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晴れブロ そわかの子育て・教育応援ブログ

子育てに悩むすべての方へ、元小学校教員:晴田そわかからのメッセージ💌

小学生中学年の徒競走指導|速くなる子に共通する5つの習慣とは?

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こんにちは。晴田そわかです。

今回の記事では《小学生中学年の徒競走指導|速くなる子に共通する5つの習慣とは?》について紹介させて頂きます。

 

 

 

 


1. はじめに|中学年でグッと伸びる子の共通点とは?

「うちの子、低学年まではそこそこ速かったのに、最近は順位が落ちてきていて……」「何が違うんだろう?」

中学年(小学3・4年生)は、体も心も大きく成長する時期です。その中で、「走る力」がグッと伸びる子と、なかなかタイムが伸びない子の差が見えてくるのもこの頃です。

もちろん、体格や筋力の違いはありますが、**速く走れる子には共通する“習慣”**があります。ただがむしゃらに練習するのではなく、日々の生活や遊び方、ちょっとした意識が走りの差につながっているのです。

この記事では、教師や保護者の方に向けて、運動が得意な子・徒競走で活躍する子に共通する「5つの習慣」と、その指導やサポートのポイントをご紹介します。

 

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2. 習慣① 姿勢を意識して日常的に体を動かしている

走り方を変える前に、まず見てほしいのが「姿勢」です。速く走る子は、普段から体の軸がまっすぐで、立ち姿や歩き方も安定しています。

姿勢が悪いと、腕の振りや足の動きがスムーズにいかず、余計な力を使ってしまいます。逆に、姿勢が整っていると、力を効率的に前に進む方向へ使うことができるのです。

指導ポイント:

  • 「背中がまっすぐだと、風の中をスイスイ進めるんだよ」とイメージで伝える

  • 「壁立ち」などで体の一直線を体感させる

  • 日常生活(椅子に座る・立つなど)でも姿勢を声かけする

毎日少しずつでも、「姿勢を気にする」ことを習慣にできれば、走りの基本フォームも自然に安定してきます。


3. 習慣② よく遊び、いろんな動きを経験している

ごっこドッジボール、けんけんぱ、縄跳び……。いろいろな遊びを楽しんでいる子は、体全体をバランスよく使うことに慣れており、反応も良くなっています

特に中学年になると、「遊ぶ時間」が減ってきがちですが、自由に動き回る経験こそ、走る力のベースになります。

指導ポイント:

  • 運動会練習ばかりでなく、鬼ごっこや障害物走のような動きを取り入れる

  • 家でもボール遊びや外遊びを「勉強のごほうび」にする

  • 「楽しい運動=速くなる力」として肯定してあげる

スポーツ専門のトレーニングよりも、まずは**「楽しく体を使う時間」**が習慣としてあるかが大切です。


4. 習慣③ 走るフォームに「気づいている」

「走りがかっこいいね!」と言われたことがある子は、自分のフォームに少なからず意識を持っています。フォームの意識がある子は、自分の体の動きに注意を払えるため、改善もしやすいのです。

もちろん中学年にとって、「足はこの角度で」「腕はここまで」なんて難しい説明は不要です。まずは、自分の走りを**“見て”“感じて”気づくこと**が、最初の一歩です。

指導ポイント:

  • 友達と走りを見合う「フォームチェックタイム」を設ける

  • 短い動画を撮って、本人に確認させてみる

  • 鏡の前で腕振りの練習をしてみる

自分の動きに興味を持ち、「もう少しこうしてみようかな」と考えられるようになると、走りの質は確実に上がってきます。

 

 

 

 


5. 習慣④ スタートの集中力が高い

徒競走では「ヨーイ、ドン!」のスタートが何より大切です。中学年で速い子の多くは、このスタート時にしっかり集中できているのが特徴です。

反応が早い子は、ただ素早く体を動かせるだけでなく、「いまから走るぞ!」という気持ちの切り替えがしっかりできているのです。

逆に、スタート直前までふざけていたり、前を見ずにキョロキョロしていると、出遅れてしまいます。

指導ポイント:

  • スタートラインでの構え方(足の位置、目線、体の前傾)を繰り返し練習する

  • 短い距離(5〜10m)で「スタート練習」を何度も取り入れる

  • スタート時には「耳と目を使って集中する」と伝える

ちょっとした意識の変化だけで、0.1秒でも早く飛び出せれば、ゴール時の順位に大きく関わってきます。中学年こそ、「スタート集中力」が勝敗のカギと言えます。


6. 習慣⑤ あきらめない、最後まで走りきる気持ち

速くなる子は、必ずしも「最初から才能があった」わけではありません。むしろ、負けたり転んだりしても、くじけずにまた走る子こそ、着実に伸びていくのです。

徒競走では、「前の子に抜かされたらそこでやる気を失う」「一度ビリになると走るのが嫌になる」など、気持ちの影響が大きいのも事実。ですが、速くなる子は「次は勝ちたい」「もっと速くなりたい」と前向きにとらえます。

