
こんにちは。晴田そわかです。
今回の記事では《詩が苦手な子でも書ける!小学生向け詩の書き方ガイド》について紹介させて頂きます。
- 1. はじめに
- 2. 詩ってどんなもの?(基本をやさしく)
- 3. 詩を書く前の準備:テーマを決めよう
- 4. コツ1:感じたことをメモにしてみよう
- 5. コツ2:五感を使って表現してみよう
- 6. コツ3:文にしなくてもOK!言葉を並べてみよう
- 7. 例文つき!小学生の詩のサンプル(学年別)
- 8. よくある悩みQ&A
- 9. おわりに:詩は「自分だけの表現」
1. はじめに
「詩ってむずかしい」「何を書いたらいいかわからない」と感じている小学生は多いです。実は、大人でも詩を書くのが苦手という人はたくさんいます。それだけ「詩を書く」ということは、自由でありながら、ちょっとコツのいる表現のしかたなのです。
でも、コツさえつかめば、詩は作文よりもずっと自由で、楽しく書ける表現のひとつになります。言葉あそびのように楽しむ子もいれば、自分の気持ちをこっそり表す手段として使う子もいます。
この記事では、詩が苦手な小学生でも楽しく書ける方法を、わかりやすく紹介していきます。テーマの見つけ方から、言葉の選び方、実際の詩の例までたっぷりご紹介。お子さん本人はもちろん、保護者や先生にも役立つ内容です。
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2. 詩ってどんなもの?(基本をやさしく)

まずは、「詩」って何だろう?というところから確認しておきましょう。
詩(し)とは、「思ったこと」「感じたこと」「見たこと」「聞こえた音」などを、言葉で自由に表す文のことです。作文と違って、「起承転結」や「正しい文法」にとらわれなくてもいいのが特徴です。
また、詩にはいくつかの種類がありますが、小学生の国語や宿題でよく出てくるのは以下の2つです。
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自由詩(じゆうし):リズムや形に決まりがない詩。言葉の並びも自由。
-
定型詩(ていけいし):五・七・五など、形に決まりのある詩(俳句や短歌など)。
この記事では、とくに自由詩をメインに紹介します。自由詩は、自分らしい言葉でのびのびと表現できるので、詩が苦手な子にもぴったりです。
3. 詩を書く前の準備:テーマを決めよう
「詩を書こう!」と思っても、何から書けばいいか分からないことも多いですよね。そんなときは、まずテーマを決めることからはじめましょう。
テーマとは、詩の中で伝えたいことや、表現したいことの「もとになる考え」です。たとえば、次のようなものがテーマになります。
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好きなもの:「おにぎり」「虫取り」「ねこ」
-
季節のこと:「夏の海」「冬の朝」「春の風」
-
気持ち:「うれしい」「こわい」「がっかり」
-
日常のこと:「朝の支度」「雨の日の通学」「忘れ物した日」
子どもにとって身近で、感じたことのあるテーマが選びやすいです。とくに詩が苦手な子には、「感情」がテーマになりやすいです。
テーマ選びのヒント:
-
「いま気になっていることは?」と聞いてみる
-
好きな食べ物・動物・遊びなどから始める
-
絵や写真を見て感じたことをテーマにするのも◎
4. コツ1:感じたことをメモにしてみよう

テーマが決まったら、いきなり詩を書き始めるのではなく、思ったことや感じたことをメモにするところから始めましょう。
たとえば「雨の日」がテーマだったとします。雨の日に感じたことを思いつくままに書いてみましょう。
・ザーザーって音が大きい
・かさをさしてもぬれる
・水たまりがふえる
・くつがぬれてイヤな気持ち
・でも、雨のにおいがすき
このように、文にする必要はありません。ただ、思いついたことをどんどん出すだけで大丈夫です。
言葉の選び方も自由でOKです。音の言葉(オノマトペ)や気持ちの言葉を入れると、詩の表現がふくらみやすくなります。
おすすめの言葉:
-
音の言葉:「ザアザア」「ポタポタ」「ゴロゴロ」
-
気持ちの言葉:「ワクワク」「どきどき」「しょんぼり」
-
色や様子:「まっ白」「ふわふわ」「ピカピカ」
5. コツ2:五感を使って表現してみよう

