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晴れブロ そわかの子育て・教育応援ブログ

子育てに悩むすべての方へ、元小学校教員:晴田そわかからのメッセージ💌

【小学生低学年〜高学年】夏休みの自由研究アイデア集|親子で楽しめるネタも紹介!

※当ブログではプロモーションを利用しています

こんにちは。晴田そわかです。

今回の記事では《【小学生低学年〜高学年】夏休みの自由研究アイデア集|親子で楽しめるネタも紹介!》について紹介させて頂きます。

 

 

 

第1章:夏休みの自由研究、何から始めればいいの?

夏休みの宿題の定番といえば「自由研究」。でも実際には「テーマが決まらない」「どう進めればいいかわからない」と悩む子どもや保護者も多いのではないでしょうか。

まず、自由研究とは「自分が興味をもったことを、自分なりに調べたり、実験したり、観察したりして、まとめる学習活動」です。評価においては「完成度の高さ」よりも「どれだけ自分の力で取り組んだか」「考察や気づきがあるか」が重視されることが多いため、子どもの学年や性格に合ったテーマを選ぶことが成功のカギです。

■ 小学生の自由研究で大切な3つのポイント

  1. 興味のあることをテーマに選ぶ
     → 無理に「かっこいいテーマ」「高度な内容」にする必要はありません。

  2. 自分で試したり、調べたりする体験があること
     → 実際に「手を動かす」ことで学びが深まります。

  3. 学年に合った難易度・分量にする
     → 難しすぎると途中で投げ出してしまう原因に。

また、保護者のサポートは「材料の準備」や「まとめ方のアドバイス」程度にとどめるのが理想です。親子で一緒に楽しみながらも、主体は子どもにあるようにしましょう。

 

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第2章:学年別おすすめ自由研究ネタ一覧(全30選)

ここでは、小学生の学年ごとに適した自由研究アイデアを紹介します。各テーマごとに【目的】【準備するもの】【進め方のポイント】をセットで解説しています。


🌱 小学1〜2年生向けの自由研究(10選)

朝顔の咲く時間を調べよう

目的: 朝顔の花が何時ごろ咲き始め、何時ごろしぼむのかを調べることで、植物の生活リズムを知る
準備するもの: 朝顔の鉢または庭植え、時計、観察ノート、色鉛筆
やり方とポイント:

  • 毎朝7時〜10時までの間に、30分おきに花を観察しよう

  • 咲いていた数、色、つぼみの様子を絵と文字で記録する

  • 天気や気温も書くと、より詳しく比較できる

  • 観察日数は3〜5日間あると結果がしっかり出る

  • 「なぜ朝に咲くのか?」を図鑑やネットで調べて加えるとまとめが深くなる


② スライムを作ってさわり心地を比べよう

目的: 材料や分量を変えてスライムの質感や変化を比べる実験
準備するもの: 洗濯のり、ホウ砂、水、着色料、計量カップ、スプーン、ビニール手袋、紙コップ数個
やり方とポイント:

  • 3種類以上のスライムを作る(例:水を少なく・多く/ホウ砂の量を変える)

  • 触ったときの「やわらかさ」「のび」「手につく感じ」などを表にまとめよう

  • 写真を撮って、変化の様子を比較するのもおすすめ

  • 最後に「一番気持ちよかったのはどれ?」という感想を書いて締めよう


③ 虫めがねで身のまわりのものを観察してみよう

目的: 普段見えない細かい部分に気づく力をつける
準備するもの: 虫めがね、紙と鉛筆、観察対象(葉っぱ・紙・布・手など)
やり方とポイント:

  • 最初に「見たいものリスト」を作る(例:手のひら・葉っぱ・髪の毛)

  • 観察するたびに、見えたことを絵と文字で記録する

  • 「思ったより〇〇だった」など気づいたことを書くと深くなる

  • 拡大前と後を比較したイラストにすると分かりやすい


④ バスボムを手作りして泡の出方を調べよう

目的: 炭酸ガスのはたらきを身近な実験で楽しく学ぶ
準備するもの: 重曹クエン酸、片栗粉、水、アロマオイルや色素、シリコン型
やり方とポイント:

