こんにちは。晴田そわかです。
今回の記事では《【生活科/理科】小学生も夢中!春のテントウムシの豆知識と秘密》について紹介させて頂きます。
- はじめに
- 1. はじめに - 春の使者!可愛いテントウムシに会おう
- 2. テントウムシってどんな虫?基本情報
- 3. 小学生が夢中になる!テントウムシの豆知識
- 4. まだまだある!テントウムシの秘密
- 5. 春にテントウムシを探してみよう!
- 6. まとめ - 可愛いテントウムシは秘密がいっぱい!
はじめに
春の暖かな日差しが心地よい季節となりました。お庭や公園を歩いていると、赤くて丸い体に黒い点々模様の、可愛らしいテントウムシを見かけることがありますね。その愛らしい姿は、私たちを笑顔にしてくれます。小学生の皆さんの中にも、テントウムシが大好き!という方がきっとたくさんいるのではないでしょうか。
今回の記事では、そんな可愛いテントウムシの、みんながきっと夢中になるような豆知識と、ちょっとびっくりする秘密を、丁寧にご紹介いたします。子どもだけでなく、大人のみなさんにも楽しんで頂ける内容となっていますので、ぜひご一緒に読んでみてください。テントウムシの魅力を再発見して、自然観察をもっと楽しんでみましょう!
1. はじめに - 春の使者!可愛いテントウムシに会おう

春の訪れとともに、私たちの身の回りに現れるテントウムシ。その鮮やかな色と可愛らしい姿は、春の喜びを運んでくれる使者のようにも感じられます。小さいながらも、一生懸命に葉の上を歩き回る姿は、見ているだけで心が和みますね。
テントウムシは、その可愛らしい見た目から、絵本や童謡にもよく登場し、子供たちにとても親しまれている昆虫です。しかし、その小さな体には、たくさんの不思議な秘密が隠されているのです。さあ、一緒にテントウムシの魅力的な世界を探検してみましょう!
2. テントウムシってどんな虫?基本情報
まずは、テントウムシがどんな虫なのか、基本的な情報から見ていきましょう。
2-1. 見た目の特徴:
テントウムシの最大の特徴は、やはりその丸みを帯びた可愛らしい体と、鮮やかな体色に浮かぶ黒い点々模様でしょう。多くの方が赤い体に黒い点々模様のテントウムシを思い浮かべると思いますが、実は、テントウムシの種類によって、体の色や点々の模様は様々です。黄色やオレンジ色の体に黒い点々があるものや、黒い体に赤い点々があるものなど、実に多様なバリエーションが存在します。
2-2. 大きさ:
テントウムシは、とても小さな虫です。種類によって大きさに違いはありますが、小さいものでは数ミリメートル、大きいものでも1センチメートルほどの大きさです。手のひらにちょこんと乗るほどの小さな体ですが、自然界ではしっかりと役割を果たしているのです。
2-3. どこにいるの?:

春になると、テントウムシは様々な場所で見られるようになります。お庭の花壇やプランター、公園の草むら、畑の野菜の葉の上など、植物が生えている場所であれば、どこにでも現れる可能性があります。特に、アブラムシという小さな虫がたくさんついている植物には、テントウムシが集まっていることが多いです。
2-4. チョウなの?カメなの?
可愛らしい見た目から、チョウの仲間かな?とか、背中の模様がカメの甲羅に似ているからカメの仲間かな?と思う方もいるかもしれませんが、テントウムシはチョウの仲間でもカメの仲間でもありません。昆虫の中でも、硬い翅を持つ「甲虫(こうちゅう)」というグループに属しています。カブトムシやクワガタムシと同じ仲間なのです。
3. 小学生が夢中になる!テントウムシの豆知識

ここからは、小学生の皆さんがきっと「へぇ~!」と驚いたり、面白がったりするような、テントウムシの豆知識をご紹介いたします。
🐞なぜ「テントウムシ」って名前なの?
テントウムシという名前は、昔の人がつけたと言われています。テントウムシが、まるで太陽に向かって飛んでいくように見えることから、「お天道様(おてんとうさま)の虫」と呼ばれるようになったのが始まりという説があります。太陽に向かって飛んでいく小さな虫、なんだか神秘的ですね。
🐞背中の点々の数は何を表しているの?
テントウムシの背中にある点々の数は、とても特徴的ですが、この点々の数は、テントウムシの種類によって決まっていて、年齢を表しているわけではないのです。例えば、よく見かけるナナホシテントウという種類のテントウムシは、背中に7つの点々があります。また、ニジュウヤホシテントウという種類のテントウムシは、なんと28個もの点々があるんですよ。色々な種類のテントウムシを見つけて、点々の数を数えてみるのも面白いかもしれませんね。
🐞テントウムシは良い虫?悪い虫?
可愛らしい見た目のテントウムシですが、実は多くの種類が、植物にとって害虫となるアブラムシを食べる益虫(えきちゅう)なのです。アブラムシは、植物の汁を吸って植物を弱らせてしまう小さな虫ですが、テントウムシは、このアブラムシをたくさん食べてくれるので、植物を育てる人にとっては、とてもありがたい存在なのです。お庭や畑でテントウムシを見かけたら、「ありがとう!」と心の中で感謝したくなりますね。
🐞身を守るための秘密兵器!
テントウムシは、敵に襲われそうになった時、身を守るための秘密兵器を持っているのです。それは、足の関節から出す黄色い液体です。この液体は、とても苦くて臭い匂いがするため、鳥などの敵は嫌がって逃げていくと言われています。可愛らしい見た目からは想像もできませんが、テントウムシもしっかりと自分の身を守るための方法を持っているのですね。
🐞 色々な模様のテントウムシ
赤い体に黒い点々模様のテントウムシが一番有名ですが、実は、黄色やオレンジ色の体に黒い点々があったり、黒い体に赤い点々があったり、中には点々がない種類のテントウムシもいるのです。模様のバリエーションが豊かなのも、テントウムシの魅力の一つと言えるでしょう。春の自然の中で、色々な模様のテントウムシを探してみるのも楽しいかもしれません。
4. まだまだある!テントウムシの秘密

