
こんにちは。晴田そわかです。
今回の記事では《【天皇誕生日】小学生にもわかる豆知識!なぜ祝日なのか簡単に解説》について紹介させて頂きます。
- はじめに
- 1. 天皇誕生日ってどんな日?なぜ祝日なの?
- 2. 小学生に話したくなる!天皇誕生日の豆知識
- 3. 昔の天皇誕生日は、今どうなっているの?
- 4. 日本の皇室と世界の王室のちがい
- 5. 天皇誕生日に関する「よくある質問(Q&A)」
- まとめ:天皇誕生日は日本の歴史を知るチャンス!
はじめに
毎年2月23日は「天皇誕生日」でお休みですね。カレンダーが赤くなっているのを見て、お子さんから「どうしてこの日は学校がお休みなの?」「誰の誕生日なの?」と聞かれて、うまく答えられずに困ってしまった経験はありませんか?
大人にとっては「天皇陛下のお誕生日だから祝日」というのは当たり前のことですが、子どもたちにとっては「どうして個人の誕生日が日本全国のお休みになるの?」と不思議に感じるものです。
今回の記事では、そんなお子さんの素朴な疑問にパッと答えられるように、天皇誕生日の由来や、小学生にもわかりやすい豆知識を詳しく解説します。
「昔は違う日が天皇誕生日だった」「カレンダーにある他の祝日も、実は天皇誕生日と関係している」など、大人も意外と知らない歴史の面白さがたくさん詰まっています。今年の2月23日は、この記事を読みながら、ぜひ親子で日本の歴史や祝日について楽しくお話ししてみてくださいね。
✨関連記事はこちら👇
1. 天皇誕生日ってどんな日?なぜ祝日なの?

まずは、天皇誕生日がどのような日なのか、そしてなぜ日本全国がお休みになる「祝日」として決められているのか、基本的なところからおさらいしていきましょう。お子さんに説明するときの参考にしてみてください。
今の天皇誕生日は「2月23日」
現在、私たちがカレンダーで見ている2月23日の天皇誕生日は、「令和」の時代をむかえてから新しくなった祝日です。
今(令和)の天皇陛下である徳仁(なるひと)さまは、1960年(昭和35年)の2月23日にお生まれになりました。つまり、2月23日は今の天皇陛下の本当のお誕生日なのです。天皇陛下がご誕生されたこの日を、日本中のみんなでお祝いしようということで、カレンダーが赤くなり学校や会社がお休みになります。
お子さんには、「今の日本の天皇陛下が生まれた日だから、みんなで『おめでとう!』とお祝いするために日本中がお休みになるんだよ」と伝えてあげると分かりやすいでしょう。
みんなでお祝いするための「国民の祝日」
日本には「国民の祝日に関する法律(祝日法)」という法律があり、カレンダーの赤い日はすべてこの法律によって決められています。
この法律の中で、天皇誕生日は「天皇の誕生を祝う」日として、はっきりと定められています。日本という国を象徴する天皇陛下のお誕生日を、国民みんなで喜び、国全体でお祝いの気持ちを表すための特別な日なのです。
自分の誕生日を家族や友達にお祝いしてもらうと嬉しいように、日本の代表である天皇陛下の誕生日は、日本という国に住むみんなでお祝いする大きなイベントだと言えます。
2. 小学生に話したくなる!天皇誕生日の豆知識