  • 材料の比率を少しずつ変えて数パターン作る

  • お風呂の中でどれくらい泡が出たかをストップウォッチで計測

  • 「泡の量」「香り」「見た目」などを項目ごとに比べよう

  • 発泡の仕組みを図でまとめると、先生に褒められる自由研究に


⑤ 紙飛行機の折り方で飛ぶ距離をくらべよう

目的: 折り方の違いによって飛行距離がどう変化するかを調べる
準備するもの: コピー用紙、定規、メジャー、飛行距離記録用紙
やり方とポイント:

  • 「基本型」「細長型」「重ね折り型」など3〜4種類作る

  • 同じ場所から、風のない状態でそれぞれ3回ずつ飛ばす

  • 平均飛距離を出し、なぜその形がよく飛ぶのか考察する

  • 翼の角度や折り目の工夫で再チャレンジするのも◎

 

 

 

 


⑥ 野菜の切り口スタンプで模様観察

目的: 食材を使って自然の形や模様を観察・表現する
準備するもの: オクラ・レンコン・ピーマン・にんじんなど、絵の具、画用紙
やり方とポイント:

  • 野菜を包丁で輪切りにし、水気を取ってスタンプに

  • 「何の野菜でどんな模様が出るか」を分類してまとめる

  • 色の組み合わせやデザインで作品づくりも楽しい

  • 最後に「一番きれいだった形」などを選び、理由を書く


⑦ 氷が溶ける時間はどこが一番早い?

目的: 氷が溶けるスピードを温度や場所で比較する
準備するもの: 製氷皿、同じサイズの氷、時計、観察用紙
やり方とポイント:

  • 日なた・日かげ・風通しの良い場所・冷蔵庫の中などに置いて観察

  • 5分おきにチェックし、完全に溶けるまでの時間を記録

  • 表にして、気温や環境のちがいもまとめよう

  • 「夏に氷を長持ちさせるには?」というアイデアを考察に入れて


⑧ ペットボトルで風車をつくって風の強さを測ろう

目的: 簡単な工作と自然観察を組み合わせた自由研究
準備するもの: ペットボトル、ハサミ、ストロー、竹串、キャップ、画びょう
やり方とポイント:

  • ペットボトルを切って羽を作り、風車に組み立てる

  • ベランダや公園など風のある場所に設置

  • 回る速さを動画で撮って比較したり、風が吹く方角を調べたりする

  • 「風が強い時間帯は?場所は?」といったデータをまとめよう


⑨ 水と油は混ざる?混ざらない?

目的: 水と油の性質を実験で体験する
準備するもの: ペットボトル、水、サラダ油、食紅、スプーン
やり方とポイント:

  • ペットボトルに水を入れてから、油を注ぐ

  • 色をつけると層がはっきり見えて面白い

  • よく振って混ざるかを試す → 数分後にまた観察

  • 「どうして分かれるのか?」を簡単な言葉で調べて説明する


⑩ 自分の1日を時間ごとに観察・グラフ化してみよう

目的: 「生活を見える化」して、自分を知る自由研究
準備するもの: 時計、ノート、カラーペン
やり方とポイント:

  • 1日の行動を15〜30分単位で記録(例:起床・ごはん・あそび・べんきょう)

  • グラフや円チャートでまとめると見やすくなる

  • 「もっと遊びたい!」「勉強がんばった!」など感想を加えてもOK

  • 家族の1日と比較してみると、自由研究がレベルアップ!

 

 

 


🔍 小学3〜4年生向けの自由研究(10選)

① 食べ物の「酸性」「アルカリ性」を調べる実験

目的: 身の回りの食べ物が酸性かアルカリ性かを身近な材料で調べる
準備するもの: 紫キャベツの煮汁(天然のリトマス液)、レモン汁、酢、重曹水、せっけん水、コップ、スポイト
やり方とポイント:

  • 紫キャベツの葉を煮て冷ました汁を作る(これが天然の指示薬になる)