テントウムシには、まだまだたくさんの秘密が隠されています。さらに深く掘り下げて、その魅力に迫ってみましょう。
🐞アブラムシを食べるハンター
テントウムシは、幼虫の時からアブラムシを食べるハンターです。幼虫の姿は、成虫とは全く異なり、トゲトゲしたような、ちょっと変わった形をしています。この幼虫も、アブラムシをたくさん食べて成長するのです。一匹のテントウムシは、一生の間に何千匹ものアブラムシを食べるとも言われています。小さな体で、たくさんの害虫を駆除してくれる、頼もしい存在ですね。
🐞 冬はどこで過ごすの?
春に活発に活動するテントウムシですが、寒い冬の間は、どこで過ごしているのでしょうか?多くのテントウムシは、冬になると落ち葉の下や木の皮の間などに集まって、集団で冬眠(とうみん)します。春の暖かさを感じると、再び活動を始めるのです。たくさんのテントウムシが身を寄せ合って冬を越す様子は、なんだかほほえましいですね。
🐞意外と飛ぶのが得意?
丸くて小さな体からは、あまり飛ぶのが得意そうには見えないかもしれませんが、テントウムシは、翅を広げて空を飛ぶことができます。移動する時や、新しい獲物を探す時などに、飛び立つことがあります。小さな体で、意外と遠くまで飛ぶことができるんですよ。
🐞あの鮮やかな色は警告色?
テントウムシの鮮やかな体色は、敵に対する警告色(けいこくしょく)であると考えられています。あの目立つ色によって、「私は美味しくないよ!」と天敵に知らせているのです。実際に、テントウムシが出す黄色い液体は、鳥などの敵にとっては不快な味や臭いがするようです。鮮やかな色には、身を守るための大切な意味があるのですね。
🐞メスのテントウムシは卵をたくさん産む
春になると、メスのテントウムシは、アブラムシがたくさんいる植物の葉の裏などに、小さな黄色い卵をたくさん産みます。卵は、小さな粒のような形をしており、数十個がまとまって産み付けられることが多いです。そして、この卵からまた、たくさんの可愛いテントウムシの赤ちゃんが生まれてくるのです。
5. 春にテントウムシを探してみよう!

春は、テントウムシを観察するのにぴったりの季節です。身近な場所で、可愛いテントウムシを探してみましょう。
💡観察のヒント:
- アブラムシがいる植物を探す: テントウムシはアブラムシを食べるので、アブラムシがたくさんついている植物の葉や茎を注意深く探してみましょう。バラやアサガオ、キャベツなどによくアブラムシがついているので、探してみてください。
- 葉の裏側もチェックする: テントウムシは、葉の裏側に隠れていることもあります。葉の表側だけでなく、裏側も丁寧に見てみましょう。
- 晴れた日の午前中がおすすめ: テントウムシは、気温が上がり始める晴れた日の午前中に活発に活動することが多いです。
- 優しく観察する: テントウムシを見つけたら、驚かせないようにそっと観察しましょう。指でつついたり、無理に触ったりすると、弱ってしまうことがあります。
- 手に乗せて観察する時は優しく: もし、テントウムシが手に乗ってきてくれたら、優しく観察しましょう。観察が終わったら、元の植物に戻してあげてくださいね。
- 写真や絵を描いて記録する: 見つけたテントウムシの色や模様、大きさを写真に撮ったり、絵を描いたりして記録するのも楽しい思い出になります。
6. まとめ - 可愛いテントウムシは秘密がいっぱい!

今回は、春に見かける可愛いテントウムシの、小学生の皆さんがきっと夢中になるような豆知識と秘密をたくさんご紹介いたしました。可愛らしい見た目だけでなく、アブラムシを食べる益虫であること、身を守るための秘密兵器を持っていること、そして様々な色や模様があることなど、たくさんの魅力的な一面があるのですね。
テントウムシは、私たちの身近な自然の中で、静かに、そして力強く生きています。今回の記事をきっかけに、皆様がもっとテントウムシに興味を持ち、自然観察をさらに楽しんでくだされば嬉しく思います。春の陽気に誘われて、ぜひお庭や公園で、可愛いテントウムシを探してみてください。きっと、新しい発見があるはずですよ。そして、小さな生き物たちの命の輝きを感じてみてくださいね。
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