
こんにちは。晴田そわかです。
今回の記事では《みどりの日は海外にもある?小学生に教えたい世界の祝日豆知識》について紹介させて頂きます。
- みどりの日は海外にもある?小学生に教えたい世界の祝日豆知識
みどりの日は海外にもある?小学生に教えたい世界の祝日豆知識
ゴールデンウィークの連休中にある「みどりの日」。5月4日は、ご家族で公園に出かけたり、自然の中でリフレッシュしたりと、緑豊かな日本の春を満喫する方も多いことでしょう。日本にはこのように「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」という素晴らしい目的を持った国民の祝日があります。
ここでふと疑問に思うことはありませんか。「みどりの日って、日本以外の海外の国にもあるのだろうか?」ということです。
今回の記事では、小学生のお子さんの素朴な疑問にお答えするため、世界の国々にある「自然や地球環境を大切にする祝日・記念日」についての豆知識をたっぷりとご紹介します。日本の「みどりの日」と同じように、海外の人々も様々な形で自然への感謝を表し、地球を守るための活動を行っています。
小学校の社会科や総合的な学習の時間、またSDGs(持続可能な開発目標)の学習にも役立つ内容となっています。ぜひ、親子で一緒に読み進めながら、世界中の文化や環境問題について楽しく学ぶきっかけにしてみてください。
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みどりの日は日本独自の祝日?海外の事情とは

結論からお伝えしますと、「みどりの日(Greenery Day)」という名前で、5月4日を国民の祝日としているのは日本だけです。日本の歴史の中で生まれた独自の祝日であり、昭和天皇が自然をこよなく愛されたことに由来しています。
しかし、「自然の恵みに感謝する」「植物を大切にする」「環境を守る」という心は、世界共通のものです。そのため、名前や日付こそ違いますが、海外の多くの国にも日本の「みどりの日」に似た意味を持つ祝日や記念日がしっかりと存在しています。
世界の人々は、自分たちの国の気候や歴史に合わせて、一年のうちの特別な日を「自然のための日」として定めています。ある国では木を植えることに特化し、ある国では地球全体の環境問題について考えるなど、そのアプローチは国によって実に個性的です。次からは、具体的に世界でどのような記念日があるのか、代表的なものを見ていきましょう。
世界中で地球を想う日!「アースデイ(地球の日)」

日本のみどりの日に近い時期にあり、世界規模で非常に有名なのが「アースデイ(地球の日)」です。特定の国の祝日という枠を超えて、地球全体で環境保護について考え、行動する日として広く定着しています。
アースデイの始まりと歴史
アースデイが誕生したのは、1970年のアメリカ合衆国です。当時、アメリカでは工場からの煙や自動車の排気ガスによる大気汚染、川の汚れなど、環境破壊が大きな社会問題になっていました。そこで、アメリカのゲイロード・ネルソン上院議員が「環境問題について考える日を持とう」と呼びかけたのが始まりです。
この呼びかけに当時の多くのアメリカの学生や市民が賛同し、なんと約2000万人もの人々が各地で集会やパレードを行い、自然保護を訴えました。これがきっかけとなり、環境を守るための法律が整備されるなど、大きな社会の動きへと繋がっていきました。現在では、毎年4月22日がアースデイとされ、世界190カ国以上、数億人が参加する世界最大の環境キャンペーンの日となっています。
小学生に教えたいアースデイの豆知識
お子さんにアースデイについて教える際は、「この日は地球のお誕生日会のようなもので、地球が喜ぶプレゼント(行動)をする日だよ」と伝えるとわかりやすいでしょう。
アースデイには、世界中の子どもから大人までが様々な活動を行います。例えば、地域の公園や海岸のゴミ拾いをしたり、電気を消してキャンドルの灯りだけで夜を過ごしてエネルギーの大切さを学んだり、使わなくなったおもちゃや服をリサイクルに出したりします。「日本の小学生である自分たちには何ができるかな?」と問いかけてみるのもおすすめです。給食を残さず食べる、マイボトルを持ち歩くなど、身近な行動が地球を守る大きな力になることを学ぶ絶好のチャンスです。
木を植えて自然を増やす!世界の「植樹祭(アーバー・デー)」

