こんにちは。晴田そわかです。
今回の記事では《読書感想文が苦手な小学生へ|簡単に書ける基本のステップと例文》について紹介させて頂きます。
- 1. はじめに
- 2. 小学生が読書感想文を苦手に感じる理由
- 3. 読書感想文が簡単に書ける3ステップ
- 4. 書き出しで困らない!使いやすいフレーズ例
- 5. 学年別の簡単な例文
- 6. 読書感想文におすすめの本リスト
- 7. まとめ
1. はじめに
夏休みや冬休みの宿題の中で、特に小学生が苦手に感じる課題のひとつが「読書感想文」です。毎年のように出される定番の宿題ですが、いざ取り組もうとすると「何を書けばいいのかわからない」「ただの本のあらすじになってしまう」「感想が『おもしろかった』しか思い浮かばない」と悩む子どもは多いものです。
実は、読書感想文には“書き方のコツ”があります。感想文と聞くと難しく考えてしまいがちですが、いくつかのステップに沿って書けば、誰でもスラスラと文章を仕上げることができます。大切なのは「正解を書こうとする」のではなく「自分の心が動いた部分を見つけて、それを言葉にすること」です。
この記事では、読書感想文が苦手な小学生でも安心して取り組めるように、
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読書感想文を苦手に感じる理由
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簡単に書ける3つのステップ
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書き出しのフレーズ例
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学年別の例文
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おすすめの本リスト
を紹介します。保護者の方にとっても、子どもをサポートする際のヒントになる内容です。ぜひ最後までご覧ください。
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2. 小学生が読書感想文を苦手に感じる理由

① 本の内容をまとめるだけになってしまう
多くの子どもは「読書感想文=本のあらすじを書くこと」と勘違いしています。ところが、感想文で求められているのは「本を読んで自分がどう感じたか、どう考えたか」を表現することです。要約だけで終わってしまうと、審査員や先生に「感想が足りない」と言われてしまいます。
② 書き出しで手が止まる
「どうやって最初の1文を書けばいいのかわからない」という声もよく聞かれます。確かに白い原稿用紙を前にすると緊張してしまい、筆が止まってしまうものです。実は、書き出しにはいくつかの定番フレーズがあり、それを覚えておくだけでスムーズに書き始められます。
③ 感想が「おもしろかった」だけになる
小学生に多いのが「この本はおもしろかったです。」で終わってしまうパターンです。もちろん「おもしろい」と思ったのは立派な感想ですが、それだけでは浅く見えてしまいます。「なぜおもしろいと感じたのか」「どの場面が心に残ったのか」と掘り下げていくことが必要です。
④ 原稿用紙の枚数が埋まらない
「400字詰め原稿用紙3枚」といった枚数指定があると、それだけでハードルが上がります。最初は勢いよく書けても途中でネタ切れになり、枚数が足りなくなる子も多いです。枚数を埋めるコツは「感想を自分の体験と結びつけること」。これで自然と文章がふくらみます。
3. 読書感想文が簡単に書ける3ステップ