  • 少量ずつ、色々な液体に混ぜて色の変化を観察しよう

  • 酸性→赤系、アルカリ性→青系に変化

  • 色の変化を写真で記録し、表にまとめる

  • 最後に「酸性とアルカリ性の特徴」も調べて加えると深みが出る


② 方位磁石を使って自分だけの「地図」を作ろう

目的: コンパスの使い方を学びながら、観察力と方向感覚を鍛える
準備するもの: 方位磁石、紙、鉛筆、定規、カメラ(必要に応じて)
やり方とポイント:

  • 家の近所や公園を歩きながら、実際の方角を記録

  • 「北にベンチがある」「東に木が立ってる」などの情報を地図化

  • 写真とセットで並べると視覚的に分かりやすい

  • 高低差や距離感も矢印やスケールで表すと理科×社会の融合になる


③ いろいろな水の汚れを調べてみよう

目的: 身の回りの水の汚れ具合を観察・比較する
準備するもの: 透明なコップ数個、水道水・川の水・雨水・池の水など、白い紙、ピンセット、虫眼鏡
やり方とポイント:

  • それぞれの水の見た目・匂い・ゴミの有無を観察

  • 水に浮かぶもの、沈んでいるものを観察シートに書く

  • 虫眼鏡で小さな粒や生き物がいるかもチェック

  • 最後に「安全な水とそうでない水のちがい」をまとめると、SDGsにもつながるテーマに


④ 天気と気温の関係を1週間記録してみよう

目的: 天気・気温・体感の関係を観察する習慣をつける
準備するもの: 気温計、観察ノート、カレンダー、空の写真(あれば)
やり方とポイント:

  • 朝・昼・夕の気温を毎日記録する

  • 天気(晴・くもり・雨)と合わせて感じたこと(例:あつい・さむい)も記録

  • グラフや絵日記風にまとめると見やすく楽しい

  • 「雨の日は気温が下がりやすい」など気づいたことを書くと考察に


⑤ 魚のうろこ・骨の観察(スーパーで買える魚)

目的: 食べ物として身近な魚の体の仕組みを知る
準備するもの: アジやサバなどの小魚、虫眼鏡、まな板、手袋、ピンセット、観察ノート
やり方とポイント:

  • 鱗の形、大きさ、並び方を観察して絵で記録

  • 骨の形を取り出してスケッチすると理科っぽさUP

  • 「魚の体で守られている場所」を考えると学びが深くなる

  • 観察後は保護者の方に調理してもらって完食!「命を学ぶ」テーマとしても◎

 

 

 

 


⑥ 100円ショップの材料で「空気砲」を作ってみよう

目的: 空気の力を目に見える形で実験・工作する
準備するもの: 空き容器(大きめのペットボトルや紙筒)、風船、ビニールテープ、紙くず、けむりスモーク(あれば)
やり方とポイント:

  • 容器の先に風船を張り、押すと空気が出るようにする

  • 紙くずを的にして飛ばしたり、けむりで可視化して観察

  • 「どんな形・大きさだと強くなるか?」を検証してまとめる

  • 写真や図で構造を示すと、理科好きな子に刺さる研究に


⑦ 読書感想文の「読んだ気になる」工夫を研究!

目的: 本の読み方と感想の書き方の違いを考える言語研究系テーマ
準備するもの: 同じ本(例:童話)を複数人で読む/自分1人で複数回読む
やり方とポイント:

  • 1回目は普通に読む/2回目はメモしながら読む

  • どの読み方のときが一番感想を書きやすかったか比べる

  • 「最初に表紙やタイトルから想像する感想」も入れると工夫の幅が広がる

  • 読書が苦手な子におすすめしたい工夫としてまとめても◎


⑧ 自分の「脈拍」を運動前後で測って比べよう

目的: 自分の体の変化に目を向け、数値で分析する
準備するもの: ストップウォッチ、メモ帳、グラフ用紙
やり方とポイント:

  • 安静時の脈拍数を10秒計って6倍して記録

  • ジャンプや腕立てなど軽い運動をしたあと、脈拍を測る

  • 時間経過ごとにどう変化するかをグラフに

  • 友達や家族と比べてみても楽しい!「人によってどう違う?」も考察しよう


⑨ 色の三原色でいろんな色を作ってみよう

目的: 絵の具を使って色の混ざり方・原理を体験する
準備するもの: 赤・青・黄の絵の具、白い紙、パレット、筆、水入れ
やり方とポイント:

  • 三原色の組み合わせ(赤+黄、青+赤など)を実験

  • できた色に名前をつけて、色見本帳を作る

  • 「好きな色はどの組み合わせでできた?」という気づきを書こう

  • 身近なものの色を再現してみる挑戦もおもしろい!


