
こんにちは。晴田そわかです。
今回の記事では《今年の節分は手作りで!小学生と作る恵方巻の基本レシピ|準備から片付けまで親子クッキング》について紹介させて頂きます。
- はじめに
- 親子クッキング成功の鍵は「道具選び」と「段取り」
- 小学生が喜ぶ!具材の選び方と「7種」の黄金比
- 【実践】小学生でも失敗しない!恵方巻の基本レシピ
- 準備から片付けまで!学年別「お手伝い」リスト
- 2026年の恵方は「南南東」!美味しく食べるルール
- まとめ
はじめに
2月3日は節分です。 「鬼は外、福は内」の豆まきと並んで、現代の節分に欠かせないのが「恵方巻」。 スーパーやコンビニのチラシを見ると、海鮮がたっぷり入った豪華な太巻きがズラリと並んでいますよね。
ただ、正直なところ「結構いいお値段だな……」と感じることはありませんか? 家族4人分を買おうとすれば、それなりの出費になりますし、子どもが苦手な具材が入っていて結局残してしまった、なんてこともよくある話です。
そこでご提案したいのが、今年の節分は週末のイベントとして、お子さんと一緒に「手作り恵方巻」に挑戦してみることです。
「えっ、太巻きなんて作ったことがないからハードルが高い」 「巻くときに失敗して、ボロボロになりそう」 「準備も片付けも大変そう……」
そう思われるかもしれませんが、実はポイントさえ押さえれば、小学生のお子さんでもきれいに巻くことができるんです。 自分で作ったお寿司の味は格別ですし、「料理には準備や片付けも含まれる」ということを学ぶ絶好の機会にもなります。
元教師の視点から、失敗しない基本のレシピはもちろん、親子で楽しむための役割分担や、子どもへの教え方のコツまで、詳しくご紹介していきます。 今年の節分は、キッチンから「福」を呼び込んでみませんか?
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親子クッキング成功の鍵は「道具選び」と「段取り」

料理は「始める前」が8割と言われます。特にお子さんと一緒の場合、途中で「あれがない、これがない」とバタバタすると、子どもの集中力が切れてしまいます。 まずは、子どもがスムーズに参加できる環境を整えましょう。
100均グッズが優秀!「巻きす」がなくても大丈夫?
恵方巻を作るために欠かせない道具といえば「巻きす(まきす)」です。 竹を糸で編んだ四角いマットのような道具ですが、もしご家庭になくても慌てて高いものを買う必要はありません。今は100円ショップで十分使いやすいものが手に入ります。
「巻きす」には、表面が平らなものと、半月型の竹を使ったボコボコしたものがありますが、初心者の方には平らなタイプが扱いやすくておすすめです。
もし「わざわざ買うのはちょっと……」という場合は、クッキングシートやラップで代用することも可能です。 しかし、食育という観点からは、ぜひ「巻きす」という日本ならではの調理道具に触れさせてあげてほしいなと思います。竹の感触や香りに触れることも、大切な経験の一つだからです。
また、100円ショップには「振るだけで太巻きができる型」のような便利グッズも売っています。低学年のお子さんや、どうしても巻くのが不安な場合は、こういったアイテムを活用するのも賢い手です。無理せず、楽しむことを最優先にしましょう。
材料チェックリスト(酢飯・海苔・具材)
買い物に行く前に、必要なものをチェックしましょう。
まずは「酢飯」です。 ご飯は、いつもより少し水を少なめにして、固めに炊くのがポイントです。柔らかいご飯だと、酢を混ぜたときにベチャッとしてしまい、お米の粒が潰れて食感が悪くなってしまいます。 すし酢は市販の液体タイプでも良いですし、ご飯に混ぜるだけの粉末タイプ(「すしの子」など)を使うと、水分が出すぎず失敗が少ないのでおすすめです。
次に「海苔(のり)」です。 必ず「全形(ぜんけい)」と書かれた、切っていない大きいサイズのものを用意してください。おにぎり用の細長い海苔や、手巻き寿司用のハーフサイズでは、太巻きを作るには長さが足りません。 また、少し値段は張りますが、「手巻き寿司用」として売られている高級な海苔よりも、厚みのあるしっかりした海苔の方が、巻くときに破れにくくて安心です。
そして「具材」です。 何を入れるかは後ほど詳しく解説しますが、調理のポイントとして一番大切なのは「水気をしっかり切ること」です。 水分が多いと、巻いている最中に海苔が破れたり、時間が経つとベチャベチャになったりする原因になります。きゅうりを洗ったらキッチンペーパーで拭く、汁気のある煮物は軽く絞るなど、この「ひと手間」が成功の秘訣です。
小学生が喜ぶ!具材の選び方と「7種」の黄金比

