
こんにちは。晴田そわかです。
今回の記事では《【雑学】獅子舞や七草粥ってなに?小学生の「なぜ」に答える正月豆知識》について紹介させて頂きます。
- はじめに
- 【雑学1】獅子舞(ししまい)ってなに?頭を噛むのには理由がある!
- 【雑学2】七草粥(ななくさがゆ)ってなに?「草」を食べる重要な理由
- ついでに教えたい!小学生が「へぇ〜」と言うお正月のミニ雑学
- 伝統文化を学ぶことは、心を育てること
- まとめ:今年の正月は親子で「雑学クイズ」を楽しもう!
はじめに
お正月は、初詣に行ったり、おせち料理を食べたりと、日本ならではの伝統に触れる機会がたくさんあります。
そんな中、テレビやお出かけ先でふと目にする「獅子舞(ししまい)」や、1月7日に食べる「七草粥(ななくさがゆ)」。 これらを見た小学生のお子さんから、こんな質問をされたことはありませんか?
「ねえ、なんでライオンが踊ってるの? 怖くない?」 「なんでお正月なのに、草のお粥を食べるの? お肉がいい!」
なんとなく「縁起が良いものだから」「体に良いから」とは知っていても、その**「本当の意味」や「由来」**を、子どもが納得するようにわかりやすく説明するのは、意外と難しいものです。
そこで今回は、小学生の「なぜ?」にズバリ答えるための**「お正月の雑学・豆知識」**を徹底解説します。
低学年のお子さんにも伝わる簡単な言い換え表現や、高学年のお子さんが「へぇ~!」と驚く歴史の知識まで網羅しました。この記事を読めば、親子の会話がもっと楽しくなり、日本の伝統文化が「ただの古い習慣」から「意味のある面白いイベント」に変わるはずです。
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【雑学1】獅子舞(ししまい)ってなに?頭を噛むのには理由がある!

お正月のイベントや神社で見かける、あの独特な動きをする獅子舞。唐草模様の風呂敷をまとい、太鼓や笛の音に合わせて踊る姿は、子どもにとっては「不思議」かつ、ちょっと「怖い」存在かもしれません。
まずは、獅子舞の正体と、子どもが一番怖がる「頭を噛む理由」について解説します。
獅子舞は「神様の使い」!悪魔を追い払う正義の味方
子どもに「獅子舞ってなに?」と聞かれたら、まずは**「ライオンだけど、動物園にいるライオンとは違う、特別な生き物なんだよ」**と教えてあげましょう。
「獅子(しし)」とは、もともとライオンのことですが、獅子舞の獅子は**「霊獣(れいじゅう)」**と呼ばれる想像上の生き物です。ドラゴン(龍)やフェニックス(鳳凰)の仲間だと言うと、男の子などはイメージしやすいかもしれません。
日本では古くから、獅子舞には**「悪魔払い(あくまばらい)」の力がある・と信じられてきました。家や人の周りにいる悪いオバケや、病気のもとになる悪い気を食べて、追い払ってくれる「正義の味方」**のような存在なのです。
【親子で話そう】説明のポイント
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低学年向け: 「あれは神様のペットみたいな強い生き物なんだよ。みんなの周りにいる『悪いバイキン』や『イジワルな気持ち』をパクパク食べてくれるんだって」
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高学年向け: 「昔の人は、強い動物の力を借りて、病気や災害を追い払おうとしたんだよ。獅子舞が踊ることで、その場所を綺麗に掃除してくれているんだね」
【子どもへの回答】「なんで人の頭を噛むの?」
獅子舞といえば、観客の頭を「ガブッ」と噛む動作がおなじみです。小さな子どもが泣き叫ぶシーンをよく見かけますが、これには非常にありがたい意味があります。
結論から言うと、**「人の頭には『邪気(じゃき)』が集まりやすいから」**です。
邪気とは、病気や災難を引き寄せる悪い気のこと。獅子舞はその大きな口で、人の頭についている邪気を食べてくれているのです。決して、人間を食べようとしているわけではありません。
さらに、獅子舞に頭を噛まれることには、以下のようなご利益(りやく)があると言われています。
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一年間、病気をせずに元気に過ごせる(無病息災)
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頭が良くなる(学業成就)
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悪いことが起きないように守ってくれる(魔除け)
【親子で話そう】怖がる子どもへのフォロー術
もしお子さんが「噛まれるの怖い!」と逃げようとしたら、無理強いは禁物ですが、こんな風に声をかけてみてください。
「大丈夫だよ。獅子舞さんは『悪いもの』しか食べないから、〇〇ちゃんのことは食べないよ。頭をパクッとしてもらうと、頭が良くなって、かけっこも速くなる魔法をかけてくれるんだって!」
「痛くないよ。獅子舞さんは『今年も元気に過ごせますように』って、おまじないをしてくれているんだよ」
このように**「噛む=攻撃」ではなく「噛む=おまじない・守ってくれる」**というポジティブなイメージに変換してあげることが大切です。
日本だけじゃない?獅子舞のルーツと種類の豆知識
ここで、高学年のお子さんや、自由研究のテーマを探しているお子さんにぴったりの「深掘り雑学」を紹介します。
