
こんにちは。晴田そわかです。
今回の記事では《名月の秘密を知ろう|小学生にも分かる十五夜・十三夜の豆知識を解説》について紹介させて頂きます。
- 1. はじめに
- 2. 名月とは?
- 3. 十五夜(中秋の名月)とは
- 4. 十三夜とは
- 5. お月見の楽しみ方
- 6. 名月にまつわる豆知識10選
- 7. 小学生と一緒にできる名月の観察アイデア
- 追記:月の模様の見え方を解説
- 8. まとめ
1. はじめに
夜空を見上げると、まんまるに輝く月に思わず足を止めたことはありませんか?秋の夜空に浮かぶ月は、特に澄んだ空気の中で美しく輝き、昔から人々を魅了してきました。その美しい月を「名月(めいげつ)」と呼びます。名月といえば「十五夜(じゅうごや)」や「十三夜(じゅうさんや)」の月を思い浮かべる人が多いでしょう。
「名月」はただきれいというだけではなく、日本の文化や歴史、そして自然観察の視点からも学べることがたくさんあります。小学生にも分かりやすいように解説しつつ、大人の方にとっても新しい発見になるような豆知識も紹介していきます。
この記事では、十五夜と十三夜の違いや、お月見の楽しみ方、さらには月にまつわる不思議な豆知識まで幅広くまとめました。自由研究にも役立つ情報も取り上げていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
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2. 名月とは?

「名月」とは、特に美しい月を指す言葉です。一般的には、秋に見える月のことを指して使われます。秋の空は湿気が少なく、空気が澄んでいるため、月がくっきりと輝いて見えるのです。
日本で「名月」といえば、特に有名なのが「十五夜」と「十三夜」。これらは旧暦の時代から人々に親しまれ、歌や俳句、物語にも登場してきました。
また、日本だけでなく世界中で月を愛でる文化があります。中国には「中秋節(ちゅうしゅうせつ)」があり、家族で月を見ながら月餅(げっぺい)を食べる習慣があります。インドでは月に祈る祭りがあり、ヨーロッパでも満月を神秘的な存在として大切にしてきました。
つまり「名月」は日本独自の風習でありながら、世界共通で人々を魅了する存在なのです。
3. 十五夜(中秋の名月)とは

十五夜とは、旧暦の8月15日に見える月のことです。現在の暦でいうと9月中旬ごろにあたり、ちょうど秋の真ん中であることから「中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)」とも呼ばれます。
十五夜の月は「一年で最も美しい月」とされてきました。その理由は、月の高さや大きさ、空気の澄み具合などがちょうどよく重なるからです。
豆知識①:十五夜=満月とは限らない
「十五夜=満月」と思われがちですが、実は必ずしもそうではありません。月の満ち欠けはおよそ29.5日周期で繰り返されます。そのため、旧暦の15日と実際の満月の日付が1〜2日ずれることがあるのです。
たとえば、十五夜の日に月を見上げると、わずかに欠けていたり、逆に一日遅れで満月になったりすることもあります。これを知っていると、月を観察するときに「今日は満月に近いかな?」と気づく楽しみが増えます。
豆知識②:十五夜の呼び名
十五夜は「芋名月(いもめいげつ)」とも呼ばれます。これは、ちょうどサツマイモや里芋が収穫される時期で、人々が豊作を祈ってお供えしたことに由来しています。お月見団子と一緒に里芋を供える地域もあり、「芋名月」という言葉が定着しました。
4. 十三夜とは

十五夜ほど有名ではありませんが、日本独自の風習として大切にされているのが「十三夜」です。十三夜は旧暦の9月13日(現在の10月ごろ)に見える月を指します。十五夜からおよそ1か月後にあたります。
十五夜と違い、十三夜の月は少し欠けた形をしています。これがまた趣深く、昔の人々は「完全に満ちた月よりも、少し欠けている月に美を感じる」と考えました。日本ならではの美意識ですね。
豆知識③:「片見月」は縁起が悪い?
昔の人々は、十五夜だけを見て十三夜を見ないことを「片見月(かたみづき)」と呼びました。これを不吉なことと考え、「必ず両方の月を楽しむべき」とされてきたのです。
そのため、十五夜と十三夜はセットで楽しまれるのが伝統的な習慣でした。
豆知識④:十三夜は日本独自
十五夜は中国から伝わった風習ですが、十三夜は日本で生まれた文化です。日本人が独自に月を愛でる日を作り、やがて十五夜と並んで広く親しまれるようになりました。つまり、十三夜は「日本人の感性」が色濃く反映された行事なのです。
5. お月見の楽しみ方

お月見は、ただ月を見るだけではなく、季節の恵みに感謝し、家族や友人と過ごす時間を楽しむ行事でもあります。小学生でも気軽に取り入れられるお月見の楽しみ方を紹介します。
お供え物を準備する
お月見といえば「月見団子」。白くてまるい団子をお月様に見立ててお供えします。団子の数は、十五夜なら15個、十三夜なら13個とされることもありますが、地域によって違いがあるのも面白いところです。
すすきも欠かせません。すすきは稲穂の代わりとされ、豊作祈願の意味を持ちます。また、すすきの鋭い葉が邪気を払うと考えられていました。
そのほか、里芋や栗、柿などの秋の収穫物を並べて感謝の気持ちを表す地域もあります。
家族で夜空を観察する
ただ団子を食べるだけでなく、実際に夜空を見上げることが大切です。肉眼で月を眺めるのもよいですが、望遠鏡や双眼鏡を使うとクレーターが見えて感動が倍増します。
豆知識⑤:月見団子は地方で形が違う
関東では白くて丸い団子を積み上げるのが一般的ですが、関西では里芋の形に似せた団子を作ることがあります。ほかにも、きな粉をまぶした団子や、あんこをのせた団子など、地方色豊か。地域の伝統を調べてみるのも自由研究におすすめです。
6. 名月にまつわる豆知識10選

