こんにちは。晴田そわかです。
今回の記事では《【雑学】お彼岸ってどんな日?意味と由来を小学生にも分かるように解説》について紹介させて頂きます。
- はじめに
- 1. お彼岸っていつからいつまで?カレンダーの秘密
- 2. お彼岸ってどんな日?意味と由来を解説
- 3. お彼岸には何をするの?お墓参りとお仏壇のマナー
- 4. 【おもしろ雑学】「ぼたもち」と「おはぎ」の違いを完全解説
- 5. 小学生の子どもからよく出る「お彼岸の疑問」Q&A
- まとめ:お彼岸はご先祖様に「ありがとう」を伝える大切な日
はじめに
カレンダーを見ていると、春や秋に「お彼岸」という言葉を見つけることがありますよね。ニュースなどでも「今日はお彼岸の入りです」と耳にすることがあるでしょう。しかし、「お彼岸って何をする日なの?」「お盆とは何が違うの?」と子どもに聞かれたとき、パッと分かりやすく答えられずに困ってしまった経験はないでしょうか。
お彼岸は、ご先祖様を大切にする日本の素晴らしい伝統行事です。ただお墓参りに行くだけでなく、その意味や由来を知ることで、子どもにとっても命のつながりや感謝の気持ちを学ぶ大切な機会になります。
この記事では、お彼岸の基本的な意味や由来、お墓参りでの過ごし方、そして子どもが必ず興味を持つ「ぼたもちとおはぎの秘密」について、大人にも読み応えがある雑学を交えながら詳しく解説します。小学生のお子さんへの上手な伝え方も紹介していますので、ぜひ親子で一緒に日本の文化に触れてみてください。
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1. お彼岸っていつからいつまで?カレンダーの秘密

まずは、お彼岸の時期について正確に把握しておきましょう。お彼岸は春と秋の「年2回」あり、それぞれ「7日間」の期間が設けられています。
春と秋、それぞれ7日間のスケジュール
お彼岸の期間は、国民の祝日である「春分の日」と「秋分の日」が中心(中日)となります。この中日を挟んで、前後3日間を合わせた合計7日間が「お彼岸」の期間です。
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彼岸の入り:最初の1日目
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中日:真ん中の日(春分の日・秋分の日)
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彼岸明け:最後の7日目
カレンダーを見ると、祝日の3日前に「彼岸入り」などと小さく書かれていることが多いので、ぜひ子どもと一緒に探してみてください。
実は毎年日にちが変わる?
ここが少し面白いところなのですが、実はお彼岸の日程は毎年同じではありません。「春分の日」と「秋分の日」は、太陽の動きに合わせて国立天文台が計算し、前年の2月に正式な日にちを発表して決まります。地球が太陽の周りを回る時間には少しだけズレがあるため、年によって1日程度日にちが前後するのです。「祝日なのに毎年日にちが変わるお休み」というのは、子どもにとっても新鮮な驚きになるはずです。
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉
昔から日本には「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があります。これは、「厳しい冬の寒さも春のお彼岸の頃には和らぎ、厳しい夏の暑さも秋のお彼岸の頃には涼しくなって過ごしやすくなる」という意味です。お彼岸は、ご先祖様を供養する日であると同時に、日本人が季節の変わり目を感じる大切な節目でもありました。
2. お彼岸ってどんな日?意味と由来を解説

それでは、なぜこの時期にご先祖様の供養をするのでしょうか。そこには、仏教の教えと太陽の動きが深く関係しています。
「彼岸」と「此岸」という2つの世界
「彼岸」という言葉は、もともとインドの古代の言葉(サンスクリット語)の「波羅蜜多(はらみつた)」を日本語に訳した「到彼岸」という仏教用語から来ています。
仏教の考え方では、世界を大きな川を挟んで2つに分けて考えます。
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彼岸(ひがん):川の向こう岸。ご先祖様や仏様がいる、迷いや苦しみのない悟りの世界(極楽浄土)。
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此岸(しがん):川のこちら岸。私たちが今生きている、悩みや迷いのある現実の世界。
つまり、お彼岸とは「ご先祖様がいる向こう岸(彼岸)に思いをはせ、自分たちも良い行いをして向こう岸へ渡れるように修行をする期間」として始まったのです。
なぜ春分の日・秋分の日にお彼岸があるの?
では、なぜ春と秋の時期なのでしょうか。春分の日と秋分の日は、昼と夜の長さがほぼ同じになり、太陽が真東から昇り、真西に沈むという特徴があります。
仏教では、ご先祖様がいる極楽浄土は「はるか西の彼方」にあると信じられてきました。春分と秋分の日は太陽が真っ直ぐ西へ沈んでいくため、「私たちがいる此岸と、ご先祖様がいる彼岸が一番一直線につながり、最も距離が近くなる日」と考えられたのです。2つの世界が最も近づく日だからこそ、私たちの思いや感謝がご先祖様に一番届きやすい時期として、お墓参りをする風習が定着しました。
【実践編】小学生の子どもにはどう説明する?
仏教の難しい言葉を使わずに、子どもには次のように伝えてみてください。
「春と秋のお彼岸の日はね、ご先祖様が住んでいる世界と、私たちが住んでいる世界が『一番近くなる日』なんだよ。だから、いつも見守ってくれているおじいちゃんやおばあちゃん、そのまたずっと昔のご先祖様に、『ありがとう』って気持ちが一番届きやすい特別な一週間なんだよ」
このように「世界が近づく日」と表現することで、子どももワクワクしながら想像を膨らませてくれるはずです。
3. お彼岸には何をするの?お墓参りとお仏壇のマナー

