こんにちは。晴田そわかです。
今回の記事では《小学校高学年の学級開きにおすすめのゲーム・アイスブレイク10選》について紹介させて頂きます。
- 1. はじめに
- 2. 小学校高学年向けゲーム・アイスブレイクの選び方
- 3. 学級開きにおすすめのゲーム・アイスブレイク10選【前編】
- 4. 実際に取り入れた先生の声
- 5. 注意点と工夫のコツ
- 6. まとめ
緊張をほぐして心をつかむ!
1. はじめに
新しい教室、新しいクラス、新しい先生――
学級開きの日は、子どもたちにとって緊張と期待が入り混じる、特別な一日です。
特に小学校高学年ともなると、ただの自己紹介やレクリエーションではちょっと物足りなかったり、逆に「子どもっぽすぎる」と感じてしまう子もいますよね。表面上はにこやかでも、内心では「どんな先生だろう」「友達できるかな」とドキドキしている子がたくさんいます。
そんなときにおすすめなのが、ゲームやアイスブレイクです。
「ゲームって遊びじゃないの?」と思われるかもしれませんが、実は学級開きにおいてはとても重要な役割を果たしてくれます。ゲームを通して、
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緊張がゆるむ
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声を出して笑える
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誰かと関われる
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ちょっとした発見がある
そんな“ほっとする場面”が生まれます。それが、1年のはじまりに必要な「安心感」や「仲間意識」につながっていくんです。
今回は、小学校高学年の子どもたちにぴったりの「学級開きゲーム・アイスブレイク」を10個ご紹介します。実際の学級経営でもよく使われている、手軽で楽しいものばかりなので、ぜひ取り入れてみてください!
※学級開き以外にも使えるゲームばかりですので、学活、クラスレク等でも参考にして頂けたら嬉しく思います✨
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2. 小学校高学年向けゲーム・アイスブレイクの選び方

高学年になると、低学年と比べて「自分がどう見られているか」を気にするようになります。子ども同士の関係も、単なる“仲良し”から、少しずつ“グループ”や“空気”ができてくる時期。
だからこそ、学級開きに取り入れるゲームは慎重に選びたいところです。
ポイントは次の3つ:
① 「子どもっぽすぎない」けど「難しすぎない」
高学年の子は、単純なジャンケンゲームなどに「これ、低学年の子がやるやつじゃん」と冷めた反応をすることも。でも、難しすぎたり、ルールがややこしいとそれはそれで面倒がられます。ほどよい知的刺激とユーモアのバランスがカギになります。
② 自己紹介や対話につながる工夫を
ゲームを“ただやって終わり”にせず、「その人のことがちょっとわかる」「名前が覚えられる」ような仕掛けを入れると、ぐっとクラスの空気が近づきます。あえて「チーム戦」にすることで自然と声をかけ合う場面が生まれやすくなります。
③ 話すのが苦手な子にも配慮を
高学年になると、引っ込み思案な子や自己開示が苦手な子もいます。「全員の前で発表する」という形は避け、グループ内やペアで話せるような形にすると安心です。
3. 学級開きにおすすめのゲーム・アイスブレイク10選【前編】
それでは、実際におすすめのアイスブレイクを紹介していきます。ここでは最初の5つをご紹介します!
① 名前ビンゴ

所要時間:15〜20分
準備物:ビンゴカード風のプリント(簡単に手作りでOK)
ねらい:クラスの名前を知る/話しかけるきっかけを作る
【やり方】
・9マスや16マスに「○○な人」と条件を書いたビンゴカードを配ります。
(例:「兄弟が3人以上いる」「昨日ゲームをした」「習い事をしている」など)
・マスに当てはまる人を探して、名前を書いていきます(1マスに1人ずつ)。
・誰がどれだけ早くビンゴになるかを競います。
【高学年向けポイント】
条件の内容をちょっとひねると盛り上がります。
「この中に未来の社長がいると思う?」「身長が150cm以上の人を探せ!」など。
ビンゴ後に「この人にこんな一面があるなんて!」という発見がたくさん出てきますよ。
② ペア自己紹介クイズ

所要時間:15〜20分
準備物:なし(メモ用紙があると便利)
ねらい:相手をよく知る/聴く力を育てる
【やり方】
・ペアを組み、1人がインタビュー役、もう1人が答える側になります。
・「好きな食べ物」「将来の夢」「春休みにやったこと」など3つほど質問をします。
・その後、クラス全体に向けて「○○さんは○○が好きです!」と紹介し合います。
【高学年向けポイント】
「先生が出すお題」ではなく、ペアごとに質問内容を1つ自由に考えてOKにすると、個性が出ます。
また、聞いた内容を少しひねってクイズ形式にするのもおすすめです。
(例:「○○さんは2匹ペットを飼っているそうですが、犬ともう1匹は何でしょう?」)
③ なんでもベスト3

