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晴れブロ そわかの子育て・教育応援ブログ

子育てに悩むすべての方へ、元小学校教員:晴田そわかからのメッセージ💌

【節分雑学】豆まきの正しいやり方は?「鬼は外」は2回言う?小学生に教えたい伝統的な作法

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こんにちは。晴田そわかです。

今回の記事では《【節分雑学】豆まきの正しいやり方は?「鬼は外」は2回言う?小学生に教えたい伝統的な作法》について紹介させて頂きます。

 

 

 

はじめに

「鬼は〜外! 福は〜内!」

2月3日の夜になると、日本中の家庭からこの元気な掛け声が聞こえてきます。 子どもたちにとって、節分は「豆を投げて遊んでもいい日」。お父さんが鬼のお面をかぶって、子どもたちがキャーキャーと言いながら豆をぶつける……そんな光景が一般的ですよね。

でも、ちょっと待ってください。 その豆まき、**「ただのボール投げ」**になっていませんか?

実は、節分の豆まきには、古くから伝わる**「正しい作法」と、「やってはいけないタブー(禁止事項)」**が明確に存在します。

例えば、 「スーパーで買ってきた豆を、そのまま袋から出して投げていませんか?」 「窓を全開にしたまま、なんとなく豆を投げて終わりにしていませんか?」

もしドキッとしたなら、この記事はあなたのためのものです。 豆まきは、単なる遊びではなく、一年の無病息災を祈る神聖な儀式(追儺:ついな)。正しい手順で行うことで、そのご利益は何倍にもなると言われています。

この記事では、意外と知らない**「豆まきの正式なルール」**を、小学生のお子さんにも説明できるように分かりやすく解説します。 今年は、子どもたちに「かっこいい大人の作法」を教えて、家族みんなで礼儀正しく福を呼び込んでみませんか?

 

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まずは準備!「福豆」を作る時の鉄の掟

豆まきは、豆をまくその瞬間から始まるのではありません。 実は、準備の段階ですでに「勝負」は始まっているのです。まずは、使う「豆」に関する絶対的なルールから確認しましょう。

1. 絶対に「炒った豆(炒り豆)」を使う理由

節分で使う大豆。これ、生の豆では絶対にダメだということをご存知ですか? 必ず、火を通した**「炒り豆(いりまめ)」**を使わなければなりません。

これには、大きく分けて2つの理由があります。

①「魔の目」を「射る」という語呂合わせ 昔の人は、言葉の響きをとても大切にしていました。 「豆(まめ)」は**「魔滅(まめ=魔を滅する)」に通じます。 そして「炒る(いる)」は「射る(いる=矢で撃つ)」に通じます。 つまり、豆を炒ることで「魔の目を射る(炒る)」**ことになり、鬼を退治する強力な武器になると考えられたのです。

②拾い忘れた豆から芽が出ると「不吉」だから これが最も重要な現実的な理由です。 もし生の豆をまいて、タンスの裏や庭に落ちた豆を拾い忘れてしまったとします。そこから数日後、ニョキッと「芽」が出てしまったら……。

昔の人はこれを**「追い出したはずの悪い鬼(邪気)が、再び芽を出して育ってしまった」**と捉え、非常に縁起が悪いこと(タブー)として恐れました。 だからこそ、豆は完全に火を通して、絶対に芽が出ない状態にしておく必要があるのです。

スーパーで売られている「福豆」と書かれた商品は、基本的に炒ってあるので安心ですが、もしご家庭で大豆を用意する場合は、必ずフライパンで黒い焦げ目がつくまでしっかりと炒ってくださいね。

2. まく直前まで「神棚」にお供えする

買ってきた豆を、袋からバリッと開けてすぐに「はい、投げて!」と子どもに渡していませんか? それでは、ただの「大豆」です。鬼を倒す「福豆」にはなっていません。

正式な作法では、豆をまく夜まで、神様の力を豆に移す儀式が必要です。

【正しい準備の手順】

  1. 炒った豆を「枡(ます)」に入れます。(枡がなければ、お皿や白い紙の上でもOKです)

  2. それを、神棚にお供えします。

  3. 神棚がないご家庭では、タンスの上など「目線よりも高い清らかな場所」に白い紙を敷いて置いておきます。

こうすることで、単なる大豆に神聖な力が宿り、邪気を払うパワーを持った**「福豆(ふくまめ)」**へと進化するのです。 「これから神様のパワーをもらうから、夜まで高いところに置いておこうね」 そうお子さんに話して準備をすれば、夜の豆まきへの期待感も高まるはずです。


