
こんにちは。晴田そわかです。
今回の記事では《水泳授業の導入に最適!小学生の心と体をほぐすウォーミングアップゲーム20選》について紹介させて頂きます。
水泳授業の導入に最適!小学生の心と体をほぐすウォーミングアップゲーム20選
水泳の授業が始まる季節。子どもたちはプールを楽しみにしている反面、水温の冷たさや、水に対する恐怖心を密かに抱えていることも少なくありません。
安全かつスムーズに授業を展開するためには、授業開始直後の5〜10分で行う「ウォーミングアップ」が非常に重要な鍵を握ります。準備体操の後にいきなり泳ぎの練習に入るのではなく、遊びの要素を取り入れることで、子どもたちの緊張を解きほぐすことができます。
今回の記事では、特別な道具や事前の準備が不要で、実際の授業ですぐに実践できる小学生向けのプールゲームを20個厳選してご紹介します。読んだだけで授業展開の流れがすぐにイメージできるよう、具体的な指導ステップも詳しく解説していきます。
水泳授業の導入にウォーミングアップゲームを取り入れる3つのメリット
- 水への恐怖心を取り除き、心身をリラックスさせる
「顔に水がかかるのが怖い」と感じる子どもも、ゲームに夢中になることで自然と水に慣れ、抵抗感が薄れていきます。 - 遊びながら体を温め、ケガを防ぐ
水温が低い日でも、全身を大きく動かすゲームを取り入れることで体温の低下を防ぎ、筋肉をほぐしてケガを予防する効果があります。 - 先生の指示を聞く態勢(クラスマネジメント)を整える
ゲームの中に「笛が鳴ったら止まる」「先生を見る」というルールを組み込むことで、楽しみながらも規律を守る習慣が身につきます。
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【段階別】小学生向け水泳ウォーミングアップゲーム20選

授業の流れに合わせて使い分けができるよう、水への抵抗感が少ない「移動・水慣れ」から、全身を動かす「アクティブ」、そして「チーム協力」へと4つの段階に分けてご紹介します。
歩く、走る、跳ぶといった基本的な動作を通して、水の抵抗や浮力を肌で感じるためのゲームです。顔を水につける必要がないため、水が苦手な子どもでも安心して参加できます。
1. 流れるプール(洗濯機)
【どんなゲーム?】 クラス全員でプール内の同じ方向に歩き、巨大な水流を作る定番ゲームです。
- プールサイドに沿って、全員で同じ方向を向いて一列に並びます。
- 先生の「出発!」の合図で、まずはゆっくりと歩き始めます。
- 徐々にスピードを上げ、大股で力強く歩かせて水流を作ります。
- 水流ができたら「ストップ!」の合図で立ち止まり、水の流れ(抵抗)を体感させます。
- 「次は反対回り!」と指示し、流れに逆らって歩く難しさを楽しませます。
逆回りをする際、子どもたちが転倒しやすいので注意が必要です。「壁につかまってもいいよ」と声をかけると安全です。
2. カニさん歩き競争
【どんなゲーム?】 プールの壁に背中またはお腹を向け、両手で壁(プールサイド)をつかみながらカニのように横歩きをするゲームです。
- 全員、プールの壁際に行き、両手で縁をつかみます。
- 「カニさんになって、あっちの壁まで競争だよ!」と声をかけます。
- 合図とともに、手と足を細かく動かして横歩きで進みます。
壁から手が離れてしまうとパニックになる子どもがいるため、「絶対に壁から手を離さないこと」をルールとして徹底します。
3. 電車ごっこ
【どんなゲーム?】 前の子の肩に両手を乗せて列を作り、電車に見立てて水中を歩き回ります。
- 5〜6人のグループを作り、一列に並ばせます。
- 先頭の子は運転手、後ろの子は前の人の肩に両手を乗せます。
- 「出発進行!」の合図で、列が途切れないように水中を歩きます。
- 先生が「トンネル通過!」「スピードアップ!」などと声をかけ、動きに変化をつけます。
前の人を強く押しすぎないよう指導します。協調性を養う第一歩として非常に有効です。