⑩ 貝殻の形・模様をスケッチして分類しよう

目的: 自然の中の法則や美しさを観察する
準備するもの: 海で拾った貝殻(または100均の貝)、紙、色鉛筆、分類シート
やり方とポイント:

  • 大きさ・色・模様・形状などを観察

  • タツムリ型・扇型・つぶれ型などに分類

  • 「この形はどうやってできた?」を調べて追記すると理科要素もカバー

  • 模様の色を忠実に再現したスケッチを仕上げて、展示風にまとめるのも◎

 

 

 

 


🔬 小学5〜6年生向けの自由研究(10選)

① カビの生え方を比べてみよう(衛生管理に注意!)

目的: 食べ物にカビがどれくらいの早さで生えるのかを比較観察する
準備するもの: 食パン、ミカン、ご飯など、容器(ラップまたは密閉容器)、記録シート、温度計
やり方とポイント:

  • 同じ条件で複数の食材を1日ごとに観察

  • 温度や湿度の違いでどのくらい変化があるかも記録

  • カビの色・形・広がり方をスケッチや写真で残す

  • 観察後は必ずビニール袋に密閉して処分!安全第一で保護者と行おう


② ペットボトルで「濾過装置」をつくって水をきれいにしよう

目的: 水がきれいになる仕組みを実験で学ぶ
準備するもの: 空のペットボトル、砂、炭、ガーゼ、石、水の汚れ役(泥水など)
やり方とポイント:

  • ペットボトルを逆さにし、順に材料を重ねて濾過装置を作る

  • 汚れた水を通してみて、どこまできれいになるかを記録

  • 比較実験で「炭なしVer」も作って性能を比べると説得力が出る

  • 「この水は飲めるか?」の考察と、水の浄化技術の調査でレベルアップ!


③ 100円グッズで作る「ソーラークッカー」で太陽調理に挑戦

目的: 再生可能エネルギー(太陽熱)の力を体験する
準備するもの: アルミホイル、段ボール、黒い紙、食品温度計、マシュマロなど加熱できる食材
やり方とポイント:

  • アルミホイルで日光を集めて黒い紙の上に熱をためる工作

  • 晴れた日に置いて、温度や食材の変化を観察

  • 30分おきに温度や様子を記録してグラフ化

  • エネルギー問題やSDGsと関連づけて考察すると社会性が高まる


④ 牛乳パックで「紙すき」に挑戦!再生紙の仕組みを学ぶ

目的: リサイクルのしくみを実体験する
準備するもの: 牛乳パック、ミキサー、ネット、スポンジ、バット、アイロン
やり方とポイント:

  • 牛乳パックの内側をはがし、細かく切って水と一緒にミキサーでドロドロに

  • 網の上に流し、スポンジで水を抜いて乾燥させる

  • ドライフラワーや色紙を混ぜてアレンジ可能

  • 「なぜ紙に戻せるのか」「どんな素材が向いてるのか」など理論も加えると◎


⑤ 100円ショップの材料だけで「ブーメラン」の飛び方を研究

目的: 空気抵抗と飛行のしくみを探る工作研究
準備するもの: 発泡スチロール板、はさみ、定規、両面テープ、マジックなど
やり方とポイント:

  • ブーメランの型紙をもとに工作(ネットで型紙あり)

  • 形・重さ・角度を変えて、飛び方の違いを比較

  • 距離や曲がり方を記録して、飛びやすい条件を見つける

  • 「飛行機やドローンと何が違うのか」など広げても楽しい

 

 

 

 