いざ本番!正しい「豆まき」の手順とルート

準備ができたら、いよいよ豆まき本番です。 ここでは、時間帯、掛け声の回数、そしてもっとも間違いやすい**「窓の開け閉め」のルート**について解説します。

1. 時間は「夜」が鉄則

保育園や学校では、お昼の時間に豆まき集会をすることがありますが、家庭で行う本来の豆まきは、必ず**「夜」**に行います。

理由はシンプル。 **「鬼(邪気)は、夜にやってくるから」**です。

昔から、鬼や妖怪などの「陰(いん)」の存在は、太陽が沈んで暗くなった「丑寅(うしとら)の刻(夜中の2時頃)」に活動すると信じられていました。 さすがに夜中の2時まで起きている必要はありませんが、家族全員が揃った夕食後の時間帯に行うのがベストです。

2. 「鬼は外」は2回言う? 掛け声と回数の正解

「鬼は外、福は内」という掛け声。 これ、何回ずつ言うのが正解なのでしょうか?

地域や神社によってルールは異なりますが、一般的な家庭での作法としては、**「2回ずつ繰り返す」**のが基本とされています。

「鬼は外! 鬼は外!」 「福は内! 福は内!」

このように2回繰り返すと、リズムが良く、声にも力が入りやすくなります。 また、地方によっては「鬼も内(鬼を祀っている地域)」や「福は内しか言わない(鬼を刺激しないため)」という場所もありますが、基本的には「2回ずつ」と覚えておけば間違いありません。

3. 窓は開ける?閉める? 完璧なルート解説

ここが今回の最重要ポイントです。 豆まきで一番大事なのは、実は「窓を開けるタイミング」と「閉めるタイミング」なのです。

なにも考えずに窓を開けっ放しにしていると、せっかく追い出した鬼が戻ってきたり、呼び込んだ福が逃げてしまったりします。 以下の手順を、ぜひお子さんと一緒にシミュレーションしてみてください。

【正しい豆まきのシミュレーション】

ステップ①:鬼を追い出す(窓を開ける) まず、窓をフルオープンにします。 そして、部屋の中から外に向かって、元気よく「鬼は外! 鬼は外!」と豆を投げます。 ※この時、パラパラと優しく投げるのではなく、見えない敵を追い払うつもりで力強く投げましょう。

ステップ②:結界を張る(窓を閉める) 豆を投げたら、すかさず窓をピシャリ!と閉めて、鍵をかけます。ここが重要です。すぐに閉めないと、鬼が戻ってきてしまうからです。 「今だ!閉めろー!」とゲーム感覚でやると、子どもたちも大喜びで窓を閉めてくれます。

ステップ③:福を招く(窓は閉めたまま) 窓を閉めた状態で、今度は部屋の中(部屋の中心)に向かって、「福は内! 福は内!」と豆を投げます。 窓を開けたまま「福は内」をやると、福が窓から逃げてしまうので注意しましょう。

ステップ④:家中のルートを回る この①〜③の動作を、家中の部屋で行います。 回る順番にもセオリーがあります。

  1. 玄関から一番遠い部屋からスタート。

  2. 奥の部屋から順番に、鬼を玄関の方へと追い詰めていくイメージで移動します。

  3. 最後に、玄関で「鬼は外!」と盛大に豆をまいて鬼を完全に家の外へ追い出し、扉を閉めます。

  4. 最後に玄関の中で「福は内!」をして終了です。

これが、完璧な豆まきの作法です。 「鬼を追い詰めていく」という戦略性があるため、高学年のお子さんなら、家の間取り図を見ながら「どういう順番で回れば鬼を追い詰められるか」を作戦会議するのも知育になります。

 

 

 


誰がまく? お父さんだけじゃない「主役」の条件

 


「豆をまくのは、お父さんの役目」 なんとなくそう思っていませんか? もちろん間違いではありませんが、伝統的にはもっと細かい決まりがありました。

本来は「家長」か「年男・年女」の役目

昔のしきたりでは、豆まきができるのは**「家長(一家の主)」**、つまりお父さんかおじいちゃんの特権でした。 邪気を払うという重要な儀式なので、その家で一番偉い人が責任を持って行う必要があったのです。

また、その年の干支(えと)生まれである**「年男(としおとこ)・年女(としおんな)」**がまくのも、非常に縁起が良いとされています。 年男・年女は、その年の守り神である「歳神様(としがみさま)」のご加護を強く受けているため、鬼を払うパワーも強いと考えられているからです。

もし、ご家族の中に今年が「年男・年女」のお子さんがいれば、ぜひメインの豆まき役(大将)に任命してあげてください。 「今年は○○くんが主役だよ! 悪い鬼をやっつけて!」 と言ってあげれば、責任感と自信を持って取り組んでくれるでしょう。

鬼役はやらなくていい?

