
こんにちは。晴田そわかです。
今回の記事では《小学生のプール開きにぴったり!1・2年生【低学年】の緊張をほぐす簡単な水慣れゲーム20選》について紹介させて頂きます。
- 小学生のプール開きにぴったり!1・2年生【低学年】の緊張をほぐす簡単な水慣れゲーム20選
小学生のプール開きにぴったり!1・2年生【低学年】の緊張をほぐす簡単な水慣れゲーム20選
夏の太陽がまぶしくなり、いよいよ子どもたちが楽しみにしている水泳学習が始まります。しかし、1年生や2年生の低学年にとって、小学校の大きなプールは楽しみであると同時に、ちょっぴり怖くて緊張する場所でもあります。「お水が顔にかかるのが嫌だ」「深くて怖い」と、プールサイドで不安そうな表情を浮かべる子どもも少なくありません。
私が教員として現場に立っていた頃も、低学年のプール開きの日は、いかに子どもたちの緊張を解きほぐし、「お水って楽しい!」と思ってもらえるかを何より大切にしていました。無理に顔をつけさせたり、泳がせたりするのではなく、遊びを通して自然と水に親しんでいくステップが欠かせません。
今回の記事では、1・2年生のプール開きにぴったりの、楽しくて簡単な水慣れゲームを20個厳選してご紹介します。事前の準備が不要で、読んだその日からすぐに授業に取り入れられるものばかりを集めました。水が苦手な子どもも思わず笑顔になる魔法のゲームで、最高に楽しいプール開きを演出しましょう!
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第1章:プールに入る前のドキドキをワクワクに!【入水前のゲーム】

プールサイドに出て、いざ水に入る前の時間は一番緊張が高まる瞬間です。まずは冷たい水に驚かないよう、遊びの要素を取り入れながら少しずつ体に水をかけていきます。
1. 魔法の変身シャワー
水慣れ度:★☆☆プールに入る前の最大の難関とも言える「地獄のシャワー」を、楽しい変身の時間に変えてしまうゲームです。シャワーを浴びる間、先生が指定した動物やキャラクターに変身してじっと耐えます。
冷たさにパニックにならないよう、先生も一緒に大きな声でカウントダウンをします。水が極端に怖い子どもには、無理に頭からかぶらせず、肩から下だけにしたり、手ですくってかけたりする配慮が必要です。
「今から魔法のシャワーを浴びます!みんなはお水が大好きなイルカさんに変身!お口をチャックして、10秒間かっこいいイルカさんでいられるかな?せーの、1、2、3…!」2. お水とごあいさつ
水慣れ度:★☆☆プールサイドに腰掛けた状態で、自分の体を手で優しく撫でながら水をかけていくゲームです。足先から順番に心臓に向かって水をかけていくことで、急激な体温変化を防ぎ、安全に入水する準備を整えます。
ただ水をかけるだけでなく、「足さんこんにちは」と部位に語りかけることで、低学年の子どもも飽きずに丁寧な水かけができます。
「おててをスコップにしてお水をすくうよ。まずは遠いところから。足の指さん、こんにちは!次はお膝さん、こんにちは!最後はお腹さんに優しくこんにちは!」3. プールサイドでバタ足大会
水慣れ度:★★☆プールサイドに座り、両手を後ろについて足を水の中に入れ、みんなで一斉にバタ足をして水しぶきを上げます。自分の足で水を蹴る感覚と、水しぶきが顔にかかる感覚に慣れさせます。
隣の友達の水しぶきが多少かかっても「プールは水がかかる場所」という意識を自然に持たせることができます。ただし、わざと友達の顔を狙うことは禁止します。
「誰が一番高いお水のロケットを飛ばせるかな?お膝を伸ばして、元気よくバタ足スタート!」第2章:水への恐怖心をなくす!【浅い場所での移動ゲーム】

無事に入水できたら、次は水の中を歩くゲームです。水の中は陸上と違って歩きにくく、浮力が働くため、まずは自分の足でしっかりプールの底を踏みしめて進む感覚を養います。
4. カニさんの横歩き
