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晴れブロ そわかの子育て・教育応援ブログ

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人権作文の書き出しはどう書く?【小学生・中学年編】すぐに使える例文集とテーマの広げ方

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こんにちは。晴田そわかです。

今回の記事では《人権作文の書き出しはどう書く?【小学生・中学年編】すぐに使える例文集とテーマの広げ方》について紹介させて頂きます。

 

 

 

 

人権作文の書き出しはどう書く?【小学生・中学年編】すぐに使える例文集とテーマの広げ方

小学校3年生や4年生になると、生活科から社会科へと学習が広がり、自分自身の身の回りだけでなく、地域や社会の仕組みに関心を持つ時期です。夏休みや冬休みの課題として出される「人権作文」でも、1・2年生の時より一歩踏み込んだ内容が求められます。

しかし、「人権」という言葉が持つイメージは重く、お子さんが「何をどう書けばいいのか全くイメージが湧かない」と困ってしまうケースは非常に多いものです。特に作文の「書き出し」は、文章全体の方向性を決める重要なパートであり、ここが決まらないといつまでも原稿用紙が白紙のまま……ということになりかねません。

私自身、教壇に立っていた10年間の経験から、多くの子どもたちが「最初の一歩」でつまずく姿を見てきました。そこで今回の記事では、中学年(3・4年生)のお子さんがスラスラと書き始められる「書き出しのパターン」と、具体的な例文、そしてテーマを深めるためのヒントを詳しく解説します。

 

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中学年の人権作文:低学年との違いとポイント

1・2年生の低学年の頃は、「お友達と仲良く遊ぶ」「挨拶をする」といった、自分を中心としたごく身近な体験が中心でした。しかし中学年では、以下のような「社会的な視点」を取り入れることが、評価される作文への第一歩となります。

  • 公共の場でのマナー:電車やバス、図書館などでの「思いやり」
  • 個性の尊重:自分と違う意見、自分と違う得意・苦手を持つ人への理解
  • 障がいや高齢者への意識:街中のスロープや点字ブロックなど「バリアフリー」への気づき
  • 役割と責任:委員会活動やクラブ活動、家庭での役割を通じた「助け合い」

中学年の作文では、単に「優しくしました」で終わるのではなく、「なぜそれが必要だと思ったのか」「相手はどんな気持ちだったのか」という分析的な視点を少しずつ含めていくのが理想的です。

【中学年向け】そのまま使える!書き出しの4つのテクニック

作文の導入部で読み手の心をつかむには、いくつかの「型」があります。中学年のお子さんでも使いやすく、かつ説得力が出る4つのパターンをご紹介します。

1. 「きっかけの会話」から始める

当時の様子が最も伝わりやすいのが、会話文から始める方法です。自分や相手が発した一言をカギカッコで一番最初に持ってくることで、文章に躍動感が生まれます。

2. 「自分の中の常識」への疑問から始める

「当たり前だと思っていたけれど、実は違った」という発見から始めます。中学年らしい、客観的な視点の変化をアピールするのに最適です。

3. 「社会のルールや言葉」への注目から始める

学校の標語や、街で見かけたポスターの言葉、あるいはニュースで聞いたフレーズなどをきっかけにする方法です。「自分だけの問題」から「社会全体の問題」へと広げやすくなります。

4. 「情景の描写」から始める

出来事が起こった時の場所の様子や、天候、自分の心拍数など、五感で感じたことから書き始めます。読者をその場に連れて行くような感覚で書き出す、上級者向けのテクニックです。

 

 

 

【決定版】テーマ別・中学年向け書き出し例文集(全14パターン)

ここからは、中学年でよく選ばれる5つのテーマに合わせた具体的な書き出し例文をご紹介します。

低学年の頃のような「ただ優しくした」という日記のような文章から卒業し、「迷ったけれど行動した」「当たり前だと思っていたことに疑問を持った」という中学年らしい葛藤や気づきを引き出せる例文を厳選しました。お子さんの体験に最も近いものを選び、アレンジしてご活用ください。

テーマ1:友達関係・いじめ(葛藤と勇気)

クラスの人間関係が少しずつ複雑になる中学年。「いじめている側」と「いじめられている側」だけでなく、「見て見ぬふりをしてしまった自分」という第三者の視点(傍観者)からの書き出しは、非常に説得力のある作文になります。

