
こんにちは。晴田そわかです。
今回の記事では《【小学1・2年生】低学年でも書ける!人権作文の基本の書き方とおすすめテーマまとめ》について紹介させて頂きます。
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【小学1・2年生】低学年でも書ける!人権作文の基本の書き方とおすすめテーマまとめ
小学校に入学して、あるいは2年生になって少しお兄さん・お姉さんになった頃。学校から出される宿題の中で、多くの保護者の方を悩ませるのが「人権作文」ではないでしょうか。
「小学1・2年生に『人権』なんて難しい言葉、どう説明すればいいの?」「まだ長い文章を書いた経験もないのに、原稿用紙を埋められる気がしない」と不安に思う方も多いはずです。
しかし、ご安心ください。小学1・2年生の人権作文において、難しい言葉や世界規模の大きな問題をテーマにする必要は全くありません。低学年の人権作文で最も大切なのは、「日常のささいな実体験」から、子ども自身の素直な気持ちを引き出すことです。
この記事では、小学1・2年生のお子さんが無理なく、そして「自分ごと」として人権作文を書くための基本の書き方や、実体験に基づいたおすすめのテーマ、そして保護者の方がどうサポートすればスムーズに書き進められるのか、その具体的な手順を分かりやすく解説します。
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小学1・2年生にとっての「人権」とは?子どもへの分かりやすい伝え方

作文を書き始める前に、まずは「何について書くのか」をお子さんと共有する必要があります。しかし、「人権について書きなさい」と言っても、1・2年生にはピンときません。
「人権」という難しい言葉は使わなくてOK
低学年の子どもたちには「人権」という言葉の概念を無理に理解させる必要はありません。辞書にあるような「人間が人間らしく生きる権利」といった説明は、かえって子どもを混乱させ、作文に対する苦手意識を植え付けてしまいます。
小学1・2年生にとっての人権作文とは、「思いやりの心」「優しい気持ち」「自分がされて嫌なことは人にしない」という、日々の生活の中で学んでいる道徳的な体験を振り返るものです。
「自分がされて嫌なこと」「優しい気持ち」に言い換える
お子さんに作文のテーマを説明する時は、日常の言葉に置き換えてあげましょう。例えば、次のように声をかけてみてください。
親:「今日はお友達に優しくできたことや、反対に、自分がされて悲しかったことについて、作文を書いてみようか。」
親:「お友達が困っている時に助けてあげて、心がぽかぽかした出来事はあったかな?」
このように「心がぽかぽかしたこと」「ちくちくした言葉」「悲しかったこと」など、低学年の子どもが日頃から感じている具体的な感情に焦点を当てることが、作文をスムーズに書き始める第一歩となります。
実体験が一番大事!低学年におすすめの身近で書きやすいテーマ4選

人権作文において最も重要なルールがあります。それは、「必ず自分自身の実体験を書くこと」です。
素晴らしい絵本を読んだ感想や、テレビで見たニュースの感想を書いてしまうと、それは単なる「読書感想文」になってしまい、人権作文の本来の目的である「当事者意識(自分ごととして考えること)」が薄れて形骸化してしまいます。
小学1・2年生であっても、毎日の生活の中に必ず作文の種となる実体験があります。決して大きな事件や特別な体験である必要はありません。日常の些細な出来事で十分なのです。ここでは、低学年のお子さんが書きやすい、日常の実体験に基づく4つのテーマをご紹介します。
テーマ① 日常のささいな出来事(順番待ち、挨拶、道を譲るなど)
一番書きやすく、かつ低学年らしい素直な作文になるのが、この「日常のささいな出来事」です。本当に小さな出来事で構いません。その時の自分の行動と感情の動きこそが、立派な人権作文になります。
- 公園のブランコで、小さい子に順番をゆずってあげて「ありがとう」と言われたこと。
- 通学路で、近所のおばあちゃんに大きな声で挨拶をしたら、笑顔で返してくれて嬉しかったこと。
- 落とし物を拾って交番(または先生)に届けた時のドキドキした気持ち。
テーマ② 友達との関わり(ケンカ、仲直り、仲間外れ)
学校や公園での友達とのやり取りは、子どもにとって最大の関心事であり、感情が大きく動く実体験の宝庫です。
- 友達とケンカをしてしまったけれど、「ごめんね」と言って仲直りできた時のほっとした気持ち。
- 自分が仲間外れにされて悲しかった経験と、「自分は絶対に他の人を仲間外れにしない」という決意。
- 消しゴムを忘れて困っていた友達に、自分のものを貸してあげた時のこと。
テーマ③ 家族への思いやり・お手伝い
家の中での出来事も、立派なテーマになります。家族という最も身近な関係の中で気付いた「優しさ」は、子どもにとって書きやすい題材です。
- お母さんやお父さんが疲れている時に、自分から進んでお手伝いをした時のこと。
- 下の子(妹や弟)が泣いている時におもちゃを貸してあげて、お兄ちゃん・お姉ちゃんとして優しい行動ができたこと。
- 家族から「ありがとう」と言われて、自分がどんな気持ちになったか。
テーマ④ 自分や友達の「ちがい」について気付いた体験
小学校に入学すると、保育園や幼稚園の頃よりも多くの友達と関わるようになり、「自分とは違う」ことに気付く機会が増えます。この「違いを認めること」も人権の大切なテーマです。
- 足が速い子、絵が上手な子など、友達の「すごいところ」を見つけて褒めた実体験。
- メガネをかけている友達がからかわれているのを見て、「嫌だな」と思い、かばってあげたこと。
- 自分が苦手なことを、友達が優しく手伝ってくれた時の感謝の気持ち。
原稿用紙がしっかり埋まる!基本の構成(3つのステップ)