恵方巻には、「七福神(しちふくじん)」にちなんで、7種類の具材を入れると縁起が良いとされています。 「7つの福を巻き込む」という意味があるからです。
せっかく手作りするなら、この「7種類」にはこだわりたいところですが、伝統的な具材はお子さんが苦手な場合も多いですよね。 そこで、伝統と好みのバランスをとった具材選びをご提案します。
基本の「七福神」具材をおさらい
まずは、昔ながらの定番具材を確認しておきましょう。
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かんぴょう(細く長く生きる=長寿)
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椎茸(陣笠に似ている=身を守る)
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伊達巻または卵焼き(黄色=金運)
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うなぎまたは穴子(うなぎ登り=出世)
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桜でんぶ(赤色=めでたい、春を呼ぶ)
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きゅうり(九の利を得る=利益、青鬼退治)
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海老(腰が曲がるまで生きる=長寿、赤色=魔除け)
これらを全て揃えると本格的ですが、かんぴょうや椎茸の煮物が苦手なお子さんは少なくありません。 無理に食べさせて「節分は嫌な行事」と思われてしまっては本末転倒です。そこで、意味合いを残しつつ、子どもが喜ぶ具材にチェンジしてみましょう。
子どもが完食する「ハイブリッド具材」のすすめ
形や色が似ているものや、子どもが好きな味に置き換えるのがポイントです。
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うなぎ・穴子 → 「ツナマヨ」または「照り焼きチキン」 茶色いおかず系具材として代用します。ツナマヨは子ども人気ナンバーワンですし、照り焼きチキンならボリューム満点です。
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椎茸 → 「牛肉の甘辛煮(しぐれ煮)」 同じ茶色くて甘辛い味付けなら、キノコよりもお肉の方が箸が進みます。
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海老 → 「カニカマ」または「ソーセージ」 赤い彩り担当です。カニカマは安価で扱いやすく、ソーセージは子どもが間違いなく喜びます。
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かんぴょう → 「たくあん」または「茹でた人参」 食感のアクセントとして入れます。
例えば、「卵焼き、きゅうり、カニカマ、ツナマヨ、レタス、ソーセージ、桜でんぶ」の7種類なら、サラダ巻き感覚で美味しく食べられますよね。 「好きなものを7つ選んでいいよ!」と言って、お子さんと一緒にスーパーで具材を選ぶところから始めると、当日のワクワク感が倍増します。
【実践】小学生でも失敗しない!恵方巻の基本レシピ

準備が整ったら、いよいよ調理開始です。 ここでは、小学生のお子さんと一緒に作ることを前提に、具体的な手順と教え方のコツを解説します。
ステップ1:酢飯作り(子どもの出番:混ぜる・仰ぐ)
炊きたてのアツアツご飯を、大きめのボウル(あれば寿司桶)に移します。 ここでのお子さんの役割は「うちわ係」と「混ぜ係」です。
親がすし酢をご飯全体に回しかけます。 お子さんには、うちわでパタパタと風を送ってもらいましょう。風を送ることで余分な水分が飛び、お米にツヤが出ます。
次に混ぜる作業です。 「お米を潰さないように、しゃもじを縦にして切るように混ぜてね」と教えてあげてください。 普段の食事では「ご飯で遊ばない!」と注意されがちですが、この時ばかりは大胆に混ぜることができます。お米がパラパラとほぐれていく感触を楽しむのも食育の一つです。
酢飯ができたら、人肌くらいに冷めるまで濡れ布巾(またはキッチンペーパー)をかけて休ませておきます。
ステップ2:海苔にご飯を広げる(最大の難関)
ここが一番難しい工程ですが、コツさえ掴めば大丈夫です。
巻きすの上に海苔を置きます。海苔には裏表があり、ザラザラしている方が「裏(ご飯を乗せる面)」、ツルツルしている方が「表(外側になる面)」です。 「ザラザラにお米を乗せるよ」と声をかけてあげてください。
手に水を少しつけ(酢水だと殺菌効果もありベター)、酢飯を海苔の上に広げます。 この時の最大のポイントは、**「向こう側(上)を2cmくらい空けておくこと」**です。 これを「のりしろ」と言います。ここにご飯を乗せてしまうと、巻いた時にくっつかず、海苔がはがれてしまいます。
ご飯の量は、多すぎると巻けません。 「野球ボール1個分くらいのご飯を、薄く平らに広げてね」と伝えると分かりやすいでしょう。 「端っこまでキッチリご飯がある方が美味しいよ」とアドバイスし、四隅まで丁寧に広げるように見守ってあげてください。
ステップ3:具材を置いて一気に巻く!
ご飯の真ん中よりも、少し手前あたりに具材を並べていきます。 具材を山のように積み上げるイメージです。
汁気のあるものやバラバラしやすいもの(ツナマヨなど)は、ご飯に直接触れる一番下に置くと安定します。 きゅうりや卵焼きなど、固いものを芯にして、周りを桜でんぶなどで埋めていくときれいです。
さあ、いよいよ巻く作業です。 お子さんの手を取って、一緒にやってみましょう。
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巻きすの手前側を親指で持ち上げます。
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他の指(人差し指〜小指)で、中の具材が飛び出さないように軽く押さえます。
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「せーの!」で、巻きすの手前側を、ご飯の「向こう側の端(のりしろの手前)」に着地させるように、一気に持っていきます。
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ここで一度、ギュッギュッと全体を締めます。
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最後に、残りの巻きすを転がして、のりしろ部分を貼り付けます。
巻き終わったら、巻き終わりを下にしてお皿に置きます。 すぐに切ったり食べたりせず、10分ほど置いておくと、海苔がご飯の湿気を吸って馴染み、崩れにくくなります。 「海苔とご飯が仲良くくっつくまで、休憩させてあげようね」と伝えて待ちましょう。
準備から片付けまで!学年別「お手伝い」リスト

