こんにちは。晴田そわかです。
今回の記事では《小学生のオンライン英会話、効果が出るまでの期間とは?》について紹介させて頂きます。
- 1. 導入:オンライン英会話ってどのくらいで効果が出るの?
- 2. オンライン英会話の「効果」って何を指す?
- 3. 小学生の場合、効果が見え始めるのはいつ頃?
- 4. 効果が出やすい子の特徴と家庭のサポート例
- 5. 効果が出にくいと感じる場合の原因と対処法
- 6. 続けるために大切なポイント
- 7. まとめ:ゆっくりでも「続ければ、話せるようになる」
1. 導入:オンライン英会話ってどのくらいで効果が出るの?
「うちの子、半年続けてるけど、ほんとに上達してるのかな…?」
オンライン英会話を始めてしばらく経つと、多くの保護者が一度はこんな疑問を持つものです。
小学生向けのオンライン英会話は、気軽に始められて便利な一方で、目に見える成長がゆっくりなこともあり、「効果が出てるのか分かりづらい」と感じることがあります。
「週に何回くらいやればいいの?」「続ければ話せるようになるの?」「他の子はどれくらいで話せるようになったの?」
この記事では、そうした疑問にしっかり答えるために、小学生がオンライン英会話で効果を実感できるまでの期間や、効果が出やすい・出にくいパターン、家庭でできるサポートの工夫などをまとめて紹介します。
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2. オンライン英会話の「効果」って何を指す?

まずは、「効果が出る」とは具体的にどういう状態を指すのかを整理しておきましょう。
オンライン英会話の“効果”という言葉は、人によってイメージが違います。だからこそ、「うちの子、まだ効果が出ていない」と思っていても、実はしっかり力がついてきているケースも多いんです。
主に、以下の4つの力がついてくると「英語の効果が出ている」と言えます。
● 単語やフレーズの理解力
英語で話しかけられたときに、なんとなく意味が分かるようになってきた。
「apple」「open your book」などの基本的な単語や指示がわかるようになるのは、初期の大きな一歩です。
● 英語を聞く力(リスニング)
先生の言っていることが以前よりも聞き取れるようになる。
聞き取れなくても、「質問された」と感じ取れるようになるのも立派な成長です。
● 英語で話す力(スピーキング)
最初はYes/Noだけだった子が、「I like cats.」「My name is…」と短い文を話せるようになる。
発音も少しずつ自然に近づいていきます。
● 慣れ・自信・「英語が好き」の気持ち
英語に対して構えずに、「またレッスン受けたい!」と言えるようになったら、大成功。
この「好き」の気持ちは、今後の英語学習において最大の武器になります。
つまり、「文法テストで点数が取れる」だけが英語の効果ではありません。
オンライン英会話では、こうした**“英語に慣れる・楽しむ・自信をつける”**という内面の成長も、しっかり見てあげたいポイントなのです。
3. 小学生の場合、効果が見え始めるのはいつ頃?

さて、ここからが本題です。小学生がオンライン英会話を始めてから、どれくらいでその“効果”が見えてくるのでしょうか?
もちろん個人差はありますが、ある程度の目安はあります。
● 1〜3ヶ月:聞こえる音が変わってくる
レッスンを始めてすぐは、先生の話すスピードや発音に戸惑う子が多いです。
でも、1〜3ヶ月もすると「名前を聞かれた」「Good jobって言われた!」など、音の意味に反応できるようになってきます。
● 3〜6ヶ月:反応や発話が変化する
「Hello!」と言われて自然に「Hello!」と返せるようになる。
自分の名前や好きなものを言えるようになる子も。
質問に対して首をかしげなくなる、表情が柔らかくなるなど、見た目でも変化が見えてきます。
● 6ヶ月〜1年:簡単な会話のやりとりができるように
「What’s your favorite color?」と聞かれて「I like blue.」と答えられるようになる。
この頃には、自分から「I’m hungry.」など気持ちを伝える場面も出てきます。
リスニングもぐっと伸びてくる時期です。
もちろん、これらはあくまで「英語に触れる頻度が週1〜2回以上ある」など、一定の条件のもとでの目安です。
子どもによってペースはさまざまなので、焦らず見守る姿勢が大切です。
4. 効果が出やすい子の特徴と家庭のサポート例

同じようにオンライン英会話を受けていても、効果が早く出る子と、そうでない子がいます。
もちろん、性格や学年の違いも大きいですが、いくつか共通する特徴や家庭での関わり方があります。
● 毎週2回以上のレッスンを受けている
英語に触れる時間が多いほど、慣れも速くなります。
週に1回だけでも効果はありますが、「毎週2回以上+英語動画などの家庭学習」があると、吸収のスピードがまるで違います。
週1回だと、前回の内容を忘れてしまいやすく、定着にも時間がかかります。
でも週2〜3回あると、英語が“日常の一部”として定着しやすいんです。
● 英語の絵本・動画・アプリなどの併用がある
レッスン以外の時間に英語に触れることで、インプットが増えていきます。
子どもに人気のYouTubeの英語アニメや、歌の動画などは、リスニング力と発音の力を伸ばす助けになります。
また、英語絵本の読み聞かせを取り入れると、文のリズムや語彙が自然に入ってきます。
「レッスンの日だけ英語」ではなく、「日常にも英語がある」という環境が大切です。
● 家族がポジティブな声かけをしている
子どもは、大人の反応にとても敏感です。
「今日のレッスン、楽しそうだったね」「“apple”って言えてたね、すごい!」と、どんなに小さなことでも褒めてもらえると、子どもは「英語って楽しい」と思えるようになります。
一方で、「まだ話せないの?」「あんまり進歩がないね」などの言葉は、やる気をそいでしまうことも…。
英語の力はすぐには見えないけれど、しっかり伸びています。小さな“できた”を見つけて、一緒に喜ぶ姿勢が大事です。
● 英語を使うことが「楽しい」と思えている
何より大事なのが、「本人が楽しんでいるかどうか」。
たとえ短くても、笑顔でレッスンを終えたなら、それはもう大きな収穫です。
英語を勉強として捉えるのではなく、「ゲームみたい」「友だちと話すみたい」と感じられたら、続ける力もぐんと伸びていきます。
5. 効果が出にくいと感じる場合の原因と対処法

