こんにちは。晴田そわかです。
今回の記事では《【小学生向け】こどもの日の由来と豆知識10選!親子で学べる日本の伝統行事》について紹介させて頂きます。
- 1. はじめに
- 2. こどもの日の由来(歴史)
- 3. 豆知識①:なぜ5月5日なの?
- 4. 豆知識②:鯉のぼりのひみつ
- 5. 豆知識③:かぶとをかざる理由
- 6. 豆知識④:柏餅とちまきのちがい
- 7. 豆知識⑤:菖蒲湯で元気になる?
- 8. 豆知識⑥:なぜ「こどもの日」には祝日なの?
- 9. 豆知識⑦〜⑩:こどもの日にまつわるおもしろトリビア
- まとめ:親子で伝統を楽しもう
1. はじめに
5月5日は「こどもの日」。ゴールデンウィークのなかでも、家族みんなが集まって楽しく過ごす日として知られていますね。けれど、「なんで鯉のぼりを飾るの?」「柏餅ってどうして食べるの?」など、気になったことはありませんか?
こどもの日は、日本に古くからある行事「端午(たんご)の節句」がもとになっています。そして、この日には、子どもたちの健康と成長を願うさまざまな風習や意味が込められているんです。
この記事では、親子で楽しめるこどもの日の「由来」や「豆知識」を10個ご紹介します。子どもにとっては学びになり、大人にとってはどこか懐かしくなるような内容です。一緒に楽しく学びながら、日本の伝統行事に触れてみましょう!
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2. こどもの日の由来(歴史)
こどもの日は、もともと「端午の節句」と呼ばれる行事でした。「節句(せっく)」とは、昔の日本で季節の変わり目を意味し、健康や安全を願って行われていた特別な日です。
「端午の節句」は、古代中国の文化が日本に伝わったもので、はじめは貴族や武士のあいだで菖蒲(しょうぶ)を飾ったり、薬草を入れたお風呂に入ったりして、邪気をはらう行事として広まりました。
日本では、特に男の子の成長を願う行事として定着し、鎧やかぶと、武者人形などを飾るようになりました。そして1948年(昭和23年)、国の法律によって「こどもの日」として正式な祝日に決まりました。
このとき、男の子だけでなく、「すべての子どもの幸福を願う日」となり、女の子もふくめたみんなのお祝いになったのです。
3. 豆知識①:なぜ5月5日なの?
「端午の節句」はもともと、5月の最初の「午(うま)の日」を意味していました。しかし、日本では「五」が重なる「5月5日」が縁起がよいとされ、「端午=5月5日」として定着していったのです。
また、旧暦の5月は暑さが始まる時期で、体調をくずしやすい季節でした。そこで、人々は邪気をはらうために菖蒲(しょうぶ)を使って健康を守ろうとしたのです。
つまり、5月5日は、自然の力を取り入れて体を守る「健康のおまじないの日」でもあったんですね。
4. 豆知識②:鯉のぼりのひみつ

こどもの日といえば、やっぱり「鯉のぼり」ですよね。空をゆうゆうと泳ぐ鯉のぼりには、子どもたちの夢や願いが込められています。
昔の中国には、「登竜門(とうりゅうもん)」という伝説があります。激しい滝を登りきった鯉は、竜になって天へ昇ることができるというお話です。
この話にちなんで、日本でも「鯉のように強く、元気に成長してほしい」と願って、鯉のぼりを飾るようになりました。
鯉のぼりには色にも意味があります。一番大きな黒い鯉は「真鯉(まごい)」でお父さん、赤い鯉は「緋鯉(ひごい)」でお母さん、そして青や緑の小さな鯉は子どもを表しています。
5. 豆知識③:かぶとをかざる理由
鯉のぼりと並んで、こどもの日に飾られるのが「かぶと」や「武者人形」です。かぶとは戦国時代の武士たちがかぶっていた頭の防具で、戦から身を守る大切な道具でした。
こどもの日にかぶとを飾るのは、「子どもがケガや病気から守られて、元気に育ちますように」という願いが込められています。
また、戦国時代の武将たちは「強く、正しく、生きぬく」ことを大切にしていました。その精神も子どもに受け継いでほしいという思いが、かぶとに表れているのです。
6. 豆知識④:柏餅とちまきのちがい

こどもの日といえば、柏餅やちまきを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。でも、どうしてこの2つのお菓子がこどもの日に食べられるのでしょう?
**柏餅(かしわもち)**は、もち米の生地であんこを包み、それを柏の葉で巻いたものです。柏の木は、新しい芽が出るまで古い葉が落ちない性質があるため、「家系が絶えない」「子孫繁栄」の縁起物として大切にされてきました。つまり、子どもが元気に育ち、代々続いていくようにという願いが込められているのです。
一方、ちまきは笹の葉で餅やごはんを包んで蒸したもの。こちらは中国から伝わった風習で、もともとは悪いものを追い払う魔よけの意味がありました。関西地方や九州では、ちまきを食べる文化が根づいていて、地域によってこどもの日の味が少し違うのもおもしろいですね。
7. 豆知識⑤:菖蒲湯で元気になる?
こどもの日の夜に入ると良いとされる「菖蒲湯(しょうぶゆ)」。これは、お風呂に菖蒲の葉を入れて香りを楽しむというものです。
昔の人たちは、菖蒲の香りや成分に「邪気を払う力」があると信じていて、体を守るためにこの風習を続けてきました。さらに、菖蒲の形が剣に似ていることから、男の子の強さを象徴する植物としても親しまれています。
また、「しょうぶ」という言葉の響きが「勝負」に通じることから、武士の間では縁起が良いものとして大切にされてきた背景もあります。
現在では、リラックス効果や血行促進などの健康面でも注目されており、親子でゆったりとした時間を過ごすにもぴったりの習慣です。
8. 豆知識⑥:なぜ「こどもの日」には祝日なの?

