こんにちは。晴田そわかです。
今回の記事では《【低学年向け】小学生の徒競走が速くなる！今すぐできる家庭指導のコツ5選》について紹介させて頂きます。
- 1. はじめに｜徒競走は家庭でも伸ばせる運動能力
- 2. コツ① 姿勢を整える「まっすぐ立つ・まっすぐ走る」の習慣
- 3. コツ② スタート練習で一歩目を変える！
- 4. コツ③ 腕をしっかり振る｜腕が動けば足も動く！
- 5. コツ④ 足の運びを意識する｜「地面を押す」感覚を育てよう
- 6. コツ⑤ スタートダッシュを極める｜勝負のカギは「出だし」にあり！
- 7. よくある質問Q&A｜保護者・教師の疑問に答えます
- 8. おわりに｜家庭でのちょっとした関わりが子どもを変える
1. はじめに｜徒競走は家庭でも伸ばせる運動能力
小学校の運動会といえば、徒競走。誰もが一度は経験し、「速くなりたい！」と思ったことがあるのではないでしょうか。特に低学年のうちは、身体の発達に個人差が大きく、「うちの子、足が遅くて…」と悩む保護者の声もよく耳にします。
しかし、徒競走は家庭でも十分に伸ばせる種目のひとつです。わざわざ特別な運動施設や長時間のトレーニングが必要なわけではありません。ちょっとした声かけや、日常の動きの中に組み込むだけで、「あれ？最近速くなったかも！」という変化が出てきます。
今回は、運動が得意でないお子さんにもおすすめの、家庭でできる徒競走の指導法を5つご紹介します。教師の方にとっても、保護者へのアドバイスや家庭との連携に役立つ内容です。低学年だからこそ伸びしろが大きい「走りのコツ」、ぜひ今日からお試しください！
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2. コツ① 姿勢を整える「まっすぐ立つ・まっすぐ走る」の習慣
速く走るための土台となるのは、何よりも「姿勢」です。これは勉強や生活態度にも共通していますが、走るときもまっすぐな姿勢がとても大切。体が前かがみになったり、左右にぶれたりすると、スピードが落ちてしまうんです。
家でできる！姿勢チェック法
簡単にできる方法としては、壁を使った「かかと・お尻・背中・後頭部を壁につける」チェックがおすすめです。これが自然にできる子は、日頃からいい姿勢を保てている証拠。逆にどこかがつかない場合は、背中が丸くなっていたり、頭が前に出ていたりする可能性があります。
この姿勢チェックを、朝の身支度の後やお風呂上がりなど、1日1回習慣にすると、少しずつ意識が変わってきます。
遊びながら姿勢を整える
姿勢を良くする運動は、遊びの中に取り入れるのがポイントです。例えば…
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バランスボールに座る（もしくはクッションでも代用OK）
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つま先立ちで10秒キープ
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お皿を頭に乗せて歩く「お姫様歩き」
このような遊びは、子どもたちも楽しみながら姿勢を意識できるのでおすすめです。
3. コツ② スタート練習で一歩目を変える！
徒競走では、スタートが結果を左右すると言っても過言ではありません。特に低学年では、スタートダッシュの差がそのまま順位に繋がることが多いです。でも安心してください。スタートの練習は、とても簡単に家庭でもできます。
家でできる！スタート遊び
「よーいドンごっこ」はまさにその代表。公園でも廊下でも、広くなくても十分です。
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「よーい、ドン！」の合図で10歩だけ走る
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1秒でも早くスタートを切れるように反応する
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ふざけたスタートではなく、構えてから始めることを意識
このような練習を繰り返すことで、合図に反応する力と、初速の感覚が自然と身についてきます。
スタートの構えを自然に覚えさせるには？
低学年の子は、「構えて！」と言っても正しいフォームがわかりません。そこでおすすめなのが、「動物のスタートポーズ」遊び。
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ウサギスタート（膝を曲げてピョン！）
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ネコスタート（手を地面につけてニャー！）
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カンガルースタート（前傾姿勢から一気に飛び出す）
こうした遊びの中で自然と「前傾姿勢」「ひざの使い方」「力の入れ方」が身についていきます。
4. コツ③ 腕をしっかり振る｜腕が動けば足も動く！
「足が遅い」と思われがちなお子さんの多くが、実は腕をうまく使えていないことがあります。走るときに腕は「おまけ」ではありません。むしろ、腕の振りが足の動きを引き出す、大切なエンジンなのです。
腕を振るコツは「肘から後ろに引く」
低学年の子に「腕を振って！」と言っても、手をバタバタさせるだけだったり、力みすぎて変なフォームになったりすることがよくあります。そこで、腕振りのポイントを一つだけ伝えるとすれば、それは**「肘を後ろに引く」**です。
腕を前に振ることばかり意識しがちですが、実は「後ろにしっかり引く」ことが正しい腕振りのスタートになります。この動きをすることで、自然と前にも強く振れるようになるんです。