テーマ(どの実体験を書くか)が決まったら、次は原稿用紙に向かいます。しかし、1・2年生がいきなり最初から最後まで一人で構成を考えるのは不可能です。
作文には、基本となる「型」があります。以下の3つのステップに分けて書くように誘導してあげると、自然と原稿用紙が埋まり、読みやすい作文になります。
- きっかけ(はじめ): なぜこのことを書こうと思ったのか、いつの出来事か。
- できごとと気持ち(なか): 具体的に何があったのか。その時、自分はどう思ったのか。(★ここを一番長く書く)
- これからの目標(おわり): この経験を通して、これからどうしていきたいか。
ステップ1:きっかけ(はじめ)
まずは、作文の入り口です。いつ、誰と、どこで起きた出来事なのかを簡単に説明します。「わたしは(ぼくは)、〇〇について書きます。なぜなら〜」という書き出しでも構いません。
【例文】
わたしは、夏休みに公園で遊んだ時のことについて書きます。
ステップ2:できごとと自分の気持ち(なか)
ここが作文のメイン部分です。起きた出来事を順番に書き、さらに「その時、自分がどう思ったか(心の声)」を必ず入れるようにします。事実だけを並べるのではなく、感情を書くことで作文に深みが出ます。
【例文】
わたしがブランコに乗っていると、小さな女の子が「かして」とやってきました。わたしは、もう少し乗りたいなと思いました。でも、女の子が少し泣きそうになっていたので、「いいよ、順番ね」と言って、代わってあげました。女の子のお母さんが「ありがとう」と言ってくれました。わたしは、少しがまんをしたけれど、心の中がぽかぽかして、嬉しい気持ちになりました。
ステップ3:これからの目標(おわり)
最後は、その実体験から学んだことや、これからの目標を書いて締めくくります。1・2年生であれば、「これからは〜したいです」という素直な決意で十分です。
【例文】
わたしは、これからも自分より小さな子や、困っているお友達がいたら、優しくしてあげたいです。みんなが優しい気持ちになれば、もっと楽しく遊べると思います。
お子さんがスムーズに書ける!親のサポート術と声かけのコツ