実は、獅子舞のルーツは日本ではありません。もともとはインドと言われています。インドで「力の象徴」とされていたライオンの文化が、シルクロードを通って中国に伝わり、そこで現在のような芸能の形になりました。それが奈良時代ごろに日本へ伝わってきたのです。
日本には現在、数千種類もの獅子舞があると言われていますが、大きく分けると2つのタイプがあります。
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二人立ち(ふたりだち): 2人の人が入って、前足と後ろ足になり、本物の獣のようにリアルな動きをするタイプ。お正月によく見るのはこのタイプが多いです。
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一人立ち(ひとりだち): 1人が獅子頭(ししがしラ)を持って踊るタイプ。「風流(ふりゅう)」とも呼ばれ、太鼓を叩きながら踊ることもあります。東北地方などに多く見られます。
「自分たちが住んでいる地域の獅子舞はどっちかな?」と調べてみるのも、面白い発見があるかもしれません。
【雑学2】七草粥(ななくさがゆ)ってなに?「草」を食べる重要な理由

お正月気分が少し落ち着いてきた1月7日。この日の朝に食べるのが「七草粥」です。 白くてドロドロしたお粥の中に、緑色の葉っぱが入っている見た目は、正直なところ子どもたちには不人気なメニューNo.1かもしれません。
しかし、この七草粥には、お正月を過ごした後の**「体への優しさ」と「自然のパワー」**がたくさん詰まっています。
1月7日は「人日の節句」!お腹を休める優しいご飯
まず、1月7日は「人日(じんじつ)の節句」という、五節句(ひな祭りやこどもの日と同じ)の一つです。
年末年始、私たちはご馳走をたくさん食べますよね。お餅、おせち料理、すき焼き、お寿司…。美味しいものを食べすぎて、この時期の胃腸は自分が思っている以上に疲れています。 そこで、消化によくて温かいお粥を食べることで、**「お腹を休ませてあげる」**というのが一番の理由です。
また、昔は今のように冬でもスーパーで新鮮な野菜が手に入る時代ではありませんでした。冬はビタミンなどの栄養が不足しがちです。 そこで、**雪の中でも芽を出す強い生命力を持った「若菜(わかな)」**を食べることで、新しい生命力を体に取り入れ、一年の健康(無病息災)を祈ったのです。
【子どもへの回答】「なんで草なんて食べるの?おいしいの?」
子どもにとって「草を食べる」という行為は理解しがたいものです。 そんな時は、**「お腹の中の掃除」や「パワーアップ」**という言葉を使って説明してあげましょう。
【親子で話そう】説明のフレーズ
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低学年向け: 「お正月にお餅やお肉をいっぱい食べて、お腹の中がビックリして疲れてるんだよ。だから今日は、お腹をナデナデして休ませてあげる、優しいスープを飲む日なんだ」
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高学年向け: 「寒い冬でも元気に育つ、強い草のパワーをもらうんだよ。昔の人は、この草を食べることで『病気に負けない体になれる』って信じていたんだ。いわば、自然のサプリメントだね!」
もしお子さんが「味が薄くておいしくない」と言う場合は、「これは『お薬』みたいなものだから、一口だけでも食べてパワーをもらおう!」と励ますか、食べる時に少し塩昆布や梅干しを足して、食べやすく工夫してあげるのも良いでしょう。
リズムで覚えよう!春の七草の種類
七草粥に入れる「春の七草」。全部言えますか? これは、五・七・五・七・七のリズム(短歌のリズム)に乗せると、子どもでも簡単に覚えられます。お風呂に入っている時や、通学路で一緒に口ずさんでみましょう。
「セリ・ナズナ、 ゴギョウ・ハコベラ、 ホトケノザ、 スズナ・スズシロ、 これぞ七草」
それぞれの草には、実はこんな意味や正体があります。
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セリ(競り): 「競(せ)り勝つ」という意味。競争に勝つ強い草。
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ナズナ(撫菜): 「なでて汚れを落とす」という意味。ペンペン草のこと。
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ゴギョウ(御形): 仏様の体という意味。
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ホトケノザ(仏の座): 仏様が座る場所のような形をしている。
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スズナ(菘): 実は**「カブ」**のこと!神様を呼ぶ鈴の意味。
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スズシロ(蘿): 実は**「大根」**のこと!汚れのない白さを表す。
「スズナはカブで、スズシロは大根なんだよ」と教えてあげると、「えっ、知ってる野菜じゃん!」と親近感が湧き、食べる意欲につながることもあります。ぜひ食卓でクイズを出してみてください。
ついでに教えたい!小学生が「へぇ〜」と言うお正月のミニ雑学

獅子舞と七草粥以外にも、お正月には子どもが不思議に思うものがたくさんあります。 ここでは、学校で友達や先生に話したくなるような、ちょっとした「ミニ雑学」を2つ紹介します。
1. 鏡餅(かがみもち)の上に載っているのはミカンじゃない?