水慣れ度:★★☆プールの壁(プールサイド)を両手でしっかりと掴み、壁伝いにカニのように横歩きで進むゲームです。必ず壁を持っているため、水が怖い子どもに絶大な安心感を与えられます。
何かあった時はすぐに壁を掴むという、水難事故防止の基本動作にも繋がります。顔が水面に出る水位であることを必ず確認してください。
「カニさんに変身して、壁をしっかりチョキチョキ持ちます。絶対に壁から手を離さないで、横歩きでお散歩してみよう!」5. 忍者歩き
水慣れ度:★★☆水しぶきを一切上げず、音も立てずにそーっと水の中を歩くゲームです。「走ってはいけない」というプールの絶対ルールを、「忍者になる」という遊びを通して徹底させることができます。
興奮して騒ぎがちなプール開きの序盤にこれを取り入れると、クラス全体がスッと静まり、先生の指示が通りやすくなります。
「敵に見つからないように、音を立てずに歩く忍者修行です。チャプンって音が鳴ったらやり直しだよ。そーっと、そーっと…」6. アヒルさんのお散歩
水慣れ度:★★★両手を腰に当て、膝を深く曲げてしゃがんだ姿勢のまま、アヒルのように水の中を歩きます。重心を下げることで、自然と肩まで水につかることができます。
立ったままだと腰までしか水がなくても、しゃがむことで首元まで水が来ます。「深い」という恐怖を感じさせずに、自ら体を沈めさせるのが狙いです。
「アヒルさんになってお散歩するよ。お尻をギュッと下げて、肩までお風呂みたいにポカポカお水につかりながら歩こう!」7. だるまさんジャンプ
水慣れ度:★★★プールの底を両足で強く蹴り、両膝を胸に抱え込むようにして真上に高くジャンプします。水の抵抗に負けずにジャンプする力と、着地でバランスを取る力を養います。
水中でジャンプすると体がフワッと浮く感覚を味わえます。着地の際に滑って転ばないよう、足の裏全体で着地するように声をかけます。
「まぁるいだるまさんに変身して、プールの底を思い切りジャンプ!誰が一番高く飛び上がれるかな?」8. 先生のお城を攻めろ!(水かけ合戦)
水慣れ度:★★★子どもたち全員で、先生に向かって一斉に水をかけるゲームです。子どもたちは大喜びで水をかけ、その過程で自分自身も顔や体に水しぶきを浴びることになります。
友達同士での水かけはトラブルになりやすいため、ターゲットを「先生だけ」に限定します。水しぶきを思い切り楽しむダイナミックな遊びです。
「先生はお水の怪獣です!みんなのお水攻撃で先生をやっつけろー!でも、お友達の顔にはかけないように気をつけてね!」第3章:少しずつ顔をつけてみよう!【潜るためのステップゲーム】

水の中を歩くことに慣れてきたら、いよいよ顔を水に近づけていく段階です。水が怖い子どもは「顔をつける=息ができない」と直結してしまうため、一瞬だけ水に触れる遊びからスモールステップで進めます。
9. あごつけタッチ
水慣れ度:★★★直立した状態からゆっくりと膝を曲げ、自分の「あご」だけを水面にピタッとつけて、すぐに立ち上がります。顔全体ではなく、あごだけという限定的なミッションが安心感を生みます。
あごをつけるためには、必然的に顔を水面ギリギリまで下げる必要があります。これができた子どもは、大げさに褒めて自信を持たせましょう。
「お水にチュッてご挨拶するよ。お膝をゆっくり曲げて、あごだけお水にピタッ!できたらすぐに立っていいよ!」10. カニさんのブクブク
水慣れ度:★★★★口だけを水面につけ、息を吐いて「ブクブク」と泡を立てるゲームです。水中で息を吸い込んで鼻に水が入る事故を防ぐため、「水の中では息を吐く」という基本の呼吸法を身につけます。
カニの泡吹きに見立てることで、遊びながら呼吸の練習ができます。長くブクブクできた子どもをピックアップして見本にすると盛り上がります。
「カニさんに変身して、お口だけお水に入れてごらん。『んー』って息を吐いて、たくさんブクブクの泡を作ってみよう!」11. お顔でジャンケン
