こんにちは。晴田そわかです。
今回の記事では《小学生低学年のプール開きにおすすめ!水泳が楽しくなるアクティビティ10選》について紹介させて頂きます。
- はじめに
- 1. プールの中で宝探しゲーム
- 2. 水かけリレー
- 3. ワニさん歩き競争
- 4. フラフープくぐり
- 5. ビート板おいかけっこ
- 6. じゃんけんフロート
- 7. 水中じゃんけん列車
- 8. ビート板サーフィン
- 9. おたまリレー
- 10. 水中グーパー体操
- 注意点と安全指導のポイント
- まとめ
はじめに
小学生低学年の子どもたちにとって、「プール開き」はドキドキとワクワクが入り混じる特別な行事ですよね。新しい学年が始まり、気温もぐんぐん上がってくる5月〜6月ごろ。「もうすぐプールが始まるよ!」と聞くだけで、笑顔になる子もいれば、少し不安そうな顔を見せる子もいます。
実際に、水が苦手だったり、顔をつけるのが怖かったりする子は少なくありません。低学年ではまだ泳ぎそのものよりも「水に親しむ」「遊びながら慣れる」ことが何より大切です。
そこで今回は、小学生低学年のプール開きにぴったりな、楽しくて安全な水泳アクティビティを10個ご紹介します。どれも授業や家庭で簡単に取り入れられるものばかり。水泳の導入期に「楽しい!」と思わせることが、長い目で見て泳力の向上につながります。指導のヒントとしてぜひご活用ください。
✨関連記事はこちら⬇️
1. プールの中で宝探しゲーム

●ルールとやり方
プールの中に沈めたおもちゃやビート板、ペットボトルのキャップなど、軽くて拾いやすい「宝物」を子どもたちに探してもらうゲームです。足の届く浅いプールで行うと安全に楽しめます。
-
あらかじめ宝物(5〜10個程度)を水中に沈める
-
笛や合図でスタート!
-
子どもたちは1人1個ずつ拾い、スタート地点に戻る
-
チーム対抗や個人戦など、ルールはアレンジ可能
●ねらいとポイント
-
潜ることに抵抗がある子にも、「遊び」としてチャレンジさせやすい
-
顔を水につける練習になる
-
水中で目を開けることにも自然と慣れていく
●実施時間の目安
10〜15分程度が目安。何度か繰り返しても盛り上がります。
2. 水かけリレー
●ルールとやり方
バケツや紙コップを使って水を運ぶリレー形式のアクティビティです。頭の上に乗せたり、口にくわえて運んだり、さまざまなアレンジが可能です。
-
チームごとに並ぶ(4〜6人が理想)
-
プールの水を容器ですくい、一定の距離先にあるバケツに移す
-
バケツが一杯になったら勝ち!
※コップに穴をあけておくと、慎重に運ぶ楽しさが増します
●ねらいとポイント
-
楽しく体を動かしながら、水に親しむことができる
-
競争要素があるため、飽きずに取り組める
-
顔や体に水がかかる経験を増やす
●実施時間の目安
15分程度。リレーの回数を調整して実施可能です。
3. ワニさん歩き競争

●ルールとやり方
子どもたちは水の中で「ワニさん」になって、手と足で底を這うように進みます。体が水に沈むので、自然と顔が水に近づき、水への恐怖心をやわらげる効果があります。
-
スタートラインに並ぶ
-
よーいドン!の合図で、手と足を使ってワニのように進む
-
一番早くゴールした人が勝ち
グループごとに対戦形式でやるとより盛り上がります。
●ねらいとポイント
-
水に浮く・沈む感覚を体で覚える
-
バタ足やけのびにつながる動きが自然に身につく
-
顔をつける練習の導入にぴったり
●実施時間の目安
10〜12分ほど。2〜3ラウンド行うとよいです。
4. フラフープくぐり
●ルールとやり方
水中に沈めたフラフープを、子どもたちがくぐって進むアクティビティです。フラフープを複数設置し、順番にくぐっていく「障害物コース」のようにしても面白いです。
-
プール内にフラフープを沈める(横向きで固定する)
-
子どもは一人ずつ順番にくぐる
-
難しい場合は、先生が支えてあげてもOK
●ねらいとポイント
-
水中でのバランス感覚を養う
-
恐怖感をやわらげるとともに、水中での動きを楽しめる
-
顔をつけなくてもできるため、初心者にもやさしい
●実施時間の目安
10〜15分程度。コースを変えたり、タイムアタックにするとより盛り上がります。
5. ビート板おいかけっこ

