
こんにちは。晴田そわかです。
今回の記事では《スポーツの日とは?小学生にもわかる由来・歴史・豆知識まとめ》について紹介させて頂きます。
- 1. スポーツの日ってどんな日?(はじめに)
- 2. スポーツの日の由来と歴史
- 3. 体育の日からスポーツの日へ|名前が変わった理由
- 4. スポーツの日の目的と意味
- 5. 小学生に教えたい!スポーツの日の豆知識10選 🏅
- 6. 家庭や学校でできる!スポーツの日の過ごし方アイデア
- 7. 世界のスポーツの日・国際デーを紹介
- 8. まとめ|スポーツの日は「楽しむ気持ち」を思い出す日
1. スポーツの日ってどんな日?(はじめに)
10月の空が高く晴れわたるころ、日本では「スポーツの日」を迎えます。
この祝日は、「体を動かすことの楽しさ」や「スポーツを通じて心と体を健やかにすること」をみんなで感じるために定められた特別な日です。
もともとは「体育の日」という名前で親しまれていましたが、2020年から「スポーツの日」に名前が変わりました。
学校のカレンダーや祝日カレンダーを見て、「あれ?体育の日じゃなくなったの?」と驚いた人も多いかもしれません。
この日には、運動会や地域のスポーツイベントが行われることも多く、まさに“体を動かすことを楽しむ日”。
しかし、「なぜこの日があるの?」「どうして10月なんだろう?」と聞かれると、意外と知らない人も多いのです。
ここでは、小学生にもわかりやすく、「スポーツの日」の由来・歴史・豆知識をたっぷり紹介していきます。
大人の方も改めて知ると、「なるほど」と思える内容がきっと見つかるでしょう。
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2. スポーツの日の由来と歴史

「スポーツの日」のルーツは、1964年に開催された東京オリンピックにあります。
このオリンピックは、戦後の日本が初めて世界の舞台で開催した一大イベントであり、「日本が平和を取り戻した象徴」ともいわれました。
その開会式が行われたのが1964年10月10日。
この日があまりにも印象的だったことから、翌年の1966年に**「体育の日」**として国民の祝日に制定されました。
当時の日本は、高度経済成長の真っただ中。
テレビの普及も進み、国民が一体となってオリンピックを応援したことで、スポーツを通して希望と活力が広がったのです。
また、10月10日は昔から「晴れの特異日」といわれるほど、全国的に天気が安定している日でもあります。
運動会や屋外イベントにぴったりだったことも、制定の理由の一つといえるでしょう。
その後、2000年から「ハッピーマンデー制度」により、体育の日は10月の第2月曜日に移動。
そして2020年、「より幅広くスポーツを楽しむ文化を育てる」という意味を込めて、「体育の日」から「スポーツの日」へと名称が変更されました。
つまり、「スポーツの日」は単なる運動の記念日ではなく、オリンピック精神と日本の成長を象徴する日なのです。
3. 体育の日からスポーツの日へ|名前が変わった理由

「体育の日」が「スポーツの日」に変わった理由には、社会の変化と考え方の広がりがあります。
まず、「体育」という言葉には、学校の授業やトレーニングのように「体を鍛える」という意味が強くありました。
しかし現代では、スポーツは「健康のため」「仲間と楽しむため」「生涯にわたって親しむ文化」として捉えられるようになっています。
そのため、より柔らかく、広い意味をもつ「スポーツ」という言葉が選ばれたのです。
文部科学省の説明でも、**「スポーツを通じて他者を尊重し、社会を明るくする文化を育てる」**ことが目的だとされています。
また、スポーツには「する」「見る」「支える」といった多様な関わり方があります。
選手だけでなく、応援する人、ボランティアとして大会を支える人も含めて、みんなが楽しめるもの。
つまり、「体育の日」から「スポーツの日」への改称は、
「運動すること」だけでなく、「スポーツを通して人と人がつながる文化」を大切にしよう、という日本の考え方の変化を示しているのです。
名称が変わったことで、日常生活の中で「スポーツを楽しむ」という意識が少しずつ広がってきています。
特に小学生のうちから、勝ち負けだけでなく「体を動かすことが楽しい」と感じる経験を積むことが、将来の健康や心の成長にもつながっていくでしょう。
4. スポーツの日の目的と意味

スポーツの日の目的は、単に運動をするだけではありません。
法律で定められた趣旨には、次のように書かれています。
「スポーツを楽しみ、他者を尊重し、健康で活力ある社会の実現を願う日」
つまり、スポーツの日は心と体の健康を育み、人とのつながりを深める日なのです。
スポーツには、体を鍛える効果だけでなく、心のバランスを整える働きもあります。
ジョギングやストレッチのような軽い運動を続けることで、ストレスが減り、集中力が高まることも多くの研究で明らかになっています。
また、スポーツは「チームワーク」「思いやり」「フェアプレー」など、人として大切な価値を学ぶ場でもあります。
小学生が運動会や体育の授業で協力し合うのは、まさにこの日が象徴する精神そのものです。
大人にとっても、スポーツの日は自分の健康を見直すチャンス。
家族でウォーキングをしたり、友人と公園で体を動かしたりと、「運動を楽しむ日」として過ごす人が増えています。
5. 小学生に教えたい!スポーツの日の豆知識10選 🏅