料理は作って終わりではありません。 準備から片付けまでの一連の流れを体験してこそ、本当の学びになります。 学年ごとにできることの目安をまとめましたので、役割分担の参考にしてください。
低学年(1・2年生)の役割
まだ包丁などの扱いは難しいので、感覚的に楽しめる作業を担当してもらいましょう。
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卵を割って混ぜる: 卵焼きの下準備です。
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うちわで仰ぐ: 酢飯作りの大事なパートナーです。
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レタスをちぎる: サラダ巻きにする場合、手でちぎる作業は安全で楽しいものです。
中学年(3・4年生)の役割
少しずつ道具を使えるようになってきます。親が見守りながら挑戦させてみましょう。
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きゅうりを切る: スライサーを使ったり、包丁で縦に切ったり。「猫の手」を教えるチャンスです。
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カニカマを割く: 単純作業ですが、意外と根気がいります。
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巻く作業に挑戦: 最初は親と一緒に、慣れれば一人で巻かせてみましょう。多少形がいびつでも、自分で巻いた達成感は大きいです。
高学年(5・6年生)の役割
大人と同じような作業を任せてみましょう。「頼りにされている」と感じることで、責任感が芽生えます。
片付けまでが料理!洗い物を減らす工夫
「美味しいね!」で終わらず、食べ終わった後の片付けまでをセットで行いましょう。 特に高学年のお子さんには、「どうすれば洗い物が減るか」という段取りも教えてあげたいところです。
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まな板を汚さない工夫: 牛乳パックを開いたものをまな板の上に敷いて肉や魚を切り、使い終わったらそのまま捨てる。 野菜を切った後にラップを敷いて肉を切るなど、洗う回数を減らす知恵を伝えます。
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つけ置きの習慣: ご飯粒がついたボウルやお皿は、時間が経つとカピカピになって洗うのが大変です。 「使い終わったらすぐに水につけておこうね。そうすると後で洗うのが楽になるよ」と、未来の自分を助ける行動を教えます。
みんなでキッチンに立って片付けをすれば、あっという間に終わりますし、お母さんやお父さんの普段の苦労も少し分かってもらえるかもしれません。
2026年の恵方は「南南東」!美味しく食べるルール

手作り恵方巻が完成したら、いよいよ実食です。 食べる時にも、節分ならではのルールがあります。
2026年の恵方を確認しよう
その年の縁起が良い方角のことを「恵方(えほう)」と言います。 2026年(令和8年)の恵方は、**「南南東(なんなんとう)」**です。 正確には「南南東のやや南」とされています。
昔は方位磁石で探しましたが、今はスマホの「コンパスアプリ」を使うのが便利です。 「南南東はどっちかな? 探してみて!」とお子さんにスマホを渡し、ゲーム感覚で方角を探してもらいましょう。 「あっちだ!」と方角が決まったら、家族みんなでその方向を向いて座ります。
無理せず「ハーフサイズ」でもOK
本来のルールでは「包丁で切らずに一本丸ごと食べる(縁を切らないため)」とされていますが、小学生、特に低学年のお子さんにとって、太巻き一本を無言で食べきるのはかなり大変です。 無理をして喉に詰まらせては大変ですので、安全を第一に考えましょう。
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最初からハーフサイズで作る: 海苔を半分に切ってから作れば、長さも半分になり、食べやすくなります。
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包丁で切って食べる: 「心の中でつながっていれば大丈夫だよ」と伝えて、食べやすい大きさに切ってあげても全く問題ありません。
ルールに縛られすぎず、家族みんなが笑顔で美味しく食べられる方法を選んでください。 途中で喋ってしまっても、「笑う門には福来るだね」と笑い飛ばしてしまいましょう。
まとめ
手作り恵方巻の魅力は、安く済むことや、好きな具材を入れられることだけではありません。 「これ、僕が巻いたんだよ!」「私が切ったきゅうり、美味しいでしょ?」という会話が生まれ、食卓がいつも以上に明るくなることです。
自分で苦労して作った料理の味は格別です。 苦手だった食材も、自分で料理することで食べられるようになることもあります。 そして、「準備から片付けまでやりきった」という経験は、お子さんの小さな自信につながるはずです。
今年の2月3日は、ぜひお子さんと一緒にキッチンに立ってみてください。 多少形が崩れていても、海苔が破れていても、それはそれでご愛敬。 世界に一つだけの「我が家の恵方巻」で、たくさんの福を呼び込みましょう。
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