいのか分からない

長い文章を前から順番に読んでいるうちに、「結局、何が言いたかったの?」と迷子になってしまうことがあります。大切な部分を探そうと思っても、それがどこなのか分からず、つい余計な情報まで一緒に覚えようとしてしまうのです。

② 重要な情報と細かい情報の区別ができない

例えば、「ある日、太郎は学校に行く途中でかわいい犬を見つけました。犬は首輪をしておらず、雨に濡れて震えていました。太郎は犬をかわいそうに思い、近くの交番に連れて行きました。」という文章があったとします。

この話のポイントは「太郎が迷い犬を見つけ、交番に連れて行ったこと」ですが、要旨をつかむのが苦手な子は、「かわいい犬」や「雨に濡れて震えていた」などの細かい描写に気を取られ、結局何が大事なのか分からなくなってしまいます。

③ 自分の言葉でまとめるのが難しい

文章を読んで「なんとなく分かった」つもりになっていても、それを短く説明するとなると、言葉が出てこないことがあります。「読んだけど、説明できない…」という状態です。要約の練習をしていないと、文章の流れを整理する力が育ちにくくなります。

④ 興味のない文章だと理解が進まない

国語の教科書に出てくる文章は、子どもにとって必ずしも興味のあるものばかりではありません。興味を持てないと、文章をじっくり読む気になれず、なんとなく目で追うだけになってしまうこともあります。

このような原因をふまえて、次に「要旨をつかむ力を伸ばすための具体的な指導法」をご紹介します。


3. 指導者・保護者ができるサポート術

① キーワードを見つける練習をする

要旨をつかむには、「大切な言葉を見つける力」が必要です。そのためには、文章を読んで「誰が」「何をした」「どうなった」を意識しながら読む練習をしましょう。

例えば、「ある日、花子は本屋さんで新しい絵本を見つけました。とても気に入ったので、お母さんにお願いして買ってもらいました。」という文章があったとします。

この中で大事な言葉は「花子」「本屋さん」「絵本を買った」という部分です。これらに線を引いたり、マーカーをつけたりすると、要点が整理しやすくなります。

「どこに線を引けばいいのか分からない…」という子には、大人が最初に見本を見せながら、一緒に探してあげるのがオススメです。

② 段落ごとに要点をまとめる

いきなり文章全体の要旨をつかもうとすると、難しく感じてしまう子もいます。その場合は、まず「段落ごとに大事なことを整理する」練習をしましょう。

たとえば、「はじめに何が起きた?」「次にどうなった?」「最後はどうなった?」と問いかけながら、少しずつ情報を整理するのがポイントです。

慣れてきたら、「この段落を一言でいうと?」と質問してみましょう。最初は大人が一緒に考えてあげることで、少しずつコツをつかめるようになります。

③ 要旨を短い文で言い換えるトレーニン

「文章の要点を短くまとめる」力をつけるには、要約の練習が有効です。いきなり「50字以内でまとめよう!」と言っても難しいので、まずは簡単な言い換えから始めましょう。

例えば、「この話を一言でいうと、どんなお話?」と質問してみます。

  • 悪い例:「花子が本を買った話」
  • 良い例:「花子が本屋で気に入った絵本を買った話」

「ただの出来事」ではなく、「大事なポイントが入った要約」になるよう意識すると、要旨をつかむ練習になります。

また、少しずつ要約の文字数を減らしていくのも効果的です。たとえば、最初は「100字でまとめる」、次は「50字」、最後は「20字」といった具合に、徐々に短くしていくと、無駄な情報を省く力が身につきます。


ここまでの内容をまとめると、要旨をつかむためには以下のポイントが重要です。

  1. 大事な言葉(キーワード)を見つける練習をする
  2. 段落ごとに要点を整理する
  3. 短い文でまとめるトレーニングをする

4. 図やフローチャートを活用して視覚的に理解を深める

 

 

 

文字だけで考えるのが苦手な子には、図やフローチャートを使って整理するのが効果的です。

① 物語なら「起承転結」の流れを図にする

物語文の場合、ストーリーの流れを**「起承転結」**で整理すると、要点が分かりやすくなります。

たとえば、次のような物語があったとします。

太郎は学校に行く途中で子猫を見つけました。(起)
雨に濡れて震えている猫を見て、かわいそうだと思いました。(承)
そこで、交番に連れていくことにしました。(転)
すると、お巡りさんが「飼い主を探そう」と言ってくれました。(結)