読書感想文は難しいものではありません。次の3つのステップを押さえるだけで、スラスラ書けるようになります。
ステップ① 本を選ぶコツ
感想文を書く前に重要なのが「本選び」です。読みにくい本を選んでしまうと、感想も浮かばずに挫折してしまうことがあります。おすすめの選び方は以下の通りです。
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短めで読みやすい本を選ぶ
厚い本や難しい表現の本よりも、1日〜2日で読み終えられる本が良いです。特に低学年のうちは「絵本」でも十分。 -
自分の好きなジャンルを選ぶ
冒険が好きな子なら冒険物語、動物が好きな子なら動物が登場するお話など、自分の興味に合ったジャンルを選ぶと感情移入しやすくなります。 -
感情が動いた場面がある本を選ぶ
「ドキドキした」「泣きそうになった」「笑った」と思えた本なら感想が出やすいです。
👉 豆知識:実は、全国の読書感想文コンクールでよく入賞している作品には「心が揺さぶられる場面がある本」が多いといわれています。たとえば『大どろぼうホッツェンプロッツ』や『スイミー』などは毎年人気です。
ステップ② メモを取りながら読む
本を読んでいるときに「ただ読むだけ」では、後から感想が出にくくなります。そこでおすすめなのが 読書メモ。
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心に残った場面を書き出す
「主人公が勇気を出した場面」「友だちが助け合った場面」など、印象に残った部分を簡単にメモしておく。 -
登場人物の気持ちを想像する
「このとき主人公はどんな気持ちだったかな?」と考えて書いてみる。 -
自分だったらどうするかを考える
「自分なら助けただろうか?」「同じ状況ならどう感じただろうか?」と想像する。
👉 豆知識:読書メモは大人になっても役立ちます。読んだ本を手帳にメモしている社会人も多く、感想文の練習は将来の「読書習慣づくり」にもつながります。
ステップ③ 感想文の基本構成
読書感想文には「型」があります。この型に沿って書けば、自然に文章がまとまります。
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書き出し(なぜこの本を選んだか)
例:「私は動物が好きなので、この本を選びました。」 -
本のあらすじ(簡単にまとめる)
2〜3行程度でOK。書きすぎると要約文になってしまうので注意。 -
感じたこと(心に残った場面、登場人物との共感)
例:「主人公が勇気を出して立ち向かった場面に感動しました。」 -
自分の体験とのつながり
例:「私も運動会で同じように勇気を出したことを思い出しました。」 -
まとめ(これからどうしたいか)
例:「この本を読んで、困っている人を見かけたら手をさしのべたいと思いました。」
👉 豆知識:原稿用紙に書くときは「段落ごとに1行あける」のが基本です。段落を分けると読みやすく、先生の評価も上がります。
4. 書き出しで困らない!使いやすいフレーズ例

読書感想文は「最初の一文」で流れが決まると言っても過言ではありません。特に小学生は白い原稿用紙を前にして「どう書き始めればいいかわからない…」と手が止まりがちです。そこで、すぐに使える定番の“書き出しフレーズ”を目的別に整理しました。
① 本を選んだ理由を書く
本を読むきっかけや、選んだ動機を書くだけで自然に始められます。
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「わたしは動物が好きなので、この本を選びました。」
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「図書館で表紙を見たときに、とてもおもしろそうだと思ったので読みました。」
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「夏休みの宿題で先生にすすめられたので、この本を読むことにしました。」
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「お母さんに『きっと気に入るよ』と言われたので、この本を読みました。」
👉 豆知識:読書感想文コンクールの審査員は「なぜこの本を選んだか」が書かれていると「子ども自身の思いが伝わる」と高評価をしやすいそうです。
② 読み始めたときの気持ちを書く
本を開いたときのわくわく感や印象を書くだけで、自然に読書体験へつながります。
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「この本を読みはじめたとき、どんなお話だろうとドキドキしました。」
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「最初のページを読んだときから、もうつづきが気になって止まりませんでした。」
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「少しむずかしそうだと思いましたが、読み始めたらすぐに夢中になりました。」
③ 登場人物や場面から入る
いきなり本の登場人物の名前や場面を出すと、先生や読み手を引き込みやすいです。
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「主人公の○○が大きな声で叫ぶ場面を読んで、わたしも胸がドキドキしました。」
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「○○が友だちを助けるところが、最初から心に残りました。」
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「○○が泣いている場面を読んで、わたしも悲しくなりました。」
④ 自分との共通点を書く
自分と本のつながりを最初に示すと、その後の感想が書きやすくなります。
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「わたしもサッカーが好きなので、この本の主人公に共感しました。」
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「この本の主人公と同じように、わたしも弟とよくけんかをします。」
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「この本を読んで、わたしの家族のことを思い出しました。」
⑤ 本を読み終えた後の気持ちを書く
「読んでからどう感じたか」を最初に書いても良いです。
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「この本を読み終わって、とてもあたたかい気持ちになりました。」
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「本を閉じたとき、わたしは涙が出そうになりました。」
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「読み終えてからも、主人公の言葉が頭から離れません。」
学年別おすすめフレーズ
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低学年(1〜2年生)
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「おもしろそうだったから読みました。」
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「読んでいてわくわくしました。」
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「主人公が好きになりました。」
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中学年(3〜4年生)
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「主人公の行動にドキドキしました。」
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「自分だったらどうするかなと考えながら読みました。」
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「友だちとの出来事を思い出しました。」
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高学年(5〜6年生)
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「読み終えて、自分の考え方が少し変わったように思います。」
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「この本には、わたしがこれまで気づかなかったことが書かれていました。」
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「主人公の気持ちを考えながら読み進めるうちに、自分のことも振り返りました。」
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👉 豆知識:書き出しで“感情”を入れると文章が生き生きします。たとえば「わくわくした」「びっくりした」「悲しくなった」といった感情表現を1つ入れるだけで、感想文らしくなります。
5. 学年別の簡単な例文