ここからが本記事のメイン。小学生にも分かりやすく、でも大人も「へぇ!」と楽しめる名月の豆知識を10個紹介します。
1. 名月が秋に見えるのはなぜ?
秋は空気が澄んでいて湿気が少ないため、月がくっきりと輝いて見えます。夏は湿度が高くもやがかかりやすく、冬は空気が乾燥しすぎて冷たく感じるため、観賞に向いていません。
2. 月は毎日少しずつ出る時間が違う
月は毎日約50分ずつ遅れて昇ってきます。十五夜の次の日に同じ時間に空を見ても、月が見えないことがあります。これは地球と月の公転の関係によるものです。
3. 月の模様は「うさぎ」だけじゃない
日本では「うさぎが餅をついている」と言われますが、中国では「月の中に桂の木が生えている」、ヨーロッパでは「大きなカニがいる」など、国によって見方が違います。
4. 月の満ち欠けは農業カレンダーに使われていた
旧暦では月の満ち欠けがカレンダーの基準でした。農業の種まきや収穫の時期を決めるのに役立ったのです。
5. 名月は必ずしも満月じゃない
十五夜や十三夜は美しい月とされますが、実際には満月から少しずれていることもあります。それでも「少し欠けている月の方が趣がある」と感じられました。
6. 月は地球に同じ面しか見せない
月は自転と公転の周期が同じなので、地球からは常に同じ面しか見えません。裏側は「月の裏側」と呼ばれ、宇宙探査が進むまで人類は見たことがありませんでした。
7. 月は毎年少しずつ遠ざかっている
月は地球から毎年約3.8センチずつ遠ざかっています。将来、名月も今より少し小さく見えるかもしれません。
8. 月の引力と潮の満ち引き
月の引力は地球の海に影響を与え、潮の満ち引きを生み出しています。昔の人々は月を見ながら漁や農作業のタイミングを決めることもありました。
9. 名月の日は月が大きく見える?
「中秋の名月は特別大きく見える」と言われることがありますが、実際には気のせいです。月が地平線近くにあるとき、人間の目は大きく感じやすいという錯覚なのです。
10. 名月と俳句・和歌
俳句や和歌には「名月」という季語があり、古くから多くの文学作品に登場します。松尾芭蕉や与謝蕪村も名月を詠み、その美しさを表現しました。
7. 小学生と一緒にできる名月の観察アイデア

名月は自由研究や家庭学習にもぴったりの題材です。
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観察日記をつける:数日間、同じ時間に月を観察して形の変化を記録する。
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スケッチして比べる:クレーターや模様をスケッチして、日によって違いを比べる。
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カメラで撮影する:スマホでも工夫すれば月をきれいに撮影できます。拡大レンズを使うとより鮮明です。
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地方の風習を調べる:お月見団子の形やお供え物がどう違うかを調べてまとめる。
こうした取り組みは、理科や社会、国語の学びにもつながります。
追記:月の模様の見え方を解説
お月様をじっくり見てみると、白っぽい部分と黒っぽい部分がありますよね。これは「月の海(うみ)」と呼ばれる溶岩が固まった場所と、クレーターがたくさんある高地の違いです。昔の人々は、この模様を見ていろいろな形に例えてきました。絵を描くように想像すると楽しくなりますよ。
🇯🇵日本:うさぎの餅つき
日本では「うさぎが杵(きね)を持って餅をついている」と言われます。
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大きな黒い丸が「臼(うす)」
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その横に耳の長い形が「うさぎ」
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前足を伸ばして杵を持っている姿
夜空に浮かぶ月をじっと見ると、うさぎが一生懸命にお餅をついている姿が浮かんできます。
🇨🇳中国:桂の木
中国では「大きな木が生えている」とされ、「桂(けい)の木」と呼ばれています。
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黒い影の縦長の部分を「幹」
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そこから広がる模様を「枝や葉っぱ」
まるで大きな木が月の中でぐんぐん育っているように見えるのです。
🇪🇺ヨーロッパ:大きなカニや女性の横顔
ヨーロッパでは「大きなカニ」に見えると言われています。黒い模様を甲羅に見立て、左右に広がる部分をハサミのように想像します。
また、別の地域では「女性の横顔」ともされ、髪を長く垂らした女性が月に浮かんでいるように見えます。
ちょっとした観察のコツ
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肉眼だけでなく、双眼鏡を使うと細かい模様がはっきり見えます。
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月の高さによっても見え方が変わるので、時間を変えて観察すると新しい発見があります。
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見えた形をスケッチして、自分だけの「月の模様図鑑」を作るのもおすすめです。
まるで絵本を読むように、月の模様を「何に見えるかな?」と想像してみると、観察がぐっと楽しくなります。
8. まとめ

「名月」は、ただきれいというだけではなく、日本の文化や歴史、自然の知恵が詰まった存在です。十五夜や十三夜を通して、昔の人々が自然とどのように付き合ってきたのかを知ることができます。
小学生にとっては、名月をきっかけに自然や季節に関心を持つ良い機会になりますし、大人にとっても改めて日本の伝統を見直すきっかけになるでしょう。今年の名月は、家族みんなで夜空を見上げてみませんか?
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