指導ポイント:

  • 勝ち負けだけでなく、「ゴールまで全力で走ったこと」をしっかり褒める

  • 昨日より今日、1週間前より今、のように「自分との比較」で成長を感じさせる

  • 「一緒に練習したから、前よりよくなったね」と声かけする

速さの裏には、挑戦する気持ち、努力し続ける姿勢があります。これを周囲が認めて応援することで、さらに走ることが好きになっていきます。


7. まとめ|速さは習慣で育つ!環境づくりがカギ

中学年の徒競走指導では、テクニックや練習法だけでなく、日々の習慣や心の姿勢が大きな差を生み出します。速くなる子に共通する5つの習慣は、以下のとおりです。

  1. 良い姿勢と日常の体の使い方を意識している

  2. たくさん遊び、いろんな動きを経験している

  3. 走るフォームに気づき、自分で修正する意識がある

  4. スタート時の集中力が高く、出だしで差をつける

  5. 最後まであきらめずに走りきる気持ちを持っている

これらはすべて、家庭や学校でのちょっとした関わりで育てられるものばかりです。

特に中学年は、「速くなりたい」という気持ちも芽生えやすく、正しい方向に導けば大きく成長します。大人が焦って結果を求めるのではなく、「習慣が力になること」を信じて、温かく支えていきたいですね。

走ることは、ただ速さを競うだけでなく、努力の積み重ねを結果に変える喜びを教えてくれます。子どもたちの「速くなりたい!」という思いを大切にしながら、毎日の積み重ねを応援していきましょう。

 

 

 

 


⭐️よくあるQ&A|中学年の徒競走指導のお悩み解決!

Q1:うちの子、練習では速いのに本番になると遅くなります…なぜ?

A:本番で急に遅くなる子には、「緊張」「集中の切れ」「スタートの出遅れ」など、心の要因が関係していることが多いです。中学年になると、順位を意識し始め、緊張で身体が固まることもあります。

→対策としては、「練習と同じようにできればOK」という気持ちの余裕を持たせたり、「スタート前に深呼吸しよう」といったルーティンづくりがおすすめです。


Q2:走り方がぎこちなくて、手と足の動きが合っていません。直せますか?

A:はい、直せます!小学生は、体の連動がまだ未熟なことも多く、特に「腕を大きく振って!」と声をかけると、バランスが崩れて余計にバラバラになることがあります。

→改善には、**「スキップ」や「リズム遊び」**を取り入れたり、「手をグーにしておへその横で前後に振る練習」がおすすめです。シンプルな反復で、自然と整っていきます。


Q3:足が遅いことを気にして自信をなくしています。どう声をかけたらいい?

A:速さよりも「前より成長したこと」や「最後まで走りきったこと」に目を向けてあげると良いです。

→「昨日よりフォームよくなったね!」「練習頑張ってたの、ちゃんと見てたよ!」と、過程を認める言葉を増やすことで、子どもの自己肯定感はぐんと上がります。


⭐️家庭や学校でできる!簡単サポート3選

中学年の走りを伸ばすには、特別なトレーニングよりも、日々のちょっとした意識づけや環境づくりが大切です。ここでは、すぐにできる3つのサポート法をご紹介します。

① 家の廊下や庭を活用して“フォームチェック”

「走る」と言っても広い場所が必要とは限りません。10歩分でもいいので、スマホで撮影して子どもと一緒にフォームを確認するだけで、自分の動きに興味がわきます。

→「肘の角度どうだった?」「まっすぐ前向けてるかな?」と楽しくチェックするのがおすすめです。

② テレビの前で「足パタパタゲーム」

腕を振りながら、その場で膝を高く上げて足をパタパタ動かす練習。これだけでも「速く走る筋肉」が鍛えられます。

→ポイントは「30秒だけ一生懸命」「休んでからもう1回」など、短時間×反復で習慣にすること。

③ 運動会のビデオを一緒に見て研究

自分の走りを見返したり、速い子の動き方を観察するだけでも、「こんなふうに動きたい!」という気持ちが芽生えます。

→あくまで「研究」として一緒に楽しく見ると、自己分析力も育ちます。


【あとがき】徒競走は、努力の見える化

中学年は、体も心も大きく変化する時期です。その中で徒競走というシンプルな競技は、「がんばりが結果に出る」という成功体験を子どもたちに与えてくれます。

速さを追うことも大事ですが、それ以上に、

  • 日々の習慣を大切にすること

  • 努力を積み重ねること

  • 自分自身の成長を楽しむこと

これらを周囲の大人が応援してあげることが、最も価値のある指導です。

「うちの子は走るの苦手だから…」と決めつけず、少しずつでも変化が見えたら、その喜びを一緒に感じる。そんな関わりが、子どもたちのやる気と自信を引き出す一歩になります。

 

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