
こんにちは。晴田そわかです。
今回の記事では《【小学生と学ぶ】大暑の豆知識10選|暑さのヒミツと昔のくらしを知ろう!》について紹介させて頂きます。
はじめに
「大暑(たいしょ)」という言葉を聞いたことがありますか?
ニュースの天気予報やカレンダーの小さな文字で見かけたことがあるかもしれませんね。
実はこの「大暑」は、昔から日本で使われている季節の区分「二十四節気(にじゅうしせっき)」のひとつで、1年の中でもっとも暑さが厳しいとされる時期のことを指します。
でも、大暑って「暑い」だけじゃないんです。昔の人が工夫していた暑さ対策、旬の食べ物、体にやさしい暮らし方など、知ってみるとおもしろいことがたくさん詰まっているんですよ。
今回は、小学生にもわかりやすく、大人も「へぇ〜」と思えるような「大暑の豆知識」を10個にまとめてご紹介します。
自由研究のテーマにもぴったりなので、夏休みの学習や親子の会話にもぜひご活用ください。
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第1章:大暑ってなに?

二十四節気とは?
「二十四節気」とは、昔の人が一年を24に分けて季節の移り変わりを知るために使っていたカレンダーのようなものです。
約15日ごとに「立春」「夏至」「秋分」などの節気が訪れ、それぞれに自然の変化や暮らしの知恵がこめられています。
この二十四節気は、農作業の目安としてとても大切にされてきました。たとえば「穀雨(こくう)」の頃には種まき、「霜降(そうこう)」の頃には霜に注意するなど、自然とともに生きるための大切な知恵だったのです。
大暑はいつ?どんな意味?
「大暑」は毎年7月23日ごろ(2025年は7月22日)にあたり、「一年で最も暑さが厳しい時期」という意味を持ちます。
梅雨明け直後で、夏本番を感じるころですね。
この時期は、太陽の高さや日照時間の影響もあって、気温がぐんと上がります。
気象庁のデータを見ても、日本の最高気温記録は大暑の前後に出ていることが多く、まさに「暑さのピーク」といえるでしょう。
また、「大暑」の頃には暑中見舞いを出したり、夏の風物詩である「土用の丑の日」が重なることもあります。
これらはすべて、大暑という季節を意識して行われる日本のならわしです。
第2章:小学生におすすめ!大暑の豆知識10選

① 大暑の日は、1年でいちばん暑くなりやすい日
どうして7月下旬が一番暑いの?と思うかもしれませんね。
その理由は、地球のまわり方と太陽の動きにあります。
地球が公転している関係で、太陽の光が一番強くなる「夏至(6月21日ごろ)」のあと、地面や海の熱がだんだんとたまっていきます。
この“熱の貯金”がピークになるのが、大暑の時期なのです。
つまり、大暑とは「暑さの集大成」。ここでしっかり暑さ対策をしておくと、8月の残暑にも対応しやすくなります。
② 気温が高いだけじゃない!湿度も大事
「今日の最高気温は35℃です」と聞いても、湿度によって感じる暑さはまったく違います。
湿度が高いと汗がうまく蒸発せず、体に熱がこもってしまうため、実際の気温よりもずっと暑く感じるのです。
このような体感温度を「不快指数(ふかいしすう)」といい、湿度が70%を超えると、ほとんどの人が不快に感じると言われています。
また、湿度が高いと熱中症にもなりやすくなるので、水分補給や室内の換気がとても大切になります。
③ 大暑は「土用の丑の日」とも関係あり!

「土用の丑の日(どようのうしのひ)」といえば、うなぎを食べる日として有名ですね。
実はこの「土用」というのは、大暑の時期に含まれている季節の名前なんです。
昔の人は、季節の変わり目を「土用」と呼び、体調をくずしやすい時期と考えていました。特に夏の土用は、体力が落ちやすく、食欲もなくなりがち。
そこで「精のつく食べ物」として、うなぎを食べる習慣ができたのです。
いまでもうなぎは「スタミナ食」として人気がありますが、それは昔の知恵からきているのですね。
④ 昔の人の暑さ対策グッズって?
今のようにエアコンや扇風機がなかった時代、人々はさまざまな工夫で暑さをしのいでいました。
たとえば「打ち水」。これは玄関先や道に水をまいて、気化熱によって周囲の温度を下げる方法です。
「よしず」というすだれのような道具は、風通しを保ちつつ日差しを遮ってくれます。
また、音で涼しさを感じる「風鈴」も日本の夏には欠かせません。風が吹くたびに鳴る涼しげな音が、気分までひんやりさせてくれるのです。
⑤ 昔のくらしに学ぶ!夏の過ごし方
昔の人たちは、昼間の暑い時間をなるべく避け、朝や夕方に動くようにしていました。
早朝に畑仕事をしたり、夕方には縁側で「夕涼み(ゆうすずみ)」をするなど、自然のリズムに合わせて生活していたのです。
また、家のつくりも工夫されていて、風が通るように窓を配置したり、庭に木陰をつくることで涼しさを感じられるようにしていました。
このような知恵は、現代の暮らしでも参考になるポイントがたくさんあります。
⑥ 日本以外の「暑さのしのぎ方」って?
日本の夏は蒸し暑さが特徴的ですが、世界には違った暑さ対策があります。たとえば、中東の国々では日差しがとても強いため、建物の壁を白く塗って日光を反射させたり、窓を小さくして直射日光を避けたりしています。
また、インドやタイでは、スパイスを多く使った辛い料理を食べて汗をかき、体温を下げるという文化も。イタリアなどヨーロッパでは、午後の暑い時間帯に「シエスタ(昼寝)」を取って、夜に活動するという生活スタイルが根づいています。
こうした工夫は、土地や気候に合わせて発展してきたもので、比べてみると日本の涼み方との違いもおもしろいですよ。
⑦ 大暑は季節の食べ物がたくさん!