水慣れ度:★★★★水面スレスレの高さで、顔の表情を使ってジャンケンをします。「グー」は目も口もギュッと閉じる、「パー」は目も口も大きく開ける、「チョキ」はウインクです。水面近くで顔を動かすことで緊張をほぐします。
水が怖いと顔の筋肉がこわばります。このゲームで大笑いすることで、顔の緊張が解け、水しぶきが顔にかかっても気にならなくなります。
「お顔でジャンケンぽん!グーのお顔は梅干しみたいにギュッ!パーはびっくりしたお顔だよ!先生と勝負だ!」12. ワニさんのお散歩
水慣れ度:★★★★プールの底に両手をつき、足を後ろに伸ばして、ワニのように手だけでプールの底を這って進むゲームです。1・2年生に絶大な人気を誇り、体が水平になる感覚(泳ぎの基本姿勢)を養えます。
両手が底についているため、泳げない子どもでも水平姿勢を作れます。得意な子どもは、顔の半分まで水につけながら進む「リアルワニさん」に挑戦させます。
「大きなお口のワニさんに変身!お手々でプールの底をしっかり掴んで、のっしのっしと進んでみよう!」13. イルカのジャンプ
水慣れ度:★★★★★プールの底を蹴って斜め前方に高くジャンプし、そのまま水中にザブンと飛び込みます。頭まで一瞬だけ水に潜る感覚を、ダイナミックなジャンプの勢いを利用して経験させます。
静かに潜るのが怖い子どもでも、ジャンプの勢いがあれば案外あっさりと水に潜れてしまうものです。「目をつむってもいいよ」と伝えるとハードルが下がります。
「イルカさんみたいに、お水の中からジャーンプ!そしてザブーン!かっこいいジャンプを見せてね!」14. もぐりっこ宝探し
水慣れ度:★★★★★プールの底に沈むおもちゃ(ゴム製のリングやボールなど)をばら撒き、子どもたちが潜って拾い集める定番ゲームです。明確な目的があるため、恐怖心を忘れて夢中で顔をつける子どもが続出します。
得意な子どもばかりが拾ってしまわないよう、「一人2個まで」などのルールを設けます。顔をつけられない子どもは、足の指で拾うルールでもOKとします。
「プールの底に海賊の宝物が沈んでいます!お目々を開けて、お宝を探し出そう!お顔をつけられない子は、足の指でキャッチしてもいいよ!」第4章:友達と一緒ならもっと楽しい!【ペア・集団ゲーム】

最後は、バディ(ペア)やクラス全員で協力して楽しむダイナミックな水慣れゲームです。友達と手を繋ぐことで安心感が生まれ、水の楽しさをクラス全体で共有することができます。
15. なかよしシーソー
水慣れ度:★★★★バディと向かい合って両手を繋ぎます。一人がしゃがんで肩まで水につかったら立ち上がり、次はもう一人がしゃがむ、という動きをシーソーのように交互に繰り返すゲームです。
相手と手を繋いでいるため、転倒の心配がなく安心です。慣れてきたら、しゃがむ時に口まで水につけたり、頭まで潜ったりとレベルアップさせます。
「バディとおててを繋いでシーソーをします!『ぎっこの時はAさん、ばったんの時はBさんがしゃがむよ。せーの、ぎっこ、ばったん!」16. フープでトンネルくぐり
水慣れ度:★★★★★先生が水中にフラフープを縦に持ち、子どもたちがそのフープのトンネルをくぐり抜けるゲームです。くぐるためには必然的に顔を水に近づけたり、潜ったりする必要があります。
水が怖い子どもの時はフープを水面上に高く上げ、得意な子どもの時は水中に深く沈めるなど、先生のさじ加減で難易度を自在に調整できるのが強みです。
「魔法のトンネルを通ります!お顔をつけられる子は、イルカさんみたいにスイスイくぐってみてね!」17. 電車ごっこ
水慣れ度:★★★4〜5人のグループになり、前の人の肩に両手をつかまって一列に並びます。先頭の子どものペースに合わせて、水の中を歩いて進むゲームです。水の抵抗をグループで感じることができます。
「前の人を押さない」「手を離さない」というルールを守ることで、プール内での安全な集団移動の練習になります。
