こんにちは。晴田そわかです。
今回の記事では《【小学校低学年】プールの底まで潜れない!「もぐる」恐怖心をなくして宝探し遊びを楽しめるようになるステップ》について紹介させて頂きます。
【小学校低学年】プールの底まで潜れない!「もぐる」恐怖心をなくして宝探し遊びを楽しめるようになるステップ
小学校低学年のプールの授業で、子どもたちが大好きな活動の一つに「宝探し」があります。プールの底に沈んだカラフルなリングやゴム製のボールを拾い上げるゲームは、遊びを通して自然に水に慣れることができる素晴らしいプログラムです。
しかし、元小学校教員として10年間プール指導を行ってきた中で、「頭まで水に潜れない」「プールの底にある宝物がどうしても拾えない」とプールサイドで涙ぐんでしまう子どもたちをたくさん見てきました。保護者の方からしても、「なぜあんなに怖がるのだろう」「無理やり潜らせてトラウマにならないか心配」と悩むポイントだと思います。
水に顔をつけることはできても、体全体を水中に沈めてプールの底まで「もぐる」という行為には、子どもにとって非常に大きな恐怖が伴います。今回の記事では、水に潜ることへの恐怖心の正体を明らかにし、家庭での準備からプールでのスモールステップ、そして宝探し遊びを心から楽しめるようになるまでの具体的なアプローチを詳しく解説します。
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水にもぐるのが怖い…子どもが感じる恐怖の正体とは?

大人が考える以上に、水中に頭まで潜ることは子どもにとって未知で恐ろしい体験です。精神論で「大丈夫だから潜ってみなさい」と促す前に、まずは子どもが何に恐怖を感じているのかを理解することが解決の第一歩となります。
過去にお風呂やシャワー、あるいは水遊びで、鼻の奥に水が入ってツーンと痛い思いをした経験があると、それが強いトラウマとなります。また、耳に水が入って音がこもる感覚に恐怖を覚えるお子さんも少なくありません。水に潜る=またあの痛くて不快な思いをする、という直結した思考が恐怖を生み出します。
水の中では当然呼吸ができません。頭まで完全に水没することで「もしこのまま息ができなかったらどうしよう」という生存本能に直結した恐怖を感じます。特に、水中でどのように息を止め、どのように鼻から息を出せばいいのか(ボビングの技術)を体で理解していないと、パニックになりやすくなります。
水に顔をつけると、陸上とは全く違う景色になります。プールの底が思ったより深く見えたり、水の色が暗く感じられたりして、視界が奪われることに恐怖を感じます。ゴーグルをつけていても、水圧で顔が締め付けられる感覚を嫌がる子どももいます。
お家のお風呂でスタート!水慣れのための事前準備

プールという広い空間でいきなり潜る練習をするのはハードルが高すぎます。まずは、温かくて安心できる家庭のお風呂で、少しずつ水への抵抗感を減らしていきましょう。
お風呂でできる簡単ステップ
毎日のバスタイムを活用して、遊び感覚で取り組んでみてください。
- ブクブク遊び: 湯船に口だけをつけて、「ブクブクブク…」と息を吐き出す練習をします。これが水中で鼻から息を吐く基礎になります。
- あご・鼻・目をつける: 順番に水につける面積を増やしていきます。「今日は鼻までつけられたね!」と細かく達成感を味わわせます。
- お風呂の底の模様を見る: 湯船の底に沈めたおもちゃや、底の模様を一緒に覗き込む遊びをします。水の中で目を開ける(またはゴーグルをつけて見る)ことに慣れさせます。
プールで実践!もぐる恐怖心をなくすスモールステップ

お風呂である程度水に顔をつけられるようになったら、いよいよプールでの実践です。宝探しに参加するためには、プールの底まで体を沈める技術が必要です。
ステップ1:壁につかまって「顔つけ・ブクブク」
まずは足がしっかり床についた状態で、安心できる壁につかまりながら練習します。
- プールの壁を両手でしっかりと持ちます。
- 大きく息を吸って、顔を水につけます。
- 水の中で鼻から「ンー」と息を吐き出し、ブクブクと泡を出します。
- パッと顔を上げて「パー」と息を吸います(ボビングの基礎)。
「カエルさんみたいに、お水の中でブクブクって泡を作ってみてね!鼻から息を出せば、絶対にお水は入ってこないよ。」
ステップ2:だるま浮きで「頭まで沈む」感覚を知る
顔をつけられるようになったら、次は頭全体を水面下に沈める練習です。
- 大きく息を吸い込みます。
- 水の中にしゃがみ込み、両膝を両手で抱え込んで小さく丸まります。
- そのまま頭の先までスッポリと水に入り、3秒数えてから立ち上がります。
「小さな石ころに変身して、水の中にコロンって隠れてみよう!先生が3つ数えるまで我慢できるかな?」
頭まで水に潜る瞬間が最も恐怖を感じるため、保護者や先生が一緒に手をつないで沈んであげると安心します。「一緒にいっせーのーで、で潜ろうね」と声をかけ、孤独にさせないことが大切です。
ステップ3:階段や浅瀬で「手を伸ばして拾う」
潜ることに慣れてきたら、いよいよ宝探しに向けた動作を取り入れます。
- プールの階段や、水深が浅い場所に沈むおもちゃ(宝物)を用意します。
- 息を吸って水に潜り、目を開けて(ゴーグル推奨)宝物を見ます。
- 手を伸ばして宝物を掴み、立ち上がります。
「あそこに赤い宝石があるよ!お水の中に潜って、サッと手を伸ばして取ってこれるかな?」
宝探しゲームで楽しく潜水!成功体験を積むコツ

ここまでのステップができれば、もう宝探し遊びに参加する準備は万端です。しかし、実際の授業などで深い場所の宝物を拾う際には、さらに少しのコツが必要です。
深く潜るための体の使い方
子どもは潜ろうとしても、肺に空気が入っているため浮力で浮いてきてしまいます。プールの底の宝物を拾うためには、ただしゃがむのではなく、「お尻を水面に向けて、頭からまっすぐ下に向かっていく(お辞儀をするような姿勢)」ことが重要です。
また、目標物(宝物)を水上からしっかりと確認し、「あれを取る!」と決めてから一気に潜ることで、水中にいる時間を短くし、恐怖を和らげることができます。初めは水深の浅い場所からスタートし、「自分で拾えた!」という最高の成功体験を何度も積ませてあげてください。
よくある質問(Q&A)
まとめ:恐怖心を「楽しい!」に変える寄り添いを

水に潜るという行為は、人間の本能的な恐怖に立ち向かう大きなステップです。足のつかない場所や、息のできない空間へ自ら飛び込んでいくのですから、時間がかかるのは当たり前です。
指導する側として大切なのは、無理強いを決してしないことです。「ここまでできたね」「次はこれに挑戦してみよう」と、子どものペースに合わせてスモールステップを踏むことで、水への恐怖心は必ず薄れていきます。
プールの底から自分で見つけた宝物を、キラキラした笑顔で水面に持ち上げてくる瞬間は、子どもにとって忘れられない成功体験になります。今回の記事でご紹介したステップを参考に、お子さんが心からプール遊びを楽しめるよう、温かくサポートしてあげてください。
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