
こんにちは。晴田そわかです。
今回の記事では《【低学年向け】プールの授業が嫌!顔つけできない子どもが水泳を好きになる方法》について紹介させて頂きます。
- 【低学年向け】プールの授業が嫌!顔つけできない子どもが水泳を好きになる方法
【低学年向け】プールの授業が嫌!顔つけできない子どもが水泳を好きになる方法
小学校に入学し、いよいよ本格的に始まるプールの授業。保育園や幼稚園での楽しい水遊びとは違い、大きなプールに入ることに対して強い恐怖心を抱き、「顔に水がかかるのが怖い」「プールに行きたくない」と泣いてしまう低学年のお子さんは、決して珍しくありません。
私自身、元小学校教員として10年間、1年生や2年生のプール指導に関わってきました。その中で、水に対する強い恐怖心を抱え、プールサイドで震えたり、見学を希望したりする子どもたちを数え切れないほど見てきました。しかし、最初から水が得意な子どもばかりではありません。大切なのは、無理に水に入れようとするのではなく、一人ひとりのペースに合わせて少しずつ恐怖心を取り除いていくことです。
今回の記事では、教育現場での指導経験を活かし、水が苦手なお子さんが無理なく「顔つけ」を克服し、プールの授業を好きになるための具体的なステップや、家庭と学校が連携してできるサポート方法を詳しくお伝えします。読んだその日から実践できる内容になっていますので、ぜひお子さんの心に寄り添いながら取り組んでみてください。
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なぜプールの授業が嫌になるの?低学年の子どもが抱える「3つの恐怖」

大人が思っている以上に、子どもたちは学校のプールに対してさまざまな恐怖を感じています。まずは、子どもたちが一体何に怯えているのか、その心理を理解することがサポートの第一歩となります。
1. 水が顔(特に目と鼻)にかかる不快感と恐怖
最も多い理由がこれです。水が鼻に入った時のツンとする痛みや、目を開けられなくなる不快感は、子どもにとって「息ができなくなるのではないか」という本能的な恐怖に直結します。お風呂での洗髪でも嫌がるお子さんの場合、顔全体が水に浸かるプールは恐怖以外の何物でもありません。大人にとっては「ちょっと顔をつけるだけ」でも、子どもにとっては命の危険を感じるほどのパニックを引き起こすことがあります。
2. プールの広さと足がつかないかもしれない不安
幼稚園や保育園で使っていた可愛らしいビニールプールとは違い、小学校のプールは巨大です。広々とした水面、冷たい水温、そして大勢のクラスメイトが一斉に動くことで起こる波の揺れ。これらは低学年の小さな体にとっては圧倒的なプレッシャーとなります。また、「もし転んだら足がつかないかもしれない」「沈んでしまったらどうしよう」という不安感が、プールサイドに立つ子どもたちの足をすくませてしまうのです。
3. 周りの友達と比べられるプレッシャー
小学校という集団生活の中では、どうしても周囲の友達の様子が目に入ります。「〇〇ちゃんはもう潜れるのに、自分は顔もつけられない」という劣等感や焦りは、子どもの自尊心を深く傷つけます。周りの子が楽しそうに遊んでいる中で、自分だけができないという状況は、「プール=嫌な場所、自分ができないことを実感させられる場所」というネガティブなイメージを強く植え付けてしまう原因になります。
先生はこう見ている!プールの授業を安心して受けさせるための連携術
水が怖いお子さんを持つ保護者の方にぜひ知っておいていただきたいのは、「家庭と学校(担任の先生)との連携」が信じられないほど大きな効果を生むということです。元教員の視点から、どのような連携が子どもに安心感を与えるのかをお伝えします。
連絡帳を活用して子どもの現状と気持ちを伝える
「プールの授業が怖くて、昨夜家で泣いていました」「お風呂でも顔に水がかかるのを極端に嫌がります」といった事実を、事前に連絡帳で担任の先生に伝えておきましょう。これだけで、先生側の配慮は劇的に変わります。
先生も、無理やり子どもを水に沈めようなどとは微塵も思っていません。事前の情報があれば、「今日は見学席の近くの浅い場所でやろうね」「顔はつけなくていいから、肩まで浸かってみようか」と、その子に合わせた声かけやスモールステップの目標を設定することができます。先生が自分の味方だと分かれば、子どもはそれだけでホッと安心するものです。
見学ではなく「できる範囲での参加」を相談する
水が怖いからといって、完全に授業を見学させてしまうのは少しもったいないです。なぜなら、見学が続くと水に触れる機会そのものが失われ、どんどんプールへのハードルが上がってしまうからです。
そこで、「今日はプールサイドに座って、足だけ水につける参加にさせてください」「一番浅いエリアでの水遊びだけ参加させてください」といった、段階的な参加方法を相談してみてください。水着に着替えてプールサイドの空気を吸い、友達が楽しそうにしているのを見るだけでも、立派なプール学習の一環です。「自分も少しならできるかも」という気持ちをゆっくりと育てていきましょう。
家庭でできる!顔つけ克服への3つのスモールステップ

