こんにちは。晴田そわかです。
今回の記事では《小学生の英会話は「フォニックス重視」で決まる!初心者におすすめの学び方とは?》について紹介させて頂きます。
- 1. はじめに
- 2. フォニックスとは?
- 3. 小学生にフォニックスが効果的な理由
- 4. 初心者におすすめ!フォニックス重視の学び方3選
- 5. よくある質問と注意点
- 6. まとめ:フォニックス重視で、英語が好きになる小学生に!
1. はじめに
「小学生から英会話って早すぎるのでは?」そう思っている方も、最近は少なくなってきました。
英語教育の早期化が進み、小学校でも英語の授業が本格的に始まり、子どもたちのうちから英語に触れる機会がどんどん増えています。そんな中で注目されているのが、「フォニックス」という学習法です。
フォニックスは、英語の音(発音)とつづりの関係を学ぶ方法。単なる暗記ではなく、理屈を理解しながら英語を身につけていけるのが特徴です。日本ではまだあまりなじみのない学び方かもしれませんが、英語圏では幼児や小学生の英語学習の基礎として広く使われています。
この記事では、小学生に英会話を学ばせたい保護者の方に向けて、「フォニックス重視」の学び方の魅力や、具体的な始め方をわかりやすく解説します。初心者でもすぐに取り入れられるヒントも紹介していますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
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2. フォニックスとは?
「そもそも、フォニックスって何?」という方も多いかもしれません。
フォニックスとは、英語の**「文字と音の関係性」を学ぶ方法**です。アルファベットひとつひとつが、特定の音と結びついていることに注目し、それをもとに「英単語を読める・書ける」ようにするための学習法です。
たとえば、"cat"(猫)という単語は、c=「ク」、a=「ア」、t=「トゥ」という音の組み合わせでできています。フォニックスでは、まずそれぞれの文字の「音」を学び、初めて見る単語でも音を推測して読めるようにしていきます。
日本の英語教育との違い
日本の英語教育では、長らく「単語を丸暗記する」スタイルが中心でした。単語のつづりと読み方を別々に覚える、という方法です。ところがそれでは、知らない単語に出会ったときに読み方がわからない、という壁にすぐにぶつかってしまいます。
一方、フォニックスを学んでおくと、知らない単語でも音を推測できるようになるため、読み書きの自立につながります。たとえるなら、「漢字のへんとつくりの仕組みを理解している」と、知らない熟語も意味を推測できるのと少し似ています。
英語圏の子どもたちには当たり前の学習法
フォニックスは、日本では少しずつ認知が広まりつつありますが、英語圏では昔から当たり前のように使われてきた教育法です。アメリカやイギリス、カナダなどの小学校では、読み書き教育の第一歩として必ず取り入れられています。
だからこそ、英語圏の子どもたちは早い段階から「聞いた音を文字にできる」「文字を見て正しい発音ができる」ようになっているんですね。
3. 小学生にフォニックスが効果的な理由
では、なぜフォニックスは小学生の英会話学習にぴったりなのでしょうか?
ここでは、特に効果的とされる3つの理由をご紹介します。
① 発音がよくなる!耳と口のトレーニングに最適
小学生は、耳も口もとても柔軟な時期です。日本語にはない英語の音も、素直に聞き取って、そっくりまねする力があります。
フォニックスは、アルファベットの「文字」に「音」を結びつけて学んでいくため、正しい発音の習得にとても効果的です。
たとえば、「B」は「ビー」と読むのではなく、「ブッ」という短い音を学びます。こうした練習を通じて、英語らしい発音やイントネーションが自然と身についていくのです。
小学生のうちにこの感覚を身につけると、中学生以降のリスニングやスピーキングの授業でも、自信をもって取り組めるようになりますよ。
② 英単語の読み書きがぐんぐん伸びる
フォニックスを学ぶと、「英語の音=つづりのパターン」が少しずつ身につくため、知らない単語でも読める・書けるようになっていきます。
たとえば、「pig(豚)」「big(大きい)」「wig(かつら)」など、"ig"の音を学べば、ほかの単語も同じパターンで読めるようになるのです。
これは、単語を一つひとつ暗記するよりも、学びの効率がとても良いという大きなメリットになります。
そして読み書きの力がついてくると、子ども自身が「できた!」という達成感を感じることができ、英語に対するモチベーションも自然と上がります。
③ 英語を「暗記」ではなく「理解して学ぶ」力が育つ
小学生のうちは、「なぜそうなるのか」という仕組みに興味を持ちやすい時期です。フォニックスは、まさにその「仕組み」を学ぶ英語学習。
ただの丸暗記ではなく、「どうしてこの単語はこう読むのか」「この音はこの文字で表すんだ」というルールを知りながら学べるため、理解が深まりやすいのです。
たとえば「phone(電話)」という単語の「ph」が「f」と同じ音になることを知ると、子どもは驚いたように「じゃあ『photo』も同じ?」と応用し始めます。