⑥ 水中に沈まない「浮くたまご」と沈む卵の違いを実験しよう

目的: 濃度と浮力の関係を理解する理科系実験
準備するもの: 卵、コップ、水、塩、スプーン、メモ帳
やり方とポイント:

  • 水だけでは沈む卵が、塩を入れた水だと浮く仕組みを観察

  • 塩の量を変えて「どれくらいで浮くのか?」を数値で記録

  • 浮いた瞬間を写真に撮って、再現性があるか試してみる

  • 海水の塩分濃度や死海との関係などを調べて広げよう


⑦ 「手作り化石」を作って本物と比較してみよう

目的: 地層や化石の出来方を模型で再現して理解する
準備するもの: 小麦粉・塩・水・重曹で作った粘土、貝殻や小物、絵の具など
やり方とポイント:

  • 粘土に貝殻や葉っぱを押し付けて乾燥→「型」として保存

  • 層を重ねて地層風にし、色で地層を分けると視覚的にも◎

  • 本物の化石とどう違うか、図鑑などで調査・比較

  • 学芸員インタビューや博物館訪問と合わせると学びが深まる


⑧ 植物の「根っこ」はどこまで伸びるか?観察実験

目的: ふだん見えない植物の成長をじっくり観察
準備するもの: 透明な容器、スポンジ、水、豆苗・小松菜の根っこ付き野菜など
やり方とポイント:

  • 野菜の根を水耕栽培で育てて、毎日観察・スケッチ

  • 根がどのくらい伸びるか、スピードや方向も記録

  • 「光の当たり方」「水の量」で伸び方に差が出るか比較も◎

  • 根っこの役割や種類についても調べてまとめる


⑨ 消しゴムはどんな素材がよく消える?

目的: 文房具の機能を科学的に比較する探究実験
準備するもの: 数種類の消しゴム、鉛筆、ノート、定規
やり方とポイント:

  • 鉛筆の濃さを統一し、同じ力で消して「消えやすさ」を比べる

  • 跡の残り方・力の入れ具合・ゴミの出方などをチェック

  • ブランド・素材・形などの違いと結果を関連づけて考察

  • 「なぜこの形が多いのか?」とデザイン要素にも踏み込める


⑩ 100円ショップでそろうもので「静電気モーター」を作ってみよう

目的: 静電気で物が動くしくみを観察・工作する
準備するもの: アルミホイル、ストロー、セロハンテープ、プラスチック下敷き、毛布やセーターなど
やり方とポイント:

  • アルミホイルを巻いたストローを下敷きでこすって静電気をためる

  • ストローを土台に置いて、回転する様子を観察

  • 静電気の発生条件や、別の素材で試して比較しよう

  • 「乾燥してる日ほどよく動く」など環境との関係も発見できる


✅ このように、高学年では自分で予想し、試して、結果をまとめ、さらに「なぜ?」を調べて深堀りするスタイルの自由研究がおすすめです。テーマ選びの段階から「問題意識」をもつことで、グンと完成度が高まります。

 

 

 


👫 第3章:親子で一緒に楽しめる自由研究ネタ(全10選)

高学年になると「1人で自由研究を完成させる力」もついてきますが、テーマによっては親子で関わることでより深い学びになります。ここでは、実験・工作・観察などを通して、親子で協力しながら楽しめるテーマを紹介します。


① 世界にひとつだけの「マイ地球儀」を作ってみよう

目的: 世界地理への興味を育て、国名や場所の理解を深める
準備するもの: 発泡スチロール球(100均にあり)、マーカー、地図帳、ピン
やり方とポイント:

  • 球体に経度・緯度を描き、赤道や大陸を正しい位置に配置

  • 家族旅行やニュースに出てくる国にピンを打って調査カードを作る

  • 親子で調べながら、気候や文化の違いにも着目すると◎


② 食べ物から「色素」を取り出してみよう(自然の色の不思議)

目的: 食品に含まれる天然色素を抽出・観察する
準備するもの: 紫キャベツ、ほうれん草、人参、エタノール、コーヒーフィルター
やり方とポイント:

  • 材料を刻み、アルコールや水で色を抽出

  • フィルターに色素をしみこませてクロマトグラフィーに挑戦

  • 「紫キャベツの液を使ってpHを調べる」応用も可能


③ 「地震に強い家」はどんな家?模型で耐震実験!