ここからは、お子さんとの会話がもっと弾むような、天皇誕生日にまつわる面白い豆知識をいくつかご紹介します。「へえ、そうなんだ!」と驚くような話題ばかりを集めました。
豆知識①:天皇誕生日は「時代」によって日にちが変わる!
お子さんにぜひ教えてあげてほしいのが、「天皇誕生日はずっと同じ日ではない」ということです。
天皇誕生日は、その時の天皇陛下のお誕生日です。そのため、天皇陛下が代わって新しい時代(元号)になると、天皇誕生日の日にちもお引っ越しをします。日本の歴史を振り返ってみると、時代ごとに天皇誕生日は次のように変わってきました。
-
明治時代: 11月3日
-
大正時代: 8月31日
-
昭和時代: 4月29日
-
平成時代: 12月23日
-
令和時代: 2月23日
このように、元号が変わるたびに祝日になる日が変わるというのは、世界的に見てもとても珍しく面白い特徴です。「お父さんやお母さんが子どもの頃は、12月23日が天皇誕生日だったんだよ」と話すと、お子さんも時代の変化を感じて驚くかもしれませんね。
豆知識②:天皇陛下って、ふだん何をしているの?
「天皇陛下って、ふだんはどんなお仕事をしているの?」とお子さんに聞かれたら、どう答えますか?実は、天皇陛下は毎日とてもお忙しく過ごされています。
天皇陛下の主なお仕事は「国事行為(こくじこうい)」と呼ばれ、日本の憲法で決められています。少し難しい言葉ですが、簡単に言うと「日本という国の代表としての大切な役割」です。
-
法律や決め事のサイン: 国会で決まった新しい法律や条約などを、最後に確認してサインをしたり、ハンコ(御璽・国璽)を押したりします。その数は1年間でなんと約1000件にもなると言われています。
-
外国のお客さまのおもてなし: 外国の王様や大統領が日本にやってきたときに、ご挨拶をして歓迎のパーティーを開きます。日本の代表として、外国との仲を良くする大切な役割です。
-
日本の伝統文化を引き継ぐ: 皇居の中で田植えをしてお米を育てたり、日本の伝統的な儀式を行ったりして、昔から続く文化を大切に守っています。
-
国民を励ますこと: 大きな地震や台風などの災害があったときには、被害にあった場所へ足を運び、困っている人たちを優しく励ましてくださいます。
「天皇陛下は、日本が平和でみんなが仲良く暮らせるように、そして外国とも仲良くできるように、毎日たくさんのお仕事をしてくれているんだよ」と教えてあげてください。
豆知識③:ニュースで見る「一般参賀(いっぱんさんが)」ってなに?
天皇誕生日になると、テレビのニュースで皇居にたくさんの人が集まっている映像を見たことがありませんか?あれは「一般参賀(いっぱんさんが)」という行事です。
一般参賀は、一般の人たちが皇居の中に入って、天皇陛下に直接お祝いの気持ちを伝えることができる特別なイベントです。天皇陛下や皇族の方々が、皇居の建物のベランダ(長和殿ベランダ)にお出ましになり、集まった人たちに向けて手を振ってご挨拶をされます。
参加している人たちは、紙で作られた小さな日本の国旗(日の丸)を振って「おめでとうございます!」とお祝いをします。この行事は、天皇誕生日と、お正月の新年(1月2日)の年に2回だけ行われます。誰でも参加することができるので(※混雑状況によって事前の申し込みや抽選が必要になる年もあります)、いつかご家族で実際に足を運んでみるのも素晴らしい経験になるでしょう。
3. 昔の天皇誕生日は、今どうなっているの?

先ほど「時代によって天皇誕生日は変わる」とお話ししましたが、では、昔の天皇誕生日はカレンダーから消えてしまったのでしょうか?
実は、過去の天皇誕生日のいくつかは、名前を変えて今でも「国民の祝日」としてカレンダーに残っています。私たちがよく知っているあの祝日も、元をたどれば天皇誕生日だったのです。
昭和天皇の誕生日(4月29日)は「昭和の日」に
ゴールデンウィークのスタート地点である「4月29日」は、現在「昭和の日」という祝日になっていますが、この日はもともと昭和天皇のお誕生日でした。
昭和天皇が崩御(お亡くなりになること)された後、自然や植物をこよなく愛していた昭和天皇にちなんで、4月29日は一度「みどりの日」という名前に変わりました。その後、激動の昭和という時代を忘れないようにしようという意味を込めて「昭和の日」となり、「みどりの日」は5月4日にお引っ越しをしたのです。
私たちがゴールデンウィークの連休を楽しめるのは、この4月29日が祝日として残ってくれたおかげとも言えますね。
明治天皇の誕生日(11月3日)は「文化の日」に
秋の祝日である「11月3日」は「文化の日」ですが、この日は明治天皇のお誕生日でした。
戦前は「明治節(めいじせつ)」と呼ばれて盛大にお祝いされていましたが、戦後に「自由と平和を愛し、文化をすすめる」という目的で「文化の日」という名前に生まれ変わりました。この日には、文化や芸術、科学などで素晴らしい活躍をした人に勲章(文化勲章)が贈られます。これも、日本の近代化を進めた明治時代にちなんだ歴史のつながりを感じさせます。
平成の天皇誕生日(12月23日)はどうなった?
ここで「じゃあ、平成の天皇誕生日だった12月23日はどうなったの?」と疑問に思うかもしれません。
結論から言うと、現在のカレンダーでは12月23日は「平日」に戻っています。
これにはきちんとした理由があります。平成の天皇陛下は現在「上皇(じょうこう)さま」としてご存命です。もし12月23日をそのまま祝日にしてしまうと、カレンダーの中に「天皇誕生日」と「上皇さまの誕生日(のお祝いの日)」という2つのお祝いの日ができてしまいます。
そうすると、新しい天皇陛下(令和の天皇陛下)の誕生日よりも、前の方の誕生日が目立ってしまうかもしれないという配慮から、12月23日は平日になったと言われています。歴史が動いたばかりの現代ならではの、とても興味深い事情ですね。
4. 日本の皇室と世界の王室のちがい

