こんにちは。晴田そわかです。
今回の記事では《小学生におすすめの七夕工作10選|短冊・飾り・星のクラフトアイデア集》について紹介させて頂きます。
- ① はじめに|七夕は“つくる”ことで楽しく学べる伝統行事
- ② 七夕工作の魅力とねらい|小学生に七夕工作をすすめる理由
- ③ 小学生におすすめの七夕工作10選|短冊・飾り・星のクラフトアイデア集
- ④ 学年別・場面別におすすめの工作を選ぶコツ
- ⑤ 安全に楽しく作るためのポイント
- ⑥ まとめ:つくることで七夕がもっと身近に
① はじめに|七夕は“つくる”ことで楽しく学べる伝統行事
7月7日の七夕は、小学生にとってもなじみ深い年中行事のひとつです。「織姫と彦星が年に一度出会える日」と聞くと、子どもたちもワクワクしますよね。そんな七夕の行事に、工作という形で関わることで、子どもたちは楽しみながら日本の伝統や文化を学ぶことができます。
特に小学生の時期は、手を使った制作活動が心の発達にも大きく影響します。紙を折る、切る、貼る、描く……そうした一つひとつの作業を通して、集中力や想像力も自然と育ちます。
この記事では、小学生におすすめの七夕工作を10個厳選し、作り方や使う材料、ねらいまで丁寧に紹介していきます。授業や学童、家庭での七夕準備にもぴったりな内容です。
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② 七夕工作の魅力とねらい|小学生に七夕工作をすすめる理由
七夕工作には、単なる制作活動以上の価値があります。以下のような教育的なねらいも多く含まれています。
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伝統文化への理解
短冊や星の飾りなどをつくることで、自然と七夕の意味や背景に関心をもつようになります。 -
手先の巧緻性を高める
紙を折ったり、細かく切ったりする作業は、図工の基礎的な力にもつながります。 -
自己表現と創造性の育成
自分だけの願いごとやデザインを考える時間は、子どもにとって自由な発想を伸ばす大切な機会です。 -
集団活動や家庭のふれあいにも最適
学校、学童、家庭など、どんな場所でも取り組め、完成した作品を飾ることで場の一体感が生まれます。
③ 小学生におすすめの七夕工作10選|短冊・飾り・星のクラフトアイデア集
ここでは、現場ですぐに活用できるように、各工作ごとに【概要】【ねらい】【準備物】【作り方】【対象学年の目安】を詳しく記載しています。時間や活動人数、教材の有無に応じてお選びください。
1. 定番!願いごと短冊
概要:七夕といえば、願いごとを書く短冊が定番。色とりどりの紙に願いを込めて飾ります。
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ねらい:自分の願いや将来を言葉で表現する力を育てる。
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準備物:色画用紙または折り紙、はさみ、パンチ、ひも、ペン
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作り方:
① 細長くカットした色紙にパンチで穴を開ける
② 紐を通す
③ 願いごとを書く(できれば縦書きで) -
対象学年:1年生〜全学年対応
※短冊の色には意味があります(赤=感謝、黄=人間関係、青=努力など)。学年に応じて紹介してもよいでしょう。
2. 天の川の壁飾り
概要:色紙や銀紙を使って、教室や家庭の壁面に流れるような「天の川」を作ります。
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ねらい:空間装飾の楽しさを知り、共同制作の楽しさを味わう。
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準備物:黒の模造紙(背景用)、銀紙、星形のシールや折り紙、のり、はさみ
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作り方:
① 黒の紙を背景として掲示
② 銀紙を細長くカットして天の川に見立てて貼る
③ 星形の飾りや短冊を自由に貼る -
対象学年:2年生〜(共同制作におすすめ)
3. 織姫と彦星の顔パペット
概要:織姫と彦星の顔を自由に描いたパペットをつくり、物語を演じる遊びにも展開できます。
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ねらい:登場人物への理解を深め、表現活動にもつなげる。
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準備物:紙皿または画用紙、クレヨンやマーカー、割り箸、のり、飾り(綿・布・シール)
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作り方:
① 紙皿に織姫と彦星の顔を描く
② 髪や服を色紙で装飾
③ 割り箸を裏に貼ってパペットにする -
対象学年:全学年(特に低学年向け)
4. 立体星のオーナメント
概要:立体的に仕上がる星の飾り。吊るすと華やかで、飾りごたえも抜群。
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ねらい:空間的な構成と折り紙技術の応用を学ぶ。
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準備物:金・銀・色折り紙(3枚以上)、のり、ひも、ホッチキス
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作り方:
① 正方形の折り紙を3枚用意
② それぞれを星型に切って折り、中央で貼り合わせて立体にする
③ 紐を通して天井などに吊るす -
対象学年:3年生〜高学年向け
5. カラフルちょうちん飾り
概要:切り込みを入れた折り紙でちょうちん風の飾りを作ります。
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ねらい:紙の構造変化に気づき、立体への関心を高める。
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準備物:折り紙、はさみ、のり、ホッチキス、ひも
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作り方:
① 折り紙を半分に折る
② 折り目側から切り込みを均等に入れる(上下1〜2cmは切らない)
③ 両端を丸めて輪にし、ホッチキスで留める
④ 上部に紐を通す -
対象学年:1〜3年生向け
6. くるくる吹き流し