この流れを図にまとめると、こんなイメージになります。

 

① 出会い(起):太郎が子猫を見つける  
↓  
② 気持ち(承):かわいそうだと思う  
↓  
③ 行動(転):交番に連れていく  
↓  
④ 結果(結):お巡りさんが助けてくれる  

 

 

こうすると、話の流れが整理され、「どこが大事なポイントなのか」が見えやすくなります。特に、国語が苦手な子には「目で見て分かる」工夫が有効です。

② 説明文なら「要点を箇条書き+矢印」で整理

説明文の場合、段落ごとに**「何について書かれているか」**を整理しながら読んでいくのがポイントです。

たとえば、「リスの冬じたく」について書かれた説明文があったとします。

  • 1段落:リスは冬に備えて食べ物を集める
  • 2段落:どんな食べ物を集めるのか(ドングリや木の実など)
  • 3段落:食べ物をどこに隠すのか(土の中や木の穴)

これを 「矢印」を使って図にまとめる と、こんなふうになります。

 

リスの冬じたく  
↓  
① 冬に備えて食べ物を集める  
↓  
② 集める食べ物 → ドングリ・木の実  
↓  
③ 隠す場所 → 土の中・木の穴  

こうした図を使うと、文章の構造が一目で分かり、「どこが要旨なのか」がはっきりします。

③ 付箋を使って「大事なポイント」を整理

紙に書くのが好きな子には、付箋を活用するのもオススメです。

たとえば、1つの段落ごとに「大事だと思うこと」を1枚の付箋に書き、それを並べていく方法があります。

「何が書かれている?」短い言葉で付箋に書く
「順番を変えてもいい?」付箋を並べ替えて考える

こうすると、「この部分が要旨なんだ!」と気づくきっかけになります。


5. 日常生活でできる「読解力アップ」の習慣

 

 

 

「国語の勉強=教科書の文章だけ」ではなく、日常生活の中でも読解力を伸ばすことができます!

① 普段の会話の中で「要点をまとめる」練習をする

「今日学校で何があった?」と聞いたときに、
「〇〇先生がこんなことを話して、最後に△△になった!」
と、要点を整理しながら話すように意識すると、自然と要旨をまとめる力が育ちます。

NG例:「うーん…なんか、いろいろあったよ」
OK例:「給食の時間に〇〇が起こって、先生が□□って言ってたよ!」

日常の何気ない会話でも、要点をまとめる力を鍛えることができるのです。

② ニュースやアニメの内容を「一言でまとめる」

テレビのニュースやアニメを見た後に、**「この話、どういう話だった?」**と聞いてみましょう。

たとえば、子どもが好きなアニメを見た後に、
「今日の話って、一言で言うとどんなお話だった?」と聞くことで、要旨を考える練習になります。

NG例:「えっと、〇〇が出てきて、それで△△が…(話が長くなる)」
OK例:「主人公が新しい仲間と出会って、一緒に冒険する話!」

「長く説明しすぎないように、一言でまとめる」ことを意識すると、国語の読解力アップにつながります。

③ 絵本やマンガを読んだ後に「要約ゲーム」

絵本やマンガが好きな子なら、**「このお話を3つのポイントでまとめよう!」**というゲームをすると楽しみながら要旨を学べます。

たとえば、**『桃太郎』**なら…

  1. 桃から生まれた桃太郎が鬼退治に行く
  2. 途中で犬・猿・キジを仲間にする
  3. 鬼を倒して宝を持ち帰る

このように、短くまとめる練習をすると、楽しく要約力を身につけられます。


6. まとめ:楽しく続けることが大事!

国語の「要旨をつかむ力」は、一朝一夕で身につくものではありません。でも、ちょっとした工夫やコツを取り入れることで、確実に力を伸ばすことができます!

🎯 今日から実践できるポイント

文章のキーワードを探す練習をする(大事な言葉に線を引く)
段落ごとに「何が書かれているか」を整理する
図やフローチャートを使って視覚的に理解する
日常会話の中で「一言でまとめる」練習をする
ニュースやアニメの内容を要約してみる

子どもが楽しく取り組めるように、焦らず、少しずつ練習していきましょう!保護者や先生が一緒に考えてあげることで、「要旨をつかむのって楽しい!」と思えるようになり、自然と力がついていきます。

「要点をまとめる力」は、国語のテストだけでなく、これからの学習や社会生活でも大きく役立つスキルです。ぜひ、今回ご紹介した方法を試してみてくださいね!