1. 「会話」から始める(勇気を出した一言) 「やめなよ。〇〇君がかわいそうだよ。」
私は、ドッジボールの時にわざと強いボールを当てられていた〇〇君を見て、思い切ってそう言いました。声は少し震えていましたが、言ってよかったと心から思いました。
2. 「後悔の気持ち」から始める(傍観者からの成長) どうしてあの時、一緒に笑ってしまったのだろう。
私は昨日の休み時間のことを思い出して、胸がチクチクと痛みました。友達がからかわれているのを見て、自分も仲間外れにされるのが怖くて、つい合わせてしまったからです。
3. 「情景の描写」から始める(一人ぼっちへの気づき) にぎやかな教室の中で、〇〇さんだけが自分の席で静かに本を読んでいました。私は今まで気にしたことがありませんでしたが、ふとその背中を見た時、「本当は誰かと話したいのではないか」と思いました。

テーマ2:高齢者・障がい・バリアフリー

街中にある点字ブロック、車いす用のスロープ、優先席など、社会の仕組みに目が向く時期です。「かわいそう」という感情ではなく、「自分に何ができるか」を問う書き出しが適しています。

4. 「自分の中の常識への疑問」から始める 歩道にある黄色くてデコボコしたブロック。私はずっと、あれはただの模様だと思っていました。しかし、総合の授業でアイマスク体験をした日、あのブロックが目の不自由な人にとってどれほど大切な「道しるべ」なのかを知りました。
5. 「社会のマーク・言葉」から始める 電車の窓に貼ってある「優先席」のマーク。そこには、お年寄りや妊婦さん、ケガをしている人の絵が描かれています。私は、元気な自分がその席に座るべきではないと頭では分かっていても、行動に移すのはとても勇気がいることに気づきました。
6. 「会話」から始める(直接のふれあい) 「ありがとう、助かったよ。」
スーパーのレジで、小銭を落として困っていたおばあちゃんの手伝いをした時、そう言ってニッコリ笑ってもらえました。私の小さな行動が、誰かの役に立ったことがとても嬉しかったです。

テーマ3:多様性・個性の尊重・ジェンダー

「男の子だから」「女の子だから」という決めつけや、「みんなと同じでなければいけない」という同調圧力に対する疑問は、読み手の大人をハッとさせる力を持っています。

7. 「社会の言葉」から始める(男らしさ・女らしさ) 「男の子なんだから泣かないの。」
私は小さい頃から、転んだ時や悔しい時によくそう言われてきました。でも、本当に男の子は泣いてはいけないのでしょうか。悲しい時に涙が出るのは、性別なんて関係ないはずです。
8. 「自分の中の常識への疑問」から始める(得意・不得意) 私は、体育の時間が少し苦手です。だから、走るのが速い〇〇君のことがうらやましいと思っていました。でも、図工の時間に〇〇君が「絵を描くのは苦手だなあ」とつぶやいているのを聞いて、みんなそれぞれ違うのだと気づきました。
9. 「体験」から始める(外国にルーツを持つ友達) 私のクラスに、外国から新しい友達が転校してきました。最初は言葉が通じなくて、どうやって遊べばいいのか分かりませんでした。でも、言葉がなくても一緒に笑い合える方法があることを、私はこの一ヶ月で学びました。

テーマ4:公共のマナー・社会のルール

図書館、公園、電車内などでのマナー問題です。「自分勝手な行動が他人の権利を奪う」という視点を持てると、高学年にも通用する素晴らしい作文になります。

10. 「情景の描写」から始める(迷惑行為への気づき) 静かな図書館に、ドタバタと走り回る足音と大きな話し声が響きました。本を読みたいと思って来ている人たちの顔が、一斉にしかめっ面になりました。私はその様子を見て、みんなで使う場所のルールについて考えさせられました。
11. 「会話」から始める(周囲の反応) 「チッ。」
コンビニのレジで、私の後ろに並んでいた大人の人が舌打ちをしました。前のお客さんが、お財布からお金を出すのに時間がかかっていたからです。私はその音を聞いて、とても冷たい気持ちになりました。
12. 「疑問」から始める(本当の思いやりとは) 「誰かが見ているからルールを守る」のでしょうか。それとも「誰も見ていなくてもルールを守る」のが本当なのでしょうか。私は、公園にポイ捨てされていたゴミを見て、立ち止まってしまいました。

テーマ5:命の大切さ・家族・お手伝い

動物の飼育や、家族の中での自分の役割を通じた「人権(生きる権利)」のテーマです。

13. 「体験」から始める(動物の命) 私は今年、クラスの飼育係になりました。毎日ウサギ小屋の掃除をして、エサをあげていると、動物も私たちと同じように「生きようとする力」を持っていることが伝わってきます。
14. 「会話」から始める(家族への感謝) 「いつもありがとう。」
母の日に、お母さんの代わりにご飯を作ったら、とても喜んでくれました。家族みんなが気持ちよく生活するためには、お互いに助け合うことが必要なのだと、私は初めて気がつきました。