お彼岸の期間中は、具体的にどのようなことをして過ごせばよいのでしょうか。基本的にはお盆と同じようにご先祖様の供養を行いますが、お彼岸ならではの心構えもあります。
家族でお墓参りに行こう
お彼岸の最も代表的な過ごし方は、お墓参りです。お墓参りに決まったルールはありませんが、一般的な手順を知っておくと安心です。
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お墓の掃除:まずはご先祖様の家であるお墓をきれいにします。雑草を抜き、墓石を水やスポンジで優しく洗い、周囲を掃き清めます。子どもには雑草抜きや、ひしゃくで水をかける役割をお願いすると喜んで手伝ってくれます。
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お供え:きれいになったお墓に、新しいお水、お花、そしてお供え物(ぼたもちやお菓子など)をお供えします。
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お線香と合掌:お線香に火をつけ、お供えします。姿勢を正し、目を閉じて静かに手を合わせます(合掌)。
お線香の煙には、「場を清める」という意味や、「香りを仏様の食事としてお供えする」という意味のほかに、「煙を通じてご先祖様と心を通わせる」という素敵な意味も込められています。
お仏壇の掃除とお供え
お墓が遠方にあって行けない場合や、自宅にお仏壇がある場合は、お仏壇周りを念入りに掃除しましょう。仏具を磨き、新しいお花やお供え物を用意します。お墓参りに行けなくても、お仏壇に向かって手を合わせたり、家族でご先祖様の思い出話をしたりするだけでも、立派な供養になります。
【大人向け雑学】「六波羅蜜」の教えを振り返る
少し大人向けの解説になりますが、お彼岸は本来、私たちが「六波羅蜜」という6つの良い行いを実践する期間でもあります。
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見返りを求めずに人に親切にする
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規則やルールを守り、規律正しく生活する
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怒りをこらえて我慢強く過ごす
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怠けずに努力を続ける
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心を落ち着かせて自分を見つめ直す
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物事の正しい道理を見極める
お墓参りを通じて命の尊さを感じるとともに、大人である私たち自身が、日々の生活態度を見つめ直すための1週間でもあるのです。
4. 【おもしろ雑学】「ぼたもち」と「おはぎ」の違いを完全解説

