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晴れブロ そわかの子育て・教育応援ブログ

子育てに悩むすべての方へ、元小学校教員:晴田そわかからのメッセージ💌

作文が苦手な子どももすらすら書ける 基本の日記の書き方

※当ブログではプロモーションを利用しています

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こんにちは(^^♪

 

晴田そわかです。

 

今回の記事では

★宿題の日記では、いつもどう書けばよいのか迷ってしまう

★文章を書くのが苦手だ、日記も何を書けばよいのか分からない

★日記の宿題が進まずに、いつも時間がかかってしまう

★子どもに、上手な日記の書き方を教えたい

 

等のお悩みをお持ちのお子さんやおうちの方へ向けて

≪作文が苦手な子どももすらすら書ける 基本の日記の書き方≫を紹介させて頂きたいと思います。

 

 

 

 

 

🔳日記は楽しく書くことが大切

日記や作文に限らず、書くことが苦手だ!という子どもたちは、書くことそのものに対し、楽しいイメージを持てていない場合が多いです。

 

毎日の学校でのお勉強は、書くことが中心です。

国語や算数では、先生が黒板に書いている内容をノートに書き写します。

毎日の連絡帳も、書き写します。

漢字も計算もテストも、ひたすら文字を書いていく作業がたくさんです。

 

書く=お勉強であって、

面倒くさいとか、努力しなければいけないとか、つまらない、と思っている子どもさんも多いことでしょう。

 

漢字や計算のお勉強は、書くことによって内容をしっかりと身に着けていく学習ですので、ひたすら書いていく努力というものも必要です。

 

しかし、日記は違います。

 

日記は、自分が思っていること、感じていること、考えていることを、自由に表現してよい場所です。

 

書き方の形式や、漢字の間違い、文法、言葉の使い方等はあまり意識をせず、自分の思いをのびのびと書いていくことが、日記を楽しむコツです。

 

わたしが、低学年の子どもたちの日記の指導をしていたときは、

「日記は、なんでも思ったことを自由に書いて良いのです。これは楽しかった、これはみんなに伝えたい、わたしはこれが好き!など、なんでも良いのです。漢字や言葉は間違っていても良いです。みんなに聞いてほしいと思ったことをなんでも楽しく書いてきてください。」

と声をかけていました。

 

そして、子どもが書いてきた日記の漢字や言葉の間違い等は一応は正しますが、やり直しは一切強要しませんでした。

 

おうちの人が子どもに日記を書かせる際も、楽しい気持ちで書かせるということを指導の中心にもってくると良いと思います(*^-^*)

 

漢字の間違いの訂正などすぐにしたくなると思います。しかし、そうすると書くことに対して苦手イメージを持っているお子さんは、やっぱり日記はつまらない、楽しくない、書きたくないということになってしまうのです。

 

漢字の勉強は漢字の宿題の時にすれば大丈夫です。

もちろん、子どもが日記を書き終わったあとに、赤で訂正するくらいは構いませんが、やり直しの強要はしないほうが良いと思います。

 

日記を書くことに対し、楽しいイメージが湧くようになるのが理想です。

そうすると、子どもは進んでどんどん日記を書くようになります。

 

🔳ひとつの出来事を詳しく書くことが基本

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毎週の日記の宿題、ネタがなくてなかなか筆が進まないなあという子どもさんも居ることと思います。

 

また、「なんでも書いていい」と言われると、逆に何を書けばよいのか分からない!という子どもさんも居ることでしょう。

 

そこで、よくあるのが、その日やったことを時系列でただつらつらと書きならべていくだけの、スケジュール帳日記です。

 

たとえば、

●今日、わたしは朝8時ごろおきました。そして、パンを食べました。それから、宿題を しました。そのあと、テレビを見ました。テレビは、ドラえもんを見ました。午後から、スーパーにお母さんと買い物にいきました。帰ってから、ペットの猫と遊びました。夜は、少しユーチューブを見て寝ました。

というような具合です。

 

これでは、おもしろい日記は書けません。わくわくしながら書くことは出来ません。

 

日記は、ひとつの出来事をくわしく書くことが基本です。

もちろん、その日、あったことでも良いですし、その日あったことでなくでも良いのです。

自分が好きなことや、最近はまっていること、興味のあることなど、なにか友達に伝えたいことや聞いてほしいことを書くと楽しく書くことが出来ます。

 

🔳ひとつの出来事をどのように詳しく書いていけば良いか 基本の構成

では、ひとつの出来事をどのようにくわしく書いていけばよいでしょうか。

 