●ルールとやり方
ビート板を使って、前の子を追いかけながら泳ぐ遊びです。バタ足の導入や、ビート板の扱いに慣れる練習にも最適です。
-
2人1組またはグループでスタンバイ
-
先頭の子がビート板を持ってスタート
-
数秒後に後ろの子が追いかける
-
追いつけたら交代して、再スタート
ビート板を浮かべてから追いかける「追跡ゲーム」にしても楽しいです。
●ねらいとポイント
-
楽しみながらバタ足練習ができる
-
スピード感があり、競争が好きな子に効果的
-
グループで取り組めば達成感が得られる
●実施時間の目安
15分程度。人数やレベルに応じて時間を調整してください。
6. じゃんけんフロート
●ルールとやり方
水の中でじゃんけんをし、勝ったら前進、負けたら後退…と進んでいくゲームです。遊びながら水の中での体のバランスを養うことができます。
-
2人1組で向かい合ってスタンバイ
-
水の中でじゃんけん!
-
勝ったら1歩(または1回浮かんで)前進、負けたら後退、あいこはそのまま
-
先にゴールラインに着いた方が勝ち
※足の届く深さのプールで、無理なく安全に実施してください。
●ねらいとポイント
●実施時間の目安
10〜15分程度。トーナメント戦や勝ち抜き戦など、工夫次第で盛り上がります。
7. 水中じゃんけん列車

●ルールとやり方
じゃんけんをしながら列車のように連なっていく遊びです。人数が多いほど盛り上がるアクティビティで、学級全体での一体感づくりにも効果的です。
-
プール内で自由に歩き回り、出会った相手とじゃんけん
-
勝った人が先頭になり、負けた人は後ろにくっついて列車になる
-
どんどんじゃんけんを繰り返して、長い列車を作る
最後はクラス全員が1本の水中列車になるのがゴール!
●ねらいとポイント
-
仲間意識や連帯感が生まれる
-
水中での自由な移動やバランスを自然と練習できる
-
勝ち負けよりも、列車がつながっていく過程が楽しい
●実施時間の目安
10〜12分。テンポよく進めると楽しさが倍増します。
8. ビート板サーフィン
●ルールとやり方
ビート板に腹ばいになって乗り、手足を使ってバランスをとりながら進むゲームです。まるで水の上を「サーフィン」しているような感覚が味わえます。
-
ビート板にうつ伏せで乗る
-
手や足で水をかいて進む(バタ足や手こぎ)
-
まっすぐゴールを目指す!
タイムを測ったり、ジグザグコースにするとより難易度アップ。
●ねらいとポイント
-
浮力に慣れるトレーニングに最適
-
水に乗る感覚を楽しめる
-
バタ足や手のかきの導入としても効果あり
●実施時間の目安
10〜15分。水慣れが進んだ後半の授業におすすめです。
9. おたまリレー

●ルールとやり方
おたま(プラスチックスプーン)にピンポン玉をのせて、水中を慎重に歩いていくリレーです。水があることで普段より難易度が上がり、集中力も必要です。
-
チームごとに並ぶ
-
おたまにピンポン玉をのせて、プール内を歩く
-
途中で落とさずに帰ってこれたら、次の人と交代
-
落とした場合は、その場で乗せ直して続行
水の抵抗を受けながら慎重に歩くことで、水中でのバランスが養われます。
●ねらいとポイント
-
楽しみながらバランス感覚を育てる
-
「そっと歩く」ことを通じて、水の抵抗を体感できる
-
チームで協力する要素もあり
●実施時間の目安
15〜20分。学級の人数に応じてリレー回数を調整してください。
10. 水中グーパー体操
●ルールとやり方
「グー」でしゃがみ、「パー」でジャンプする、簡単な動作を水中で行う体操です。準備運動やクールダウンにもぴったり。
-
水に肩まで浸かってスタンバイ
-
先生の掛け声にあわせて「グー(しゃがむ)・パー(ジャンプ)」を繰り返す
-
徐々にテンポアップしてみてもOK!
アレンジで「グー・チョキ・パー」なども取り入れられます。
●ねらいとポイント
-
運動前後のウォーミングアップに最適
-
水中での上下運動により、筋力・バランスが鍛えられる
-
誰でも簡単に取り組め、安心感がある
●実施時間の目安
5〜10分。準備運動や締めの活動として取り入れやすいです。
注意点と安全指導のポイント