読書感想文は学年によって求められる深さが異なります。ここでは、低学年・中学年・高学年別に、実際に使える短い例文を紹介します。
◆低学年(1〜2年生)
この学年では「本を読んで感じたことを素直に書く」だけで十分です。文章量も短くてOKです。
例文:
「わたしは『スイミー』を読んで、小さな魚が力を合わせるところにびっくりしました。スイミーがまんなかに入って、みんなで大きな魚になったのがすごいと思いました。わたしも友だちと力を合わせたいです。」
◆中学年(3〜4年生)
少しずつ「登場人物の気持ちを考える」ことが求められます。自分の体験と比べてみると文章がふくらみます。
例文:
「『大どろぼうホッツェンプロッツ』を読んで、カスパールとゼッペルが知恵を出して悪者に立ち向かうところがかっこいいと思いました。わたしも学校で困ったことがあったときに、友だちと考えて解決したことがあります。そのとき、この本のふたりのように力を合わせることの大切さを感じました。」
◆高学年(5〜6年生)
高学年では「自分の考えや将来の行動」につなげると評価が高くなります。
例文:
「『君たちはどう生きるか』を読んで、主人公が悩みながらも正しいことを選ぼうとする姿が心に残りました。わたしも友だちとの関係で迷うことがありますが、この本を読んで『正しいと思ったことを言う勇気』が大事だと感じました。これから中学生になっても、自分の考えを大切にして行動したいです。」
👉 豆知識:学校の先生によると、読書感想文は「書いた本人の体験や考え」が入っていると評価が高いそうです。本の内容をなぞるだけではなく、「自分ならどう感じるか」を盛り込むことが大切です。
6. 読書感想文におすすめの本リスト

感想文が苦手な小学生にとって「どんな本を選ぶか」はとても大事です。ここでは、学年別に書きやすい本を紹介します。
◆低学年(1〜2年生)
👉 短くて内容がわかりやすく、心に残るメッセージがある絵本がおすすめ。
◆中学年(3〜4年生)
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『大どろぼうホッツェンプロッツ』(オトフリート=プロイスラー作)
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『モモ』(ミヒャエル=エンデ作)
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『エルマーのぼうけん』(ルース・スタイルス・ガネット作)
👉 冒険やファンタジー系は感情移入しやすく、書きやすい。
◆高学年(5〜6年生)
👉 考えさせられるテーマを含んだ本を選ぶと、深い感想が書きやすい。
👉 豆知識:全国読書感想文コンクールの入賞作品を見ると、必ずしも難しい本を選んでいるわけではありません。「自分の気持ちを素直に表現できる本」を選んだ子の感想文が高く評価されています。
7. まとめ

読書感想文は、多くの小学生にとって「苦手な宿題」の代表です。しかし、実は「正解」を書く必要はありません。大切なのは、本を読んで自分の心がどう動いたのかを言葉にすることです。
今回紹介したように、
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書きやすい本を選ぶ
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読書メモをとる
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基本の構成に沿って書く
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書き出しのフレーズを活用する
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自分の体験や考えを入れる
これらを意識すれば、読書感想文はぐっと楽になります。
読書感想文を書く力は、将来の「自分の考えを表現する力」にもつながります。苦手意識を持っている小学生も、ぜひ今回のステップを試して、楽しみながら感想文を書いてみてください。
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