お彼岸といえば、甘くて美味しい和菓子が欠かせません。ここで子どもから高確率で飛び出すのが「ぼたもちとおはぎって何が違うの?」という疑問です。これは、大人でも正確に答えられる人が意外と少ない面白い雑学です。
実はどちらも「同じ」食べ物!
結論から言うと、「ぼたもち」と「おはぎ」は基本的にまったく同じ食べ物です。どちらも、もち米とうるち米を混ぜて炊き、軽くすりつぶして丸めたものを、あんこで包んで作ります。
ではなぜ名前が違うのかというと、**「食べる季節に咲く花」**に由来しているからです。昔の日本人の、季節を大切にする風流な心が名前の違いを生みました。
春は牡丹(ぼたん)の花で「ぼたもち」
春のお彼岸の時期には、「牡丹」という大きくて立派な花が咲きます。この牡丹の花に見立てて、あんこを丸く大きめにぽってりとまとめたものを「牡丹餅(ぼたもち)」と呼ぶようになりました。
秋は萩(はぎ)の花で「おはぎ」
一方、秋のお彼岸の時期には、秋の七草の一つである「萩」の花が咲きます。萩は小さくて赤紫色の可憐な花をたくさん咲かせます。この萩の花に見立てて、ぼたもちよりも少し小ぶりで細長く上品に形作ったものを「御萩(おはぎ)」と呼ぶようになりました。
「こしあん」と「粒あん」の違いは小豆の収穫時期
さらに奥深いのが、あんこの種類の違いです。もともと、ぼたもちとおはぎでは使うあんこが違いました。
小豆の収穫時期は「秋」です。秋のお彼岸の時期は、収穫したばかりの新鮮な小豆を使えるため、皮ごと柔らかく煮て風味を楽しむ**「粒あん」でおはぎを作りました。 しかし、春のお彼岸の頃になると、冬を越した小豆は皮が固くなってしまいます。そこで、固くなった皮を取り除いてなめらかにこした「こしあん」**にして、ぼたもちを作っていたのです。
現在では保存技術が発達したため、春でも秋でも好きなあんこを選べるようになりましたが、本来は小豆の鮮度に合わせた先人たちの生活の知恵から生まれた違いでした。
【超上級雑学】夏と冬にも名前がある?
実はこの食べ物、春と秋だけでなく、夏と冬にも別の名前が存在します。これも子どもに話すと驚かれること間違いなしの雑学です。
お餅をつくときは「ペッタン、ペッタン」と音がしますが、ぼたもちやおはぎはお米をすりこぎで半殺し(軽くつぶすこと)にするだけで作れるため、音がしません。そのため「いつお餅をついた(到着した)のか分からない」という言葉遊びから、季節によって面白い名前が付けられました。
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夏:「夜船(よふね)」 音がしない=いつ「着いた(搗いた)」か分からない=夜にひっそりと到着する船のようだ、ということで「夜船」。
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冬:「北窓(きたまど)」 音がしない=いつ「着いた(搗いた)」か分からない=北側の窓からは「月(搗き)」が見えない、ということで「北窓」。
ひとつの食べ物に、四季に合わせて4つも名前があるなんて、日本語の表現の豊かさには驚かされますね。
なぜお彼岸に小豆を食べるの?
そもそも、なぜお彼岸にあんこ(小豆)を食べるのでしょうか。 古くから日本では、小豆の「赤色」には、邪気を払い、災いから身を守る力(魔除けの力)があると考えられてきました。お祝いの席でお赤飯を食べるのも同じ理由です。お彼岸に小豆を使ったおはぎやぼたもちをご先祖様にお供えし、家族みんなでいただくことで、邪気を払い、無病息災を願うという意味が込められているのです。
5. 小学生の子どもからよく出る「お彼岸の疑問」Q&A
最後に、子どもから質問されやすいお彼岸の疑問をQ&A形式でまとめました。
Q. お彼岸にお肉やお魚を食べてもいいの? A. 「食べても大丈夫だよ。昔のお坊さんは生き物を殺さないように『精進料理』という野菜だけの食事をしていたけれど、今はそこまで厳しくないんだ。でも、命をいただいているということに、いつも以上に『いただきます』と感謝の気持ちを持つことが大事だよ」
Q. お墓参りに行けない時はどうすればいい? A. 「お墓が遠くて行けない時もあるよね。そういう時は、春分の日や秋分の日に、お家からお墓がある方向に向かって静かに手を合わせたり、心の中でご先祖様に『ありがとう』って伝えたりするだけで、ちゃんと気持ちは届くんだよ」
Q. お彼岸とお盆は何が違うの? A. 「お盆は、夏に『ご先祖様が私たちの住んでいるお家に帰ってくる』のを迎える行事なんだ。お彼岸は、私たちが『ご先祖様がいる世界に近づいて、こちらから思いを届ける』行事だよ。どちらもご先祖様を大切にする日だね」
まとめ:お彼岸はご先祖様に「ありがとう」を伝える大切な日

お彼岸について、様々な角度から解説してきました。
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時期:春分の日・秋分の日を挟んだ年2回、それぞれ7日間
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意味:太陽が真西に沈み、私たちの世界とご先祖様の世界が最も近づく日
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過ごし方:お墓や仏壇をきれいにし、感謝の気持ちを伝える
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食べ物:牡丹に見立てた春の「ぼたもち(こしあん)」、萩に見立てた秋の「おはぎ(粒あん)」
お彼岸は、決して堅苦しい儀式だけではありません。「お墓を綺麗に掃除してスッキリしたね」「おはぎ、甘くて美味しいね」と、家族で季節を感じながら笑顔で過ごすことが、ご先祖様にとって一番の供養になるはずです。
「自分が今ここにいるのは、たくさんのおじいちゃん、おばあちゃんが命をつないでくれたおかげなんだ」と実感できるのは、子どもにとってかけがえのない教育になります。次のお彼岸には、ぜひこの記事の雑学を話題にしながら、お子さんと一緒にお墓参りや季節の和菓子を楽しんでみてください。
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