
こんにちは。晴田そわかです。
今回の記事では《小学生のタブレット学習、デメリットは?「目が悪くなる」「飽きる」は本当》について紹介させて頂きます。
- はじめに
- 【二大デメリット】「目が悪くなる」「飽きる」は本当? その原因と対策
- まだある? 導入後に気づく「タブレット学習の落とし穴」と最強の対策
- まとめ:デメリットを理解し、正しく使いこなせば「最強のツール」になる
はじめに
「小学生の子どもにタブレット学習をさせたいけど、正直、不安も多い…」 「GIGAスクール構想で学校でも使っているし、便利そうだけど…やっぱり『目が悪くなる』『視力が低下する』って聞くと、ためらってしまう」 「高額な教材費を払って入会したのに、もし最初の2ヶ月で『飽きた』と言い出したら…」
タブレット学習の導入を検討するとき、こうした「デメリット」に関する不安は当然ついて回ります。そして、残念ながら、その不安の多くは**「対策を怠れば、現実のもの」**となります。
ですが、安心してください。 結論から申し上げます。
保護者の方が心配される「目が悪くなる」「飽きる」「書く力が落ちる」といったデメリットは、**「正しい使い方」と「家庭での明確なルール作り」**さえ徹底すれば、そのリスクを最小限に抑えることが可能です。
デメリットを先に理解し、事前に対策を打っておけば、タブレット学習は「子どもの学びを加速させる最強のツール」に変わります。
この記事では、タブレット学習の導入で後悔しないために、噂されるデメリットの真偽と、その原因、そして今日からできる具体的な対策を、元小学校教師の視点も交えながら徹底的に解説します。
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【二大デメリット】「目が悪くなる」「飽きる」は本当? その原因と対策

多くの保護者が最も心配する「2つの大きなデメリット」。なぜそう言われるのか、そしてどう防ぐかを深く掘り下げます。
デメリット①:「目が悪くなる」(視力低下)は本当?
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結論:リスクは「本当」にあります。ただし、これはタブレット学習「だけ」が原因ではありません。
【なぜ?(原因の深掘り)】
「タブレット=目が悪くなる」と短絡的に結びつけられがちですが、本当の問題はそこではありません。 スマートフォン、ゲーム機、テレビ、そして驚くかもしれませんが**「紙の本の読書」**ですら、共通のリスクを抱えています。
それは、**「至近距離で」「長時間」「集中して」対象を見続けること(=近業)**です。
子どもの目の筋肉(毛様体筋)は、近くのものを見るときに緊張します。この緊張状態が長時間続くと、筋肉が凝り固まり、ピント調節機能がうまく働かなくなり、視力低下(近視)の一因となると言われています。
ブルーライトの影響を心配する声もありますが、近年の研究では、ブルーライト自体が視力低下に直接影響するというよりは、睡眠リズムを崩すことへの懸念が主です。視力に関して言えば、ブルーライトの有無よりも、この「近業」の時間こそが最大のリスクなのです。
タブレット学習がなぜ特に危険視されるのか? それは、**「子どもが夢中になりすぎる」**からです。ゲーム感覚の楽しさで、時間を忘れ、画面との距離がどんどん近づき、猫背になる…。この「集中しすぎる」状態こそが、目の筋肉を酷使させる最大の原因なのです。
【対策:「時間とルール」の徹底管理】
このリスクは、家庭のルールで完全にコントロール可能です。「目が悪くなるからダメ」ではなく、「目を守るためにこう使う」というルールを導入しましょう。
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時間制限の徹底(必須): 最も重要です。「1回15分まで」「1日合計30分まで」など、家庭のルールを明確に定めます。そして、必ずタブレットのアラーム機能や、キッチンタイマーを使って「音で終わりを告げる」仕組みを作りましょう。親の「もうおしまい」という声かけだけでは、子どもは「今いいところなのに!」と反発しがちです。
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姿勢と明るさの確保: 暗い部屋で使わせるのは厳禁です。必ずリビングなどの明るい部屋で使わせてください。また、猫背で画面を覗き込まないよう、「背筋を伸ばし、画面から30cm以上離す」ことを徹底させます。タブレットスタンドを活用し、物理的に正しい姿勢を保てる環境を作るのも非常に有効です。
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定期的な休憩(20-20-20ルール): 海外の眼科医が推奨する「20-20-20ルール」(20分画面を見たら、20フィート(約6m)先を、20秒間見る)は有名です。これを小学生向けにアレンジし、「15分やったら、窓の外の遠くの景色を1分見る」など、定期的に目を休ませる習慣をつけましょう。
→ デメリットを理解すれば:「時間を決めて正しく使う」という自己管理能力を養う訓練になると捉えることができます。
デメリット②:「飽きる」「続かない」は本当?

