こんにちは(*^-^*)
晴田そわかです。
今回の記事では
★うちの子は落とし物が多い
★鉛筆や消しゴムを学校でよく失くしてしまう
★落とし物や失くし物が多い子どもの指導法を知りたい
等のお悩みをお持ちのお子さんやおうちの方へ向けて
≪落とし物や失くし物が多い子どもの原因と効果的な対処法≫を紹介させて頂きます。
❖落とし物や失くし物が多い子どもの原因
うちの子はそそっかしくて、いつも落とし物をしてしまう。
鉛筆や消しゴムを新しく買って持たせても、すぐに学校で失くしてしまう。
どうしたら、落とし物や失くし物が減るかしら…。
など、子どもの落とし物でお悩みのおうちの方もいらっしゃると思います。
特に低学年の子どもさんは
片付けなどの整理整頓や身の回りのチェックなどが自分ひとりでは十分にできない子どもさんも多く、ついつい落とし物が多くなりがちです。
落とし物や失くし物を減らすためには、
まず、子どもがなぜそんなに落とし物をしてしまうのか、原因を探ることが大切です。
原因が分かればそれに合った対処法や指導法を取り入れることで、落とし物や失くし物を減らしていくことができます。
【原因❶片付けや整理整頓が苦手である】
片付けや整理整頓が苦手な子どもたちは、使い終わったあとの文房具等もきれいに片づけることができず、ぐちゃぐちゃのまま次の行動に移ってしまいます。
そのため、行動を重ねるたびに、どんどん物が散らかっていき、落とし物をしても気が付かないのです。
また、整理整頓が苦手な子どもたちは、自分が物をどこに置いたのかわからなくなってしまいます。このような子どもさんの場合、失くしたと思った鉛筆や消しゴムも、図書袋や体操袋の中など意外な場所から見つかることも多いです。
【原因❷熱中しやすく、自分の興味のあることを優先してしまう】
授業が終わったら、次は休み時間。
チャイムが鳴ったら、片付けよりも先に、外で遊ぶことで頭がいっぱい。
ぱあっと飛び出していって、遊ぶことに夢中になってしまうような子どもさんは、落とし物をしても気づきません。
また、休み時間、夢中で鬼ごっこをしているうちに、ハンカチを落としてしまったり、熱中して読書をしているうちに、机の上にあるものを落としてしまったりすることなどは、よくあるケースです。
【原因❸いつも慌てている】
別に急ぐ必要もないのに、いつも慌ててしまう人がいます。
子どものなかにも、あわてんぼうの子どもさんもいます。
たとえば、図書室で本を読んでいてチャイムが鳴って、あわてて戻ってくる途中に図書袋を置き忘れたことに気づいたりするケースなどです。
あわてていると、
周囲の状況を的確に判断することはできません。落とし物をしても気づきにくいです。
【原因❹ADHDなどの発達障がいなどの障がいのため、衝動性が強い】
ADHD(注意欠陥多動性障害)は、不注意さ、多動性、衝動性の三つを特徴的な症状とした発達障がいです。
ADHDの子どもさんは、衝動性が強く、好きなこと以外に対する集中力が続きにくです。興味の対象がつぎからつぎへと移っていく場合もあり、その前に自分がしていた行動はあっという間に忘れてしまうこともあります。
その特性ため、落とし物、失くし物をしやすい傾向にあります。
❖落とし物や失くし物が多い子どもへの効果的な対処法
【基本的な対処法;すべての子どもの持ち物に記名する】
まず、基本的なことになりますが、子どもがどのようなことが原因で忘れ物・失くし物が多いかということに関わらず、記名するということはとても大切なことです。
記名してある持ち物であれば、
たとえ落とし物をしたとしても、学校では届けられる可能性が高いです。
狭い教室の中ですので、
たとえ小さな消しゴムひとつであっても、落ちていれば大概は誰かが拾ってくれるものです。しかし、その時名前が書いてあれば良いのですが、名前が書いていなかれば誰の持ち物か特定することができません。
実際、わたしが受け持った低学年のクラスでは、名前のない落とし物があり、困ったことがありました。それは、低学年であれば、自分の持ちものを認識できていない子どもたちもけっこういるのです。落とし物を見ても、その落とし物が自分のものかどうか自分で分からないのです。
クラスには、
たくさんのお友だちがいます。そして、みんな似たような文房具をたくさん持っています。
たとえ、鉛筆1本、消しゴム1個であっても記名をしている子どもの落としものは戻ることが多いです。
落とし物、失くし物の多い子どもさんこそ、細かい物の記名を徹底したほうが良いでしょう。
【原因❶の片付けや整理整頓が苦手である子どもの対処法】
実は、学校の教室の中で、落とし物、失くし物が多い子どもさんの原因で最も多いのがこの「片付けや整理整頓が苦手」であることです。
