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晴れブロ そわかの子育て・教育応援ブログ

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低学年・高学年別!小学生のクレヨン画指導法とつまずきやすいポイントの解決策

※当ブログではプロモーションを利用しています

こんにちは。晴田そわかです。

今回の記事では《低学年・高学年別!小学生のクレヨン画指導法とつまずきやすいポイントの解決策》について紹介させて頂きます。

 

 

低学年・高学年別!小学生のクレヨン画指導法とつまずきやすいポイントの解決策

小学校の図画工作(図工)の授業や、家庭でのお絵描きにおいて、最も身近な画材である「クレヨン」。準備や片付けが容易で、子どもが直感的に色を塗ることができるため、小学校の6年間を通して頻繁に使用されます。しかし、長年同じ画材を使い続けるからこそ、学年が上がるにつれて子どもたちの「描きたいもの」と「クレヨンで表現できること」の間にギャップが生まれ、図工に対する苦手意識を抱いてしまうケースが多々あります。

当ブログでは、小学生のクレヨン画指導において最も重要な「発達段階に合わせたアプローチ」について解説します。低学年、中学年、高学年と、それぞれの時期において子どもたちがぶつかりやすい壁(つまずきポイント)は全く異なります。低学年には低学年の、高学年には高学年の特性を理解した上で、適切な声かけと具体的な解決策(テクニック)を提示することが、表現する喜びを育む鍵となります。

この記事では、各学年ごとの身体的・心理的な発達の特徴を踏まえ、クレヨン画でつまずきやすいポイントとその解決策を徹底的に解説します。学校の先生方はもちろん、家庭でお子さんの絵をサポートしたい親御さんにも役立つ、具体的で実践的な指導法をまとめています。

 

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なぜ学年によってクレヨン画の指導法を変える必要があるのか

クレヨン画の指導法を考える上で、まず前提として知っておくべきなのが「子どもの発達段階による表現の変化」です。1年生と6年生では、手先の器用さも、物事を見る目も、表現したい世界観も全く異なります。同じ画材を使っていても、同じ教え方では通用しません。

身体的な発達(巧緻性と体力)の違い

小学校低学年の子どもは、手首や指先の細かい筋肉(巧緻性)がまだ発達の途上にあります。そのため、細かい部分を塗るのが苦手で、肩や肘を使ったダイナミックな腕の動きで画用紙を塗りつぶそうとします。その結果、どうしても枠からはみ出したり、一定の筆圧を保てずに画面が荒れたりします。また、集中力や握力も長くは続かないため、広い背景をクレヨンだけで塗りつぶすのは身体的に大きな負担となります。

一方、高学年になると手先のコントロールが効くようになり、細かい描写が可能になります。しかし、クレヨン自体の先端が太いため、自分が描きたい緻密な線が引けず、もどかしさを感じるようになります。

心理的な発達(写実への憧れと客観的な視点)

低学年のうちは「自分が知っていること」や「頭の中にあるイメージ」をそのまま画用紙に描き出す「主観的な表現」が中心です。空が黄色でも、人間の顔が緑色でも、子どもにとってはそれが正解です。

しかし、中学年から高学年へと成長するにつれて、子どもは世界をより客観的に観察できるようになります。「本物そっくりに描きたい」「立体感を出したい」「遠近感を表現したい」という「写実性への憧れ」が強く芽生えます。このとき、クレヨンの単調なベタ塗りでは自分の理想とする表現に届かず、「自分の絵は下手だ」「クレヨンは子どもっぽい道具だ」と挫折してしまうのです。

だからこそ、学年ごとの壁を突破するための「具体的な技法(テクニック)」を適切なタイミングで指導することが不可欠になります。

【低学年(1〜2年生)】クレヨン画の指導法とつまずき解決策

低学年の時期は、まず「絵を描くことは楽しい」という自己肯定感を育てることが最優先です。技術的な正確さよりも、画用紙いっぱいにエネルギーをぶつけるダイナミックさを大切にします。

つまずきポイント1:筆圧のコントロールができず、はみ出し・ベタ塗りになる

低学年の児童は、クレヨンを持つと常に全力で握りしめ、画用紙がテカテカになるほどの強い筆圧で描き殴る傾向があります。力強さは素晴らしい個性ですが、色を塗る段階になると、ブレーキが効かずに枠から大きくはみ出したり、すべてが濃いベタ塗りになって絵が潰れてしまったりします。