家でできる！腕振り練習
おうちの中でもできる簡単な練習をいくつかご紹介します。
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鏡の前で「腕ふり競争」：親子で10秒間、どちらがきれいに大きく腕を振れるかチャレンジ！
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タオルを持って振る：手に小さなタオルを持って走ると、動きが見えやすくなり、意識しやすくなります。
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足を動かさずにその場で「腕だけ振る」練習：足を止めて腕だけ動かすと、腕振りに集中できます。
特にタオルを使った方法は、子どもにとっても楽しく、「振りすぎたらタオルが落ちるよ〜」といった声かけで、余計な力みを減らすこともできます。
5. コツ④ 足の運びを意識する｜「地面を押す」感覚を育てよう
「どうやったら足が速くなるの？」という質問に対して、「足を早く動かして！」と答えてしまいがちですが、実はそれだけでは足りません。大事なのは、**「地面をしっかり押す」**という意識です。
足をバタバタ動かしても、地面に力が伝わらなければ前には進めません。地面をしっかりと「押す」ことで、身体が前へ前へと進んでいくのです。
地面を押すとはどういうこと？
簡単に言えば、走っているときに「足の裏で地面を蹴る」ことを意識するということ。特に低学年の子は、かかとから着地してしまったり、ペタペタ走りになりがちです。
かかとではなく、足の裏の前半分（いわゆるつま先寄り）で走ることで、地面を押す力が出てきます。
家庭でできる！地面を押す感覚の育て方
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かけ足ジャンプ（その場でスキップ）
交互に足を入れ替えながら軽くジャンプする動き。地面をしっかり押さないと続かないので、自然と感覚が身につきます。 -
片足ジャンプ（ケンケン）
足の裏の前半分を使って地面を押す練習に最適。靴を脱いでやると、より足裏の感覚が高まります。 -
「押して進む」鬼ごっこ
ふだんの鬼ごっこでも、「足でしっかり地面を押して逃げてみよう！」と声をかけるだけで、意識が変わります。
これらの遊びを通じて、「足で地面を押すと、速く前に進める！」という体感が得られれば、大きな成長に繋がります。
6. コツ⑤ スタートダッシュを極める｜勝負のカギは「出だし」にあり！
徒競走はスタートの一歩で勝負が決まることも少なくありません。特に低学年では、スタート直後に前に出られた子がそのまま逃げ切る、という展開がよくあります。
スタートダッシュを成功させるためには、「反応の速さ」と「踏み出しの力強さ」がポイントになります。
すぐに動ける「スタートの構え」を身につけよう
まずはスタートの構え。学校では「ようい、ドン！」の号令でスタートしますが、「ようい」の姿勢が整っていないと、ドンの合図でうまく動き出せません。
おすすめは、片足を少し引き、ひざを軽く曲げて前傾姿勢をとること。手は自然に前に出しておくと、バランスがとりやすくなります。子どもには「ロケットの発射台のように構えてごらん」と伝えると、イメージがしやすいです。
「反応練習」でスタートの切れを鍛えよう
家で簡単にできるスタート練習もあります。親子で次のような遊びをしてみましょう。
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「音が鳴ったら走れゲーム」
保護者が「ピッ！」と笛や手拍子をしたら子どもがスタートする遊び。いろんなタイミングで音を出すことで反応を鍛えます。 -
スタート競争
同じようにスタートの姿勢から、誰が一番早く一歩を踏み出せるかを競います。「走り出す瞬間だけ」を比べるので、負けた子も気にしにくく、楽しく取り組めます。
これらの練習を通じて、「よーいドン！」に素早く反応する力と、力強く飛び出す感覚が身につきます。
7. よくある質問Q&A｜保護者・教師の疑問に答えます
Q1. 子どもが走るのを嫌がるのですが、どうすればいい？
→無理に練習をさせるのではなく、「遊び」や「ごっこ」遊びの中に走る要素を取り入れるのがおすすめです。かけっこよりも鬼ごっこが楽しいなら、それでOKです。走ること＝楽しい、という経験を積ませることが第一歩です。
Q2. 走り方に個性があるけど直すべき？
→基本的なフォームは大切ですが、個性も大事にしましょう。例えば、腕の振りがちょっと違っても、しっかり前に進めているなら無理に直す必要はありません。明らかに走りにくそうなときだけ、少しずつ改善を目指すようにしましょう。
Q3. 短期間で速くなることはできますか？
→即効性のある指導法もありますが、大切なのは「速くなった！」という成功体験です。たとえば、スタートダッシュや腕振りなど、一つのことに絞って練習するだけでも、十分に成果を感じられます。
8. おわりに｜家庭でのちょっとした関わりが子どもを変える
低学年の子どもたちは、身体の動かし方がまだ発展途上です。だからこそ、ちょっとしたきっかけで走る楽しさに気づいたり、自信をつけたりすることができます。
今回ご紹介したように、「姿勢」「目線」「腕振り」「地面を押す」「スタート」の5つのコツは、どれも家や学校で手軽に取り組める内容ばかりです。保護者や教師が声をかけながら、ちょっとした遊び感覚で取り組めば、それだけで子どもたちの走りはグンと変わってきます。
「走るの苦手…」と思っていた子が、「運動会で一番になりたい！」と言い出す日も、そう遠くはありません。子どもの可能性を信じて、できることから始めてみましょう。
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