こんにちは。
晴田そわかです。
今回の記事では《子どもの学力・集中力は朝ごはんで決まる!?朝ごはんの効果とポイント》について紹介させて頂きます。
朝ごはんと子どもの学力・集中力
みなさん、子どもにしっかりと朝ごはんを食べさせているでしょうか。
朝ごはんと子どもの学力・集中力には、深い関係があることが、多くの専門家によって指摘されています。
(集中力に影響が大きい「朝ごはん」! 中高生必見です!|明治の食育|株式会社 明治 - Meiji Co., Ltd.から一部引用)
「明治の食育」のサイトでは、文部科学省による朝ごはんと子どもの学力に関する調査結果が表で示されています。
この表を見れば、朝ごはんを毎日食べている子どもとそうでない子どもの学力の差は一目瞭然です。
なぜ朝ごはんが大切なの?
私が小学校に勤めていたころ、勤務先の小学校では、毎年子どもの朝ごはんの状況調査がありました。
低学年では、概ねクラスの8〜9割のご家庭が、しっかりと子どもに毎日朝食を食べさせていました。
しかし、なかには十分に朝ごはんを摂ることができていなかったり、食が細く食べ込みが足りていなかったり、そのような子どもたちもいました。
朝ごはんで栄養が十分に摂れていない子どもたちの中には、授業になかなか集中できなかったり、活動を億劫がったり、なかにはイライラとしがちで情緒が不安定になったりする子どもさんもおり、全体的にそのような傾向が多く見られました。
一方で、最初は食べ込みが弱く、朝ごはんはほとんど食べられていなかったけれど、成長してしっかりと食べこむことが出来るようになり、明らかに授業中の集中力が増すようになったという子どもさんもいました。
そのときに、朝ごはんをしっかりと摂ることが、子どもの集中力や学力に深く関係しているということを感じたのです。
※食が細くて、なかなか食べこむことの難しい子どもさんへの対処法はこちら👇
朝ごはんの効果は
一般的には、以下のようなことが挙げられています。
🔷脳のエネルギー源
人間の脳は、ブドウ糖を主なエネルギー源として活動しています。朝ごはんを食べることで、脳に十分なブドウ糖が供給され、一日の学習や活動に必要なエネルギーが得られます。朝ごはんを食べていないと、活動に必要なエネルギーが不足してしまいます。
🔷血糖値の安定
朝食を摂らないと、血糖値が不安定になり、集中力が途切れたり、イライラしたりする原因になることがあります。朝からなんとなくだるかったり、やる気が出ないときには、朝食をしっかり摂ってみましょう。
🔷体のリズムを整える
朝食を規則正しく摂ることで、体内時計が整い、睡眠の質も向上すると言われています。睡眠不足は、集中力の低下につながるため、朝食は間接的に集中力アップにも貢献します。
朝食が子どもの集中力に与える具体的な効果
🌟記憶力・学習能力の向上
朝食を摂ることで、記憶力や学習能力が向上することが多くの研究で示されています。
🌟注意力の持続
朝から脳が活発に働くため、授業中や学習中に集中力を維持しやすくなります。
🌟情緒の安定
空腹によるイライラや不安感が減り、情緒が安定しやすくなります。
集中力アップにつながる朝食のポイント
🔷バランスのよい食事
炭水化物(ご飯、パンなど)、たんぱく質(卵、牛乳など)、脂質(ナッツなど)をバランスよく摂ることが大切です。
🔷食物繊維
食物繊維は、血糖値の上昇を緩やかにし、満腹感を高める効果があります。
穀物類: 玄米、全粒粉パン、オートミール、大麦
豆類: 大豆、レンズ豆、ひよこ豆、大豆製品(豆腐、納豆など)
野菜類: ごぼう、ほうれん草、ブロッコリー、キャベツ、きのこ類
果物類: りんご、バナナ、イチゴ、オレンジ、グレープフルーツ
海藻類: わかめ、昆布、ひじき
🔷水分
水分補給も忘れずに。
🔷時間
起床後30分~1時間以内に朝食を摂ることが理想です。
朝食を食べないことによるデメリット
🌟集中力の低下
上記のように、集中力が低下し、学習効率が落ちる可能性があります。
🌟肥満のリスク増加
朝食を抜くと、昼食や夕食で過食になりがちで、肥満のリスクが高まります。
🌟生活習慣病のリスク増加
不規則な食生活は、生活習慣病のリスクを高める要因の一つです。
さいごに
朝食は、子どもたちの成長にとって非常に重要な食事です。集中力アップだけでなく、健康な体づくりにもつながります。ぜひ、子どもたちにバランスのよい朝食を摂る習慣を身につけさせてあげましょう。