4. 動物モノマネ歩き
【どんなゲーム?】 先生が指定した動物の動きを真似しながら水中を移動します。
- 「今からみんなは色々な動物に変身します!」と宣言します。
- 「ワニさん!」と言ったら、両手をプールの底につき、足を伸ばして這うように進みます。
- 「カエルさん!」と言ったら、両足でジャンプしながら進みます。
- 「アヒルさん!」と言ったら、しゃがんだまま歩きます。
ワニの動きは、あごまで水につかるため、水慣れから顔つけへのスムーズな移行に役立ちます。
5. 波乗りジャンプ
【どんなゲーム?】 先生や有志の子どもが作った波に合わせて、タイミングよくジャンプする遊びです。
- 子どもたちを横一列に並ばせます。
- 先生(またはビート板を持った数人の児童)が、子どもたちの正面で水を押し、大きな波を作ります。
- 波が迫ってくるタイミングに合わせて、全員で一斉にジャンプして波をよけます。
浮力を利用して高く跳ぶ感覚を掴ませることができます。着地の際は膝を柔らかく使うようアドバイスします。

水中に顔をつける、息を吐くといった基礎的な呼吸動作を、遊びを通して身につけさせるゲームです。
6. だるま浮きチャレンジ
【どんなゲーム?】 息を大きく吸って水中に潜り、両膝を抱えてだるまのように水面に浮く時間を競います。
- 先生が手本を見せ、「肺に空気をたくさん入れると浮くよ」と説明します。
- 「せーの!」の合図で全員一斉にもぐり、膝を抱え込みます。
- 先生が「1、2、3…」と大きな声でカウントし、何秒浮いていられるか挑戦させます。
浮くことへの恐怖心をなくすための重要なステップです。うまく浮けない子には「背中を丸めるといいよ」と個別に声をかけます。
7. 水中ジャンケン
【どんなゲーム?】 ペアになり、水の中に潜った状態でジャンケンをします。
- バディ(ペア)で向かい合わせに立ちます。
- 「最初はグー、ジャンケンポン!」の合図で同時にもぐり、水の中で手を出します。
- 水から顔を出し、勝敗を確認します。これを3回勝負などで繰り返します。
水の中で目を開ける練習にもなります。ゴーグルをしている場合は、相手の手がはっきり見える楽しさを味わわせます。
8. ブクブク・パー
【どんなゲーム?】 水泳の基本である「水中で息を吐き、水上で息を吸う」動作をリズミカルに行う遊びです。
- 全員で円になります。
- 先生の「ブクブク〜」の掛け声で口まで水につけ、鼻と口から息を吐いて泡を出します。
- 「パー!」の掛け声で水から顔を出し、大きく息を吸います。
- リズムを速くしたり、もぐる深さを変えたりして変化をつけます。
鼻から息を吐く感覚を掴ませることが重要です。水が鼻に入るのを防ぐための基本スキルとなります。
9. 宝探しゲーム
【どんなゲーム?】 プールの底に沈んだカラーボールやゴム製のリング(お宝)を潜って拾い集めます。
- 子どもたちをプールサイドに上がらせるか、壁際に待機させます。
- 先生がプール全体に沈むおもちゃ(お宝)をバラバラに投げ入れます。
- 笛の合図で一斉に宝探しをスタートします。
- 拾ったお宝は、プールサイドの指定のバケツに入れます。
子ども同士が水中でぶつからないよう、「前を見て探すこと」を徹底します。もぐれない子は、浅い場所に沈めたものを足で探すなどのルールを追加すると全員が楽しめます。
10. フラフープくぐり
【どんなゲーム?】 先生が水中に立てて持っているフラフープの中を、もぐって通り抜けます。
- 先生が水中でフラフープを垂直に持ち、トンネルを作ります。
- 子どもたちは一列に並び、順番にフラフープの中をくぐり抜けます。
- 慣れてきたら、フラフープの位置を少し深くして難易度を上げます。
「けのび」の姿勢でくぐり抜けるように指導すると、より実践的な泳ぎの基礎練習に直結します。

ダイナミックに体を動かし、水温が低い日でもしっかりと心拍数を上げ、体を温められるゲームです。
