
こんにちは。晴田そわかです。
今回の記事では《【雑学】月にまつわる美しい大和言葉100選|小学生と一緒に学ぼう!》について紹介させて頂きます。
- はじめに
- 第1章:月の満ち欠けと時刻で変わる名前 (25選)
- 第2章:季節と月の表情 (15選)
- 第3章:月の光・姿・現象 (20選)
- 第4章:月が作り出す美しい風景 (15選)
- 第5章:月の異称・詩的な表現 (15選)
- 第6章:文化・物語・ことわざ (10選)
- おわりに
はじめに
わたしたちが夜空を見上げると、そこには優しく光る月が浮かんでいます。まんまるな日もあれば、ナイフのように細い日も。昔から、日本人はそんな月の様々な表情に心を寄せ、たくさんの美しい言葉を生み出してきました。
この記事では、そんな月にまつわる素敵な言葉を100個集めてみました。言葉の意味を知れば、いつもの月がもっと特別に見えてくるはずです。さあ、親子で一緒に、美しく奥深い月の言葉の世界へ旅に出ましょう!
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第1章:月の満ち欠けと時刻で変わる名前 (25選)

月は毎日少しずつ形を変えながら、空の旅をしています。まるで生きているかのように姿を変える様子に、昔の人は一日一日、特別な名前を付けて呼びました。月のカレンダーをめくるような気持ちで見ていきましょう。
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朔(さく):月の始まりの日。ここから新しい月が生まれます。
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新月(しんげつ):地球から見ると光って見えない、静かな月。
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繊月(せんげつ):新月の翌日ごろに見える、糸のように細くて繊細な月。
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二日月(ふつかづき):陰暦二日の月。まだとても細い月です。
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三日月(みかづき):みんながよく知っている、弓のようなかっこいい形の月。
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眉月(まゆづき):三日月を人の眉に見立てた、美しい呼び名です。
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宵月(よいづき):夕暮れが終わり、宵の時間に空に浮かんでいる月のこと。
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上弦の月(じょうげんのつき):右半分が光る半月。弓に矢を番える前の「弦」が上に見えることから。
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十日夜の月(とおかんやのつき):陰暦十日の夜の月。満月に向けてだんだん丸くなっていくのが分かります。
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十三夜月(じゅうさんやづき):満月の次に美しいといわれる、特別な月。
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待宵月(まつよいづき):満月(十五夜)を「明日だ!」と心待ちにしている、十四日の月。
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小望月(こもちづき):「望月(満月)」を小さく望む、という意味。待宵月と同じく十四日の月です。
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望月(もちづき):満月のこと。「望」という字には「満月」の意味があります。
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満月(まんげつ):まんまるになったお月様。見ているだけで心が満ちてくるようです。
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十六夜(いざよい):満月の次の日の月。「いざよう」とは「ためらう」という意味。満月より少し出るのが遅いのを、ためらっているように見立てました。
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立待月(たちまちづき):十六夜よりもさらに月の出が遅くなるので、「まだかな?」と立って待ってしまう月。
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居待月(いまちづき):「立って待つのは疲れたな」と、座って待つ月。
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寝待月(ねまちづき):もう夜も遅いので、寝ながら待つほど月の出が遅い月。
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更待月(ふけまちづき):夜が更けてから(ふけてから)ようやく昇ってくる月。
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下弦の月(かげんのつき):左半分が光る半月。弓の「弦」が下に見えることから。
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弓張月(ゆみはりづき):ピンと張った弓の形に見える月の総称。三日月や上弦・下弦の月を指します。
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有明月(ありあけづき):夜が明けて東の空が明るくなっても、まだ空に残っている月。
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暁月(あかときづき):明け方の「暁(あかつき)」の空に光る月のこと。
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晦(つごもり):陰暦で月の最終日。「月が隠れる」という意味の「月隠り(つきごもり)」から来ています。
第2章:季節と月の表情 (15選)