目的: 建物の構造と地震との関係を模型で検証する
準備するもの: 割り箸、輪ゴム、木工用ボンド、紙箱、ゼリーなどの揺れ装置
やり方とポイント:

  • 同じ高さ・重さで形を変えた家を作り、揺れの装置に載せる

  • 揺らして倒れるかどうかを比較し、強い形・構造を分析

  • 「なぜそれが強いのか」を調べて、防災についての意識も育てる


④ 日本の昔遊び図鑑を作ってみよう(遊びながら学べる)

目的: 日本の伝統文化を体験し、記録・考察する
準備するもの: お手玉、あやとり、けん玉、紙風船など
やり方とポイント:

  • 実際に遊びながら、ルールやコツ、起源などを調べてまとめる

  • 祖父母へのインタビューで昔の遊び方やエピソードを聞いてみる

  • 昔と今の遊びの違いや、外国の伝統遊びとの比較も面白い


⑤ スーパーで売っている魚を解剖&スケッチしてみよう

目的: 魚の体のつくりを実際に見て学ぶ
準備するもの: アジ・イワシ・サバなど小型の魚、包丁、まな板、新聞紙、スケッチ帳
やり方とポイント:

  • 臓器の位置や形をスケッチしながら観察(内臓の色・匂いにも注目)

  • 「魚の鱗の並び方」「えらの構造」などテーマをしぼってもOK

  • 親と一緒に実施して、安全と衛生面に気をつけること

 

 

 

 


⑥ 家族の「朝ごはん」を1週間記録して比べてみよう

目的: 食生活の多様性や健康との関係を考える
準備するもの: カメラ、ノート、食事内容記録シート
やり方とポイント:

  • 1週間、家族全員の朝食を記録し、内容(主食・主菜・副菜)を分析

  • 栄養バランスを「食品群」や「五大栄養素」で評価してみる

  • 理想の朝食メニューを提案してプレゼン資料にすると完成度が高い


⑦ 気圧と天気の変化を1週間記録してグラフ化しよう

目的: 天気予報の裏にある気象のしくみを学ぶ
準備するもの: 気圧計(100均またはスマホアプリ)、天気図、記録表
やり方とポイント:

  • 朝・昼・夜の気圧と天気・体調・気分をセットで記録

  • 天気の変化と気圧の相関を探る(低気圧の日に体調は悪い?)

  • お天気アプリと実測値を比較し、予報の精度について考察する


⑧ 植物に「音楽」を聴かせると成長に差は出るのか?

目的: 音の影響が植物にあるかどうかの実験
準備するもの: 同じ種類の植物2つ、スピーカー、クラシックやロックの音源
やり方とポイント:

  • 同じ条件で育てた植物に、音楽あり・なしで毎日聴かせる

  • 成長の早さ・葉の色・茎の太さなどを記録・比較

  • なぜ差が出たのかを調べることで、音の力について学べる


⑨ 川や池の水質を調べてみよう(親と一緒に安全に)

目的: 水の汚れ具合と自然環境との関係を観察
準備するもの: 水質チェッカー、ペットボトル、記録ノート、網など(必要に応じて)
やり方とポイント:

  • 複数地点の水を採取し、pHや濁りをチェック

  • ごみ・魚・虫の様子も合わせて観察

  • 「どうすれば水質が良くなるか?」という提案も含めてまとめる


⑩ 家族のゴミを1週間記録して「エコプラン」を立てよう

目的: ゴミとリサイクルについて考えるきっかけに
準備するもの: 家庭内で出たゴミを分別して記録、ゴミ袋、ノート
やり方とポイント:

  • ゴミの種類・量を毎日記録して、どの家庭ごみが多いかを可視化

  • 分別のしやすさ・ゴミ箱の配置・リサイクル率の検討

  • 家族会議で「ゴミを減らすアイデア会議」を開くと盛り上がる


以上、親子で楽しめるテーマ10選でした。
このような研究は「共同作業」が求められる分、家族の絆も深まりやすく、楽しい思い出にもなります。自由研究の目的は、知識だけでなく「探究心」「考える力」「表現する力」を育てること。そのプロセスに、ぜひ家族全員で関わってみてください。