家庭の豆まきといえば、「お父さんが鬼のお面をかぶって、子どもに豆をぶつけられる」のが定番ですが、実は伝統的な儀式としては、「鬼役」は必ずしも必要ではありません。

本来の豆まきは、目に見えない「邪気(病気や災害)」を追い払う儀式です。 わざわざお父さんが鬼の格好をしなくても、空間に向かって「鬼は外!」とやれば十分効果はあるのです。

「パパが鬼役をやると、豆が当たって痛いし、家の中がパニックになるから嫌だ」 という場合は、無理に鬼役を作らず、家族全員で「見えない鬼」を追い出すスタイルにしても全く問題ありません。これなら、お父さんも一緒に「福は内」ができますね。


まいた後はどうする?「数え年」の食べ方

豆まきが終わったら、最後は「食べる」儀式です。 ここにも、年齢に関するちょっとした計算ルールがあります。

食べる数は「年齢+1個」

まいた豆(あるいは、まかずに残しておいた枡の豆)を食べる際、**「自分の年齢の数だけ食べる」**と教わった人が多いと思います。

しかし、伝統的な作法では、**「自分の年齢+1個」**食べるのが正解です。

これは、昔の年齢の数え方である**「数え年(かぞえどし)」**の名残です。 昔は、生まれた瞬間を「1歳」とし、お正月が来るたびにみんな一斉に年をとると考えていました。 つまり、今の満年齢(お誕生日で年をとる数え方)よりも、常に1歳多い計算になります。

「来年も健康で過ごせますように」 という願いを込めて、今の年齢よりも1つ多く食べる。 そう覚えておくと、未来への希望が感じられて素敵ですよね。

そんなに食べられない!という時の「福茶」

「お父さんは40歳だから、41個食べなきゃダメだよ!」 「えぇ……パサパサしててそんなに食べられないよ……」

大人の場合、年齢の数だけ豆を食べるのは結構な苦行です。 また、小さなお子さんや高齢者の方にとっては、乾いた豆をたくさん食べるのは**「誤嚥(ごえん)」の危険**もあります。(※3歳未満のお子さんには、豆は絶対に与えないでください)

そんな時におすすめなのが、**「福茶(ふくちゃ)」**という飲み方です。

【福茶の作り方】

  1. 湯呑みに、「福豆」を3粒入れます。(※吉数である3粒が基本です)

  2. 塩昆布(または塩少々)と、梅干しを入れます。

  3. 熱いお茶(またはお湯)を注ぎます。

  4. 豆が少し柔らかくなったら飲み頃です。

これを飲むだけで、年齢分の豆を食べたのと同じご利益があるとされています。 香ばしい豆の香りと、梅干しの酸味、昆布の塩気がマッチして、とても美味しいお茶になります。 豆まきで冷えた体を温めるのにも最適ですので、今年はぜひ「食べる」代わりに「飲む」節分を試してみてください。

 

 

 


まとめ:正しい作法は「心」を整える

たかが豆まき、されど豆まき。 「炒り豆を使う」「窓をすぐに閉める」「年男がまく」「福茶を飲む」……。 一つひとつの動作に、昔の人々の「家族の健康を守りたい」という切実な願いと知恵が込められていることが分かりました。

【本日のまとめ:小学生に教えたいポイント】

  1. 豆は必ず「炒った豆」を使うこと。(芽が出ると縁起が悪いから)

  2. 窓を開けて「鬼は外」、すぐに閉めて「福は内」。(鬼を締め出すため)

  3. 玄関から遠い部屋から始めて、最後は玄関で終わる。(鬼を追い詰めるルート)

  4. 食べる数は「年齢+1個」。(来年も元気でいられるように)

今年の節分は、ぜひお子さんに「窓閉めて!早く!」「次はあっちの部屋!」と司令塔になってもらいましょう。 正しい作法で追い出された鬼は二度と戻って来られず、家の中は福で満たされるはずです。

家族みんなの無病息災を願って。 よい節分をお過ごしください。

 

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