
こんにちは。晴田そわかです。
今回の記事では《こどもの日の意味や由来は?小学生と学びたい面白雑学10選》について紹介させて頂きます。
- こどもの日の意味や由来は?小学生と学びたい面白雑学10選
こどもの日の意味や由来は?小学生と学びたい面白雑学10選
毎年5月5日は「こどもの日」です。ご家庭でこいのぼりを飾ったり、柏餅を食べたりして楽しく過ごす方も多いと思います。しかし、子どもから「どうしてこいのぼりを飾るの?」「なんで柏餅を食べるの?」と聞かれたとき、正確な意味や由来をパッと答えるのは、大人でも意外と難しいものです。
私自身、小学生の子どもに質問されて言葉に詰まってしまった経験があります。日本の伝統的な行事には、先人たちの深い願いや知恵が込められています。その背景を知ることで、毎年何気なく過ごしていた祝日が、より特別で学びのある一日に変わります。
今回の記事では、小学生のお子さんと一緒にクイズ感覚で楽しめる「こどもの日」の面白雑学を10個ピックアップしてご紹介します。歴史的な背景から地域による違いまで、たっぷりと解説していきますので、ぜひ今年の5月5日は、親子で雑学を語り合いながら有意義な時間を過ごしてみてください。
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こどもの日とは?「端午の節句」との違いや本当の意味

「こどもの日」と聞いて、まず思い浮かぶのは「端午の節句」という言葉かもしれません。この二つの言葉は同じように使われることが多いですが、実は明確な違いがあります。まずは基本的な成り立ちから確認していきましょう。
こどもの日の由来と本来の意味
「こどもの日」は、1948年(昭和23年)に制定された「国民の祝日に関する法律(祝日法)」によって定められた国民の祝日です。この法律の中で、こどもの日は「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」日として定義されています。
つまり、単にお休みの日というだけでなく、子どもたちの健やかな成長を願い、一人の人間としての人格を尊重すること、そして同時に、産み育ててくれたお母さん(保護者)に感謝を伝えるという、非常に深く温かい意味が込められた日なのです。祝日の目的に「母に感謝する」という一文が明記されていることは意外と知られておらず、大人でも驚く方が多い事実です。
「端午の節句」との違いを分かりやすく解説
一方の「端午(たんご)の節句」は、古来から日本に伝わる五節句(人日、上巳、端午、七夕、重陽)の一つです。「端」は「月の初め」という意味を持ち、「午」は「午(うま)の日」を指します。つまり、もともとは「5月の最初の午の日」に行われていた厄払いの行事でした。それが時代とともに「午(ご)」の音が数字の「五」に通じることから、5月5日に定着したと言われています。
端午の節句は、江戸時代以降、武家の間で男の子の誕生や成長、立身出世を祝う行事として発展しました。そのため「端午の節句=男の子のお祝い」というイメージが強く根付いています。しかし、国民の祝日として定められた「こどもの日」は、男の子も女の子も関係なく、すべての子どもの成長と幸福を祝う日です。これが二つの最大の違いと言えます。
【お子さんへの伝え方ヒント】
「こどもの日は、男の子も女の子も、みんなが元気に大きくなったことをお祝いする日なんだよ。そして、お世話をしてくれる人たちに『ありがとう』って感謝する日でもあるんだよ」
【食べ物編】小学生と学びたいこどもの日雑学