水泳指導では、安全への備えが最も重要です。低学年の子どもたちは、水への恐怖心やふざけ行動から事故につながるリスクもあるため、事前指導を丁寧に行い、安心して活動に取り組める環境づくりが不可欠です。
ここでは、授業の中ですぐに使える具体的な安全指導の工夫や声かけ例を紹介します。
●安全指導の基本事項(初回指導時)
プールサイドでのルール
-
プールサイドは絶対に走らない
-
勝手に飛び込まない・押し合わない
-
先生の合図があってから入水する
プール内での注意
-
顔を無理やり水につけさせない
-
他の子を押したり、急に潜ったりしない
-
水をふざけてかけ合わない(怖がる子への配慮)
使用用具について
-
ビート板・浮き具は練習道具であって遊び道具ではないと伝える
-
終わったら元の場所へきちんと片づける
●導入時の安全配慮の工夫
◆プールの神様にごあいさつ
担任時代、私が毎年実践していたのが、「プールの神様にお祈りする時間」を最初の授業で取り入れることです。
「これからのプールが、楽しくて、みんながケガなく安全に過ごせますように」
「みんなで仲良く使えますように」
このお祈りの時間は、子どもたちにとっても「大事に使う」「安全に気をつける」という気持ちを自然と引き出してくれます。教室のルールと同じように、プールにも“目に見えないルール”があると伝えると、子どもたちは神妙な表情で聞き入り、ふざけた行動も減りました。
◆必ず「バディ」を組ませる
安全確認・入水・退水など、すべての場面でバディ(2人組)を組ませることは、現場で非常に有効です。特に低学年では、担任の目が行き届かない瞬間も出てきます。そんなときに子ども同士が見守り合う関係があると、大きな安心につながります。
バディ制の活用場面の例:
-
更衣室で「着替え終わったよ」と確認し合う
-
プールサイドで「2人で一緒に並んで座る」
-
入水時に「バディと手をつないで入る」
-
活動中に「困っていたら声をかけてあげる」
「みんなの命を守るために、大事な“水のパートナー”だよ」
「バディのことをちゃんと見てあげてね。困ってたら助けてあげようね」
と伝えることで、責任感や思いやりも自然と育まれます。バディは週替わりや日替わりで変更することで、友達関係の広がりにもつながっていきます。
●安全確認の合言葉
低学年には、合言葉でルールを覚えさせると、明るく・楽しく・しっかり伝えることができます。
「プールでは は・し・ら・な・い」
は=はしらない
し=しずかに先生の話を聞く
ら=らんぼうにしない
な=なにかあったらすぐ言う
い=いちばんに命をまもろう!
入水前に毎回みんなで復唱することで、ルールを習慣化させ、安全意識を高める効果があります。
まとめ

小学生低学年のプール授業は、「泳ぐこと」よりも「水に親しむこと」「楽しむこと」が最優先です。今回ご紹介したアクティビティは、遊びの中に自然と水泳の要素が含まれており、子どもたちが「水って気持ちいい!」「またやりたい!」と思えるような内容になっています。
水への恐怖心を少しでも和らげ、自信をもって授業に参加できるよう、一人ひとりのペースに寄り添うことも大切です。学級の状況や子どもたちのレベルに応じて、紹介した10のアクティビティをぜひアレンジして活用してください。
プール開きの第一印象が、1年間の水泳指導を左右します。
楽しいスタートを切って、子どもたちと一緒に笑顔あふれる水泳の時間をつくっていきましょう!
✨関連記事はこちら⬇️