こんにちは。晴田そわかです。
今回の記事では《【小5・小6対応】国語の授業開きにおすすめ!高学年が盛り上がる楽しいゲーム10選》について紹介させて頂きます。
- はじめに:授業開きの国語で“楽しさ”と“安心感”を
- ゲーム1:ことばさがしビンゴ
- ゲーム2:ナゾ解き四字熟語
- ゲーム3:五・七・五カルタ
- ゲーム4:新聞シャッフル記事
- ゲーム5:ペアで漢字しりとり
- ゲーム6:一文字かるた
- ゲーム7:インタビューリレー
- ゲーム8:ことばのジグソーパズル
- ゲーム9:ことばスゴロク
- ゲーム10:だれの話かな?当てゲーム(発展編)
- おわりに:国語の授業開きは、言葉と心の入口
はじめに:授業開きの国語で“楽しさ”と“安心感”を
新学期、子どもたちはドキドキと期待でいっぱいです。
高学年にもなると、自分を出すことに少し照れや遠慮も出てきますが、そんな中で**「国語の授業って楽しい!」**と感じてもらうことは、年間の学びに大きな影響を与えます。
この記事では、小学5・6年生向けに、国語の授業開きで盛り上がるゲームを10個ご紹介します。
どれも簡単な準備でできるアクティビティばかり。初対面のクラスでも、仲が深まるきっかけになりますよ。
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ゲーム1:ことばさがしビンゴ
概要
教室の中で「漢字」「言葉」を探すミッション型ビンゴゲーム。
項目 | 内容 |
---|---|
準備物 | ビンゴマスのプリント、筆記用具 |
所要時間 | 15~20分 |
ねらい | 言葉に対する興味を広げる、観察力・語彙力の向上 |
ルール
-
「食べものの名前」「漢字二文字の言葉」「読めるけど書けない漢字」など、9つのマスにお題を書いたビンゴカードを配る。
-
子どもたちは教室内を歩き回って、それぞれのマスにあてはまる言葉を見つけて記入。
-
3つそろったらビンゴ!
ワンポイント
「3人と話して、その人の“好きな言葉”を書く」などの交流型ビンゴにアレンジすると、クラスづくりにも◎。
ゲーム2:ナゾ解き四字熟語
概要
四字熟語にまつわるクイズを解いていくチーム対抗戦。
項目 | 内容 |
---|---|
準備物 | プリント(熟語の意味を問うナゾ)、ホワイトボード(あれば) |
所要時間 | 15~25分 |
ねらい | 熟語の知識・推測力・協働的な学び |
ルール
-
「○○○○=一つのことに集中する。何の熟語?」など、意味だけが書かれたプリントを配布。
-
チームで協力して熟語を当てる。
-
難易度を変えて、レベル別にすると盛り上がりUP!
ワンポイント
「頭文字ヒント」や「逆さ読み」などの工夫を加えると、意外と高学年でもハマります!
ゲーム3:五・七・五カルタ
概要
配られた言葉カードで“俳句のカルタ”を楽しむ国語らしい活動。
項目 | 内容 |
---|---|
準備物 | 読み札・取り札(五・七・五のパーツ)を混ぜたカード |
所要時間 | 20分程度 |
ねらい | 表現力・読解力・リズム感 |
ルール
-
「五音」「七音」「五音」の3パーツに分かれたカードを教室に広げる。
-
読み手が上の句を読み、正しい中の句・下の句を取る。
-
正しく組み合わせられたら1点!
ワンポイント
高学年なら自作の五・七・五カルタをつくって、後日クラスで大会開催もおすすめ。
ゲーム4:新聞シャッフル記事
概要
バラバラになった新聞記事を、順番通りに並べ替える論理型ゲーム。
項目 | 内容 |
---|---|
準備物 | コピーした記事(段落ごとに切ったもの) |
所要時間 | 15分程度 |
ねらい | 段落構成の理解・要旨把握力 |
ルール
-
グループごとに配られた「バラバラの記事カード」を時系列や論理にそって並べる。
-
最後に発表し、正解と照らし合わせてみんなで検討。
ワンポイント
「タイトルを考えよう」「見出しをつけよう」など発展型にもつなげられます。
ゲーム5:ペアで漢字しりとり
概要
普通のしりとりに「漢字縛り」を加えたペアトークゲーム。
項目 | 内容 |
---|---|
準備物 | なし(ホワイトボードがあると◎) |
所要時間 | 10~15分 |
ねらい | 語彙力・漢字の知識・集中力 |
ルール
-
2人ペアになり、交互に漢字のしりとりをする。
-
「林」→「木」→「気」→「気体」→「体育」…のように、熟語や単体の漢字でもOK。
-
時間制限内で続けられた数をカウント!
