
こんにちは。晴田そわかです。
今回の記事では《建国記念の日とは?小学生にも伝えたい意味と由来、知っておきたい豆知識》について紹介させて頂きます。
- はじめに
- 建国記念の日とは?小学生にわかる言葉で説明しよう
- 建国記念の日の由来は「神武天皇」の即位
- 小学生に教えたい!建国記念の日の豆知識6選
- 親子で考えたい、建国記念の日の過ごし方
- まとめ:建国記念の日は、日本の歴史を楽しむ日
はじめに
もうすぐ2月11日、「建国記念の日」がやってきます。
カレンダーが赤くなっていて学校がお休みになるこの日。お子さんから**「ねえ、建国記念の日って何の日なの?」「どうして学校がお休みなの?」**と聞かれたとき、自信を持って答えられますか?
「日本ができた日だよ」と答えるのは簡単ですが、実はそれだけでは説明しきれない深い歴史や、大人でも意外と知らない事実が隠されています。
この記事では、小学生のお子さんにも伝わる簡単な言葉での説明と、思わず誰かに話したくなる**「建国記念の日の豆知識」**を詳しく解説します。
日本の歴史や神話に少し触れるだけで、いつもの祝日がちょっと特別な1日に変わるはずです。ぜひ、お子さんとの会話のネタにしてみてください。
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建国記念の日とは?小学生にわかる言葉で説明しよう

まずは、もっとも基本的な「意味」についてです。 法律(国民の祝日に関する法律)には、建国記念の日の趣旨は**「建国をしのび、国を愛する心を養う」**と書かれています。
しかし、これをそのまま小学生に伝えても、ピンと来ないでしょう。「しのぶ」や「養う」という言葉が難しいからです。
そこで、お子さんの年齢に合わせた、分かりやすい言い換え表現をご紹介します。
低学年(1〜3年生)には「日本の誕生日」
小学校低学年のお子さんには、一番身近な「誕生日」という言葉を使って説明するのがベストです。
「2月11日は、日本という国が生まれたお誕生日なんだよ。だから、みんなで『おめでとう』ってお祝いする日なんだよ」
このように伝えてあげてください。自分にも誕生日があるように、住んでいる日本にも誕生日があるんだと知れば、親近感が湧きます。
高学年(4〜6年生)には「最初の天皇が即位した日」
歴史の授業が始まる高学年のお子さんには、もう少し具体的な事実を加えてみましょう。
「昔の暦で、日本で一番最初の天皇(神武天皇)が即位して、国を治め始めた日なんだ。日本がこんなに長く続いていることを記念する日だよ」
「即位(そくい)」という言葉が難しければ、「天皇という位についたこと」「リーダーになったこと」と言い換えても良いでしょう。
重要なのは、単に休みの日というだけでなく、**「私たちの住んでいる国には、とても長い歴史がある」**ということを、なんとなくでも感じてもらうことです。
建国記念の日の由来は「神武天皇」の即位

では、なぜ2月11日が建国記念の日になったのでしょうか? その由来は、今から2600年以上も前の神話の時代にさかのぼります。
初代天皇「神武天皇」とは?
日本の歴史書である『日本書紀(にほんしょき)』や『古事記(こじき)』には、日本の初代天皇として**「神武天皇(じんむてんのう)」**という人物が登場します。
神武天皇は、九州の日向(ひゅうが・現在の宮崎県)から出発し、様々な困難を乗り越えながら東へと進み(これを「東征(とうせい)」と言います)、最終的に大和(やまと・現在の奈良県)に入りました。
そして、橿原宮(かしはらのみや)という場所で、初代天皇として即位したとされています。この即位した日が、現在の暦(太陽暦)に直すと2月11日になるのです。
なぜ「神話」が元になっているの?
「えっ、神話が元なの? 本当の話じゃないの?」と思われるかもしれません。 実は、日本という国がいつできたのか、正確な日付が書かれた公的な書類(独立宣言書のようなもの)は存在しません。あまりにも歴史が古すぎるため、正確な記録が残っていないのです。
そのため、日本最古の歴史書に書かれている神武天皇の即位日を、国が始まる記念すべき日として定めています。これは、日本がそれだけ長い間、途切れることなく続いてきた証拠とも言えるでしょう。
小学生に教えたい!建国記念の日の豆知識6選