 

 

 


✍️ 第4章:自由研究のまとめ方・書き方のコツ(テンプレート付き)

自由研究の成果は「まとめ方」で印象が大きく変わります。どんなに素晴らしい実験や調査でも、発表の仕方が曖昧だと伝わりにくくなってしまいます。この章では、小学生にもわかりやすく、見やすく、先生に評価されやすいまとめ方の基本を紹介します。


1. 基本の構成は「5つのパート」

  1. テーマ・タイトル
     → 研究の内容がひと目でわかるように。例:「お米のとぎ汁で植物は元気になるのか?」

  2. きっかけ・目的
     → 「なぜこの研究をしようと思ったのか?」を自分の言葉で。

  3. やり方・実験方法・準備
     → 手順を1つずつ書く。使用した道具も写真や絵で紹介。

  4. 結果・わかったこと
     → 表やグラフ、写真を使うと分かりやすくなる。

  5. 感想・ふりかえり
     → 「むずかしかったこと」「意外だったこと」など、自由に自分の気持ちを書く。


2. 書くときのコツ・ポイント

  • 「見た目」が大切!
     見やすさを意識して、文字を大きく、色を使いすぎず、図や写真を入れると◎。

  • 「できごと」を時系列で並べるとスムーズ
     「まずは〇〇をして、次に□□をしました」と、順を追って説明する。

  • 「なぜ?」を大事にする
     結果が出た後、「なぜこうなったのか?」を自分なりに考えてみると深みが出る。

  • 間違いや失敗もOK!
     うまくいかなかった理由を考えるのも自由研究の大事な学びです。


3. まとめるためのテンプレート(手書き・デジタルOK)

以下のようなレイアウトでまとめると、見やすく、内容も整理されます:

【自由研究テンプレート例】


🔷 タイトル
(研究テーマ・わかりやすく目を引く言葉に)

🔷 研究のきっかけ・目的
・どうしてこの研究をしようと思ったか?
・研究のねらいは何か?

🔷 準備したもの
・道具や材料(イラスト付きでもOK)

🔷 やり方(実験・観察の方法)
・順番に番号をふって説明
・途中の写真や図解があると◎

🔷 結果
・実際に起きたことや数字など
・グラフや表にまとめるとわかりやすい

🔷 考察(わかったこと・気づき)
・結果から考えられる理由
・予想と比べてどうだったか?

🔷 感想・ふりかえり
・おもしろかったこと
・大変だったこと
・またやってみたい研究のアイデア


💡【アドバイス
提出前には家族や友達に読んでもらい、「どこがわかりにくい?」を聞いてみると良いフィードバックになります。


🧠 第5章:よくある質問Q&A|保護者のサポートはどこまでOK?

Q1. 親が手伝いすぎるとバレる?

A: バレます(笑)。学校の先生は「この子の文章かどうか」「工作の難易度」などで自然に気づきます。親は「選び方・計画・準備」の段階で関わるのが理想です。

Q2. 材料費はどのくらいかかるのが普通?

A: 多くの家庭は、500〜1,000円以内で収めています。100均グッズを活用するのが人気。

Q3. 毎日記録する系の研究、忘れそうなんだけど…

A: カレンダーに書き込んだり、親がリマインドしてあげたりで解決。できない日は「できなかった理由」も書くと立派な観察になります。

Q4. 写真や動画って提出していいの?

A: 学校によって違いますが、多くはOK。紙に貼るときはコメントを添えて、記録の一部にしましょう。


✅ 第6章:まとめ|自由研究は「正解」より「体験」を大切に

自由研究で大切なのは、「何を学んだか」「どう感じたか」。実験が失敗しても、思った通りにならなくても、そこから何を考えたかが一番の学びです。

「わからなかった」も立派な結果です。

せっかくの夏休み、自分らしいテーマで、親子で楽しく取り組み、忘れられない自由研究にしましょう!

 

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