「出発進行!前の人の肩から手を離さないでね。ガタンゴトン、脱線しないように進もう!」18. 大きな洗濯機(流れるプール作り)
水慣れ度:★★★★★プール開きの大定番にして、子どもたちが最も熱狂するゲームです。クラス全員でプールの壁に沿って同じ方向に歩き続け、プール全体に大きな水流(渦)を作り出します。
最初は歩きにくくても、全員で協力して歩き続けると、次第に水が背中を押してくれるようになります。クラスの一体感を高めるのに最適なゲームです。
「みんなでプールの端っこをぐるぐる歩いて、大きな洗濯機を作るよ!前のお友達を抜かさないように、大きな声で1、2!1、2!」19. ふわふわクラゲ(洗濯機の後に)
水慣れ度:★★★★★「大きな洗濯機」で水流が完成したら、先生の笛の合図で歩くのをやめ、水流に身を任せてフワフワと浮く(または流される)ゲームです。水に体を預ける心地よさを味わえます。
力を抜くことが水に浮くための第一歩です。浮くのが怖い子どもは、先生の手やビート板に掴まりながら流されるだけでも十分に楽しめます。
「ピーッ!歩くのストップ!力を抜いて、お水の上にフワフワ浮かぶクラゲさんになってごらん。お水がみんなを運んでくれるよ!」20. 水中だるまさんが転んだ
水慣れ度:★★★★陸上で遊ぶ「だるまさんが転んだ」を、浅いプールの中で行います。水の抵抗があるため速く走れず、止まる時もバランスを取りにくいため、陸上とは違う面白さがあります。
遊びながら、水の中で急ブレーキをかける体の使い方を身につけます。転んで顔に水がかかっても、遊びに夢中になっているので泣く子どもはほとんどいません。
「先生が鬼です!『だるまさんが転んだ』って言ったら、ピタッと止まるんだよ。グラグラ動いたら最初からやり直し!」プール開きでゲームを行う際の安全管理と注意点

ここまで楽しいゲームの数々をご紹介してきましたが、プール指導において最も優先されるべきは「安全」です。遊びに夢中になると、子どもたちは周囲の状況が見えなくなりがちです。ゲームを取り入れる際は、以下の点に十分留意してください。
- ホイッスルの合図を徹底する: 「ピーッ」と1回鳴ったらその場で動きを止めて先生を見るなど、緊急時の合図はゲームを始める前に必ず全員で確認し、約束させます。
- 水位の確認を怠らない: 低学年の児童にとって、水深が胸より上に来ると転倒時に自力で起き上がれなくなる危険性があります。最も背の低い児童に合わせて水位を調整してください。
- 唇の色と震えのチェック: 水中でのゲームは想像以上に体力を奪います。楽しそうに遊んでいても、唇が紫色になっていたり体が震えていたりする児童がいたら、迷わずプールサイドに上げて体を温めさせてください。
- バディシステムを活用する: ゲームの合間にも頻繁に「バディの確認!」と声をかけ、お互いの様子を見守る習慣をつけさせましょう。
まとめ
プール開きは、子どもたちが一年間の水泳学習に対して「好き」になるか「嫌い」になるかを決定づける、非常に重要な最初の授業です。特に1・2年生の低学年においては、技術的な泳ぎ方を教えるよりも前に、「水に入ると気持ちいい」「水の中で遊ぶのって最高に楽しい!」というポジティブな感情を育てることが最優先となります。
今回ご紹介した20個の水慣れゲームは、どれも子どもたちの笑顔を引き出し、恐怖心を少しずつ溶かしていくための魔法のステップです。クラスの子どもたちの実態や当日の水温に合わせて、いくつかのゲームを組み合わせて実践してみてください。
先生方の明るい声かけと楽しいゲームの進行で、子どもたちにとって今年の夏が最高の水泳シーズンの幕開けとなることを心から応援しております!安全第一で、たくさんの笑顔があふれるプール開きを作っていきましょう。
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