学校での安心感を確保できたら、次は家庭でのサポートです。お風呂や洗面所など、お子さんがリラックスできるプライベートな空間を使って、水への抵抗感を少しずつ減らしていく具体的なステップをご紹介します。
ステップ1:洗面器を使った「あご・口つけ」練習
いきなりお風呂の広い湯船で潜らせるのではなく、まずは洗面器にぬるま湯を張り、顔のパーツを少しずつ水に触れさせる練習から始めましょう。
- あごだけチョン: 洗面器の水に、あごの先だけをつけます。「あごに水が触れたね!」と声をかけ、水面との距離感を測らせます。
- お口でチュー: 次は唇を水面につけてみます。息を止める必要はなく、口に水が入らないように唇を閉じる練習です。
洗面器は底が浅いため、子どもが「いつでも顔を上げられる」という絶対的な安心感を持てます。絶対に無理強いせず、できたパーツを一つずつ確認して褒めてあげてください。
ステップ2:遊び感覚で息を吐く「ブクブクパー」
顔つけの最大の関門は「鼻に水が入ること」です。これを防ぐためには、水の中で息を吐く技術を身につける必要があります。
- カニさんブクブク: 洗面器や浅く張ったお風呂で、口だけを水につけて「ブクブク〜」と息を吐いて泡を出します。「カニさんみたいに泡を出せるかな?」と遊び感覚で誘います。
- ゾウさんブクブク: 次は鼻を水につけ、鼻から「フンッ」と息を出して泡を作ります。「鼻歌を歌いながら水に顔を近づける」と、自然と鼻から息が出やすくなります。
息を吸うのではなく「吐く」ことに集中させます。鼻から息を出し続けていれば、絶対に水は鼻の中に入ってこないという仕組みを体感させることが重要です。
ステップ3:魔法のアイテム「水泳用ゴーグル」の活用
目を開けられないという恐怖を取り除くには、水泳用ゴーグルが最強の味方になります。学校のルールで許可されている場合は、ぜひ積極的に活用しましょう。家庭のお風呂でも、ゴーグルをつけて練習することで視界がクリアになり、恐怖心が激減します。
- お風呂で宝探し: ゴーグルをつけ、お風呂の底におもちゃやコインを沈めて、それを目を開けて探すゲームをします。
- じゃんけん大会: 水の中でゴーグル越しにじゃんけんをして、勝敗を確かめる遊びも効果的です。
水泳を好きになる魔法の言葉かけ・NGな言葉かけ

家庭での保護者の方の声かけ一つで、子どものモチベーションは天と地ほど変わります。水泳に対して前向きになれる言葉と、絶対に避けるべきNGな言葉を知っておきましょう。
絶対NG!プレッシャーを与え、自尊心を傷つける言葉
良かれと思って言った言葉が、逆効果になることがあります。以下の言葉は、プールへの恐怖心をさらに強固なものにしてしまうため注意が必要です。
- 「もう1年生なんだから、顔くらいつけられるでしょ!」
年齢を引き合いに出されると、子どもは逃げ場を失い、自分がダメな子だと思い込んでしまいます。 - 「〇〇ちゃんはもうクロール泳げるんだってよ」
他のお子さんとの比較は最も残酷です。プールの授業が劣等感を感じるだけの苦痛な時間になってしまいます。 - 「なんで泣くの!泣かないで入りなさい!」
感情を否定されると、子どもは心をとざしてしまいます。泣くほど怖いという事実をまずは受け止めてあげることが大切です。
魔法の言葉かけ:結果ではなく「過程」を全力で褒める!
大切なのは、「潜れた」「顔がつけられた」という結果だけを褒めるのではなく、そこに向かって挑戦しようとした姿勢や、ほんの少しの進歩を大げさなほどに褒めることです。
「今日は自分からお風呂のお水に顔を近づけようとしたね!その勇気がすごいよ!」
「昨日まではあごだけだったのに、今日はほっぺたまでお水がついたね!大進歩だね!」
「お水、怖かったのにプールサイドまで行けたんだね。頑張ったね。」
このように、具体的な行動を認めて褒められることで、子どもは「お母さん(お父さん)はちゃんと自分の頑張りを見てくれている」と安心し、次の挑戦へのエネルギーを蓄えることができます。
まとめ:焦らず、子どものペースに寄り添うことが最大のサポート

今回の記事では、低学年のお子さんがプールの授業を好きになるためのステップや、家庭でのサポート方法について詳しくお伝えしました。
プールの授業において、低学年のうちは「きれいに泳げるようになること」よりも、「水に親しみ、安全に楽しく活動できること」が最優先の目標です。昨日まで水を怖がって泣いていた子が、ある日突然、友達と笑い合いながら水しぶきを上げている。そんな劇的な変化を、私は教員生活の中で何度も目撃してきました。
焦る必要はまったくありません。他の子と比べることなく、お子さん自身の小さな成長を一緒に喜び、全力で褒めてあげてください。保護者の方の温かい見守りと絶対的な安心感が、お子さんにとって水への恐怖心を乗り越えるための何よりの魔法となります。お子さんが笑顔でプールの授業を楽しめる日が来ることを、心から応援しています。
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