解決策:「縁取りガード」と「動物の筆圧」で体感させる

はみ出しを防ぐためには、「内側に分厚い壁(縁取り)を作る」指導が効果的です。例えば、リンゴの中を塗るときは、まず輪郭線のすぐ内側をなぞるように、赤いクレヨンでグルッと一周、太い線を引かせます。「はみ出さないためのガードレールを作るよ」と伝え、その後で中を勢いよく塗らせます。この壁がクッションとなり、外へのはみ出しを強力に防ぎます。

また、筆圧のコントロールは抽象的な言葉ではなく、動物に例えて体感させます。

  • 強い力(ゾウさん):「ゾウさんがドシンドシンと歩くように、ギュッと力を入れて塗ってみよう」
  • 優しい力(アリさん):「アリさんがそーっと歩くように、フワフワ優しく塗ってみよう。紙のザラザラが見えるくらいだよ」

いらない紙で「ゾウさんとアリさんの練習」をしてから本番に入ると、子どもは力の加減を意識できるようになります。

つまずきポイント2:途中で手が疲れて、背景が真っ白になる

メインの人物や動物は一生懸命描くのに、周りの空や地面が一切塗られておらず、画用紙の白い余白が目立つ作品になりがちです。広い面をクレヨンだけで塗りつぶすのは、低学年の握力と集中力では限界があるためです。

解決策:魔法の「はじき絵(バチック)」で背景を楽しく埋める

広い背景を塗るのが苦痛な子どもには、クレヨンと水彩絵の具を組み合わせた「はじき絵」を提案します。クレヨンでしっかりと絵を描かせた後、多めの水で溶いた水彩絵の具を、大きめの筆で画用紙全体に一気に塗らせます。クレヨンの油分が絵の具を弾き、色が乗っていない画用紙の白い部分にだけ絵の具が染み込みます。

「白いクレヨンで見えない星を描いてから、夜の色の絵の具を塗ってみよう」と声をかけると、魔法のように絵が浮かび上がり、子どもは大喜びで背景を完成させます。体力的な負担を減らしつつ、作品としての完成度を一気に高めることができる低学年向けの最強のテクニックです。

 

 

【中学年(3〜4年生)】クレヨン画の指導法とつまずき解決策

中学年になると、少しずつ客観的な視点が育ち、「もっと色々な色を使いたい」「本物らしく塗りたい」という欲求が出てきます。しかし、知識が追いついていないため、新たな壁にぶつかります。

つまずきポイント:色を重ねすぎて画面が濁り、汚く見えてしまう

色彩への興味が湧く中学年は、色鉛筆のようにより多くの色を使おうとします。しかし、クレヨンはワックスを含むため、無造作に色を重ねると簡単に色が混ざり、濁ってしまいます。特に、暗い色(黒や茶色)の上に明るい色(黄色や白)を塗ってしまい、クレヨンの先が汚れたまま他の部分を塗ることで、画面全体が泥のように黒ずんでしまうのが典型的な失敗例です。

解決策:「明るい色から塗る」鉄則と、意図的な「混色」への挑戦

ここで必ず指導すべき鉄則が、「明るい色・薄い色から順に塗り、暗い色・濃い色は最後に使う」ということです。「黄色や白から出発進行して、黒色や茶色は仕上げのパトロール隊だから最後まで箱の中で待たせておこうね」とルール化します。

その上で、「混色(色を混ぜること)」の楽しさを教えます。「緑色のクレヨンを一本使うより、黄色をアリさんの力(優しい筆圧)で塗ってから、その上に青色をアリさんの力で重ねると、もっと素敵な緑色になるよ」と伝えます。別の紙を「パレット代わり」として用意させ、色々な組み合わせを実験させることで、濁らせずに深みのある色を作る技術を身につけさせます。

中学年におすすめの技法:ひっかき絵(スクラッチ)