鏡餅の一番上に載っている、オレンジ色の果物。あれを「ミカン」だと思っていませんか?
実は、正式には**「橙(ダイダイ)」**という種類の柑橘類です。
なぜミカンではなく「橙」なのか。ここには日本人が大好きな「語呂合わせ(ダジャレ)」が隠されています。 「橙(ダイダイ)」という名前が、**「代々(だいだい)」**という言葉と同じ音だからです。
「代々(だいだい)、この家が栄えて、ずっと家族が幸せに暮らせますように」という願いが込められているのです。 また、橙の実は一度実ると、木から落ちずに何年も残り続けるという特徴があります。その「落ちない」強さも、縁起が良いとされている理由の一つです。
お子さんへの伝え方: 「あれはミカンじゃなくて、ダイダイっていうんだよ。『ダイダイ』幸せになれますようにっていう、ダジャレなんだよ!」
2. お年玉は昔「お金」じゃなくて「お餅」だった!?
小学生が一年で一番楽しみにしているものといえば、やっぱり「お年玉」。 今ではポチ袋に入ったお金をもらうのが当たり前ですが、昔はお金ではありませんでした。
なんと、昔のお年玉は**「お餅(おもち)」**だったのです。
お正月には、「年神様(としがみさま)」という神様が各家庭にやってきます。鏡餅は、その神様が座る場所です。 鏡餅には神様の魂(たましい)が宿るとされていて、家長(お父さんやおじいちゃん)が、そのお餅を小さく割って家族に配っていました。
これが**「神様の魂(たま)をいただく」=「年神様の魂(としがみさまのたま)」となり、それが縮まって「年玉(としだま)」**と呼ばれるようになったのです。
「新しい一年の生きる力(魂)」を神様から分けてもらう、というのが本来の意味。 それが時代の変化とともに、お餅から品物へ、そして便利なお金へと変わっていったのです。
お子さんへの伝え方: 「お年玉は、もともと神様のパワーが入ったお餅だったんだよ。だから、お金をもらったら『今年も元気に頑張るぞ!』ってパワーに変えて使おうね」
伝統文化を学ぶことは、心を育てること

獅子舞、七草粥、鏡餅、お年玉。 これらはすべて、昔の人たちが**「家族が病気をせず、みんなで幸せに暮らせますように」**という切実な願いを込めて作り上げた文化です。
ただ「形」だけを真似するのではなく、その「心」や「意味」を知ることで、お正月の過ごし方は大きく変わります。
お子さんに由来を教えることは、単なる知識の伝達ではありません。 「あなたはこれだけ大切にされているんだよ」 「健康でいることは、とてもありがたいことなんだよ」 というメッセージを伝えることでもあります。
意味を知れば、怖かった獅子舞が「守り神」に見え、苦手だった七草粥が「元気の源」に変わるかもしれません。
まとめ:今年の正月は親子で「雑学クイズ」を楽しもう!
最後に、今回紹介したポイントを振り返ってみましょう。
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獅子舞: 悪いものを食べる正義の味方。頭を噛むのは「悪い気を食べて、頭を良くする」おまじない。
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七草粥: 1月7日に食べる。正月のご馳走で疲れた胃腸を休め、冬の野菜でパワーをチャージする。
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鏡餅の上の実: ミカンではなく「橙(ダイダイ)」。「代々栄える」というダジャレ。
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お年玉の正体: 昔は神様の魂が宿った「お餅」だった。
今年の冬休みは、こたつに入りながら、あるいはおせち料理を囲みながら、ぜひお子さんにこう切り出してみてください。
「ねえ、獅子舞がなんで頭を噛むか知ってる?」 「七草粥って、実はスズナとスズシロが入ってるんだけど、これ何の野菜かわかる?」
きっと、子どもの好奇心いっぱいの顔が見られるはずです。 正しい知識と楽しい会話で、心も体も温まる素敵なお正月をお過ごしください。
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