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晴れブロ そわかの子育て・教育応援ブログ

子育てに悩むすべての方へ、元小学校教員:晴田そわかからのメッセージ💌

漢字が苦手な子どもにオススメの勉強法1

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漢字のお勉強って

好きな子は好きですが

苦手な子にとっては、本当に苦痛なものだと思います。

 

お子さんが

漢字が苦手でお悩みの方は

結構多いのではないでしょうか。

 

この記事では、

漢字が苦手な子どもたちに、オススメの勉強法を紹介させていただきます。

 

 

◇漢字が苦手な理由、二つのパターンについて

ひとくちに漢字が苦手!といっても

その理由は子どもによってさまざまです。

 

わたしは、小学校で

たくさんの漢字が苦手な子どもたちと関わってきましたが

そのタイプは大きく2パターンに分かれます。

 

パターン1⃣『たくさん練習しても、覚えるのが苦手でなかなか定着しない子』

 

漢字の宿題はいつも欠かさず真面目にする。

意欲もあって、出された課題にはきちんと取り組んでいるのにも関わらず

暗記する、ということが苦手でなかなか定着しない子です。

 

パターン2⃣『漢字や漢字練習そのものが嫌いで、意欲的に取り組めない子』

 

つぎに、漢字や漢字を書くという練習そのものが嫌いで、意欲的に取り組めない子です。

 

こういう子は、同じ漢字をつらつら書いていくという作業が苦痛で、つまらないと思っています。まず漢字に興味を持たせること、楽しんで漢字練習に取り組んでもらうための工夫が必要になってきます。

 

今回の記事では

パターン1⃣の場合の子どもたちについて

おすすめの勉強法を紹介させて頂きます。

 

◇パターン1⃣タイプの子は、覚える量を減らして毎日書くこと!

 

意欲はあるけれど、なかなか定着しない子。

しかし、大丈夫です!

こういうタイプの子は、

『人よりも覚えるのに時間がかかる』だけであって、力がないわけではないのです。

努力をすれば、確実に漢字の成績をあげることができます。

 

このタイプの子におすすめの勉強法は

漢字を覚える量を減らして、毎日書く!ことです。

人よりも覚えるのに時間がかかってしまう子は、

覚える量が多いから覚えられない、ということがあると思います。

 

たとえば、

低学年の漢字のテストでは、新出漢字が10題出される10問テストは、よくあるパターンです。

 

覚えるのが苦手な子は

この10問が多くて、どの漢字も中途半端な状態でしか覚えることができないのです。

 

こういう子どもたちも、

2~3問ずつなら、確実に覚えることが出来るという場合が多いです。

 

テストで間違えた漢字の中から

毎日、2つか3つずつで良いのです。

連絡帳の終わりに、その漢字を含んだ単語を毎日3回ずつ書くようにしてみてください。それを1週間続けてみてください。

そして、週の終わりに再テストすると良いです。

全問できれば、新たな漢字へ

間違えれば、間違えた漢字のみ もう1週間延長です。

このやり方は

まどろっこしいようですが、確実に漢字を習得させることができます。

 

◇コツコツ型はひとつの才能!

 

このように

コツコツ努力ができる子は

コツコツ型の勉強法がおすすめです。

経験上、コツコツ主義に勝るものはありません。

時間はかかっても、コツコツ努力できることで確実に力をつけていくことができます。

 

コツコツできることは、ひとつの能力だと思います。

漢字の学習に限らず、この能力があることはとても素晴らしいことであると思います。

できる、できないだけの判断基準で

子どもを褒めすぎたり、叱ったりすることがないように、

まずはきちんと真面目に努力できることを褒めてあげることが大切であると思います。

 

◇漢字は書いてなんぼ!

漢字は、読むだけで覚えられる!という子どもも中にはいるかと思いますが

そういう子どもはごくわずかです。

 

ほとんどの子は

漢字は書くことによって、定着します。

もっといえば、書けば書いただけ定着すると思います。

 

例えば『曜日』の『曜』という漢字は

2年生の進出漢字です。画数が多く、二年生で覚える漢字の中では複雑な漢字のひとつであると思います。

しかし、この漢字をテストで間違える子は、案外少ないのです。

 

なぜかというと

毎日連絡帳で書く漢字だからです。

 

だいたいの小学校では、

連絡帳に漢字で毎日の日付を書きます。曜日の『曜』の字を、毎日の連絡帳の中で書いているので、複雑な漢字であっても、いつのまにか定着しているのです。

 

このように

毎日、書くという作業は定着させるうえにおいて

大切なことだと思います。

 

しかし、

書くということそのものが苦手な子どもたちもいます。

そういった子どもたちに対するおすすめの勉強法は次回の記事で紹介させて頂こうと思います♪