こんにちは。晴田そわかです。
今回の記事では《夏の詩・冬の詩の例文集|季節を感じる小学生向け詩のネタ》について紹介させて頂きます。
- 1. 導入:季節を感じる詩は、小学生にもぴったり!
- 2. 詩を書くときのコツ(季節編)
- 3. 夏の詩の例文(低学年〜高学年)
- 4. 冬の詩の例文(低学年〜高学年)
- 5. 詩に使える「夏・冬のことばリスト」
- 6. よくある質問Q&A(詩の書き方について)
- 7. まとめ:季節を感じる詩は、自分だけのたからもの
1. 導入:季節を感じる詩は、小学生にもぴったり!
小学生が詩を書くとき、何を書けばいいのか迷ってしまうことはありませんか?
そんなときにおすすめなのが、「季節」をテーマにした詩です。
夏や冬といったはっきりとした季節は、五感(見る・聞く・におう・触る・味わう)で感じられることが多く、言葉にしやすいのがポイント。
特に小学生にとって、日々の生活や遊びの中で体験したことをもとに書けるので、**「詩って楽しい!」**と感じる第一歩になります。
この記事では、夏・冬それぞれの季節をテーマにした詩の例文を学年別に紹介しながら、書き方のコツや言葉のリスト、よくある質問へのアドバイスもまとめました。
コンクールや国語の宿題にも使える内容になっているので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
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2. 詩を書くときのコツ(季節編)
季節の詩を書くとき、いちばん大事なのは「感じたことをそのまま書いてみる」ことです。
難しい言葉やきれいな表現よりも、自分が見たこと・聞いたこと・心が動いた瞬間を、できるだけシンプルに表してみましょう。
たとえば、夏といえば「セミの声」。
ジージーと鳴く音、暑さでじっとしているセミ、ぬけがらを見つけた喜びなど、たった一つの体験からもいろんな気持ちが浮かんできます。
冬であれば「雪のにおい」「こたつのあたたかさ」「手ぶくろの中のぬくもり」など、体で感じることがたくさんありますよね。
特別な出来事じゃなくても、**「こんなこと思ったな」「きれいだったな」**という気持ちがあれば、それが詩のタネになるのです。
また、「こう書かなきゃいけない」という決まりもありません。
1行でもいいし、5行でもいい。
自分だけの言葉で、自分らしい詩を作ることが一番大切です。
3. 夏の詩の例文(低学年〜高学年)
それでは、季節の詩の具体例をご紹介していきます。
まずは「夏」がテーマの詩です。学年別に、表現のヒントも交えながらお届けします。
【例1】1〜2年生向け
「せみ」
せみが ないてる
ジージー ジージー
ぼくの うしろで
あつくて あつくて
なつが もっと きた
解説
セミの鳴き声を「ジージー」とそのまま使いながら、「夏がもっときた」という言い回しで、子どもの感覚が伝わってきます。
音と季節のつながりを感じる、素直な詩です。
【例2】3〜4年生向け
「すいかの味」
ひとくち かじると
あまくて シャリッ
タネが とんで
おかあさんが わらった
解説
夏の風物詩、すいかの音・味・家族の笑顔が一つになって描かれています。
ひとことで「夏らしさ」を感じられる詩ですね。
【例3】5〜6年生向け
「ひぐれの海」
足あとが 波にさらわれる
夕やけの においがして
ぼくの心も いっしょに 消えた
解説
夕暮れの風景と、自分の気持ちが重なった詩。
高学年になると、「心の動き」も詩にのせられるようになってきます。
情景と感情がひとつになっていて、とても印象的です。
4. 冬の詩の例文(低学年〜高学年)
続いては、冬をテーマにした詩の例です。
冬は寒さの中にあたたかさを感じたり、空気の透明感を楽しんだりと、詩にしやすい季節です。こちらも学年別にご紹介します。
【例1】1〜2年生向け
「ゆき」
そらから おてがみ
ふわり ふわり
つめたいけど うれしいね
解説
雪を「空からの手紙」と表現したところがポイント。
ふんわり降る様子と、冷たさとうれしさが一緒に伝わってくる、かわいらしい詩です。
【例2】3〜4年生向け
「こたつのなか」
おしりが ぬくぬく
ねこが ごろごろ
ぼくは なまけもの
解説
こたつのあたたかさと、冬ならではののんびりした時間が描かれています。
ユーモアもあって、読む人の気持ちもゆるむ作品です。
【例3】5〜6年生向け
「冬のあさ」
白くなる はくいきに
ことばを のせてみたけれど
すぐに きえてしまった
解説
「白い息」に「言葉をのせる」という発想がとても詩的です。
言葉がすぐに消えてしまう様子に、冬の空気の冷たさやはかなさが感じられます。
高学年らしい、心に響く表現ですね。
5. 詩に使える「夏・冬のことばリスト」
詩を書くとき、「何を書けばいいか思いつかない」というときに役立つのが、季節のことばリストです。
夏や冬に関係する言葉を並べてみると、それだけでイメージがふくらみます。
【夏】
-
花火
-
すいか
-
プール
-
青い空
-
汗
-
海
-
虫取り
-
風鈴
これらの言葉を見ているだけで、音やにおい、風景が頭の中に浮かんできますね。
1つだけを選んで、それについて感じたことを書いてみても立派な詩になります。
【冬】
-
雪
-
マフラー
-
こたつ
-
ストーブ
-
手ぶくろ
-
しもばしら
-
おでん
-
クリスマス
冬は冷たさやぬくもり、行事などのテーマもたくさんあります。
「マフラー」といっても、ふわふわの感触・におい・首を包む感覚など、色々な切り口で表現できます。
このように、五感を使って言葉を広げることで、どんどん詩のネタが増えていきますよ。
6. よくある質問Q&A(詩の書き方について)
ここでは、実際に小学生が詩を書くときによくある疑問を取り上げます。
詩は自由な表現が大事なので、「こうしないとダメ!」ということはありません。
安心して、自分らしい詩を楽しんでくださいね。
Q1:長い詩じゃないとダメ?
→ 短くても気持ちがあればOK!
1行でも、たった数語でも、心が動いた瞬間を言葉にできていれば、それは立派な詩です。
長さよりも「伝えたい気持ち」が大切です。
Q2:季節の言葉を全部入れる必要がある?
→ ひとつだけでも十分!
「夏の詩」だからといって、セミも花火もすいかも全部入れる必要はありません。
たったひとつ、「セミの声」だけを描いた詩でも、強い印象を残すことができます。
Q3:変な表現になったらどうしよう?
→ それが「あなたらしさ」なので大丈夫!
大人から見ると少し変わった表現でも、子どもならではの感覚があって、とても面白いことがあります。
むしろ、「ちょっと変」くらいが詩としては魅力的。自分だけの表現を大切にしましょう。
7. まとめ:季節を感じる詩は、自分だけのたからもの
詩は、感じたことを自分だけの言葉で表すものです。
夏や冬の風景、音、におい、体験をきっかけに、心が動いた瞬間があれば、それをそのまま言葉にしてみましょう。
むずかしく考えすぎず、「書いてみたいな」「伝えたいな」と思ったら、それがはじめどき。
楽しく、自由に、のびのびと詩を書いてみてください。
その詩は、世界でたったひとつ、あなたのたからものになります。
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