ワンポイント
「音読みのみ」「意味が似ている言葉」など、条件をつけると一気に高度な活動に。
ゲーム6:一文字かるた
概要
一文字ヒントから熟語を当てる、高学年向け語彙力クイズ。
項目 | 内容 |
---|---|
準備物 | 一文字が書かれたカード、解答用紙 |
所要時間 | 15分程度 |
ねらい | 熟語構成・推測力・想像力 |
ルール
-
例えば「火」「海」「青」「空」などの“1文字だけ”が書かれたカードを机に並べる。
-
子どもたちはその一文字から始まる熟語を考えて、紙に記入。
-
最も多くの熟語を正確に書けた人の勝ち!
ワンポイント
「3文字の熟語限定」「〇〇に関する言葉だけ」などテーマ性を持たせると、より深い学びに。
ゲーム7:インタビューリレー
概要
取材&発表で自己紹介が苦手な子も話しやすくなるワーク。
項目 | 内容 |
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準備物 | ワークシート(質問項目)、筆記用具 |
所要時間 | 25~30分 |
ねらい | 聞く力・話す力・共感力の育成 |
ルール
-
質問項目が書かれたワークシートを配る。 (例:「好きな本」「最近あったおもしろいこと」など)
-
ペアを組み、3分間でお互いにインタビュー。
-
相手の話をまとめてクラスに紹介!
ワンポイント
「記事風にまとめて掲示する」「クラス新聞を作る」など発展型活動にも◎。
ゲーム8:ことばのジグソーパズル
概要
バラバラになった文章や詩を、みんなで組み立てる協働型ゲーム。
項目 | 内容 |
---|---|
準備物 | カットした文章(短い物語・詩など) |
所要時間 | 20分程度 |
ねらい | 文構成・読解力・論理的思考力 |
ルール
-
物語や詩の一文ごとを切り分けた紙をグループに配布。
-
子どもたちはそれを並べ替えて「正しい順番」を考える。
-
できたものを読み上げて、どの順番が自然かを全体で考える。
ワンポイント
「順番は自由!物語をつくろう!」のルールで、創作活動としても活用可能。
ゲーム9:ことばスゴロク
概要
マスに書かれた言葉の指示に従いながら進むスゴロクで、ことばへの興味を引き出す。
項目 | 内容 |
---|---|
準備物 | スゴロクシート、サイコロ、駒(マグネットでもOK) |
所要時間 | 20~25分 |
ねらい | 言語感覚・即興力・柔軟な発想力 |
マスの例
-
「好きな言葉を発表」
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「○○を使った文を3つ言う」
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「言葉でしりとりを2人とする」
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「漢字で書けるかチェック!」
ワンポイント
高学年なら「マスを自分たちでつくる活動」から始めてもOK!クラス独自のゲームになります。
ゲーム10:だれの話かな?当てゲーム(発展編)
概要
話し手を当てるゲームで、聞く力&話す力を鍛えるアクティビティ。
項目 | 内容 |
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準備物 | ワークシート(話のたね)または紙 |
所要時間 | 20~30分 |
ねらい | 話し方の工夫・他者理解・傾聴力の育成 |
ルール
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子どもたちに「最近あったこと」「好きなこと」などを1人ずつ書いてもらう。
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教師がその中から1つを読み上げる。
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全員で「だれの話か」を当てる!
ワンポイント
事前に“話のたねワークシート”を活用しておくとスムーズ。人柄も自然と伝わります。
おわりに:国語の授業開きは、言葉と心の入口
高学年になると、学力差や対人関係への意識も高まり、少し構える子どもも増えます。
だからこそ、「話す・聞く・考える・つながる」という国語の基本を**“遊びの形”で体感すること**は、とても意味があります。
「楽しかった!」という体験は、子どもたちの言葉への意識や興味を育て、年間の授業にも良い空気をもたらします。
今回ご紹介したゲームは、楽しみながら国語への興味を引き出し、子どもたち同士の距離も縮めてくれるものばかり。ゲームを通して、お互いの考え方や表現に触れ、「へえ、そんなふうに言うんだ」「自分もこう言ってみたい」と感じる経験が、高学年の言語活動には特に大切です。
また、高学年は活動に“意味”を求める子も多いため、ゲーム後には「なぜこの活動をしたのか」「どこに国語の力が関係していたか」を短く共有すると、より納得感のあるスタートになります。
学年の始まりは、その後のクラス文化や授業の雰囲気を大きく左右します。ぜひ、ことばを使った遊びを通じて、「このクラスでは、考えること・伝えることを楽しめるんだ」という安心感とワクワク感を、子どもたちと一緒に育てていってくださいね。
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