こどもの日といえば、特別な食べ物が欠かせません。スーパーや和菓子屋さんには美味しそうなお菓子が並びますが、これらを食べるのにも深い理由があります。
雑学1. 柏餅の葉っぱはなぜ「柏(かしわ)」なの?
こどもの日の定番おやつといえば「柏餅」です。あんこが入ったお餅を柏の葉で包んだ和菓子ですが、なぜ桜や笹ではなく「柏」の葉が使われるのでしょうか。実は、柏の木の生態に非常に縁起の良い理由が隠されています。
柏の木は、秋になって葉が枯れてもすぐには落ちません。厳しい冬を越え、春になって「新しい新芽が育つまで、古い葉が落ちない」という独特の性質を持っています。江戸時代の人々はこの様子を見て、「親は子どもが立派に育つまで見守り続ける」「家系が途絶えることなく子孫が繁栄していく」という願いを重ね合わせました。つまり、柏の葉は「家系が絶えない縁起物」として選ばれたのです。
雑学2. 関東は「柏餅」、関西は「ちまき」?
こどもの日に食べるお菓子は、実は地域によって明確な違いがあります。一般的に、関東地方を中心とする東日本では「柏餅」が主流ですが、関西地方を中心とする西日本では「ちまき」を食べる文化が根付いています。
この違いは、それぞれの文化の発祥地に由来しています。柏餅は、江戸(現在の東京)で生まれた文化です。武家社会であった江戸では、前述した「子孫繁栄」を重んじる柏餅が武士たちの間で大流行し、そこから全国へ広まりました。
一方、ちまきは古くから都があった京都を中心とする関西地方に、中国から伝わった文化です。関西では柏の木が自生しにくかったという気候的な背景もあり、伝統的なちまきの文化がそのまま色濃く残ったとされています。
雑学3. ちまきに込められた厄除けの願い
関西地方でよく食べられる「ちまき(粽)」は、甘いお餅を笹の葉などで細長く円錐形に包み、い草などで縛ったお菓子です。このちまきには、古代中国の伝説が関わっています。
中国の戦国時代、楚(そ)という国に「屈原(くつげん)」という大変立派な政治家であり詩人がいました。彼は人々にとても慕われていましたが、陰謀によって国を追われ、5月5日に川に身を投げてしまいます。悲しんだ人々は、彼の霊を鎮めるため、そして川に棲む悪い竜から彼の体を守るために、竜が苦手とする「笹の葉」でご飯を包み、5色の糸で縛って川に投げ入れました。これがちまきの始まりだと言われています。笹の葉には強い抗菌作用があり、厄除けの力があると信じられていたため、子どもを病気や災いから守る食べ物としてこどもの日に食べられるようになりました。
【お子さんへの伝え方ヒント】
「柏の葉っぱはね、新しい赤ちゃんの手(新芽)が出るまで、お父さんお母さんの葉っぱが落ちずに守ってくれるんだよ。だから『元気に育ちますように』って願いが込められてるんだよ。
【飾り物編】小学生と学びたいこどもの日雑学

こどもの日が近づくと、空にはこいのぼりが泳ぎ、家の中には立派な兜が飾られます。これらの飾りにも、一つ一つに深い意味が存在します。
雑学4. こいのぼりに「鯉(こい)」が選ばれた理由は?
魚の形をした飾りを作るなら、もっと強そうなサメや、美しい金魚でも良かったはずです。しかし、なぜ「鯉」が選ばれたのでしょうか。これには中国に古くから伝わる「登竜門(とうりゅうもん)」という伝説が深く関わっています。
中国の大河である黄河の上流には「竜門」と呼ばれる激流の滝がありました。たくさんの魚たちがその滝を登ろうと挑戦しましたが、あまりの激しさに次々と脱落してしまいます。しかし、ただ一匹「鯉」だけがその激流を見事に登り切り、なんと天に昇って立派な「竜(ドラゴン)」になったという伝説です。
このお話から、鯉は「困難に打ち勝ち、大成功を収める(立身出世)シンボル」となりました。こいのぼりには、「どんな困難にも負けず、たくましく立派に成長してほしい」という親の強い願いが込められているのです。
雑学5. こいのぼりの一番上にある「五色のヒラヒラ」の正体
こいのぼりのポールの一番上に、赤、青(緑)、黄、白、黒(紫)の5色のヒラヒラした布がついているのを見たことがあると思います。あれは「吹き流し」と呼ばれるものです。
この5つの色は、古代中国の「五行説(ごぎょうせつ)」という考え方に基づいています。五行説とは、この世のすべてのものは「木・火・土・金・水」の5つの要素からできているという思想です。青(木)、赤(火)、黄(土)、白(金)、黒(水)を表しており、これら5つの色を揃えることで「悪いもの(邪気)を追い払う魔除けの力」があると信じられていました。つまり、吹き流しは、下で泳いでいる鯉(子どもたち)を悪い病気や災難から守るバリアのような役割を果たしているのです。
雑学6. 兜(かぶと)や鎧(よろい)を飾る本当の目的
家の中に飾る兜や鎧。武将の道具であるため、「戦いに勝つような強い子になってほしい」という意味だと思われがちです。しかし、本当の目的は少し違います。
武士にとって、兜や鎧は戦場で飛んでくる矢や刀から自分の命を守るための「一番大切な防具」でした。そこから転じて、こどもの日に兜や鎧を飾るのには「子どもを病気や交通事故、災害などの悪いことから守ってくれますように」という、お守りとしての願いが込められています。決して戦いや争いを勧めているわけではなく、命を守るための象徴として大切に飾られているのです。
雑学7. 菖蒲(しょうぶ)湯に入るのはなぜ?
5月5日の夜には、お風呂に「菖蒲(しょうぶ)」という植物の葉を浮かべて「菖蒲湯」に入るご家庭も多いでしょう。菖蒲は、春から初夏にかけて独特の強い香りを放つ植物です。
昔から、この強い香りには「邪気を払う(悪いものを遠ざける)」力があると信じられており、病気になりやすい季節の変わり目に菖蒲湯に入ることで健康を祈願しました。また、武家社会になると「菖蒲(しょうぶ)」という言葉の響きが、武道や武勇を重んじる「尚武(しょうぶ)」や、勝ち負けを争う「勝負(しょうぶ)」と同じであることから、とても縁起の良い植物としてさらに好まれるようになりました。お湯に浮かべた菖蒲の葉を頭に巻くと賢くなる、という言い伝えも残っています。
【お子さんへの伝え方ヒント】
「鯉はね、すっごく険しい滝を一生懸命登りきって、最後はかっこいい竜に変身したっていう伝説があるんだよ。だから『困難に負けずにかっこよく育ってね』って応援してるんだよ」
【その他の豆知識編】小学生と学びたいこどもの日雑学