みどりの日という言葉から連想される「木や森」に直接関わる記念日として、世界中で親しまれているのが「Arbor Day(アーバー・デー)」、日本語で言う「植樹祭(木を植える日)」です。
アメリカのネブラスカ州から始まった木の記念日
アーバー・デーの起源は、1872年のアメリカ・ネブラスカ州にさかのぼります。当時のネブラスカ州は開拓が進められていたものの、見渡す限りの大平原で、木がほとんど生えていませんでした。木がないため、強い風が吹けば土が飛ばされ、家を建てるための木材や、冬の寒さをしのぐための薪も不足し、人々は非常に厳しい生活を送っていました。
そこで、自然を愛するJ・スターリング・モートンという人物が、「自分たちの手で木を植えて、緑豊かな土地を作ろう」と提案し、第一回目のアーバー・デーが開催されました。驚くべきことに、このたった一日の間に、ネブラスカ州全体で約100万本もの木が植えられたと言われています。この素晴らしい取り組みは全米に広がり、現在ではアメリカのすべての州でアーバー・デーが制定されています。
お隣の国、韓国や中国の「木を植える日」
木を植える記念日は、気候や植物の育ちやすい時期に合わせて国ごとに日付が異なります。日本のお隣であるアジアの国々にも、独自の植樹記念日があります。
例えば、韓国では4月5日が「植木日(シンモギル)」という記念日になっています。以前は国民の祝日としてお休みになっており、学校や地域ぐるみで山や公園に苗木を植える活動が盛んに行われていました。現在でも、春の訪れとともに自然環境を整える大切な日として親しまれています。
また、中国では3月12日が「植樹節」と定められています。この日は、中国近代化の父と呼ばれる孫文が亡くなった日でもあり、彼の「木を植えて森を育てよう」という遺志を受け継ぐ意味も込められています。中国の小学生たちも、この時期になると学校行事として植樹活動に参加し、自然を育むことの大切さを体験を通して学んでいます。
国連が定めた大切な記念日「世界環境デー」

国や地域ごとの記念日だけでなく、国際連合(国連)という世界の国々が集まる組織が定めた世界的な記念日もあります。それが毎年6月5日の「世界環境デー(World Environment Day)」です。日本では、この日を含む6月を「環境月間」として定めています。
スウェーデンの会議から生まれた環境への誓い
世界環境デーは、1972年6月5日にスウェーデンの首都ストックホルムで開催された「国連人間環境会議」を記念して作られました。この会議は、世界で初めて「地球の環境問題」について各国のリーダーが話し合った、歴史的に非常に重要な会議です。日本からの提案も大きな後押しとなり、この日が世界環境デーとして制定されました。
世界環境デーでは、毎年異なるテーマが発表されます。例えば「プラスチックゴミをなくそう」や「森の生き物たちを守ろう」といった具体的な目標が掲げられ、世界中でそのテーマに沿ったイベントや勉強会が開かれます。小学生のお子さんには、「国連という世界の代表が集まる会議で、地球の健康診断をする日を決めたんだよ」と説明すると、その重要性が伝わりやすいでしょう。
各国に根付く、自然の恵みに感謝するお祭り
ここまでは環境保護という視点が強い記念日をご紹介しましたが、世界には昔からの伝統として「自然の力」や「植物の美しさ」を祝い、感謝するお祭りもたくさんあります。これらはまさに日本の「みどりの日」が持つ「自然に親しむ」というテーマにぴったり重なります。
スウェーデンの「夏至祭(ミッドサマー)」
北欧のスウェーデンでは、一年で最も昼の時間が長くなる6月下旬に「夏至祭(ミッドサマー)」という盛大なお祭りが開かれます。冬の間、日照時間がとても短く厳しい寒さが続く北欧の人々にとって、明るい太陽の光と、緑が生き生きと茂る夏の到来は、何よりも嬉しい自然からの贈り物です。
人々は野原で摘んだ花で美しい冠を作り、それを頭に被ります。そして、白樺の葉や季節の花で飾られた「メイポール」と呼ばれる大きな柱を広場に立て、その周りを家族や友人と一緒に手をつないで歌い踊ります。自然の生命力と太陽の恵みを全身で喜び、感謝する、スウェーデンで最も愛されている伝統的な行事です。
ハワイの「レイ・デー」
常夏の島、アメリカのハワイ州にも、自然の美しさを讃える素敵な記念日があります。それが毎年5月1日の「レイ・デー(Lei Day)」です。
レイとは、色鮮やかな花や葉、木の実などを繋げて作る、ハワイの伝統的な首飾りのことです。レイ・デーは、ハワイの豊かな自然と、そこに根付く独自の文化「アロハ・スピリット(愛と感謝の心)」を祝う日です。この日、人々はお互いにレイを贈り合い、学校や公園ではレイ作りのコンテストやフラダンスのイベントが行われます。ハワイの美しい植物を愛し、自然と共生してきた歴史を感じることができる、笑顔に溢れた記念日です。
小学生のお子さんと実践!世界の祝日から学ぶSDGsアクション