このように、音とつづりの規則性に気づき、自分で考えて応用していく力が育つのも、フォニックスならではの大きなメリットです。
小学生のうちにこうした「英語の土台」を作っておくと、その後の英語学習がとてもスムーズになります。特に、発音・読み書き・聞き取りのすべてを強化できる点は、他の学習法にはない魅力です。
4. 初心者におすすめ!フォニックス重視の学び方3選
「フォニックスが大事なのはわかったけれど、どうやって学ばせればいいの?」という声も多いと思います。
ここでは、初心者でも取り入れやすく、子どもが無理なく楽しく続けられる学び方を3つご紹介します。ご家庭の状況やお子さんの性格に合った方法を、ぜひ見つけてみてくださいね。
4-1. 英会話教室で学ぶ
もっとも手軽で効果的なのが、フォニックスに力を入れている英会話教室に通うことです。
最近では、「フォニックス重視」をうたっている子ども向け英会話スクールも増えており、初心者でも安心して通えるようになっています。特に、小学生向けのコースでは、歌やチャンツ、アクティビティを取り入れて、フォニックスの音を楽しく学べる工夫がされています。
教室に通うメリット
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ネイティブ講師やバイリンガル講師による正しい発音の指導が受けられる
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グループレッスンで、他の子と一緒に学ぶ刺激を得られる
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宿題や復習教材もあり、継続的に学習できるサポートがある
「うちの子、発音が上手になった気がする!」と保護者の方が感じる変化は、だいたい3〜6か月で現れてくることが多いようです。
教室によっては無料体験レッスンを実施しているところもあるので、まずは気軽に参加してみるのもおすすめですよ。
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4-2. 自宅で取り入れる
「毎週教室に通うのは難しい…」というご家庭には、おうちでのフォニックス学習も十分可能です。
最近は、YouTubeや教育アプリ、フォニックス教材の書籍など、自宅学習に使えるツールがたくさんあります。
たとえば:
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「Starfall」や「ABCmouse」などの子ども向け英語学習アプリ
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フォニックスの**ワークブック(市販)**や、100円ショップで買える英語カード
こうした教材を使えば、1日10分〜15分でもしっかり音と文字の関係を覚えていくことができます。
自宅学習のコツ
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毎日決まった時間に取り組む(朝食後やお風呂の前など)
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アプリばかりに頼らず、声に出す練習を意識する
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間違えても「惜しい!」など前向きな声かけをする
継続のポイントは、「完璧を目指さないこと」。少しずつ、でもコツコツと続けることで、力がついていきます。
4-3. 親子でゲーム感覚の練習
フォニックス学習は、遊びの中に取り入れると、子どもがより楽しみながら続けられます。
たとえば:
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「このカード、何の音?」「B!ブッ!」とクイズ形式でやりとりする
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アルファベットをバラバラに並べて、音を聞いて正しい文字を取るゲーム
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「c-a-t、cat!猫だね!」と、つづりを並べて単語づくりゲームをする
子どもは遊びの中で学ぶのがとても得意です。大人が一緒に楽しむことで、「英語=楽しい」という気持ちを自然と育てることができます。
また、親が積極的に関わることで、子どももやる気になりやすいという相乗効果もあります。
フォニックスを始めるとき、「最初はうまくいかなくて当然」と思っておくのがコツです。焦らず、繰り返し、楽しみながら取り入れていくことで、しっかりとした英語の土台が育っていきます。
5. よくある質問と注意点
フォニックス学習を始めようとすると、保護者の方からよく聞かれるのが次のような不安や疑問です。ここでは、特に多い3つの質問にお答えしながら、注意点も交えて解説していきます。
5-1. 英語が苦手な親でも教えられる?