色の重なりを利用した「ひっかき絵」は、中学年の児童が夢中になる技法です。画用紙の全面に明るい色を隙間なく塗り(下塗り)、その上から黒や濃紺のクレヨンで真っ黒に塗りつぶします(上塗り)。そして、竹串や爪楊枝で表面をひっかいて絵を描くと、削られた部分から下地のカラフルな色がネオンのように浮かび上がります。花火や宇宙などのテーマにぴったりで、「色を重ねることで新しい表現ができる」という喜びを体感できます。

【高学年(5〜6年生)】クレヨン画の指導法とつまずき解決策

高学年になると、「本物そっくりに(写実的に)描きたい」という欲求がピークに達します。この時期の指導を誤ると、図工嫌いを決定づけてしまうため注意が必要です。

つまずきポイント:クレヨンを「子どもっぽい」と敬遠し、細い線に逃げる

写実性を求める高学年の児童にとって、先が太く、細かい描写がしにくいクレヨンは「思い通りにならない、子どもっぽい画材」に映ります。そのため、図工の授業でもクレヨンを使いたがらず、色鉛筆や細いペンばかりを使って、小さな範囲をちまちまと塗りつぶすような、スケールの小さい作品になりがちです。

解決策:油絵のような重厚感を出す「ぼかし」と「マチエール」の追求

高学年には、クレヨンが単なるお絵描き道具ではなく、油絵にも通じる「大人っぽく、奥深い表現ができる画材」であることを認識させます。細かい線を引くのではなく、「面」で捉え、色の層を重ねていく指導にシフトします。

最も効果的なのが「ぼかし」の技法です。複数の色を塗り重ねた後、指の腹やティッシュペーパー、綿棒などで表面を優しくこすります。すると、クレヨンの硬い筆跡が滑らかになり、水彩画のようなふんわりとしたグラデーションや、空気の層を表現できます。夕焼け空のグラデーションや、雲の柔らかさ、動物の毛並みなどを描く際にこの技法を教えると、作品の完成度が飛躍的に高まり、子どもたちは「クレヨンでこんな表現ができるのか」と驚きます。

また、クレヨンを細かく点のように打って色を混ぜる「点描」や、凹凸のある素材の上に紙を置いてこする「こすり出し(フロッタージュ)」など、絵の表面の質感(マチエール)にこだわる技法を伝授することで、知的好奇心と表現欲求を同時に満たすことができます。

 

 

 

全学年共通!指導者が心がけるべき声かけのコツ

最後に、学年を問わず、子どもたちの作品を評価し、意欲を高めるための「指導者の声かけ」について触れておきます。

「綺麗に描けたね」ではなく「どんな工夫をしたの?」

作品が完成したとき、「上手だね」「綺麗だね」という結果だけを褒める言葉は、子どもにとって実はあまり響きません。上手く描けなかったと思っている子にとっては、慰めのように聞こえてしまうこともあります。

大切なのは、「表現のプロセス(過程)と工夫」を認める言葉かけです。

  • 「この空のグラデーション、黄色とオレンジを指でぼかして馴染ませたから、本物の夕焼けみたいに柔らかくなったね」
  • 「下塗りに明るい色を隙間なくしっかり塗ったから、スクラッチで削った線がすごく鮮やかに光って見えるね」
  • 「ゾウさんの力で力強くクレヨンを押し付けたから、絵の具が綺麗に弾いているね」

このように、「どの技法を使い、どのように工夫したから良くなったのか」を具体的に言語化して伝えます。自分の工夫が指導者に伝わったと感じたお子さんは、大きな達成感を得て、次の表現活動へと向かう活力を手に入れます。

【まとめ】発達段階に寄り添い、表現する喜びを育む

小学生のクレヨン画指導は、単に「枠からはみ出さないように塗る」技術を教えるものではありません。学年ごとの身体の成長や心の変化に寄り添い、その時々にぶつかる壁を乗り越えるための「表現の引き出し」を増やしてあげるプロセスです。

低学年にはダイナミックさを楽しむ工夫を、中学年には色が混ざる不思議を、高学年には大人顔負けの重厚な質感を。それぞれの発達段階に応じた適切なアプローチと声かけを行うことで、クレヨンという画材は、子どもたちの無限の想像力を形にする最高のパートナーとなります。この記事で紹介した指導法が、ご家庭や教室での豊かな図工の時間の一助となれば幸いです。

 

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