例文を「自分だけの言葉」にするアレンジのコツ

上記の例文をそのまま使っても良い作文になりますが、さらに一工夫加えることで、ぐっとお子さんらしい文章になります。

  • 「体の反応」を書き足す:「悲しかった」「嬉しかった」だけでなく、「胸がチクッとした」「顔が熱くなった」「ホッとして肩の力が抜けた」など、その時の体の動きを言葉にしてみましょう。
  • 「対比」を使う:「〇〇ちゃんは笑っていたけれど、私は〇〇だと思った」のように、周りの人の反応と自分の感情の違いを書くことで、お子さんの考えがより強く伝わります。

 

 

 

書き出しから「本文(中身)」へ広げるための3ステップ

書き出しが決まっても、そこから原稿用紙2枚、3枚と書き進めるのは大変な作業です。中学年のお子さんが文章を膨らませるための「問いかけ」のステップを紹介します。

ステップ1:出来事を詳しく「カメラ」のように説明する

書き出しで触れた出来事を、もっと詳しく書きます。「誰が」「どこで」「どんな様子で」を、まるでカメラで撮影しているかのように詳しく描写させます。
(例)「おばあさんは、右手に大きな袋を二つ持ち、左手で杖をついて、とてもゆっくり歩いていました。」

ステップ2:自分の「心の揺れ」を書く

その時、自分はどう思ったのか。迷ったなら迷ったなりに、怖かったなら怖かったなりに書くのがポイントです。
(例)「声をかけるのは少し恥ずかしいな、無視しちゃおうかな、と一瞬迷ってしまいました。でも、そのまま通り過ぎたら後で後悔すると思いました。」

ステップ3:「もし〜だったら」と想像する

ここが中学年らしい「人権の視点」です。もし自分が相手の立場だったら、あるいはもし誰も助けなかったら、と想像を広げます。
(例)「もし私が重い荷物を持っていて、誰も助けてくれなかったら、とても寂しい気持ちになるはずです。誰かに気にかけてもらえるだけで、心は温かくなるのだと気づきました。」

中学年ならではの注意点:言葉選びと構成

中学年の作文でやりがちなミスを防ぐために、以下の点に注意してください。

項目 注意すべきポイント
まとめ方 「これからは優しくしたいです」という一言で終わらせず、「具体的にどんな行動をするか」まで書く。
言葉の重複 「〜と思いました」「〜でした」が続かないように、「〜という気持ちになりました」「〜ということに驚きました」と語尾を工夫する。
テーマの絞り込み あれもこれもと欲張らず、一つのエピソードをじっくり深掘りする方が、心に響く作文になる。

保護者の方ができる「最高のアドバイス」

人権作文の宿題を前に、お子さんがイライラしていたり、やる気を失っていたりすることもあるでしょう。そんな時、保護者の方には「教える人」ではなく「聞き役」に徹していただきたいのです。

■お子さんの「気づき」をメモする
夕食の時や、一緒に出かけている時に、お子さんがポロッと言った「あのお友達のあの行動、すごかったな」「あのニュース、ちょっと悲しいね」という言葉を逃さないでください。
「そのお話、人権作文にぴったりじゃない!もう少し詳しく教えて?」と、お子さんの言葉を肯定してあげることで、書くべき内容が整理されていきます。

また、中学年のお子さんは、正義感が強くなる一方で、自分のダメな部分を隠したがる傾向もあります。作文の中で「本当は意地悪をしてしまった」「見て見ぬふりをしてしまった」といった葛藤が書けていれば、それは素晴らしい成長の証です。勇気を持って本音を書いたことを、ぜひ褒めてあげてください。

まとめ:中学年らしい「発見」を大切に

人権作文の書き出しは、お子さんの「心に深く残った瞬間」から始めるのが一番です。型を使いつつも、お子さん自身の素直な視点が加われば、必ず読み手の心に届く文章になります。

3・4年生という時期は、子どもから大人へと一歩踏み出し、他者の痛みを想像し始める大切な時期です。人権作文を書くという経験を通じて、お子さんの世界がより豊かに、より優しく広がることを願っています。

まずは原稿用紙の1行目。今日お子さんが見つけた「小さな誰かへの思いやり」を、会話文から書き出してみることから始めてみませんか。

 

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