日本には美しい四季があります。月も季節によって見え方や雰囲気が変わります。季節の言葉と一緒に、月の名前を覚えてみましょう。
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春月(しゅんげつ):春に見える月のこと。どこか霞がかったように、優しい光に見えます。
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朧月(おぼろづき):春の夜、霞(かすみ)や薄い雲がかかって、ぼんやりと見える月。とても幻想的です。
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夏月(かげつ):夏に見える月のこと。湿度の高い空気の向こうで、ぼうっと光って見えます。
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月涼し(つきすずし):夏の暑い夜に、月の光がまるで涼しい風を送ってくれているように感じられる様子。
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涼月(りょうげつ):見ているだけで涼しげに感じられる月。特に秋の澄んだ月を指します。
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秋月(しゅうげつ):秋に見える月のこと。空気が澄んで、月が一番美しく見える季節です。
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名月(めいげつ):一年で最も美しいとされる秋の月のこと。「中秋の名月」は有名ですね。
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栗名月(くりめいげつ):十三夜の月の別名。おいしい栗や豆をお供えしたことから。
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無月(むげつ):お月見の日なのに、あいにく雲に隠れて月が見えないこと。でも、雲の向こうの月を想像するのも素敵な時間です。
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雨月(うげつ):お月見の日に、雨が降っていること。静かな雨音を聞きながら、心の中で月を思います。
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冬月(とうげつ):冬に見える月のこと。寒さで空気が凍てつくようです。
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寒月(かんげつ):寒々とした冬の空に、まるで氷のように冴え冴えと光る月。
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月冴ゆる(つきさゆる):冬の厳しい寒さの中、月の光が研ぎ澄まされたようにくっきりと見える様子。
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雨夜の月(あまよのつき):雨の夜の月。実際には見えないけれど、心の中で「晴れていれば見えたはず」と恋しく思う気持ちを表します。
第3章:月の光・姿・現象 (20選)

月の光そのものや、月の周りに起こる不思議な現象にも、美しい名前がついています。
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月光(げっこう):月のひかり。静かで神秘的なイメージです。
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月明(げつめい):「月明かり」のこと。月が照らして明るい様子。
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月影(つきかげ):月の光のこと。または、水面や地面に映った月の姿も指します。
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清光(せいこう):清らかで澄み渡った美しい月の光。
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月白(つきしろ):月が昇る直前に、東の空がだんだんと白く明るんでくる様子。
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月暈(つきがさ):月の周りに見える、うすい光の輪っか。お天気が崩れるサインとも言われます。
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薄月(うすづき):薄い雲がかかって、ほんのりと透けて見える月のこと。
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皓月(こうげつ):「皓」は白く光り輝くという意味。明るく輝く美しい月。
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朗月(ろうげつ):雲一つない、晴れ渡った空に明るく輝く月。
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澄月(ちょうげつ):空気がどこまでも澄み渡った日に見える、美しい月。
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氷輪(ひょうりん):「輪」は円いもののこと。氷のように冴え冴えと輝く冬の月を指します。
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孤月(こげつ):広い夜空に、たった一つぽつんと浮かぶ月。静かで、少し寂しそうな雰囲気も。
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紅月(こうげつ):月が昇り始めた時や、沈む間際に見える赤みがかった月。
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流月(りゅうげつ):雲の間を、まるで流れるように速く動いていく月のこと。
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月の出(つきので):月が東の空に昇り始めること。
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月の入り(つきのいり):月が西の空に沈んでいくこと。
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月齢(げつれい):新月の日を0として、そこから何日経ったかを表す数字。月の満ち欠けの目安になります。
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スーパームーン:月が地球に一番近づいた時に見える満月のこと。いつもより大きく明るく見えます。
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ブルームーン:ひと月に満月が2回あるとき、その2回目の満月のこと。珍しいことのたとえにも使われます。
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月蝕(げっしょく):月が地球の影にすっぽり入って、暗くなったり赤黒く見えたりする現象です。
第4章:月が作り出す美しい風景 (15選)

月の光が夜の世界を照らすと、昼間とは全く違う、幻想的な景色が生まれます。
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月夜(つくよ):月の光が明るく、周りを照らしている夜。
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星月夜(ほしづきよ):月は出ていないけれど、満天の星の光で、まるで月夜のように明るい夜のこと。
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金波銀波(きんぱぎんぱ):静かな水面が月の光に照らされて、金色や銀色のさざ波がきらめく、とても美しい様子。
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月の雫(つきのしずく):草花の上で光る露(つゆ)の美しい呼び方。月の光が雫になったかのようです。
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湖月(こげつ):静かな湖の水面に映っている月。
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江月(こうげつ):大きな川の水面に映っている月。
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月の鏡(つきのかがみ):鏡のように、月をはっきりと映し出す静かな水面のこと。
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天心月(てんしんげつ):空の真ん中、一番高いところに昇った月。
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残月(ざんげつ):夜が明けてもまだ空に消えずに残っている月のこと。有明月と似ています。
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月に叢雲(つきにむらくも):美しい月の周りに、群がるように雲がかかっている様子。
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月下の波(げっかのなみ):月の光の下で、白く光って見える波のこと。
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月の船(つきのふね):広い夜空を海に、そこに浮かぶ月を船に見立てたロマンチックな表現。
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月の桂(つきのかつら):昔の中国の伝説で、月には大きな桂の木が生えていると考えられていました。
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雪月花(せつげつか):冬の雪、秋の月、春の花。日本の四季の美しいものの代表です。
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花鳥風月(かちょうふうげつ):花、鳥、風、月といった、自然の美しい景色のこと。
第5章:月の異称・詩的な表現 (15選)