ここからは、お子さんとの会話がさらに盛り上がる、建国記念の日にまつわる豆知識をご紹介します。 学校で先生や友達に話したくなるような、とっておきのネタを集めました。
1. なぜ「建国記念日」ではなく「の」が入るの?
カレンダーをよく見てください。「建国記念日」ではなく、**「建国記念【の】日」**と書かれていますよね。 たった一文字の違いですが、ここにはとても大きな意味が込められています。
先ほど説明した通り、日本ができた正確な日付は歴史的に証明することが非常に困難です。神武天皇の即位は神話の要素が強く、「史実(実際にあったこと)として〇月〇日に建国された」と断定することには議論がありました。
そこで、「建国された日そのもの」を記念するのではなく、**「日本が建国されたという事実をお祝いする日」**という意味を込めて、あえて「の」という文字を入れたのです。
お子さんには、こう教えてあげましょう。
「日本はすごーく昔からある国だから、いつできたか正確には分からないんだ。だから『この日にできた!』じゃなくて、『日本ができたことをお祝いする日』という意味で、間に『の』が入っているんだよ」
この「の」の一文字に込められた大人の事情と歴史の重み。これを知っているだけで、ちょっと博士気分になれる豆知識です。
2. サッカー日本代表のマークと関係がある?
サッカー日本代表のユニフォームやエンブレムを見てみてください。 3本足のカラスが描かれていますよね。これは「八咫烏(やたがらす)」という伝説の鳥です。
実はこの八咫烏、建国記念の日の由来となった神武天皇と深いつながりがあります。
神武天皇が九州から大和(奈良)へ向かう途中、険しい山道で道に迷ってしまったことがありました。その時、天から遣わされて神武天皇の道案内をしたのが、この八咫烏だと言われています。
つまり、八咫烏がいなければ神武天皇は無事に即位できず、今の日本もなかったかもしれません。 サッカー日本代表のマークには、「ゴールへボールを導く」「勝利へ導く」という願いが込められていますが、そのルーツは建国の歴史にあったのです。
サッカー好きのお子さんなら、**「あのカラス、日本の最初の天皇を助けたすごい鳥なんだよ!」**と教えれば、間違いなく興味を持ってくれるはずです。
3. 日本は世界で一番「長く続いている」国
これは日本人がもっと誇りに思って良い事実です。 実は、日本は**現存する世界最古の国(王室・皇室)**として、ギネス世界記録にも認定されていることをご存知でしょうか?
もちろん、「国」の定義には諸説ありますが、同じ王家(皇室)が続いている期間としては、日本が世界でダントツの1位です。
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日本:約2600年以上(神話を含む)
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デンマーク:約1000年
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イギリス:約950年
2位以下に圧倒的な差をつけています。 何度か戦争や政治の変化はありましたが、「天皇」という存在を中心とした国の形は、一度も途切れることなく今日まで続いています。
お子さんには、**「日本って、世界で一番長生きなおじいちゃん・おばあちゃんの国なんだよ。すごいよね!」**と伝えてあげてください。自分たちが住んでいる国が「世界一」だと知れば、きっと嬉しい気持ちになるはずです。
4. 昔は「紀元節(きげんせつ)」と呼ばれていた
今の「建国記念の日」は、明治時代から第二次世界大戦の前までは**「紀元節(きげんせつ)」**という名前で呼ばれていました。
当時も、神武天皇が即位した日として盛大にお祝いされ、全国の学校で式典が行われたり、紅白のお餅が配られたりしていました。「紀元節の歌」という歌もあり、年配の方なら歌える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、戦争が終わった後、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)の意向などで一度廃止されてしまいました。その後、「やっぱり日本ができた日をお祝いしたい」という国民の声が多く上がり、名前を「建国記念の日」と少し変えて復活したという歴史があります。
5. 2月11日は昔の「お正月」だった
「神武天皇が即位した日は2月11日」と説明しましたが、当時の暦(旧暦)では、この日は**1月1日(元日)**でした。
つまり、建国の日とお正月は、もともとは同じ日だったのです。
明治時代になって、日本が西洋と同じ「太陽暦(今のカレンダー)」を使うようになった時、「昔の1月1日は、今のカレンダーだと何月何日になるの?」と計算し直しました。その結果が「2月11日」だったのです。
ですから、建国記念の日は**「もう一つの日本のお正月」**と言っても過言ではありません。そう考えると、なんだかとてもおめでたい日に感じられませんか?
6. 神武天皇は127歳まで生きた!?
最後に、子どもが一番驚くかもしれない豆知識です。
歴史書である『古事記』や『日本書紀』によると、初代天皇である神武天皇は、なんと127歳(日本書紀による計算)あるいは137歳(古事記)まで生きたとされています。
今の常識では考えられないご長寿ですよね。 もちろん、これは神話の世界の話も含まれているため、実際にこれほど長く生きたかどうかは現代の科学では分かりません。昔の暦の数え方が違ったという説や、複数の人物の事績を一人にまとめたという説など、様々な研究がされています。
しかし、お子さんにはあえて細かい理屈抜きで、**「昔の天皇は100歳以上生きたって本に書いてあるんだって! スーパーおじいちゃんだね!」**と話してみてください。 神話ならではのスケールの大きさを楽しむのも、建国記念の日の醍醐味の一つです。
親子で考えたい、建国記念の日の過ごし方