大暑の頃は、夏野菜や果物がいちばんおいしくなる季節でもあります。たとえば、すいか、きゅうり、とうもろこし、トマト、なすなどが代表的ですね。
これらの夏野菜には、「体を冷やすはたらき」があるといわれています。きゅうりやすいかは水分が多く、食べるだけで熱中症予防にもなるんですよ。
また、食物繊維やビタミンが豊富で、夏バテしやすい時期の体をやさしく助けてくれます。
旬のものを食べることで、自然のリズムに合わせた健康的な生活ができるというわけです。
⑧ 昔の子どもの夏の遊び

昔の子どもたちは、自然の中で工夫して遊んでいました。
たとえば、竹を使った水鉄砲や、川や池での水遊び、セミとり、クワガタとりなど、道具を使わずにできる遊びが多かったのです。
お金をかけず、身近な自然を活かした遊びは、現代でも楽しめます。たとえば、虫かごと網をもって近所の公園に行くだけでも、自然観察の学びになります。
こうした遊びは、五感を使い、創造力をはぐくむ力にもつながります。
デジタルゲームにはない発見が、きっとあるはずです。
⑨ 大暑のことわざや季語ってあるの?
日本には、暑さに関することわざや俳句の季語がたくさんあります。たとえば有名なのが、
「暑さ寒さも彼岸まで」
これは、どんなに暑くても秋のお彼岸(9月中旬)になれば和らぐという意味で、季節の移り変わりを表しています。
また、俳句に使われる季語では、「大暑」「猛暑」「蝉時雨(せみしぐれ)」「夏空」などが夏を感じさせる言葉として登場します。
言葉から季節を感じる文化も、日本ならではの風情ですね。
⑩ 大暑をテーマに自由研究してみよう!
ここまで読んで「これ、自由研究に使えるかも!」と思った人もいるのではないでしょうか?
大暑をテーマにすると、理科・社会・家庭科・国語など、いろんな切り口で学べます。
自由研究のテーマ例:
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気温と湿度の関係を調べて、体感温度を記録する
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打ち水実験でどれくらい温度が下がるか測ってみる
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昔の涼しさ体験(風鈴づくりやよしずを調べる)
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旬の野菜で体が冷える理由を調べる
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「夏の俳句」をまとめてミニ句集をつくる
身のまわりにある「暑さ」をテーマにするだけで、たくさんの学びが生まれます。
実験や観察と組み合わせれば、わかりやすい自由研究になりますよ!
第3章:大暑を楽しく学べる!おすすめアクティビティ3選

ここでは、大暑を「体感的に」学べるアクティビティを3つご紹介します。家庭でも学校でも楽しみながら取り組めます。
1. 気温と体感温度を比べてみよう(理科自由研究向け)
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気温計と湿度計を使って、1日数回、記録をとってみましょう
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同じ気温でも、湿度によって「暑さの感じ方」が違うことに気づけます
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風通しのよい場所・日なた・室内などで比べてみるのもおすすめです
2. 打ち水・風鈴づくりで昔の涼しさを体験!
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玄関先に水をまいて、どれだけ涼しくなるか比べてみよう
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ペットボトルを使って「手作り風鈴」を作ってみるのも楽しい
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音で涼しさを感じる日本文化に触れる機会になります
3. ことわざや季語で俳句をつくってみよう
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「暑さ寒さも彼岸まで」など、夏のことわざを調べてみる
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大暑の季語を使って俳句を1句つくってみましょう
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家族やクラスメート同士で「夏の俳句大会」もおすすめ!
第4章:まとめ|大暑を知ると、夏の見え方が変わる!

「大暑」というと、ただ「暑い日」だと思われがちですが、実はたくさんの歴史や知恵、文化がつまった大切な節目でもあります。
昔の人たちの暮らしの工夫、自然と共に生きる知恵、そして今の時代にもつながる涼のとり方や食べ物…。
大暑を学ぶことで、夏そのものをもっと豊かに、そして楽しく感じられるようになるはずです。
暑い日が続くと、つい冷たい飲み物やエアコンに頼りがちですが、少しだけ昔の工夫を取り入れてみると、体にも心にもやさしい夏を過ごせるかもしれません。
ぜひ、お子さんといっしょに、大暑をテーマにした自由研究や会話を楽しんでみてくださいね。
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