わたしが当時受け持っていた低学年のクラスは
片付けや整理整頓が苦手という特性を持った子どもさんが6人、加えて診断は出ていませんでしたが、明らかに整頓が苦手な子どもさんが2人で合計8人の子どもたちが「ものすごく片付けが苦手」であるというクラスでした。
学期はじめは落とし物、失くし物のお知らせがとても多かったです。
この時、わたしが徹底してやったことが
毎時間ごとの片付けおよび整理整頓のチェックと掃除の徹底です。
これにより、落とし物の数が格段に少なくなりました。
具体的には、お道具箱と筆箱の整理、机の中の整理、机のサイドの整理、机をまっすぐ並べることです。
これを毎時間必ず子どもたちにさせました。
しだいに、特性を持った子どもたちもだんだんと自分から片付けができるようになりました。
片付けができるかできないかは、片付けの習慣があるかないかです。
おうちでも徹底して片付けの習慣をつけることで、子どもたちは片付けができるようになります。片付けができるようになれば、自然と落とし物、失くし物は減っていくと思います。
おうちでは、学校とは違いますので
まずは
1⃣ランドセルの中の整理整頓 2⃣学習机の上の整理整頓
この二つをおうち徹底してすると良いと思います。習慣をつけさせるためには、必ず親御さんのチェックが必要です。
おうちの人がする内容は
⓵時間を決めて整頓させる【各10分程度で良いのです】
②チェックして評価する【できていなければできるまでやらせる】
この二つの繰り返しです。これを毎日行えば、だんだんに片付けの習慣はついてきます(*^-^*)
【原因❷の熱中しやすく、自分の興味のあることを優先してしまう子どもの対処法】
このタイプの子どもさんには、あらかじめ物が落ちない工夫をしておくと効果的です。
たとえば、鬼ごっこに夢中になり、ハンカチをよく落としてしまう子どもさんであれば、ハンカチが落ちないようにいつもポケットの奥深くに入れるようにする、もしくは、ハンカチを入れる小さなポシェットのようなものを用意して、洋服に落ちないように付けておくなどです。
絶対に落としてはいけない大切なものなどは、必ずチャック付きのポケットやランドセルの中にしまっておくなどしておくと、落とし物や失くし物が減っていくと思います。
【原因❸のいつも慌ててしまう子どもの対処法】
いつも慌ててしまう子どもさんには、活動と活動の間に少し時間をとることが効果的です。ふうっと、ひと息、伸びをしたり深呼吸をするだけでも違います。
急ぐ必要がないのに、子どもが慌てているときは、
心理的に余裕がない場合も多いです。
次はあれ、その次はこれ、と、やりたい事ややらなければならい事を無意識に数えてしまっている場合もあります。
まずは『今』に集中して、物事にゆっくり取り組むように声掛けをしてあげたり、実際に時間をとってあげることが大切です。
ひとつの活動が終わったあとに、
少し時間をとり、身の回りを振り返らせてから次の行動に移るように訓練をすると良いでしょう。
【原因❹のADHD等の発達障がいのある子どもさんの対処法】
ADHDの場合は、子どもの特性によって対処法が異なってきます。
子どもやおうちの人の努力でも解決が難しい場合もあります。
ADHDの診断を受けている子どもさんの場合は、スクールソーシャルワーカー等の専門家への相談と担任への報告、そして長期的な支援計画が大切になってくると思います。
このような子どもさんの場合、できないからといって叱ってはいけません。
かえって逆効果になる場合が多いです。専門家の方と面談を重ね、子どもによってどんな支援が相応しいかを模索しながら対処していくことで、特性のある子どもたちも変わってきます。
❖最近は、落とし物発見のグッズも売ってある!
最近は、落とし物や失くし物を発見する様々なグッズも売ってあります。
子どもの落とし物を減らすこととは直接関係はないかもしれませんが、わたしが気になったものをいくつかピックアップさせて頂きたいと思います(^^♪
【探し物発見器】
鍵、財布、眼鏡など大切な小物に取り付けることができる探し物発見器。
かぎっ子の子どもさんなどにも便利なアイテムだそうです(*^-^*)
おうちの鍵など、失くすと本当に大変ですよね、わたしも、子どものころ家の鍵を失くして大変な思いをしたという苦い経験があります。
さまざまなタイプの商品があるようです。
【持ち物・忘れ物チェッカー】
やることや持ち物のリストを作り、チェックのできるリマインダーのような機能のついたアイテム(*^-^*)
大人ようだけでなく、子ども用もあります。
忘れ物が多い子どもさんには、便利だと思います。
では
今回の記事はここまでにします(*'▽')
最後まで、お読み頂きありがとうございました。