
こんにちは。晴田そわかです。
今回の記事では《小学生の水泳嫌いはこうして直す!水を怖がる子に寄り添う教え方》について紹介させて頂きます。
- 【はじめに】「水泳が嫌い…」それ、放っておかないで!
- ①:小学生が水泳を嫌いになる5つの原因とは?
- ②:水泳嫌い克服の第一歩は“安心”から
- ③:水を怖がる小学生に効果的なアプローチ5選
- ④:保護者ができるサポートと声かけのコツ
- ⑤:水泳が好きになるまでにかかる時間は人それぞれ
- 【まとめ】水泳嫌いは「心のケア」から始めよう
【はじめに】「水泳が嫌い…」それ、放っておかないで!
夏になると、多くの小学校で水泳の授業が始まります。楽しみにしている子がいる一方で、「水泳なんて大嫌い」「プールに入りたくない」と感じている子どもも少なくありません。
「うちの子、泳げないから行きたくないって…」「水が怖くて、授業が始まるたびに泣きそうになる」
そんな悩みを抱える保護者や指導者の方も多いのではないでしょうか。
実は、「水泳が嫌い」という子どもは決して珍しくありません。文部科学省の全国体力テスト(小5・中2対象)でも、水泳は他の種目と比べて苦手とする子の割合が高い傾向にあります。
子どもの「嫌い」は、放っておくと水泳そのものだけでなく、体育全般や集団活動にも苦手意識を持ってしまうことがあります。でも逆にいえば、水泳嫌いの原因に寄り添い、正しく向き合うことで「できた!」「楽しい!」に変えていくことも十分に可能です。
この記事では、小学生の水泳嫌いを克服するために、「なぜ嫌いになるのか?」という原因を紐解きながら、効果的な教え方や家庭でのサポート方法をご紹介していきます。
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①:小学生が水泳を嫌いになる5つの原因とは?

まずは、水泳が嫌いになる原因を理解することが大切です。嫌いには必ず「理由」があります。その多くは、子ども自身が言葉にして伝えるのが難しい不安や失敗体験に根ざしていることが多いのです。
以下のような要因が、水泳嫌いの背景としてよく見られます。
1. 顔に水がかかるのが苦手
水が目や鼻に入るのが怖い、気持ち悪いという子はとても多いです。とくに目を開けて泳ぐことや、鼻に水が入ったときのツーンとした痛みを一度経験すると、それだけで「もういや!」という気持ちになることも。
2. 息継ぎや水中での感覚に不安がある
水中では思うように呼吸ができず、息が続かないことへの不安があります。水に入ったとたんパニックになったり、「吸えない」「息が止まる」と感じてしまったり…。そうした体験が恐怖心へとつながることも。
3. 周囲との比較や失敗体験
「友達は泳げるのに自分だけできない」「前に沈んでしまったのを笑われた」など、人との比較や過去の失敗がきっかけで水泳が嫌いになることもあります。とくに集団で行う学校の授業では、他人の目が気になって自信を失いやすいのです。
4. 先生やコーチとの相性・指導法
指導者の接し方も大きな影響を与えます。「先生に怒られた」「無理に泳がされた」など、怖い経験やプレッシャーが原因になることもあります。子どもは大人の表情や口調にとても敏感です。
5. 「泳げない=恥ずかしい」という思い込み
子どもは周囲の反応をよく見ています。「泳げないなんて恥ずかしい」と思い込んでしまい、自分に劣等感を持ってしまうことがあります。それが水泳への拒否反応として表れ、「行きたくない」「嫌い」という言葉になるのです。
②:水泳嫌い克服の第一歩は“安心”から

「嫌い」は心のサインです。まず大人が「なぜ嫌がっているのか」に気づき、気持ちに寄り添う姿勢を持つことが、水泳嫌い克服の第一歩となります。
何よりも大切なのは、子どもが「安心して練習できる」と感じられる環境です。いくら泳ぎ方を教えても、怖さや不安がぬぐえなければ、水の中でリラックスすることはできません。
安心感を育てるためのポイントとしては、
-
叱らない、焦らせない
-
「できない」を否定しない
-
小さな変化を認める
-
楽しく終われるようにする
といった対応が効果的です。
また、プールの水温が冷たすぎる、周囲の声が響いて怖い、コーチの態度が厳しいなど、環境要因も子どもの心に大きな影響を与えます。
指導者や親が「泳げるようになってほしい」という思いを持つのは自然なことですが、それ以上に大切なのは、子どもが「またやってみたいな」と思えること。水とふれあうことが「楽しい」と思えるような雰囲気づくりを心がけましょう。
③:水を怖がる小学生に効果的なアプローチ5選

子どもが水泳を「嫌い」と感じているとき、まずは泳ぐことを目標にせず、水と親しむことから始めることが大切です。ここでは、実際に効果があった5つの具体的なアプローチをご紹介します。
① 水遊びからスタートし「楽しい!」を育てる
いきなり泳がせようとせず、「水って気持ちいいな」「おもしろいな」と思えるような遊びから始めましょう。
たとえば、
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水鉄砲やバケツで水を掛け合う
-
ビート板を使って水に浮かぶ
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足でバシャバシャ水を蹴ってみる
-
プールサイドを歩いて水に慣れる
といった「泳ぐこととは関係のない活動」でも、子どもの中に「水は怖くない」という感覚が少しずつ育っていきます。笑顔で終われる体験を積み重ねることが、最初の一歩です。
② 顔つけ・呼吸の練習をじっくりと