これは本当によくあるご質問ですが、大丈夫です。英語が得意じゃなくても、フォニックスは親子で一緒に楽しめます。
というのも、フォニックスは「英語の意味を教える」ものではなく、「音と文字の関係」を覚えていく学習法。たとえば「Sはスッ」「Tはトゥ」というように、シンプルな音をまねするところから始まります。
発音が少し違っていたとしても、動画やアプリをうまく使えば大丈夫。無理に教え込むのではなく、一緒に歌ったり、クイズをしたりしながら遊び感覚で進めていくのがコツです。
また、親御さんが英語を楽しむ姿を見ることで、子どもも「英語って楽しいんだ!」と前向きな気持ちになりますよ。
5-2. 発音が合っているか心配
発音の不安もよくある悩みですが、今はサポートツールが豊富にあるので、安心してください。
おすすめなのは以下のような方法です:
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ネイティブ音声の動画やアプリで正しい音を聞いてまねする
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発音チェックができるAI付きアプリを活用する
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英会話教室で定期的に発音をチェックしてもらう
特に重要なのは、「完璧な発音を目指す」ことではなく、「英語の音に親しむこと」。聞こえた通りに声に出してまねする、という姿勢が一番大切です。
子どもは耳がとても良いので、正しい音を繰り返し聞かせてあげれば、少しずつ自然と近づいていきます。
5-3. フォニックスだけで話せるようになる?
これは少し誤解されやすい点ですが、フォニックス=会話力そのものではありません。
フォニックスは、あくまで「英語の読み書きと音の基礎」を身につけるための学習法です。これによって、正しい発音ができたり、知らない単語を読めたりする力が育ちます。
ですが、会話力をつけるには、「聞いてまねする経験」「実際に使う場面」も大切です。
ですので、フォニックスで土台を作りながら、以下のような活動を並行して行うのがおすすめです。
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英語の歌やアニメで「聞く力」を育てる
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親子で短い英語のフレーズを使う("Here you are." "Thank you!"など)
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英会話教室で実際にやりとりの練習をする
フォニックスは「英語の土台作り」。そこに楽しさや実践を加えることで、「話せる」英語力へとつながっていきます。
フォニックスは万能ではありませんが、しっかりした基礎になるものです。焦らず、ゆっくり、積み重ねていきましょう。
6. まとめ:フォニックス重視で、英語が好きになる小学生に!
小学生の英会話において、フォニックスを重視することの大切さや、学び方の工夫についてご紹介してきました。
あらためてポイントを振り返ってみましょう。
● なぜフォニックスが大切なのか?
フォニックスを通じて、子どもは英語の「音」と「文字」を自然に結びつけることができます。この力がつくと、
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見たことのない単語も「音」で読めるようになる
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ネイティブに近い発音で話せるようになる
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英語への苦手意識が減り、自信を持てる
などの効果が期待できます。英語の基礎力がしっかりと育つことで、その後の学習もスムーズに進んでいきます。
● 小学生にこそ向いている理由
特に小学生のうちは、耳が柔らかく、言葉の吸収力が高い時期です。フォニックスのように音から学ぶ方法は、小学生との相性がとても良く、成果も出やすいのです。
また、まだ文法や長文読解などの「詰め込み型」の勉強が始まる前だからこそ、英語の楽しさやリズムに触れる絶好のタイミングでもあります。
● 学び方は「無理なく」「楽しく」がカギ
学び方に正解はありません。教室に通う、自宅でアプリを使う、親子でゲームをする…どれも立派な学習法です。
大切なのは、お子さんが楽しみながら続けられる方法を見つけること。
ときには「今日は疲れてるからお休みしようか」とペースを落とす日があってもかまいません。焦らず、でも継続していくことで、少しずつ「英語が得意!好き!」という気持ちが育っていきます。
● 英語の世界が、未来を広げる
英語が話せるようになると、子どもたちは世界とつながるチャンスを手にします。
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外国の人と笑顔で話せた
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好きなキャラクターの英語がわかった
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英語の本を読んでみたいと思った
そんな小さな成功体験が、「もっとやりたい」「もっと話したい」という気持ちにつながっていきます。
フォニックスは、その第一歩です。
どうか、今日この記事で得たヒントを活かして、お子さんと一緒に英語のある暮らしを始めてみてください。フォニックスを味方にすれば、英会話の学びもきっともっと身近で、もっと楽しいものになるはずです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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