詩を書くときにとても大切なのが、「五感(ごかん)」です。
五感とは、「見る・聞く・触る・におう・味わう」の5つの感じ方のこと。
これを意識することで、言葉がぐんとふくらみ、読んだ人の心にイメージが伝わりやすくなります。
たとえば、テーマが「雨」だとしましょう。五感を使って感じたことを書き出してみます。
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見る:しずくがポツポツ 空がねずみ色
-
聞く:ザーザー カエルの声がまざってる
-
触る:ぬれてつめたい かさの中はしめっぽい
-
におう:すっぱいにおい どこか土のにおい
-
味わう:雨はしょっぱくて、ちょっとにがい(想像でOK!)
このように、目・耳・肌・鼻・舌を使って感じたことを書き出すと、言葉が生き生きしてきます。
五感リスト(語彙を広げるヒント)
| 五感 | 表現の例 |
|---|---|
| 見る | きらきら、まっ赤、ひらひら、にじいろ、くねくね |
| 聞く | ごろごろ、カンカン、ぴゅーぴゅー、ポタポタ |
| 触る | つめたい、ぬるぬる、ふわふわ、チクチク |
| におう | すっぱい、こうばしい、くさい、なつかしい |
| 味わう | あまい、にがい、すっぱい、シャキシャキ |
子どもが自分の感じたことを、こういった言葉で表す練習をしておくと、詩に使いやすくなります。
6. コツ3:文にしなくてもOK!言葉を並べてみよう

詩は作文とちがって、「〇〇です。〇〇ました。」のような文になっていなくてもかまいません。
むしろ、言葉を並べるだけでも立派な詩になります。
「これって文章じゃないけどいいの?」と思うかもしれませんが、それこそが詩のおもしろさです。
意味が少しくらいわからなくても、リズムがあったり、言葉のイメージが伝わったりすれば、それでいいのです。
言葉を並べる例:
あさがおが パッ
きょうも パッ
みているぼくも パッ
このように、「くり返す言葉」を使ったり、「リズムのある音の並び」にすることで、ぐっと詩らしくなります。
言葉を切る場所も自由です。「書きたいように並べていいよ」と声をかけるだけで、子どもが楽しくなってくることもあります。
7. 例文つき!小学生の詩のサンプル(学年別)
ここからは、学年別・テーマ別にすぐ真似できる詩の例をご紹介します。
どれも短めでやさしく、書きはじめのヒントになるものばかりです。
【例1:1〜2年生向け】「おひさま」
おひさまが にこにこ
おふとんから ぼくも にこにこ
おにぎりも あったかくて
きょうも いいひになりそう
※朝の様子を、やさしい言葉で表現。感情が自然と伝わります。
【例2:3〜4年生向け】「きょうの雨」
ザーザー ザーザー
まどに おとが ひびく
ながぐつ びちゃびちゃ
かさが くるくる まわった
しずかで にぎやかで
さびしくて うれしい
きょうの雨は ふしぎだな
※五感を使って表現し、雨のもたらす不思議な気持ちを描いています。
【例3:5〜6年生向け】「ぼくのランドセル」
ランドセルが しゃべった
「おまえ、重たいな」
ごめんねって 思ったけど
その中には 未来がつまってる
ことば えんぴつ なみだ わらい
ぜんぶ せおってくれてる
ぼくよりも 強いな
ぼくの ランドセル
※抽象的な表現にもチャレンジ。高学年らしい視点と感情が詩になっています。
8. よくある悩みQ&A

Q:「どうしても書けないときはどうすればいい?」
→書き出しだけ一緒に考えてみましょう。
「〇〇がいた」「〇〇だった」「〇〇の音がした」など、書き出しの一行を一緒に作るだけで、子どもはスッと書き出せることがあります。
Q:「文がヘンになってもいいの?」
→大丈夫です!むしろ「ヘン」な言葉は、詩らしさの一部。
正しい日本語でなくても、子どもが感じたままに表した言葉には力があります。
意味がとれなくても、その子らしい感性が光ることも多いです。
Q:「字が少ないとダメですか?」
→ぜんぜん問題ありません!
詩は長さではなく、「言葉の力」が大切。
たった一行でも、心に残る詩はたくさんあります。
9. おわりに:詩は「自分だけの表現」
詩は、「正しく書く」ものではありません。
自分の感じたこと、見たこと、思ったことを、そのまま言葉にしていいのです。
間違いなんてありません。たとえ文になっていなくても、誰かとちがっていても、それがあなたの詩です。
言葉は、遊ぶように、広げたり、変えたり、重ねたりできる道具です。
ぜひいろんな言葉で遊びながら、自分だけの表現を見つけてみてください。
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