水が怖い子は、顔をつけることにも抵抗があります。まずは無理せず、「口まで」「鼻まで」「目まで」と段階的に進めていきましょう。
顔をつける練習と並行して、呼吸の仕方も丁寧に教えていきます。
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洗面器やバケツに顔をつけてブクブク息を吐く
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お風呂でストローを使って泡を出す
-
顔を水につけてから「ふーっ」と吐いて自然に吸う練習
など、楽しくできる方法がたくさんあります。
水中で「息ができない」という不安は、水泳嫌いの大きな原因のひとつです。だからこそ、呼吸=安心を感じられるようになることが、水泳好きへの第一歩になります。
③ 焦らせない、比べない指導を徹底する
「早く泳げるようになってほしい」「他の子はもう泳いでるのに」と思う気持ちがあると、つい子どもを急かしたくなります。しかし、水泳が嫌いな子にとっては、その焦りこそが最大のプレッシャーになります。
大切なのは、周囲と比べず「昨日の自分」と比べること。
-
「今日は顔を1秒つけられたね」
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「昨日より長く足をバタバタできたね」
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「昨日は泣いてたけど、今日は笑えたね!」
こうした“自己ベースの進歩”を認めていくことが、子どもにとっての自信に変わります。
④ 見本を見せて、一緒にやる
「さあ、やってごらん」と言われるよりも、一緒にやってくれる人がいることの方が、子どもにとっては安心です。
先生や保護者が実際にプールに入り、
-
顔つけを一緒にやる
-
浮く練習を並んでやってみせる
-
「一緒にいこう」と声をかけて動く
など、見本を示すだけでなく、“ともに”取り組む姿勢を見せると、子どもは「自分だけじゃない」と思えて、挑戦する気持ちがわいてきます。
⑤ 少しずつステップアップする成功体験を積む
水を怖がる子どもには、「いきなり泳ぐ」ではなく、「一歩ずつできるようになった」と感じられる経験を積み重ねていくことが何よりも効果的です。
たとえば、
-
顔つけ → 10秒浮く → ビート板でけのび → 足だけバタ足 → 背浮き
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今日はシャワーを自分で浴びられた → プールサイドを1周歩けた → 足だけ水につけられた
など、泳ぐ手前のステップでも、「自分は進んでる」と思えれば、それがモチベーションに変わります。
「泳げるようになった」よりも、「できることが増えた」が大切なのです。
④:保護者ができるサポートと声かけのコツ

子どもが水泳に対して前向きな気持ちを持てるようになるためには、保護者のかかわり方も非常に重要です。
とくに家庭でできるサポートとしては、以下のような方法が効果的です。
● お風呂での水慣れ遊び
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洗面器に水を張って顔をつける練習
-
シャワーを上から流してみる
-
顔に水がかかることに慣れる
こうした“遊びの中で水に慣れる”工夫は、実はとても効果があります。お風呂は温かくて安心できる場所なので、子どももリラックスしやすいのです。
● ポジティブな声かけで安心感を
-
「今日もがんばったね!」
-
「昨日よりちょっとできたね」
-
「できなくても大丈夫だよ。少しずつでいいんだよ」
このような子どもの成長に目を向けた声かけは、安心感を与えます。とくに「できない」「嫌い」と言っているときほど、優しく背中を押してくれる言葉が必要です。
● 過干渉・プレッシャーには注意
一方で、「練習しなさい」「泳げるようにならないと恥ずかしいよ」など、プレッシャーになる言葉は逆効果です。
子どものペースに寄り添いながら、「やってみたい」と思える気持ちを育てていきましょう。
⑤:水泳が好きになるまでにかかる時間は人それぞれ

水泳が嫌いな子が、「水って楽しい!」「泳げるようになりたい」と思えるようになるまでには、ある程度の時間がかかることも珍しくありません。
ある子は数回の練習で克服できるかもしれませんが、別の子は数か月かかって少しずつ進歩していくこともあります。そのスピードは、本当に一人ひとり違うのです。
ここで大切なのは、「時間がかかる=遅れている」ではないという視点です。
成長はいつも、目に見える形で進むわけではありません。「今日は泣かなかった」「昨日より楽しそうだった」「少しだけでもやってみようと思えた」——そういった“心の変化”も、立派な前進です。
だからこそ、急がずに、長い目で見てあげることが必要です。とくに、無理やり泳がせたり、「みんなはできてるのに」と比べたりすると、せっかく積み上げてきた自信が崩れてしまいます。
時間をかけてでも、**「水は怖くない」「自分もできるかもしれない」**と思える経験を積むこと。それが、水泳を「嫌い」から「好き」に変えるための、確かな土台になります。
【まとめ】水泳嫌いは「心のケア」から始めよう

水泳が嫌い、苦手、水が怖い——その背景には、たくさんの不安や過去の体験があります。
でも、「できない」「怖い」と感じるのは、子どもが感じた素直な感情であり、決して悪いことではありません。
大人がすべきことは、「できるようにさせること」よりも、子どもの気持ちを受け止め、安心できる環境を整えることです。そして、笑顔で終われる水とのふれあいを、ひとつひとつ積み重ねていくこと。
その積み重ねの先に、
-
「水に顔をつけられた!」
-
「楽しかった、またやりたい」
-
「ちょっと泳げたかも!」
といった前向きな気持ちが生まれ、やがて「泳げるようになる」という結果に自然とつながっていきます。
学校やスクールの先生、そして家庭のサポート。それぞれが連携しながら、子どもにとって**“楽しい水泳体験”**を育んでいきましょう。水が怖かった思い出が、いつか「がんばってよかったね」と笑える記憶になるように。
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