11. 水中おにごっこ
【どんなゲーム?】 プールの中で行うおにごっこです。泳ぐのは禁止とし、歩く・走る動作のみで行います。
- オニを数人(赤い帽子にするなど)決めます。
- 「泳ぎは禁止、必ず足をついて移動すること」というルールを明確に伝えます。
- 笛の合図でスタートし、タッチされたらオニを交代(またはオニが増える)します。
水の抵抗があるため、陸上のように速く走れません。そのもどかしさを楽しみながら、強度の高い全身運動ができます。
12. バタ足スプラッシュ
【どんなゲーム?】 プールの壁につかまり、クラス全員で一斉にバタ足をして巨大な水しぶきを上げます。
- 全員、プールの壁際に向かって並び、両手で縁をつかみます。
- 体を水面に浮かせ、バタ足の姿勢をとります。
- 先生の「よーい、スタート!」の合図で、全力でバタ足をします。
- 「もっと大きく!もっと速く!」と声をかけ、15秒ほど全力で続けさせます。
足の甲で水を蹴る感覚を養います。短時間で一気に心拍数を上げ、体を温めるのに非常に効果的です。
13. イルカジャンプ
【どんなゲーム?】
「ジャンプ」といっても、プールサイドから水へ飛び込む(ダイブする)わけではありません。常に水の中にいる状態からスタートする、安全な移動ゲームです。
水中でしゃがんだ姿勢から、プールの底を両足で強く蹴って、イルカが海面を跳ねるように斜め前方の空中に向かってジャンプします。両手は頭の上で真っ直ぐに伸ばして重ねておき、着水する時は指先から水の中へ滑り込むように潜ります。これを連続して行い、前に進んでいくゲームです。
- 子どもたちを横一列に並ばせ、頭の上で両手を真っ直ぐに伸ばして重ねる(けのびの姿勢)を作らせます。
- 水中でしゃがみ込み、「せーの!」で斜め前方にジャンプさせます。
- プールの横幅を使って、向こう岸までイルカジャンプだけで競争させます。
プールの底をしっかり蹴る力と、指先から水に入って潜る感覚を養います。これは、スタートの飛び込みやけのび、バタ足など、本格的な泳ぎの基礎となる動きに直結します。
14. 浮島リレー
【どんなゲーム?】 大きなビート板や専用の浮島に乗り、バタ足や手かきで進むリレー形式のゲームです。
- クラスをいくつかのチームに分け、縦一列に並ばせます。
- 各チームの先頭に浮島(または大きなビート板)を渡します。
- 笛の合図でスタートし、浮島に乗ってバタ足で進みます。
- 折り返し地点を回り、次の人に浮島をバトンタッチします。
バランスを取りながら進むため、体幹が鍛えられます。乗るのが怖い子は、ビート板を押しながら走るルールに変更しても構いません。
15. ボール運び競争
【どんなゲーム?】 水面に浮かべたボールを、手を使わずに頭や顔だけで押しながら進む競争です。
- 各チームの先頭にビーチボールなどの軽いボールを渡します。
- 「手を使うのは禁止!顔か頭でボールを押してね」とルールを説明します。
- スタートの合図で、ボールを額や鼻先で押し進めながら進みます。
ボールをコントロールするためには、顔を水面ギリギリに保つ必要があります。これにより、息継ぎの際の適切な頭の位置を感覚的に学ぶことができます。

バディやグループで協力して取り組む、チームビルディングを兼ねたゲームです。授業の終盤や、クラスの仲を深めたい時に最適です。
16. 人間トンネル
【どんなゲーム?】 一列に並んで足を開き、後ろの子から順番に股の下をくぐっていくゲームです。
- 6〜8人のグループを作り、縦一列に並ばせます。
- 全員、足を大きく開いて立ちます(これがトンネルになります)。
- 一番後ろの子が、もぐって前の人たちの股の下を次々とくぐり抜けます。
- 先頭まで出たら立ち上がり、足を広げてトンネルの一部になります。これを繰り返して前進します。
連続してもぐる力が求められます。途中で息が続かなくなったら、顔を出して休んでも良いというルールにしておくと安全です。