所要時間:10〜15分
準備物:ホワイトボードや黒板
ねらい:共通点を見つける/盛り上がりやすい
【やり方】
・「クラスの好きなおにぎりの具ベスト3」「人気のYouTuberベスト3」など、テーマを出します。
・まずは個人で予想(メモ)し、そのあと全体で挙手で集計します。
・ランキングを発表し、クラスの傾向を楽しみます。
【高学年向けポイント】
「このクラス、意外と○○派が多い!」といった驚きがあると大盛り上がり。
テーマは旬のものや時事ネタを取り入れると、話題が広がります。
④ だれのことかな?(特徴あてゲーム)
所要時間:10〜15分
準備物:小さな紙、ペン
ねらい:他人に興味を持つ/観察する視点を育てる
【やり方】
・自分の特徴を紙に書きます(例:「休み時間はだいたい図書室にいます」など)
・集めた紙を先生がシャッフルして読み上げ、「これは誰だ?」と当ててもらいます。
【高学年向けポイント】
「○○な人って、○○さんっぽいな」など、ちょっとした推理も楽しめます。
予想外の特徴が出てくると、笑いも生まれて◎。
⑤ 人間知恵の輪
所要時間:10分前後
準備物:なし
ねらい:協力する/身体を使ったレクリエーション
【やり方】
・5〜8人の小グループになり、円を作って手をつなぎます。
・その後、手を離さずにグルグルねじって絡まります。
・「よーいスタート」でほどいていき、元の円に戻れたら成功!
【高学年向けポイント】
スムーズにいかなくても、そこが笑いのポイントになります。
「誰がどう動く?」「どうすれば戻れる?」と自然にリーダーシップや助け合いが出てきます。
⑥ フルーツバスケット(ちょっと工夫版)

所要時間:15〜20分
準備物:イス(人数分−1)
ねらい:緊張をほぐす/自然に名前を覚える
【やり方】
定番のフルーツバスケットですが、高学年には一工夫を。
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「いちご・みかん・バナナ」など3種類に分けてスタート。
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鬼役が真ん中で「いちごの人!」と呼んだらそのグループが動きます。
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「フルーツバスケット!」で全員が移動。
【高学年向けポイント】
フルーツの代わりに「好きなスポーツ」「誕生月」「家の方向」などにすると、自然と話のネタにもなります。また、最後に「○○さんと共通点があった!」という振り返りを入れると、人間関係づくりの一歩になります。
⑦ この中にいるのはだれ?
所要時間:10〜15分
準備物:紙、ペン
ねらい:観察力/共通点探し
【やり方】
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子どもたち全員に「この中で〇〇なのはだれでしょう?」というクイズを考えてもらいます。
(例:「この中に昨日たこ焼きを食べた人がいます。だれでしょう?」) -
書いた紙を集めて、先生が読み上げ、みんなで考えます。
【高学年向けポイント】
「この中にYouTuberになりたい人が3人います」など、子どもたち自身が考えることで盛り上がります。問いを考える力も育ちます。
⑧ 価値観グラフゲーム

所要時間:15〜20分
準備物:教室の四隅(または黒板や壁)に「とてもそう思う」「まあそう思う」「あまり思わない」「まったく思わない」などを書いた紙
ねらい:お互いの考え方を知る/価値観の多様性を知る
【やり方】
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教室の4つの角に、価値観の程度を表すラベルを貼っておきます。
(例:「とてもそう思う」「まあそう思う」「あまりそう思わない」「全然思わない」) -
先生が「学校は毎日行くべき」「YouTubeより本の方が好き」「給食は楽しみだ」など、さまざまな問いを出します。
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子どもたちは自分の考えに一番近い場所に移動します。
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各グループで「なぜそう思ったか?」を数人ずつ話して共有。
【高学年向けポイント】
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子どもたちの思考力や価値観の違いに触れることができ、話し合いが苦手な子も「立ち位置」で意思を示せるのがポイント。
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授業の導入や話し合い活動にもつながる「思考のほぐし」として最適です。
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必ずしも「正解」はないテーマを扱うことで、互いを尊重する雰囲気づくりにもつながります。
【例題のヒント】
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「お金より友だちが大事だ」
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「先生って大変そう」
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「宿題はないほうがいい」
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「クラスで発表するのは好きだ」
【価値観グラフゲーム ワークシート】
■ 今日のテーマ:「みんなはどう思う?」
あなたの考えはどうですか?それぞれの質問に対して、〇をつけてください。
| 質問(テーマ) | とてもそう思う | まあそう思う | あまり思わない | まったく思わない |
|---|---|---|---|---|
| 1. 宿題はない方がいい | ☐ | ☐ | ☐ | ☐ |
| 2. 学校には毎日来たい | ☐ | ☐ | ☐ | ☐ |
| 3. 自分の意見を発表するのは好き | ☐ | ☐ | ☐ | ☐ |
| 4. 友だちと協力するのは楽しい | ☐ | ☐ | ☐ | ☐ |
| 5. 勉強より遊びの方が大事だ | ☐ | ☐ | ☐ | ☐ |
■ 話してみよう
次のうち、1つ選んで、自分の考えを少しだけ書いてみましょう。
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どの質問が一番迷いましたか?その理由は?
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自分とちがう考えの人がいたとき、どう感じましたか?
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「とてもそう思う」や「まったく思わない」を選んだ理由を書いてみよう。
【書くところ】
■ ふりかえり
今日の活動をやってみてどうだった?思ったことや気づいたことを自由に書いてみよう。
【書くところ】
このワークシートは、自分の意見を表にして「見える化」しながら、価値観の違いを柔らかく受け止められるようにデザインしています。
⑨ 心理テスト風アンケート