月はその美しさから、たくさんのニックネームや詩のような呼び名を持っています。
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玉盤(ぎょくばん):まんまるな月を、美しい宝石「玉」でできたお皿にたとえた言葉。
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銀盤(ぎんばん):銀色に輝くお皿。これも満月の美しい呼び名です。
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玉鏡(ぎょっきょう):宝石でできた鏡。月の表面が静かに光る様子を表します。
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飛鏡(ひきょう):空を飛んでいく鏡。夜空を移動する月の様子を表現しています。
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蟾蜍(せんじょ):昔の中国で、月にはヒキガエルが棲むと信じられていました。そこから月そのものを指す言葉に。
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玉兎(ぎょくと):月に棲むという兎の美しい呼び方。「玉」は宝石のように美しいという意味です。
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桂男(かつらおとこ):月の桂の木を、罰として永遠に切り続けているという伝説の男の人。
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明月(めいげつ):明るく輝く月のこと。「名月」と同じ読み方ですが、こちらは主に光の明るさを指します。
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夕月(ゆうづき):夕暮れの空に白く浮かんで見える月のこと。
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月の顔(つきのかお):その日の月の様子や姿のこと。「今夜はどんな月の顔かな?」なんて使います。
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月の輪(つきのわ):月暈(つきがさ)と同じで、月の周りを囲む光の輪のこと。
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月の眉(つきのまゆ):三日月を、美しい女性の眉毛に見立てた言葉。
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月様(つきさま):「お月様」と同じように、月を敬い、親しんで呼ぶ言い方。
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お月さん:みんなが一番よく使う、親しみを込めた月の呼び方ですね。
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夜の王:暗い夜の世界を、太陽のように明るく照らしてくれることから付けられた、かっこいい別名です。
第6章:文化・物語・ことわざ (10選)

最後に、お月見などの行事や、物語、そして昔からの教えである「ことわざ」になった月の言葉を紹介します。
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観月(かんげつ):月を眺めて、その美しさを楽しむこと。お月見。
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月見(つきみ):「観月」と同じく、月を見て楽しむ日本の昔からの習慣です。
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月の宴(つきのえん):月をテーマに開かれるお祝いやパーティーのこと。
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月見酒(つきみざけ):美しい月を眺めながら飲むお酒のこと。
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月見団子(つきみだんご):月に収穫への感謝を込めてお供えする、まんまるなお団子。
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月読命(つくよみのみこと):日本神話に出てくる、夜を司る月の神様の名前です。
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鏡花水月(きょうかすいげつ):鏡に映った花や、水に映った月のように、目には見えているけれど手に取ることができない、はかない美しさのたとえ。
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嘯風弄月(しょうふうろうげつ):自然の風に吹かれたり、月を眺めたりしながら詩を作って楽しむ、昔の人の優雅な遊び。
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月満つれば則ち虧く(つきみつればすなわちかく):満月も次の日からは欠け始めるように、物事は頂点まで行くと、あとはだんだん衰えていくものだ、という教え。
おわりに
100個の月の言葉、いかがでしたか?一つの月にも、こんなにたくさんの見方や感じ方があることに驚いたかもしれません。昔の日本人は、月の光の下で喜び、悲しみ、そして季節の移ろいを感じてきました。その一つ一つの気持ちが、美しい言葉として今も残っています。
今度の晴れた夜は、ぜひ空を見上げてみてください。そして、「今日の月は、なんて呼ぶ月かな?」と親子で話してみてください。きっと、いつもより月との距離がぐっと近くなる、素敵な夜になるはずです。
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