17. 大波小波
【どんなゲーム?】 全員で手をつないで円になり、掛け声に合わせて波を作ったり、しゃがんだりするリズム遊びです。
- クラス全員で大きな一つの円を作り、手をつなぎます。
- 「大波!」の掛け声で、つないだ手を高く上げ、前後に歩いて波を作ります。
- 「小波!」の掛け声で、手を下げて細かく前後に動きます。
- 「ザブーン!」の掛け声で、手をつないだまま全員で水中に潜ります。
全員の息を合わせることが必要です。クラス全体の一体感を生み出すのに非常に優れたゲームです。
18. 浮き輪リレー
【どんなゲーム?】 チームで一つの浮き輪(またはビート板数枚)をつなぎ合わせ、協力して運びます。
- 4〜5人で1チームを作り、浮き輪を1つ渡します。
- チーム全員が浮き輪のどこかをつかんだ状態でスタートします。
- 手を離さないように注意しながら、全員で協力して折り返し地点までバタ足や歩きで進み、戻ってきます。
速い子と遅い子がペースを合わせる必要があります。「声を掛け合って進もう!」とチームワークを促す声かけが重要です。
19. 水中ムカデ競走
【どんなゲーム?】 数人で腰に手を当ててつながり、息を合わせて歩く、水中版のムカデ競走です。
- 4人1組になり、縦一列に並びます。
- 前の人の腰(または肩)に両手をしっかりと回してつかまります。
- 「イチ、ニ、イチ、ニ」と掛け声をかけながら、列が崩れないように歩いて進みます。
- 途中で手が離れてしまったら、その場で止まってつなぎ直さなければならないルールにします。
水の抵抗があるため、陸上よりも歩調を合わせるのが難しくなります。前の人は後ろの人のペースに配慮するリーダーシップが求められます。
20. 水かけ合戦(陣取り)
【どんなゲーム?】 プールを半分に分け、水面に浮かべたボールを水しぶきの勢いだけで相手陣地に押し込む、白熱のチーム戦です。
- コースロープなどでプールを半分に分け、2つの陣地を作ります。
- 境界線の水面に、ビーチボールのような大きな浮くボール、または複数の小さなカラーボールを浮かべます。
- 両チームは自分の陣地に広がり、笛の合図とともに一斉にボールに向かって水をかけます。
- 「手で直接ボールを触るのは禁止。水しぶきの勢い(水圧)だけでボールを動かすこと」というルールを徹底します。
- 制限時間(30秒〜1分程度)が終わった時に、相手の陣地へより深く、またはより多くのボールを押し込んでいたチームの勝利です。
このゲームの最大のメリットは、「顔に水がかかるのを忘れてしまう」ことです。子どもたちは自分のチームを勝たせようとボールを動かすことに夢中になるため、相手チームからの水しぶきを顔に浴びても気にならなくなり、自然と水への恐怖心を克服できます。
ゲームを安全に進行するための指導ポイント(先生向け)
ゲームを取り入れる際、子どもたちのテンションが上がりすぎて事故につながることを防ぐため、以下のクラスマネジメントと安全管理を徹底してください。
- ルールの徹底:「笛が1回鳴ったら止まる・先生を見る」
ゲームに夢中になっても、すぐに先生の指示が通る状態を作ることが最優先です。授業の最初に「笛が鳴ったらピタッと止まって、先生の目を見ます」と約束させ、ゲーム中もこのルールを厳格に守らせてください。 - バディシステムを活用した人数確認
ゲームの前後や、次の活動に移る前には必ず「バディ!」と声をかけ、ペアで手をつながせます。人数に欠落がないか、体調不良の子がいないかをこまめに確認する習慣づけが命を守ります。 - 泳力差や水への恐怖心への配慮
水が極端に苦手な子どもに無理をさせてはいけません。しかし、見学や別メニューで孤立させるのではなく、「浅い場所で参加する」「先生のすぐそばで参加する」など、同じ空間で楽しめるよう工夫を凝らすことが大切です。
また、指導の際はプールサイドの四隅など、全体を見渡しやすく死角を作らない立ち位置を常に意識することが重要です。