天皇誕生日をきっかけに、世界に目を向けてみるのも小学生の学びとして大変おすすめです。日本の皇室は、世界の王室と比べても非常に特別で珍しい特徴を持っています。
日本の皇室は「世界で一番長く続いている」
世界中には、イギリスやスペイン、タイなど、王様や女王様がいる国(君主国)がたくさんあります。しかし、その中でも日本の皇室は「世界で一番長く続いている」ことで知られています。
日本の神話の時代から数えると2600年以上、歴史的に確実に証明されている記録から数えても1500年以上もの間、ひとつの家族の血筋が途切れることなくずっと続いているのです。これは世界でも類を見ないことであり、日本の皇室はギネス世界記録にも「世界最古の皇室」として認められているほどです。
イギリスの国王の誕生日は「年に2回」ある?
国が変われば、誕生日の祝い方も変わります。例えば、イギリスでは国王(または女王)の実際の誕生日とは別に、「公式誕生日」という日があるのをご存知でしょうか。
イギリスは雨が降ったり曇ったりする日が多い国なので、もし国王の実際の誕生日が冬の寒い時期だった場合、外で盛大なお祝いのパレードをするのが大変になってしまいます。そこで、天候が良くパレードに最適な「6月」に、実際の誕生日とは別の「公式の誕生日」を設けてお祝いをするという伝統があるのです。
「日本は本当の誕生日をお祝いするけれど、イギリスはお天気の良い日を選んで2回目の誕生日会をするんだよ」と教えてあげると、文化の違いに興味を持ってくれるはずです。
5. 天皇誕生日に関する「よくある質問(Q&A)」
お子さんから聞かれそうな天皇誕生日の疑問をQ&A形式でまとめました。
Q. 天皇誕生日には、何か特別な食べ物を食べるの?
A. お正月のおせち料理や、クリスマスのケーキのように「天皇誕生日だから絶対にこれを食べる」という決まった食べ物はありません。ですが、天皇陛下のお誕生日ですから、「おめでとう」の気持ちを込めて、家族でケーキを買って食べたり、少し豪華な夕食にしたりして、ご家庭でお祝いを楽しむのも素敵な過ごし方です。
Q. 天皇陛下は、ふだんの生活をどこでしているの?
A. 天皇陛下とご家族は、東京の真ん中にある「皇居(こうきょ)」という場所に住んでいます。昔の江戸城があった場所で、とても広く、たくさんの木々や自然に囲まれています。皇居の中には住まいだけでなく、お仕事をするための大きな建物や、外国のお客さまを迎える立派な部屋などがたくさんあります。一部のエリア(皇居東御苑など)は、一般の人でも入って見学することができますよ。
Q. 歴代の天皇陛下の中で、一番長生きだったのは誰?
A. 記録がはっきりと残っている中では、昭和天皇が最も長生きで、87歳でお亡くなりになりました。天皇としてお仕事をされた期間も62年と最も長く、日本の激動の時代を見守ってこられました。
まとめ:天皇誕生日は日本の歴史を知るチャンス!

ここまで、天皇誕生日の意味や、小学生に話したくなる豆知識をご紹介してきました。
-
天皇誕生日は、今の天皇陛下が生まれた日(2月23日)をお祝いする祝日。
-
天皇陛下が代わると、天皇誕生日もカレンダーで移動する。
-
昔の天皇誕生日は、「昭和の日」や「文化の日」として今も残っている。
-
天皇陛下は日本の代表として、毎日たくさんのお仕事をされている。
単なる「学校がお休みになる日」ではなく、日本の歴史やカレンダーの仕組み、そして国を代表して働く天皇陛下のお仕事について知る素晴らしいきっかけになるのが、天皇誕生日です。
今年の2月23日は、ぜひお子さんと一緒にカレンダーを見ながら、「昔の天皇誕生日はいつだったでしょう?」とクイズを出したり、ニュースで一般参賀の様子を見たりして、日本の歴史について親子で楽しく語り合ってみてくださいね。
✨関連記事はこちら👇