はじめに|春分の日と春のお彼岸って何が違うの?
みなさんは「春分の日(しゅんぶんのひ)」と「春のお彼岸(ひがん)」という言葉を聞いたことがありますか?春になると、ニュースや学校でよく聞く言葉ですが、「何が違うの?」と疑問に思ったことがある人もいるかもしれませんね。
どちらも「春」に関係のある大切な日ですが、実は意味や目的がまったく違います。春分の日は「昼と夜の長さが同じになる日」であり、日本の祝日です。一方、春のお彼岸は「ご先祖様を供養する期間」であり、仏教の行事として昔から大切にされてきました。
今回は、小学生でもわかるように、この2つの違いをやさしく解説します!もちろん、大人の方にも役立つ情報がたくさんあるので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

春分の日(しゅんぶんのひ)は、毎年3月20日か21日ごろにある祝日です。この日は、昼と夜の長さがほぼ同じになり、**「自然をたたえ、生き物をいつくしむ日」**として定められています。
つまり、春分の日は「春が本格的に始まる日」として、日本の大切な祝日になっているのです。
なぜ昼と夜の長さが同じになるの?
地球は太陽のまわりを回っています(公転)。また、地軸が少し傾いているため、季節によって昼と夜の長さが変わります。
- 夏…昼が長く、夜が短い
- 冬…昼が短く、夜が長い
- 春分・秋分…昼と夜の長さがほぼ同じ
春分の日は、太陽が真東から昇って真西に沈むため、昼と夜の長さがほぼ同じになるのです。この日を境に、昼の時間が少しずつ長くなり、暖かい春がやってきます!
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② 春のお彼岸とは?

お彼岸って何?
「お彼岸(ひがん)」とは、日本の仏教の行事のひとつです。春と秋の年に2回あり、春分の日を中心に前後3日を合わせた7日間を「春のお彼岸」と呼びます。
たとえば、春分の日が3月20日だった場合は、以下のようになります。
- 3月17日 彼岸入り(お彼岸の始まりの日)
- 3月20日 春分の日(お彼岸の中日)
- 3月23日 彼岸明け(お彼岸の終わりの日)
お彼岸は仏教の考え方に由来し、ご先祖さまに感謝を伝える大切な期間とされています。
では、どうして春分の日をはさんで7日間が「お彼岸」なのでしょうか?