概要:風に揺れて美しく回る吹き流し。窓辺や廊下の装飾にぴったりの七夕飾りです。
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ねらい:風との関わりや視覚的な美しさを楽しみ、装飾の工夫を体験する。
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準備物:色画用紙または折り紙、はさみ、のり、ホッチキス、ひも
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作り方:
① 丸く切った画用紙をらせん状に外側から内側へ切り込む
② 吊るす穴を上部にあけて紐を通す
③ 表面にシールや星を貼って装飾する -
対象学年:1年生〜(低学年でも簡単に楽しめる)
7. 織姫と彦星の折り紙飾り
概要:折り紙で織姫と彦星の着物姿を表現。個性を出しやすく、完成度も高く見える人気作品です。
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ねらい:折り紙の基礎から応用へステップアップし、日本的な美意識を育てる。
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準備物:折り紙、のり、黒ペン(顔を描く用)、シールなど
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作り方:
① 顔部分は正方形折り紙で簡単な「丸顔」を作る
② 着物部分はもう一枚の折り紙で下半身を包むように折る
③ 顔を描いて着物部分に貼る -
対象学年:全学年(高学年ならアレンジも◎)
8. 紙皿で作る天の川モビール
概要:紙皿をベースにした吊り下げ式モビール。星や月、織姫と彦星のパーツを揺らしながら楽しめます。
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ねらい:バランスや構成を考える工作で、創造的な発想を育む。
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準備物:紙皿、糸、折り紙、はさみ、のり、穴あけパンチ
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作り方:
① 紙皿に星の飾りや銀の折り紙を貼って「天の川」にする
② 星や織姫・彦星のパーツを吊るす糸に貼りつける
③ 糸の反対側を紙皿に結びつける -
対象学年:1〜3年生向け
9. 星空ランタン
概要:星形の穴から光が漏れる、幻想的な「星空」を感じるランタン型工作。
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ねらい:光と影の仕組みに気づく理科的要素を含んだ工作。
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準備物:黒画用紙、LEDライト(電池式)、カッター、セロハン、のり
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作り方:
① 黒い厚紙に星の形をカッターでくり抜く
② 裏からセロハンを貼って色をつける
③ 筒状に巻いて底にライトを入れる(安全確認を忘れずに) -
対象学年:4年生以上(刃物使用のため)
10. お菓子の包み紙で作るエコ七夕飾り
概要:食べ終わったお菓子の袋やリボンを再利用して作る、サステナブルな七夕飾り。
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ねらい:環境への意識を持ちながら創造力を活かすリサイクル活動。
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準備物:お菓子の包み紙、のり、ホッチキス、はさみ、ひも
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作り方:
① 包み紙を切って短冊や星型に加工
② 他の材料と組み合わせて吹き流しやオーナメントにアレンジ
③ 作品に「どんなお菓子だったか」メモをつけても面白い -
対象学年:全学年(自由研究にも最適)
④ 学年別・場面別におすすめの工作を選ぶコツ
七夕工作を実施する場面や対象によって、適した工作は変わってきます。以下のように整理すると、よりスムーズな活動計画が立てられます。
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低学年(1〜2年生)
→ 短冊、ちょうちん、吹き流し、顔パペットなど「切る・貼る・描く」が中心の簡単なもの -
中学年(3〜4年生)
→ 天の川の壁飾り、折り紙の織姫と彦星、立体星、モビールなど「構成力」を活かす作品 -
高学年(5〜6年生)
→ ランタン、エコ飾り、物語性のある演出など、時間をかけて取り組めるもの
実施場面別アドバイス:
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授業や図工の時間:共通のテーマ(願いや未来など)で統一感のある飾りに
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学童保育・クラブ活動:短時間で達成感が得られるものを選ぶのがおすすめ
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家庭:道具が少なくてもできる作品を選び、親子で対話しながら楽しむと◎
⑤ 安全に楽しく作るためのポイント
子どもたちが安心して取り組めるよう、以下の点に注意しましょう。
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事前に材料の確認と準備
→ 特に刃物や小さいパーツの扱いは大人が確認を -
使い方の見本を見せてからスタート
→ 特に折り方や貼り方は実演すると理解度UP -
完成後の掲示や飾り方にも工夫を
→ 風に揺れる作品は高い場所に、ランタンは暗所に飾ると効果的 -
片付けの手順も含めて計画的に
→ 活動の最後に「見せ合いっこ」や「作品紹介」の時間を取ると達成感が増します
⑥ まとめ:つくることで七夕がもっと身近に
七夕は、日本の伝統文化を親しみやすく体験できる絶好のチャンスです。短冊を書くだけで終わるのではなく、手を動かして「つくる」ことで、子どもたちは七夕の意味をより深く理解し、記憶に残る行事となります。
今回ご紹介した工作は、すべて小学生が取り組みやすく、先生や保護者の負担も少ないアイデアばかり。作って楽しい、飾って嬉しい、みんなで七夕を彩る時間を、ぜひ楽しんでください。
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