1948年、日本の法律で「こどもの日」が正式に国民の祝日と定められました。その目的は、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日」とされています。
つまり、こどもの日には「子どもを大切に思う気持ち」だけでなく、「育ててくれる親や家族に感謝する」という意味も込められているのです。
親子の絆を深める日として、改めてお互いの存在に感謝し合える特別な日だといえるでしょう。
9. 豆知識⑦〜⑩:こどもの日にまつわるおもしろトリビア

こどもの日は、伝統的な意味合いだけでなく、ちょっと意外で面白い話もたくさんあります。ここでは、お子さんとの会話が弾むような雑学やトリビアを4つご紹介します!
⑦ 鯉のぼり、もともとは武士の家だけのものだった?
今ではどこの家庭でも見かけるようになった鯉のぼりですが、もともとは江戸時代の武士階級のあいだで広まったものでした。
江戸幕府の時代、「端午の節句」は男の子の成長を祝う行事として武家社会で重要視されていて、特に武士の家では男子が生まれると「幟(のぼり)」や「かぶと」を立てる風習がありました。そこに中国の「登竜門」の故事が結びつき、鯉のぼりの文化が生まれたのです。
町人(商人や庶民)の家で鯉のぼりを立てるようになったのは江戸中期ごろから。庶民の間では紙で作った鯉のぼりから始まり、徐々に布製へと変わっていきました。当時は5月の空に色とりどりの鯉がたなびき、まるで町中がお祝いムード一色だったそうです。
⑧ 世界中に「こどもの日」があるって知ってた?
実は「子どもを大切にしよう」という気持ちは、世界中で共有されています。
たとえば中国では「国際児童節」と呼ばれる6月1日が「こどもの日」。韓国では日本と同じく5月5日ですが、こちらは家族でテーマパークに行ったり、外食を楽しむのが一般的。アメリカには「National Children’s Day」という日がありますが、日付は州によって違い、6月の第2日曜日に祝うことが多いようです。
国連は11月20日を「世界こどもの日(Universal Children’s Day)」と定めており、世界中の子どもたちの権利を守るための活動が行われています。
こうした国際的な取り組みを知ることで、日本のこどもの日にも、より広い視野で意味を感じることができますね。
⑨ 鯉のぼりのてっぺんにある“くるくる”の正体は?

鯉のぼりをよーく見ると、一番上にくるくる回る風車のようなものがついていますよね。あれは「矢車(やぐるま)」といって、ただの飾りではありません。
矢車は、風向きや風の強さを目で見て感じるための工夫であると同時に、「邪気を払い、家を守る」という意味がある縁起物です。矢の形をしているのは、戦国時代の武士たちが「矢=武勇・守護の象徴」として大切にしていたから。
また、矢車の下には「吹き流し」と呼ばれる五色の布がついています。これは中国の五行思想に基づくもので、青・赤・黄・白・黒の五色が自然界のバランスや調和を表し、健康や安全を願う意味が込められています。
つまり、鯉のぼりの構成ひとつひとつに、きちんと意味があるんですね。
⑩ 柏餅の葉っぱ、食べちゃっても大丈夫?
子どもたちにとってはちょっとした疑問かもしれません。「柏餅って葉っぱごと食べるの?」という声、聞いたことありませんか?
柏餅を包んでいる柏の葉っぱは、基本的には食べません。葉っぱはあくまで“香りづけ”や“保存のための包み”として使われており、食べると少しかたくて口に残ります。でも、もしうっかり一緒に食べてしまっても、人体に害はありませんのでご安心を。
ちなみに、関西で多く食べられるちまきの方は、笹の葉に包まれていますが、こちらもやっぱり葉は食べません。見た目も香りも全然違う2つのお菓子ですが、それぞれに地域の伝統や想いが込められているんです。
まとめ:親子で伝統を楽しもう

こどもの日は、子どもの成長を願うだけでなく、日本に古くから伝わる風習や文化がたくさん詰まった日です。鯉のぼりや柏餅、かぶとや菖蒲湯――どれも昔の人たちが大切にしてきた意味や思いがあります。
この記事で紹介した豆知識をきっかけに、お子さんと一緒に「なぜ?」を楽しんだり、行事に参加する気持ちが深まったりすればうれしいです。現代では行事に触れる機会が少なくなっていますが、こうした季節の行事を通して、家族の会話や思い出が増えていくことは、何よりも大切な学びになるでしょう。
ぜひ今年のこどもの日は、意味を知ったうえで伝統を楽しんでみてくださいね。
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