所要時間:15〜20分
準備物:簡単な心理テストの紙
ねらい:自己開示/笑いと発見を共有
【やり方】
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「あなたは無人島に1つだけ物を持っていけます。何を持っていきますか?」
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「どんなおにぎりが好き?」など、ちょっとした質問を数問。
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その後、「答えの意味は…」と種明かしして盛り上げます。
【高学年向けポイント】
あくまで“遊び”として、意味ありげな話をしながら笑いを誘うスタイルに。子どもたち同士で「私もそれ!」「意外〜!」などの声が自然と飛び交います。
⑩ 名前しりとり
所要時間:10〜15分
準備物:なし
ねらい:名前を覚える/リズム感や言葉遊び
【やり方】
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「あ」から始まる名前の人が1人立ち、「私はあいりです。次は“り”」と言います。
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その次の人が「私はりくです。次は“く”」というように、しりとり形式で名前をつないでいきます。
【高学年向けポイント】
しりとりに加えて、「得意なこと」や「好きなもの」もしりとりにすると一層面白くなります。
(例:「私はさくらです。さけるチーズが好きです。次は“す”!」)
4. 実際に取り入れた先生の声
● 6年担任・男性教員
「高学年になると、最初からグループ活動やディスカッションを入れると気まずくなる子も多いですが、ゲームだと笑顔が出やすい。特に“なんでもベスト3”は、普段おとなしい子が率先して手を挙げてくれて驚きました。」
● 5年担任・女性教員
「名前ビンゴは鉄板ですね。『え、あなたも○○好きなの!?』と盛り上がって、そこから仲良くなる子も多いです。名簿を見ながら覚えるより、ずっと効果的だと思います。」
● 特別支援コーディネーター
「活動の中で、発言が苦手な子にも配慮があるものを選べるとベストです。心理テスト風のゲームは、答えが正解・不正解でない分、安心して参加できていました。」
5. 注意点と工夫のコツ

ゲームやアイスブレイクはとても便利なツールですが、取り入れるときに気をつけたいこともあります。
① 無理やり感のない進め方を
テンションが高すぎると、かえって白けてしまうことも。
あくまで自然に「やってみようか」くらいの導入が◎です。
② 誰かが浮いてしまわないように
身体を使うものやテンポの速いゲームでは、どうしても不器用な子が目立ってしまうことも。
個人が目立ちすぎない工夫をしましょう(グループ戦にする、役割を持たせるなど)。
③ 自由記述や個人情報には配慮を
クイズや心理テストでは、「無理に書かせない」「見られて困る内容は扱わない」ことを意識しましょう。
6. まとめ
学級開きは、1年間のクラスづくりの出発点です。
その中で、ちょっとしたゲームやアイスブレイクを取り入れるだけで、子どもたちの表情がグッとやわらぎ、教室の空気が温まります。
特に小学校高学年は、「自分を出したいけど恥ずかしい」「新しい関係に飛び込むのが不安」という年ごろ。だからこそ、笑いながら関われる場面がとても大切なんです。
紹介したゲームは、どれも大掛かりな準備は必要ありません。先生のちょっとした声かけや工夫で、子どもたちの心をつかむチャンスになります。
ぜひ、自分のクラスに合ったものを見つけて、楽しい学級開きのスタートを切ってくださいね!
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