世界中の「みどりの日」に似た記念日や祝日について学んだ後は、ぜひご家庭で実践的なアクションを起こしてみましょう。知識を得るだけでなく、行動に移すことがSDGsの学習において最も重要です。
アクション1:世界地図を開いて気候や自然について話す
今回ご紹介したアメリカ、韓国、中国、スウェーデン、ハワイなどを、お子さんと一緒に世界地図や地球儀で探してみてください。「スウェーデンは北の方にあるから冬が寒くて、だから夏のお祭りをあんなに喜ぶんだね」「ネブラスカ州はどこにあるかな?昔は木がなかったなんて想像できる?」といったように、地理や気候と、その国の祝日が深く結びついていることを話し合ってみましょう。社会科の勉強になるだけでなく、多様な文化を理解するグローバルな視点を育むことができます。
アクション2:世界の真似をして、家族で「環境ルール」を決める
アースデイや世界環境デーの精神を取り入れて、ご家庭内で「我が家の環境ルール」を決めてみるのも素晴らしい取り組みです。
ご家庭でできる環境ルールの例
- お買い物に行くときは、必ず家族全員がマイバッグを持っているか確認する。
- 歯磨きをしている間は、水道の水を必ず止める。
- 使っていない部屋の電気は、気づいた人がすぐに消す。
- 公園に遊びに行った時は、帰る前にゴミを一つ拾う。
小学生のお子さんが主体となって取り組める簡単なルールで構いません。世界の国々の人たちも同じように地球のために頑張っているんだ、という意識を持つことで、子どもたちのモチベーションは大きく上がります。
まとめ:みどりの日をきっかけに、世界と地球の未来に目を向けよう

今回の記事では、日本の「みどりの日」をきっかけに、海外に存在する自然や環境を大切にする祝日や記念日についてご紹介しました。
名前や日付、お祝いの仕方は国によって様々ですが、「地球という美しい星を守り、自然の恵みに感謝する」という根本的な想いは、国境を越えて世界中の人々の心に共通しています。私たちが住む地球の環境問題は、一つの国だけで解決できるものではありません。世界中の人々が協力し合うことが不可欠です。
今年の5月4日のみどりの日には、ぜひお子さんと一緒に、日本の豊かな自然を肌で感じながら、同時に海を越えた遠い国々の人々や、地球全体の未来について語り合う有意義な時間を過ごしてみてください。その小さな会話の積み重ねが、子どもたちの広い視野を育て、地球環境を守る大きな一歩へと繋がっていくことでしょう。
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