構成のイメージができても、小学1・2年生にとって「頭の中にある出来事や感情を、文字にして原稿用紙に書き写す」という作業は、私たちが想像する以上に大変なエネルギーを使います。
ここでは、途中で泣き出したり、投げ出したりせずに、最後まで作文を書き上げるための「保護者の効果的なサポート術」をご紹介します。
親が「インタビューアー」になって言葉を引き出す
いきなり原稿用紙と鉛筆を渡して「さあ、書きなさい」と言うのは絶対にNGです。何も書けずに時間だけが過ぎてしまいます。
まずは、原稿用紙を横に置き、おやつでも食べながら親がインタビューアーになって、会話で出来事を振り返りましょう。
親:「この前の日曜日、公園で小さい子にブランコ貸してあげたよね。あの時、どうして貸してあげようと思ったの?」
子:「うーん、泣きそうだったから。」
親:「そっか、泣きそうで可哀想だと思ったんだね。その時、本当は自分ももっと乗りたかった?」
子:「うん、もっと高くこぎたかった。」
親:「そうだよね。でも代わってあげたんだよね。すごいね。代わってあげて、お礼を言われた時、どんな気持ちがした?」
子:「なんだか嬉しかった。心がぽかぽかした!」
このように、親が質問をして、子どもの口から「事実」と「感情(その時どう思ったか)」を引き出してあげることが最重要です。
書くのが大変な場合は、親が「メモ」を取ってあげる
子どもが一生懸命話してくれた内容を、親が別の紙(裏紙やノートなど)にメモとして書き出してあげてください。
1・2年生は、「考える」ことと「文字を書く」ことを同時に行うのがとても苦手です。子どもが話した言葉を、親が「〇〇があって、〇〇と思ったんだね」と箇条書きにして紙に書いてあげます。子どもは、親が書いてくれたそのメモを見ながら、原稿用紙のルールに従って清書していく形をとれば、驚くほどスムーズに書き進めることができます。
決して「親が代わりに文章を考えてあげる」のではありません。あくまで「子ども自身の言葉を、忘れないように親がメモしておく」というスタンスです。
大人の言葉を押し付けず、子どもの素直な言葉を大切にする
作文を添削していると、親御さんはつい「もっと立派な言葉に変えよう」「ここはこう書いた方が先生に褒められるかも」と手を出したくなってしまいます。
しかし、人権作文においてそれは逆効果です。低学年の作文に、大人びた難しい言葉遣いや、背伸びをした表現は不自然です。「心がちくちくした」「ぽかぽかした」「涙が出そうになった」「えらいなと思った」といった、子どもらしい素直でまっすぐな言葉こそが、読み手の心を打ちます。
誤字脱字や原稿用紙の基本的な使い方(段落の最初は一マス空ける、など)のチェックは必要ですが、表現そのものはできる限り子どもの言葉を残すようにしてあげてください。
よくあるNG例:人権作文でやってはいけないこと
最後に、低学年の人権作文指導で陥りがちな失敗例(NG行動)をいくつか挙げておきます。これらを避けるだけで、ぐっと良い作文になります。
NG①:実体験がないのに、想像や作り話で書かせる
「書くことがないから」と言って、起きていないケンカや、やっていないお手伝いを作文にするのは絶対にやめましょう。作り話で書いた作文は、どうしても感情表現が薄っぺらくなり、「形骸化」したつまらない文章になってしまいます。
どんなに小さなことでも構いません。必ずお子さんが実際に体験した「事実」を見つけてあげてください。実体験の熱量には勝てません。
NG②:親が文章を最初から最後まで作ってしまう
親が完璧な文章を下書きし、それを子どもに丸写しさせるのはNGです。これは子どもの考える力を奪うだけでなく、学校の先生が読めば「大人が書いた文章だな」とすぐに分かってしまいます。評価も下がり、子ども自身も「自分が書いた」という達成感を得られません。
NG③:原稿用紙のマス目を埋めるために言葉を繰り返す
文字数が足りないからと言って、「とてもとても悲しかったです。本当に本当に嫌でした」と同じ言葉を繰り返すのは読みづらくなります。
もし文字数が足りない場合は、繰り返すのではなく「情景の描写」を足すようにアドバイスしましょう。「どんな天気だったか」「相手はどんな服を着ていたか」「周りに誰がいたか」など、その時の様子を詳しく思い出すことで、自然に文字数が増え、臨場感のある作文になります。
まとめ:低学年の人権作文は「思いやりの心」を育むチャンス!

【記事のまとめ】
- 小学1・2年生の人権作文は「日常のささいな実体験」から書くことが大原則。
- 本やニュースの感想ではなく、友達との関わりや、お手伝い、順番をゆずったことなど、身近な出来事をテーマにする。
- 構成は「きっかけ」→「できごとと気持ち(一番長く)」→「これからの目標」の3ステップ。
- 親は「インタビューアー」になり、子どもの素直な言葉と感情を引き出し、メモを取ってあげる。
- 大人の立派な言葉を押し付けず、子どもらしい表現を大切にする。
小学1・2年生にとって、原稿用紙に長い文章を書くことは大仕事です。途中で疲れてしまうこともあるでしょう。
しかし、親御さんが優しく寄り添い、一緒に日々の出来事を振り返る時間は、単なる宿題のサポートにとどまりません。「あの時、どうして優しくできたの?」「お友達はどんな気持ちだったかな?」と話し合うこと自体が、お子さんの「思いやりの心」を大きく育む素晴らしい機会になります。
この記事でご紹介したステップを参考に、ぜひお子さんの素敵な実体験を引き出し、温かい人権作文を一緒に完成させてくださいね。応援しています!
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