ここまで食べ物や飾りについて解説してきましたが、こどもの日には他にも面白い豆知識がたくさんあります。歴史や世界に目を向けてみましょう。
雑学8. 「こどもの日」は外国にもあるの?
日本と同じように、世界にも「こどもの日」が存在します。ただし、日付や祝い方は国によって全く異なります。
例えば、国連(国際連合)は11月20日を「世界こどもの日」と定めており、世界中の子どもの権利を考え、向上させるための啓発活動を行っています。
また、トルコでは4月23日が「国民主権と子どもの日」として国民の祝日になっており、子どもたちがパレードをしたり、大人の仕事(大統領や市長など)を1日体験したりする大規模なお祭りが開かれます。韓国でも日本と同じように5月5日がこどもの日ですが、こいのぼりを飾る文化はなく、遊園地に行ったりプレゼントをもらったりして家族で過ごすのが一般的です。国によって違いがあることを知ると、世界への興味も広がります。
雑学9. こどもの日は「お母さんに感謝する日」でもある?
記事の最初でも少し触れましたが、この事実は多くの人が見落としがちな非常に重要なポイントです。祝日法という日本の法律によって、5月5日は「こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」日として正式に制定されています。
なぜ「母」だけが法律に明記されているのかについては諸説ありますが、こどもの日が制定された1948年(昭和23年)という時代背景が関係していると言われています。戦後の復興期であり、命がけで子どもを産み、苦しい生活の中で懸命に子どもを育てているお母さんたちへの深い敬意と感謝の念が、法律の文面に刻み込まれたのです。5月の第2日曜日には「母の日」がありますが、5月5日にもぜひご家族でお母さんに「いつもありがとう」を伝えてみてください。
雑学10. こどもの日におすすめの昔遊び
こどもの日には、伝統的な遊びを通して親子でコミュニケーションをとるのも素晴らしい経験になります。
代表的なものに「背比べ(せいくらべ)」があります。♪柱のきずは おととしの〜♪という童謡「背くらべ」にもあるように、家の柱に印をつけて子どもの成長を記録するのは、昔から続く温かい風習です。賃貸住宅などで柱に傷をつけられない場合は、大きな模造紙を壁に貼ったり、専用の身長計を使ったりして毎年記録をつけるのがおすすめです。
また、天気の良い日には「凧揚げ」も良いでしょう。高く舞い上がる凧には、子どもが健やかに天高く成長するようにという願いが込められています。スマホやゲームから離れ、外で思い切り体を動かすことで、一生の思い出に残るこどもの日になるはずです。
【お子さんへの伝え方ヒント】
「実はね、5月5日は子どものお祝いだけじゃなくて『お母さん、いつもありがとう』って感謝する日でもあるって法律で決まってるんだよ。びっくりだよね!」
まとめ

いかがでしたでしょうか。私たちが毎年当たり前のように飾っているこいのぼりや、美味しくいただいている柏餅には、子どもたちを大切に思い、健やかな成長を願う先人たちの深い愛情がたっぷりと詰まっています。
「鯉が竜になる伝説」や「柏の葉が落ちない理由」など、今回ご紹介した雑学は、小学生のお子さんの好奇心を刺激する要素がたくさんあります。歴史や文化を知ることは、子どもたちの探求心を育む素晴らしいきっかけになります。
今年のこどもの日は、ただ柏餅を食べて終わるのではなく、ぜひこれらの豆知識を親子で語り合いながら過ごしてみてください。「どうしてだと思う?」とクイズ形式で出題すれば、きっと会話も弾むはずです。お子さんにとっても、ご家族にとっても、笑顔あふれる素敵な5月5日になることを心から願っております。
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