ここからは、知ると話したくなる「スポーツの日の豆知識」を紹介します。
学校の授業や自由研究、家族の会話にもぴったりです。
① 世界にも「スポーツの日」がある?
実は、日本だけでなく、韓国やフィンランドなどにも似た記念日があります。
韓国では「体育の日(체육의 날)」が10月15日に制定されており、国民がスポーツを楽しむ行事が行われます。
また、フィンランドでは「国民スポーツの日」が春にあり、学校や職場でさまざまな運動イベントが開かれます。
どの国でも共通しているのは、「健康」「平和」「協力」といった価値を大切にしている点です。
② 日本の祝日で「体を動かすこと」がテーマなのはこの日だけ!
国民の祝日には「文化の日」「勤労感謝の日」などさまざまありますが、体を動かすことがテーマの祝日は「スポーツの日」だけです。
そのため、運動会や地域のスポーツイベントがこの日に合わせて開催されることも多いのです。
③ 「体育の日」は世界でも珍しいオリンピック由来の祝日
多くの国で「建国記念日」や「独立記念日」はありますが、オリンピックに由来する祝日はほとんどありません。
日本の「体育の日(現・スポーツの日)」は、オリンピックの精神を祝日に取り入れた世界でも特別な日なのです。
④ 2020年だけは“特別なスポーツの日”だった
2020年は東京オリンピック・パラリンピックの開催に合わせ、スポーツの日が7月24日に移動しました。
しかし新型コロナウイルスの影響で大会は延期となり、祝日だけが特例として動いたという、少し不思議な年でした。
この出来事は、教科書にも載るほどの“珍しい祝日の動き”として記録されています。
⑤ スポーツ庁ができたのもこの日と関係あり!
2015年に設立された「スポーツ庁」は、文部科学省の外局としてスポーツ政策を担当する組織です。
健康づくり、地域スポーツの推進、オリンピック・パラリンピック支援などを行っています。
スポーツの日の理念とも重なる「国民が生涯スポーツを楽しむ社会」を目指しています。
⑥ 運動会のシーズンと重なる理由
多くの小学校で運動会が秋に行われるのは、気候が穏やかで体を動かしやすいから。
実はこのタイミングが、スポーツの日の制定理由の一つにもなっています。
秋の空気の中で行う運動会は、日本の風物詩ともいえる光景です。
⑦ 10月10日は「晴れの特異日」
もともと体育の日が10月10日に決められたのは、東京オリンピック開会式が晴天だったから。
その後の気象データを調べても、10月10日は雨が少なく、晴れの日が多い傾向があることがわかっています。
「特異日(とくいび)」とは、特定の日に同じような天気が起こりやすい日のこと。
このため、運動会や屋外行事にも最適な時期とされていたのです。
⑧ 五輪マークにも意味がある!
オリンピックのシンボルである五つの輪は、「世界の五大陸の団結」を表しています。
青・黄・黒・緑・赤の5色は、どの国の国旗にも少なくとも1色が含まれるように作られました。
スポーツの日がオリンピック由来の祝日であることを思い出すと、この五輪マークもより深く感じられますね。
⑨ 地域イベントも盛りだくさん
多くの自治体では、スポーツの日に合わせて「市民スポーツ大会」や「健康フェスティバル」を開催します。
無料で体験できるヨガや卓球教室、ウォーキング大会などもあり、世代を問わず参加できます。
まさに地域全体が「スポーツでつながる」一日です。
⑩ 世界で人気のスポーツは?
世界で最も人気のあるスポーツは「サッカー」。
競技人口は2億人以上ともいわれ、日本でもワールドカップの時期は多くの人が注目します。
他にもバスケットボール、テニス、クリケットなどが世界的に人気。
こうした競技を観戦するのも、立派な“スポーツを楽しむ”方法のひとつです。
6. 家庭や学校でできる!スポーツの日の過ごし方アイデア

スポーツの日は、特別なイベントに参加しなくても楽しめます。
家庭でも学校でもできる、簡単な過ごし方をいくつか紹介します。
-
家族で外へ出てウォーキングやサイクリング
→ 普段話せないことを語り合う時間にもなります。 -
学校で「スポーツ週間」を設定
→ 毎日ちがう運動を行う取り組みをする学校もあります。 -
おうちでできる運動
→ 雨の日にはラジオ体操、ストレッチ、ヨガ、なわとびなどもおすすめ。 -
観戦して楽しむ
→ プロ野球、駅伝、サッカーなど、テレビで観るのも立派なスポーツ文化体験です。
このように、スポーツの日は「やる」「見る」「支える」すべての形で楽しめる日です。
7. 世界のスポーツの日・国際デーを紹介

日本には10月のスポーツの日がありますが、世界全体のスポーツ記念日も存在します。
国連(UN)は**4月6日を「国際スポーツデー」**と定めており、世界中でイベントが行われます。
この日は、スポーツを通じて平和・教育・健康を広めようという目的があります。
オリンピック委員会(IOC)やユネスコも協力し、貧困地域の子どもたちにスポーツを届ける活動も進められています。
日本のスポーツの日と共通しているのは、「スポーツを通して社会をよりよくする」という考え方です。
体を動かすことが、言葉や文化の違いを超えて人をつなげていく――
それが、世界共通のスポーツ精神といえるでしょう。
8. まとめ|スポーツの日は「楽しむ気持ち」を思い出す日

スポーツの日は、ただ運動をするための日ではありません。
スポーツを通じて人とつながり、心も体も健康に生きることを祝う日です。
1964年の東京オリンピックから始まり、時代とともに形を変えながら、今も多くの人に親しまれています。
小学生のうちに、「スポーツは楽しい」「体を動かすって気持ちいい」と思える体験を重ねることが、未来の健康づくりにつながります。
大人も、忙しい日常から少し離れて、体を動かしながらリフレッシュしてみませんか?
スポーツの日は、「健康」と「笑顔」を思い出す大切な日。
さあ、この10月は、自分なりのスポーツの楽しみ方を見つけてみましょう。
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