基本の構成を紹介します。

 

【パターンA】

●いつどこで何をやったのかを書く。

●なぜ、それをやったのかを書く。

●それをやって、どう思ったのかを書く。

 

【パターンB】

●自分の好きなものをひとつ書く。

●なぜ、それが好きなのかを書く。

●それをやっている時(それについて考えている時)、どう思ったのかを書く。

 

【パターンC】

●最近、心に残った出来事を書く。

●なぜ、それが心に残っているのかを書く。

●その時、どう思ったのかを書く。

 

上記、3つパターンを紹介しましたが、

つまり

 ❶伝えたい出来事 ❷理由 ❸思ったこと

この三段階構成が基本のパターンになります。

 

以下、パターンAの場合のついて、具体的にみていきましょう。

 

❶いつどこで何をやったのかを書く。

まず、書き出しは出来事をひとつだけ書きます。

いつ、どこで、だれが、だれと、どうしたを意識して書くと良いです。

この際、『だれが』『どうした』の情報は、必ず要りますが、ほかの情報は子どもの思うまま適当で構いません。

 

【例1⃣】今日、わたしは学校で友だちのしんちゃんといっしょにすべり台であそびました。

 

【例2⃣】今日、ぼくは家で、ポケットモンスターのテレビゲームをしました。

 

【例3⃣】きのう、朝ごはんにパンを3つも食べました。

 

❷なぜ、それをやったのかを書く。

つぎに、理由を書きます。

わけは〇〇です。

なぜかというと、〇〇です。

なぜなら〇〇です。

の形が基本ですが、

【例2⃣】や【例3⃣】のように、その形にこだわることなく書いても良いです。

 

【例1⃣】なぜかというと、しんちゃんが「今日は、すべり台であそぼう」と言ってさそってくれたからです。

 

【例2⃣】ぼくは、今、ポケットモンスターのゲームにはまっていて、新しいポケモンをゲットするのが毎日の楽しみになっています。

 

【例3⃣】いつもは、1つしか食べないのですが、この日は朝からお母さんが手作りチョコパンを焼いてくれたので、3つも食べてしまいました。

 

❸それをやって、どう思ったのかを書く。

最後に、それをやって思ったこと、感じたことを自由に書きます。

この部分が一番大切です!

 

ここを楽しく詳しく書くことができるようになると、日記を書くのがどんどん楽しくなります(*^-^*)

 

あわせて

・うれしかった ・かなしかった ・たのしかった ・おもしろかった

等の感情や

・色 ・におい ・おもさ ・かるさ ・いっしょにいた人の反応 ・天気

・触感 ・味 ・温度 ・話したこと

等の情報を入れると、日記をより詳しくすることができます。

 

この時に、子どもの素直なままの言葉で書かせるようにすると生き生きとした日記となります。

 

【例1⃣】しんちゃんとあそぶのはいつも楽しいです。いつもおもしろいことがおきるからです。このときも、しんちゃんは、いきなり、すべり台を後ろ向きですべり始めました。わたしがおどろいて「え?しんちゃん、!?」と言うと、しんちゃんは「あっはっは。」とわらってばかりでした。でも、おしりからおりたので、すな場に少ししりもちをついていたそうでした。おもしろかったです。

 

【例2⃣】30分ゲームをして、なんとピカチュウが3びきもつかまえられました。ぼくは、「よっしゃー。」とさけびました。お母さんが「とつぜんどうしたの?」とおどろいていました。ぼくは、ピカチュウが大すきです。ピカチュウは、黄色い電気ポケモンで、進化したらライチュウというポケモンになります。そんなに強くはないですが、かわtいいです。次は、がんばって進化させたいと思います。

 

【例3⃣】二つはとってもおいしかったです。チョコレートの味がこゆくて、あまくて、パンのかわもぱりっとしていました。でも、さいごのひとつはあんまりおいしくありませんでした。それは、お母さんがちょっとやきすぎてしまったからです。お母さんは「ごめんね」とあやまっていました。でも、二つはおいしかったので、よかったなあと思います。また、食べたいです。

 

 

このように、

思いつくまま、感じたことをくわしく書いていくと楽しい日記になると思います。

 

少しでも

日記好きの子どもさんが増えていくことを願っています(*^-^*)

 

では、今回はここまでにします。

今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。

 

いつもスターをくださるみなさま、心から感謝しております。

 

読書感想文の基本の書き方についてはこちら⇓

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