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結論:対策なしでは「本当」になる可能性が非常に高いです。
【なぜ?(原因の深掘り)】
「あんなに楽しそうだったのに、最近はホコリをかぶっている…」これはタブレット学習の「失敗あるある」です。なぜ飽きてしまうのでしょうか。
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「外発的動機づけ」の限界: タブレット学習の初期の「楽しさ」は、キャラクターのアニメーションや、問題を解くと手に入るご褒美(アバターの服、ゲーム機能の解放など)に基づいています。これは「外発的動機づけ」と呼ばれ、即効性はありますが、長続きしません。子どもは「勉強したい」のではなく、「ご褒美が欲しい」だけになりがちです。ご褒美を手に入れたり、そのご褒美自体に飽きた瞬間、学習は停止します。
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目新しさの消失: どんなにリッチなアニメーションも、毎日見れば「当たり前」になります。導入時の「ゲームみたい!」という魔法が解けたとき、結局は「面倒な勉強」であることに子どもは気づきます。
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レベルが合っていない(学習性無力感): これが最も深刻です。AIが自動でレベルを調整してくれる教材もありますが、学校の授業についていけていない子に、教科書通りのペースで問題が出されると、「どうせやってもわからない」と感じ始めます。これが「学習性無力感」です。逆に、優秀な子に簡単すぎる問題ばかり出されると、「こんなの簡単すぎて、つまらない」と飽きてしまいます。
【対策:「丸投げ」にせず「親が学習の“伴走”をする」】
これを防ぐ最も重要な対策は、**「タブレットに丸投げしない」**ことです。
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学習内容を具体的に褒める(最重要):
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NG例: 「今日もやったの?偉いね」(=作業(ノルマ)を褒めている)
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OK例: 「今日は何を学んだの?へえ、分数の割り算か!お母さん(お父さん)も昔苦労したな。あ、この難しい応用問題が解けたんだ!すごい!」(=学習内容に関心を持ち、プロセスを褒めている) 親が自分の学習内容に関心を持ってくれることこそが、子どもの「内発的動機づけ(知りたい、認められたい)」を刺激する最強のガソリンです。
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目標設定を低くする(スモールステップ): 「全部やる」ではなく、「今日はこの単元だけ」「1日10分だけ」と、ハードルを極限まで下げます。「毎日続けた」という達成感をカレンダーに記録させる(シールを貼るなど)ことで、「継続」そのものを自信につなげます。
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生活リズムに組み込む: 「時間があるときにやる」では、絶対にやらなくなります。「お風呂の前に10分」「朝ごはんの後に15分」など、毎日の生活リズムの中に「歯磨き」と同じレベルで組み込んでしまい、「特別なこと」ではなく「当たり前のこと」にすることが継続のコツです。
→ デメリットを理解すれば:「丸投げ」教育を反省し、子どもの学習内容に関心を持つ「親子のコミュニケーションツール」として活用するきっかけになります。
まだある? 導入後に気づく「タブレット学習の落とし穴」と最強の対策

「目」と「飽き」以外にも、タブレット学習ならではの隠れたデメリットが存在します。しかし、これらも全て「対策可能」です。
落とし穴①:「書く力(筆圧・漢字)」が低下する
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問題点: これをタブレット学習の最大のデメリットとして挙げる教育関係者は多いです。タップや選択式がメインとなり、「鉛筆で筆圧をかけて文字を書く」機会が減るのは紛れもない事実です。
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「書く」ことの重要性: なぜ「書く」ことが重要なのでしょうか? それは、指先を複雑に動かし、文字の形を記憶し、紙に書き出すというプロセスが、脳の広範囲を活性化させ、記憶の定着(ワーキングメモリの強化)に絶大な効果があるからです。また、算数の途中式を書くことは、計算ミスを防ぐだけでなく、「思考のプロセスを可視化する」という論理的思考の訓練そのものです。
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最強の対策:「紙との併用」を徹底する このデメリットは「タブレットか、紙か」の二択で考えるから生じます。正解は**「ハイブリッド(併用)」です。 これは「デメリット」ではなく、「役割分担」**で解決します。
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タブレット =「理解(インプット)」用 (例:理科の「月の満ち欠け」や算数の「展開図」など、動画や3Dで理解する)
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紙のノート =「定着(アウトプット)」用 (例:タブレットで習った範囲の漢字練習、計算の途中式は、必ず「紙のノート」に「書かせる」)
この併用ルールさえ守れば、「タブレットのわかりやすさ」と「紙の定着力」を両取りできる、最強の学習環境が整います。
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落とし穴②:「わかったつもり」になりやすい
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問題点: プロのナレーターや有名講師による動画解説は、非常にわかりやすく、子どもは「わかった!」と錯覚しやすいです。しかし、それは「理解した」のではなく、「面白いショーを見た」だけかもしれません。いざテストで自力で解こうとすると解けない「インプット過多」状態に陥ることがあります。
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対策:「説明させてみる」&「類題を解かせる」 これも「アウトプット」で解決します。
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「説明させてみる」: 「へえ、今日は何を習ったの?お母さん(お父さん)にも教えてよ」と、子ども自身の言葉で説明させてみましょう。 きちんと説明できれば本当に理解していますし、詰まってしまえば「わかったつもり」だったことが親子で把握できます。これは、紙の教材では見つけにくい「理解の穴」を発見するチャンスです。
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「類題を解かせる」: タブレットで学んだ単元と「同じ範囲」の市販の紙のドリルを解かせてみましょう。そこで満点が取れれば、本当に定着している証拠です。
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落とし穴③:ゲームや動画の「誘惑」(※自宅端末の場合)
まとめ:デメリットを理解し、正しく使いこなせば「最強のツール」になる

タブレット学習のデメリットを再確認しましょう。
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「目が悪くなる」 → 対策:「時間とルール」を決めれば防げる
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「飽きる」 → 対策:「親の声かけと関心」で防げる
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「書く力が落ちる」 → 対策:「紙のノートとの併用」で、むしろ最強の環境になる
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「わかったつもり」 → 対策:「説明させる」ことで、本当の理解度がわかる
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「誘惑」 → 対策:「専用端末」を選ぶか、「機能制限」で防げる
ご覧の通り、**タブレット学習のデメリットは、すべて「対策可能」**です。
タブレット学習は、「買ったらおしまい」の「丸投げ」教育ツールではありません。 「親が管理し、親子で使いこなす」道具です。
デメリットを正しく理解し、ご家庭に合ったルールと対策さえ用意すれば、タブレット学習は、紙の教材だけでは難しかった「視覚的な理解」と「学習の効率化」、そして「子どものモチベーション」を劇的に引き上げる、「最強の味方」になることは間違いありません。
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