ここまで、建国記念の日の意味や由来、面白い豆知識を紹介してきました。 では、実際に2月11日をどのように過ごせばよいのでしょうか?
国旗(日の丸)を掲げてみる
もしご家庭に国旗があれば、玄関先に掲げてみてはいかがでしょうか。 最近では見かけることが少なくなりましたが、祝日に国旗を掲げることは、その国をお祝いし、感謝する気持ちを表す世界共通の文化です。
マンションなどで大きな旗が出せない場合は、小さな卓上国旗をリビングに飾るだけでも、いつもと違う特別な雰囲気が出ます。「今日は日本の誕生日だからね」と言って旗を飾れば、お子さんの記憶にも残るでしょう。
日本の「いいところ」を探してみる
難しい歴史の話ができなくても大丈夫です。 夕食の時などに、**「日本の好きなところ」や「日本に生まれてよかったこと」**を家族で話し合ってみてください。
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「ご飯がおいしいところ」
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「四季があって景色がきれいなところ」
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「アニメやゲームがたくさんあるところ」
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「安全で平和なところ」
どんな些細なことでも構いません。 「日本っていい国だよね」「これからも大切にしたいね」という気持ちを家族で共有すること。それこそが、法律で定められた「国を愛する心を養う」という目的に一番かなった過ごし方ではないでしょうか。
まとめ:建国記念の日は、日本の歴史を楽しむ日

建国記念の日は、単なる「2月の休み」ではありません。 遥か昔、神話の時代から続く日本の長い歴史に思いを馳せる、年に一度のチャンスです。
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2月11日は日本の誕生日(のような日)。
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「の」が入るのは、建国の事実をお祝いするため。
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日本は世界で一番長く続いている国。
これらの豆知識を一つでも知っていれば、ニュースで建国記念の日の話題が出た時に、お子さんと一緒に盛り上がれるはずです。
難しいことは抜きにして、まずは「日本、おめでとう!」という明るい気持ちで、2月11日を過ごしてみてください。 そして、私たちが住むこの日本という国について、親子で少しだけ語り合うきっかけにしていただければ幸いです。
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