「うちの子はちっとも話せるようにならない」「ずっと先生の話を聞いているだけ」
そんな風に感じてしまうときもあると思います。
でも、そう感じる原因にはいくつかパターンがあります。焦らず、少しだけ工夫してみることで、子どもの変化が見えてくることも。
● 「レッスンを受けるだけ」で終わっていないか?
週に1回30分のレッスンだけで、自然に話せるようになるのは難しいです。
特に最初の数ヶ月は「受けてるだけ」の状態になりがちなので、家で少しだけでも英語を復習したり、動画を見せたりしてフォローすることで、理解のスピードが上がります。
● 講師との相性が悪い/内容が合っていない
先生との相性がイマイチだと、どうしても緊張してしまったり、消極的になってしまったりします。
オンライン英会話では、講師を選べるところも多いので、「この先生だとよく笑ってるな」と思える先生を探すのも手です。
また、内容が難しすぎても、簡単すぎても、子どもは飽きてしまいます。
レベルチェックや、先生に相談するなどして、子どもに合ったレッスン内容になっているかを見直すことも大切です。
● 無理に続けさせている → 子どもが楽しめていない
「英語は大事だから…」と親が思えば思うほど、つい強制的になってしまうことがあります。
でも、子どもにとって「やらされてる感」が強いと、英語に対するマイナスな気持ちが先に出てきてしまいます。
調子の悪い日は思い切って休んだり、レッスンの後に好きなおやつを用意したり、ちょっとしたご褒美感を持たせるのも、実は効果的です。
● 対処法:講師変更、頻度調整、日本語サポートの活用
英語に対して苦手意識がある場合は、日本語でフォローできる講師や教材も選択肢の一つです。
また、1回30分のレッスンを週2回にしたり、10分×3回にしたりと、無理のないペースに調整するのもおすすめ。
今のスタイルが合っていないだけで、方法を少し変えるだけでグッと伸びることも多いんです。
6. 続けるために大切なポイント

オンライン英会話は、続けることがいちばん大事。
でも、子どもにとって英語はまだ「当たり前」ではないので、飽きたり、気分が乗らなかったりすることもよくあります。
だからこそ、無理なく、楽しく、自然に続けていける工夫がポイントになります。
● 完璧を求めないことが第一
大人の目線だと「もっと話してほしい」「正しい文で言ってほしい」と思いがちですが、最初はそれよりも「英語を嫌いにならないこと」が大切です。
たとえば、「Hello」が言えた!「わからないけどニコニコしていた!」それで十分なんです。
英語に慣れていくうちに、自信がつき、言葉が出るようになります。
完璧に言えなくても、「今、自分の力で何かを伝えようとしている」その姿勢を大事にしてあげてください。
● 気分が乗らない日は、無理にやらなくてOK
子どもにも気分があります。「今日はちょっと気が乗らないな」という日は、無理にレッスンをさせないのも一つの手。
「今日はお休みして、お気に入りの英語の歌だけにしようか」と、プレッシャーを減らす工夫が、長く続けるカギになります。
やめるのは簡単。でも、「ちょっと休んで、また再開する」ができると、子どもも英語との距離感が柔らかくなります。
● 英語が日常の中に“ちょこっと”ある環境づくり
「レッスンの時だけ英語」というより、「毎日ちょこっと英語がある」環境が理想です。
たとえば…
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食事中に「これは英語でなんて言うのかな?」と一緒に調べる
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お風呂の中でABCソングを歌ってみる
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お出かけ前に「Let's go!」と声をかけてみる
など、ちょっとした場面に英語を混ぜていくだけで、「英語=楽しい」「英語=ふつうのこと」と感じられるようになっていきます。
● 親が楽しむ姿勢を見せる
子どもは、大人の表情や言葉から多くを学びます。
おうちの方が「英語って楽しいね!」「この歌、面白いね!」と楽しそうにしていると、それが一番のモチベーションになります。
「一緒にやろう」「知らなくてもいいから、やってみよう」と声をかけるだけで、子どもは安心して英語に向き合えるようになります。
7. まとめ:ゆっくりでも「続ければ、話せるようになる」

オンライン英会話をはじめても、「思ったよりすぐには話せないな」と感じることは、どの家庭にもあります。
でもそれは、まったく普通のこと。英語はすぐに結果が見えるものではないからです。
でも、「英語を聞くこと」「英語でやりとりしようとすること」は、確実に積み上がっています。
ある日突然、「あれ?英語で返事してる!」と感じる日がやってきます。
その日のために、大人ができるのは
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子どもを信じて見守ること
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少しずつでも毎日英語に触れる環境をつくること
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楽しく続ける工夫を忘れないこと
これだけで大丈夫です。
子どもたちの吸収力は、想像以上です。
「ゆっくりでも大丈夫」「楽しくていいんだよ」と伝えながら、親子で一緒に英語の世界を楽しんでいってくださいね。
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